ファイアーエムブレム風花雪月 異国のサムライ   作:戦国のえいりあん

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支援会話が書きたくなったので、勢いで書きました!
今回はみんな大好きベレス先生ですよ!


支援会話C フウカ×ベレス

 

・カルグ=マク大修道院 フウカの部屋の前

 

 

「フウカ、居るか?」

 

 

フウカの部屋の前に立っていたのは数冊の本を抱えたベレスだった。実はこの本はフウカがセテスに注文した本でなかなか手に入らない貴重な本を彼が特別に取り寄せてくれたのだ。その本を届けようと向かっていたセテスと通りかかったベレスが偶然遭遇し、善意で彼女が代わりに本をフウカに届けに来たというわけだ。

そうしてフウカの部屋までやって来たベレスは早速、部屋をノックして彼女が居るのか確かめる。

 

 

「その声は…先生?何か御用でしょうか?」

 

「セテスさんの代わりに本を届けに来た」

 

「あ!わざわざ届けに来てくださったのですか?ありがとうございます。どうぞ入ってください」

 

「ああ、失礼するよ」

 

 

お言葉に甘えてベレスはフウカの部屋に足を踏み入れたが部屋に入った瞬間、目を疑う光景に普段は感情を表に出さないベレスが思わず動揺する。

 

 

「ふ、フウカ…!?…何だ、その…格好は…」

 

「あはは、すみません、着替えていた最中だったので…」

 

「き、着替え…?それは下着なのか?」

 

 

ベレスの前には包帯のような布を胸と下半身に巻き付けたほぼ半裸状態のフウカの姿があった。しかし、見たこともない下着といろんな意味で危ないその姿にベレスは赤面すると慌てて部屋を退出した。

 

 

「す、すまない!自分は外で待ってるから!」

 

「え?先生?別に女の子同士なのですから気にしなくても…」

 

 

その後、着替え終えたフウカは改めてベレスを部屋に招いた。本をフウカに届けた後、ベレスはそのまま立ち去ろうとしたのだがフウカに本を届けてくれた礼をしたいと誘われて、そのまま一緒に茶会をすることになり二人は茶と菓子を堪能しながら談笑していた。

 

 

「今日はありがとうございます。ささ、どうぞ召し上がってください先生!これは、私の故郷のお茶と菓子です」

 

「あ、ああ、ありがとう。ところでフウカ、少し聞きたいのだが…」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「さっきの格好だが…胸や下に包帯のようなものを巻いていたけど、あれが下着なのか?」

 

「はい、そうですよ。あれは"さらし"と"ふんどし"と言って故郷の下着なのです。やはり先生も見たことが無いのですね…他の皆様も同じような反応をするんですよ…」

 

 

…いや、誰がどう見ても同じ反応をすると思う、と珍しくベレスが内心つっこみを入れる。ちなみに同じようにフウカの下着姿を見たカトリーヌは「な、何考えてんだ!こ、この変態野郎っ!」と言われ、イングリットからは「は、は、破廉恥ですっ!!フウカ殿!気は確かなのですかっ!?」と顔を真っ赤にして怒鳴られたそうだ。

 

 

「私の下着って、そんなに変ですか…?故郷じゃそんなこと誰にも言われなかったのに…ぐすん」

 

「ま、まあ、文化の違いだから仕方ないね。すぐには受け入れらない者も多いと思う。あまり気にせずにフウカらしくすればいいのではないか?」

 

「ありがとうございます…先生はいつも否定せずに受け入れてくれるのですね…!貴方の広い御心に感服致します」

 

「そんなことはない、自分なんてまだまだだ」

 

「いえいえ!先生からは教わってばかりです!どうか今日はこれまでの感謝も込めてお礼をさせてください!」

 

 

そういうとフウカはベレスの前に、変わった形の茶器と小さな木製の皿に盛られた見たこともない菓子を差し出した。どれも見たこともない食べ物に首を傾げるベレスだがフウカに熱心に勧められその菓子と茶を口にする。

 

 

「…苦い。なんと言うか、独特な味のお茶だね…」

 

「ひょっとして、口に合いませんでしたか…?すみません、皆様もあまり好きじゃないとよく言われますので、無理して飲まれなくても…」

 

「でも、この苦味が癖になるかもしれない。それに、このお茶とこの菓子を食べればさらに美味しいね」

 

「ほ、本当ですかっ!?」

 

 

茶を飲みながら同じく勧められた謎の菓子を一緒に食べる。小さな薄い円方で表面には焼き跡が付き、ほどよい固さで一口噛るとパリッ!と心地のよい音とがする。

 

 

「美味しい。これはなんて言う菓子なの?」

 

「はい!それは"煎餅"と言います!故郷で作られる"米"を粉にして焼き揚げた菓子です。絶妙な甘さと歯ごたえ…この緑茶と共に食べれば最高なんですよっ!!それにとても長持ちなので、旅のお供にもいいですよ!」

 

「うん、確かに最高の気分だ。これを食べながらのんびり過ごすのもいいかもしれない」

 

「あ!もう一杯いかがですか?」

 

「じゃあ、お願いしようかな」

 

「分かりました!暫しお待ちを!」

 

 

フウカは嬉しそうに手慣れた手つきで道具を用意し茶を淹れ始める。しかし、そんな茶を点てるフウカの姿をベレスは静かに観察する。先ほどまでの明るい雰囲気はなく真剣な表情で手を動かしている。その動きは洗練され仕草や行動にどこか優雅と気品のようなもの感じ、今の彼女はとても剣士とは思えない。

 

 

「お待たせしました!ささ、どうぞ!」

 

「ああ…ありがとう」

 

 

茶を点て終わった瞬間、いつもの明るいフウカに戻る。今の作法はとても一般人のものではない、もしや彼女は故郷では高貴な身分だったのだろうか?とベレスは茶を啜りながら思っていた。その後、談笑して茶と菓子を食べ終えるとベレスは静かに立ち上がる。

 

 

「これ以上邪魔しては悪い、自分はもう行く。今日はありがとう」

 

「いえ、お礼を言うのは私の方です。また、機会があったらいつでも遊びに来てください!」

 

「ああ、また頼む」

 

 

そういうとベレスはフウカの部屋を後にし、フウカもまた一礼してそれを見送った。そして帰り道の途中、ベレスはあることを考えていた。それはフウカが注文した本のことだ。

 

 

(一冊目は普通だったが…)

 

 

一冊目は大陸の武器や世界の珍しい武器などが記されている図鑑のような本だ。フウカは刀剣や珍しい武器を眺めたり見るのが好きだそうで、ここまでならばよく分かる。

しかし、残りの二冊はというと…

 

 

(二冊目のあの本は何だったんだ…?)

 

 

二冊目は世界の生物図鑑でこの大陸や世界の様々な動物や生物の生態などが詳しく記されている貴重な本だそうで一冊目の武器本よりも分厚い本だ。

 

 

(何に使うんだ?ひょっとしてフウカは動物が好きなのだろうか?)

 

 

だがこの時、ベレスは勘違いしていた。

動物や生物の生態を調べる趣味があったとは、武芸一筋の彼女にも勤勉な一面があったのだと感心していたのだが、後になってそれはただ食用として食べる時の"味"だけを調べたかったということが後々に明らかになるのは別の話だ。

そして、最後の三冊目は…

 

 

(………)

 

 

三冊目は表紙に「健康の秘訣法」と書かれた本で、裏には"これを読めばあなたも健康に!"とも書かれてあった。

…深くは聞かなかった。

 

 

(…頑張れ!フウカ!!)

 

 

ベレスは静かに拳を握って声援を送った。

 

 

ベレスとの支援が上がった!




実はフウカの挿絵を描き直しました!
前よりもパワーアップして可愛いくなってると思います!
…こちらの話ですが絵も上手くなりたいです!
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