父親が斬る………といいなぁ   作:初任者

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第3話です。
そういえば、最近のアニメを見ていないことに気付きました。今度時間を作ってゆっくり見たいです。


第3話ーエスデスの策略ー

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第3話

ーエスデスの策略ー

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☆☆☆☆☆☆☆☆

○タツミside○

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

ーーー帝国将軍エスデス帰還。

 

その報告を受けた俺達は、アジトに集まっていた。

 

 

*********

○ナイトレイドアジト○

 

 

「てか、話は聞いてたけどエスデスって誰?」

 

 

俺の質問に、全員がため息を吐き出す。

 

 

「現在帝国最強の将軍とされている人物だ。まあ、本人は義父が最強と思っているらしいがもう引退してるからな」

 

 

ボスが答える。

 

 

「そして奴はドSで戦争狂だ。我々反乱軍に与する事はないだろうな」

「へぇ」

 

 

俺はふむふむと話を聞く。

 

 

「っと、マイン達から報告だ」

 

 

伝書鳩を腕に停めたラバが、声を上げる。

 

 

「明日エスデス将軍が昼頃に重大な告知を行うらしい」

「ふむ、タツミ」

 

 

ボスが俺に視線を向ける。

 

 

「いい機会だ。告知会場に行ってエスデスの顔を確認してこい」

「分かった」

 

 

こうして、俺は帝都に潜入した。

 

 

*********

○翌日○

○帝都○

○とある広場○

 

 

「諸君、よく集まってくれた」

 

 

エスデス将軍の声が、拡声器によって響く。

 

 

「すごい数だな」

 

 

フードを被った俺達は声が響き渡る会場で、おしくらまんじゅう状態になりながらエスデス将軍を見る。

 

 

「あの人どっかで見たような………」

「あ?有名人だしなぁ‼︎ クソキツイ‼︎」

 

 

ラバが自分の空間を確保しようと奮闘してるのを一瞬確認しながら、視線をエスデス将軍に向ける。

 

 

「やっぱりどこかで見たことがある気がする………」

 

 

エスデス将軍の話は続く。

 

 

「諸君に集まってもらったのは他でもない。とある人物を探しているからだ‼︎」

「「ーーーっ⁉︎」」

 

 

俺達ナイトレイド(現在指名手配されてはいないが………)はドキッとする。

 

 

「その人物の名前はーーー"タツミ"だ」

 

 

バサリとエスデス将軍の背後に、そのタツミらしき似顔絵(というか全身像の絵)の垂れ幕が下がる。 それは明らかに俺であった。

 

 

「(お、俺ーーー⁉︎)」

「(おい‼︎ お前何やったーーー⁉︎)」

「(いやいやいや‼︎ 何もやってないって‼︎)」

 

 

ラバも混乱しているらしく俺を小声で問い詰める。

 

 

「見つけた者には褒美を与える‼︎ 発見に結びつく重要情報の提供であっても金一封を与える‼︎ ただし‼︎ 傷つける事は許さない‼︎ 無事に私の前に連れてこい‼︎」

「「「「「うぉおおおお‼︎」」」」」」

 

 

会場が熱を帯びる。

 

 

「(やべぇ、逃げるぞ)」

「(そ、そうだな)」

 

 

俺達はそろーりそろーりと逃げ始める。

 

しかし、その言葉は俺達が出口近くまで来た時点で放たれた。

 

 

「特に"この場でフードなどで顔を隠している場合は注意せよ"」

「「(おいーーー⁉︎)」」

 

 

周囲の視線がこちらに集まる。

 

 

「クソ、逃げるぞ‼︎」

「お、おう‼︎」

 

 

俺達は強行突破にかかる。

 

 

「ん?おい、お前達‼︎」

「悪い‼︎」

「ぐっふ」

 

 

兵士を突き飛ばして、俺達は広場から出る。

 

 

「クソ、ナイトレイドの一員とバレたか?」

「分からないが、逃げるしかないだろ」

 

 

俺達は隠れ家へ急ぐ。

 

 

「ちょーと待ってもらおうかな?」

 

 

しかし、俺達は足を止められる。

 

 

「僕はエスデス将軍が配下、三獣士が1人【ニャウ】」

「ちっ‼︎」

 

 

ラバが逃走用煙玉を破裂させる。

 

 

「ゴホゴホ」

 

 

ニャウとやらが咳き込んでいる間に、逃走を再開させる。

 

 

「ゴホゴホ………あれ?どこ行った?」

 

 

しばらく走ると、隠れ家が見えてくる。

 

 

「周囲に人は?」

「居ないようだ。早く行け。お前が狙われてるんだぞ」

 

 

俺は建物の中に入る。

 

 

「あとはしばらく様子見だな。お前は隠し通路でアジトに行け」

「すまない、ラバ」

 

 

俺は隠し通路でアジトへと向かった。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

○タツミsideEND○

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

家から飛び出して数日が過ぎたカイドウだ。

 

現在俺は、森を抜けて帝都よりいくつか前の辺境の街に向かっていた。

 

………その筈だった。

 

 

*********

○とある山道○

 

 

「ああ、クソッタレ。何だこの【危険種】は?」

 

 

ゴキと首の関節を鳴らしながら、バケモノの死体の上に腰掛ける。

 

 

「何かの実験動物か?ずいぶん人型に近いが………」

 

 

周囲にはそのバケモノの死体達が、何十も倒れていた。

 

 

「しかしまあ、一つ言えるのはーーー"手を出す相手を間違えたな"」

 

 

俺はポケットからタバコを取り出し、口に咥え、マッチで火をつける。

 

 

「………ふぅ」

 

 

煙が夕暮れの空に消えていく。

 

 

「さてはて、近くに泊めてくれそうな民家があるといいんだがなぁ」

 

 

こんな危険種が出る以上は、あまり暗い中を歩くべきではない。

 

 

「というか、帝都に行く道で山道なんてあったか?」

 

 

帝都は未だ遠い(←そもそも方向音痴)。

 

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エンド

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