10話です。
「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実戦してもらう。織斑、オルコット、柊、試しに飛んでみせろ。」
今日も元気に授業を受けている自分たち、3人で前に出た。
(.....じゃじゃ馬.....いけるな?.......来い!)
そう伝えると、ISが体に纏った。
「早くしろ。熟練したIS操縦者は展開まで1秒とかからないぞ。」
横を見ると、一夏がまだ纏っていなかった。セシリアは俺より早く纏っていた。流石です。
「集中しろ。」
まだ何か考えていたのか纏っていなかった。そして、やっと一夏もISを纏った。.......あれが、一夏の専用機....「白式」か.....
「よし、飛べ」
そう指示をされ飛んだ。セシリアさん速いなぁ.....瞬発力なら負けんが......んー、やはり練習の差か.....
「何をやっている。スペック上の出力では白式の方が上だぞ。」
下を見ると、一夏はまだまだ下だった。
「おい、一夏大丈夫か?」
「あ、あぁ。」
俺は一夏の元へ行き、そのまま急降下して落ちても困るから手助けをだした。
「一夏さん、イメージは所詮イメージ。自分がやりやすい方法を模索する方が建設的でしてよ?」
セシリアは通信でアドバイスを出したが、
「そう言われてもなぁ....大体、空を飛ぶ感覚自体がまだあやふやなんだよ.....なんで浮いてるんだ....これ。」
ごもっともである。俺も最初は走るならまだしも、浮くというのは初体験だから困惑した......いや、考える前に天井やら床に激突したから怒り任せに飛んでいた.......
「.....ワイヤーアクションだと思って飛んでみ?ほら、ジャッキーのように....」
「どんな方法ですの......そもそもジャッキーって何ですの?」
嘘だろ!?あのジャッキーを知らないのか!?
「ジャッキー.....ジャッキー・チェンという香港俳優だよ......あー、そういえば昔の映画だから知らないのか.......てか、父さん.....何であんなものを持ってたんだよ......」
父さんの趣味が多様過ぎたことを思い出した。特撮やらアニメやらはたまた色んな映画.......大本は日本の物は好きだったなぁ.....
「....まぁ良いですわね....一夏さん私が説明致しましょうか?少し長いですが。」
「あ、説明は大丈夫です。」
「....そうですか。あ、大地さんはどうです?」
「いえ、結構で。」
セシリアの説明は専門用語が多過ぎて分からなくなる.....いや、説明してくれるのは有り難いし、言いたいこともなんとなく分かる......だが
「あら、どうしてですの?」
「......文学を専門をしてるやつが、超難問の数学の話を聞いて眠くなること同じだから....」
「?」
「あー、大地.....分かる」
一夏は分かってくれたか......つまり!楽しい教科や凄い良い先生なら話をしっかり聞くが、苦手な教科や難しい話などは眠ってしまう話ということだ.....
「?ま、まぁ、この後でもたっぷり時間がありますので指導させていただきますわ。」
「「....あ、ありがとございます」」
もの凄い良い笑顔でそう言ってくる.....断れるか!!こんなことされれば「はい」としか返事が出来なくなるわ!!
「一夏ぁぁ!!!!!いつまでそんなところにいる!!早く降りてこい!!」
『っ!?』
いきなり全員の通信回線から怒鳴り声が響いた。
「うぉぉぉぉぉ.....耳がぁぁぁぁぁ!!!!!」
「だ、大丈夫ですの!?大地さん!!」
鼓膜はギリギリ破れなかったが、今もずっと「キーン」という音が流れてる....耳が良いというのも困る....下を見ると、怒鳴り声の正体は山田先生のインカムを奪った篠ノ之さんだった。そして、織斑先生にバレていつもの出席簿アタックだ。
シノノハ カイシンノ イチゲキヲ クラッタ
メノマエガ クラクナッタ
オォォ ユウシャ シノノヨ シンデシマウトハ ナサケナイ
「おい柊......変なことを考えてる暇があるならお前から急降下と完全停止をやってみせろ。」
「......了解です。」
何故バレたし!?やっぱり、この人心を見れるサイキックでもあるんじゃないか!?
「大地さん....大丈夫ですの?」
いかんいかん......そうだったな、急降下と完全停止......急降下.....急降下......
「.....大地?」
あぁ、何で今になってあれを思い出すかな......震えてきやがった.....激突は嫌だ....骨が痛むあの痛み....あぁ....嫌だ......死にたくない.....
「はぁ.......はぁ......はぁ.......」
「大地さん.....」
「!?....あ、あぁ、セシリア.....行くか.......」
いつの間にか、セシリアが俺の側によって来て震える体に手を置いたお陰で、震えが収まった。そして、そのまま急降下を行った。
(じゃじゃ馬.......頼む......頼むから......あの時のようには.....)
そして....
「......まだまだだな.......柊、少し休め....」
「....はい」
織斑先生に休む許可を貰い、皆とは少し離れた場所で体育座りで休んだ。
「大地さん......大丈夫ですか?」
私も急降下と完全停止が終わり大地さんの元へ来ていた。
「あぁ....すまん」
「別に迷惑はかかっていませんから謝らないでください。.......急降下が怖いのですか?」
「.......あぁ」
急降下と聞いてだんだん顔が青くなっていた大地を心配していたが、ある疑問が浮かんだ。
「ですが、決闘中は何もありませんでしたわよね。」
「決闘とかは、次の相手の行動、次にどう動けば良いか考えてるからそんな余裕はないから恐怖がないだけで、今回みたいな余裕や落ち着いてる時とかは.......つい.....練習中の時の.....あの激突を思い出してしまう......」
「.......」
そういえば、大地さんのISは拒否するように何度も床や天井に激突していたんでしたわよね......
「今回は天井とかないから平気だが.......あったらどうなったことやら......」
「......ふふっ」
「え?そこ笑うとこか!?」
「だって.....ふふっ....貴方にも怖い物があるだなんて.....」
「....そりゃあ、怖い物は俺にでもあるさ.....例えば、さっきの激突だろ?そr「ずどぉぉぉぉぉん!!!」!?何だ!?」
突然、大きな音と揺れが起こり見渡すと前の方で土煙が起こっていた。
「あ、セッシーとわんわんお。」
「あ、本音さん!一体何が!?」
土煙の方へ行くと、本音がいて二人は事情を聞いた。
「は、はぁ、急降下した一夏さんが止まらずに地面と激突......」
「で、グラウンドに穴を開けたと....」
「うん」
「「何をやってんだ.....」」
一夏は今現在、織斑先生にお叱りを受けていた。
「俺のじゃじゃ馬みたいに拒否されてる感じじゃねぇのに......」
「あ、あはははは」
お叱りが終わったのか、織斑先生が「こちらへ来い」という声もかかり、授業に戻った。
「はぁ.......なんとか逃げ切った.....」
あの後、一夏は穴を埋める作業をしようとしたが
「大地!!!!!頼む!!!手伝ってくれ!!!......って?あれ?大地?」
「(馬鹿か......自分のことは自分でやれ.....逃げるんだよ~スモーキー!!)」
一夏の次の行動を読んで、さっさとその場から離れた。そして、昼なので食堂へ向かっていた。だが、
「よぅ!」
「どうもっす」
「.....げぇ」
食堂の前である二人に出会った。
「何だよいきなり嫌そうな顔しやがって!」
「酷くないっすか?」
「そっちこそ何ですか?.........ケイシー先輩、サファイア先輩......」
3年のダリル・ケイシー先輩と2年のフォルテ・サファイア先輩に出会った。会ったのは数日前で、ケイシー先輩がアメリカ代表候補で自分の産まれや血筋がアメリカということもあり話をしよう......という本人談....実際はアメリカに引き込もうとしてると感じれる。サファイア先輩はギリシャだから関係無いと思ったが、こっちは俺のデータとかが欲しいだろうな......ケイシー先輩に至っては.....勘が囁く.....こいつは駄目だという勘が働く......だから、警戒してるし会うのが嫌だ....それに.....
「何だよ....さっきから俺たちのことをジロジロ見て.....」
「?何か悪い物でも食べたんっすか?」
と、手を繋ぎ二人で密着しながらこっちを心配していた。
「......いえ......お二人の.....その.......愛を確かめ会う邪魔をしてはいけないと思いまして....」
「「ぶっ!!」」
そうこの二人......百合なのである!現実の百合なのである!皆も「あらあら」という感じで暖かい眼差しで見守っている。
「お、お、お前何いってんだよ!!」
「俺なんかより、早く二人で飯食べてお布団でにゃんにゃんしてください.....邪魔はしませんから.....」
「.....二人で.....にゃんにゃん....」
「おい!!戻ってこい!!!」
サファイア先輩はうぶなのか顔が真っ赤である。よし、今のうちに!!
「あ!逃げんな!!」
「すいません、お二人の邪魔をしたら周りに凄い叩かれそうなんでね!!てか、恋人同士で愛し合ってる邪魔をする方が無粋でしょうが!!」
「なぁ!?」
そこから全力で逃げた。あ、飯どうしよう......自動販売機のふるふるゼリーでも飲もう.....ペットボトルのを!!
FGOのイベントのレイド戦とアニメの「バビロニア」が楽しみ過ぎて辛いです。あぁ!!シドゥリさぁぁぁぁぁぁぁん!!!