「というわけで!!織斑君クラス代表決定おめでとう!!」
『おめでとう~!!』
ぱん!ぱっぱーん!
食堂内でクラッカーが乱射された。その中の紙がある人物に降り注がれた。
「いや~、織斑君がクラス代表になって良かったね!!」
「うんうん!これでクラス対抗戦は盛りがあるし、勝てる可能性もグンッ!と上がったよ!!」
食堂では1組メンバーがいた。天井には、
『織斑一夏クラス代表就任パーティー』
とデカデカと書かれていた。
「織斑君とのクラスになって良かった~!」
「うん、ラッキーだったよね!」
だが、ちらほら別の組が混ざっているが気にしないように......そして、当のパーティーのメイン....織斑一夏は....
「.......」
このパーティーの空気に付いていけていなかった。
「人気者だな....一夏」
「....そう....見えるか?」
「ふん」
パーティーのメインの一夏と焼きもちをやいて機嫌が悪いが「こいつの隣は私だ!」と完璧にポジションを取っている箒....二人が皆がワイワイ騒いでる中、ちょびちょびとお茶などを飲んでいた。それでも、その空気は長く続かなかった。
「はいはーい!新聞部でーす。話題の新入生、織斑一夏君に特別インタビューをしにきました~!!!」
『お~!!』
突然、新聞部と名乗る生徒が現れた。
「あ、私は2年の黛薫子。よろしくね。新聞部副部長やってまーす。はいこれ名刺!」
「あ、どうも。」
そして、薫子は懐からボイスレコーダーを取り出し、ずいずいと一夏に向けていた。
「ではでは!ずばり!織斑君!クラス代表になった感想を!どうぞ!」
「えーと......」
突然のインタビューでしどろまどろになっている一夏。
「まぁ.....なんというか.....頑張ります。」
「えー、もっといいコメント頂戴よ~。俺に触るとヤケドするぜ?とか~」
「自分、不器用ですから。」
「うわっ!前時代的!!.....んー、じゃあまあ、適当にねつ造しておくから良いとして.....「はぁ!?ちょっ」セシリアちゃんも!コメント頂戴!!」
次は一夏からセシリアにターゲットが移った。
「んんっ!ではまず、どうして私がクラス代表を辞退したかというと、それはつまr「あぁ、長そうだから良いや!」ちょっと!!貴女ねぇ!」
「あ、写真だけ頂戴ね~。」
「最後まで話を聞きなさいな.......」
「あ、別に良いよ、こっちで適当にねつ造しておくから。よし、織斑君に惚れたからってことにしよう。」
「........貴女......馬鹿ですの?」
「あ、あれ?じ、じゃあ!もう1r「あれ~、そういえばわんわんおは~?」え?何そのあだ名!!」
あだ名を聞こうとするが、全員周囲を見渡すが大地だけが見当たらなかった。
「あ、本当だ。」
「そういえば、気付かなかった。」
全員がパーティーに盛り上がっていたせいか1人の存在を忘れていた。
「.....はぁー、私が探して来ますわ。」
「さっすが!セシリアさん!いってらっしゃっい~」
「へぇー、今回の見出は『イギリスのお嬢様と白き犬の恋事情』にけt「ガギンッ!」...ふぇ?ああああああ!!!私のボイスレコーダーがぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
いつの間にか薫子に接近していたセシリアがナイフでボイスレコーダーを真っ二つにしていた。
「それでは。」
後ろから罵倒や悲鳴が聞こえていたが.......自業自得である。
「本当に.....あの方は何処にいるのでしょう?」
食堂から出たセシリアは、自分の部屋や教室やアリーナなどに行き大地を探していたが、一向に見つからなかった。すると、
「おや?どうしました?オルコットさん。」
「こんばんは、轡木さん。」
前から用務員の轡木がいた。
「.....すみませんが、轡木さんは大地さんが何処にいらっしゃるか分かりませんか?」
一抹の希望を胸に聞くと
「あぁ、柊君なら私と花壇などな作業を手伝ってくれた後、屋上の鍵を貸してくれと.....多分、屋上にいると思われるよ?」
「屋上.....ですわね。分かりましたわ。ありがとうございます。」
そして、屋上へ向けて走って行った。
「.....いや~、若い者同士.....良いね~」
轡木から大地の居場所を教えてもらい、屋上へ登っていき、扉の前に立つと
「~♪~♪」
歌声が聞こえて来た。少し、扉を開けて覗くと
「I will not die,
I'll wait here for you
I feel alive,
when you're beside me
I will not die,
I'll wait here for you
In my time of dying」
屋上で寝そべり空を見ながら、歌を歌っている大地がいた。
「.......」
月の光に照らされ、白い髪が一層輝きを放ち風に揺られて.....ただ一言
「綺麗.....」
「.......誰?」
「っ!?」
たった、その一言で気付かれてしまったセシリア。何とか隠れようとするも
「.....何やってんだ.....お前.....」
すぐに見つかったしまった。手にはイヤホンが挿されているスマホがあった。
「あ、あの.........大地さんがパーティーにいなかったので探しに来まして........」
「あぁ、そういうこと......俺はパスで.....」
「どうして?」
「......ちょっと、体調が優れんくてな......」
よく見ると、遠くでは月の光によって分からなかったが、少し青かった。
「.....手伝ってるとだんだんな.....それで屋上で風に当たって気分が優れるかと思ったら......駄目だな......だから、俺は部屋に戻るわ....皆に申し訳ないって伝えてくれ......ほら、閉めるぞ。」
大地は屋上の扉を閉め、トボトボと帰って行った。だが、
「あ?」
大地の横にセシリアが付いて来た。
「.....体調が優れない方をみすみす1人で歩かせれませんわ.....倒れたらどうするおつもりで?」
「......這いつくばってでも部屋に行く。」
「それでは、皆さんが驚かれますわ。さぁ!ゆっくり慎重に歩きますわよ。」
「はぁー、へいへい。」
セシリアに連れられ、部屋に行った。
だが、
パシャっ!
「あ?」
「いや~!セシリアちゃんの後ろをこそこそ付いて来て正解だったわ!!仲良く二人のツーショットが撮れたわ!!」
いつの間にか、食堂にいた薫子がデジカメを持ってそこにいた。
「......」
「あ、あの大地さん?」
「見出は.....そうだよね.....あっ!『名も無き白き獣とお嬢様の秘密の関係!?』ってどう?ってあれ?」
大地は無言でその薫子の元へ行き
「どうも。少し、そのデジカメを拝借しても?撮った写真を見たくて。」
もの凄い......笑顔だった。
「え!?あ.....はい、どうぞ。」
そのもの凄い笑顔の圧で怖く感じて断れずに薫子はデジカメを渡した。それが、悲劇とも知らずに....
「......おらぁ!!」
バギッ!
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!私のデジカメがぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
デジカメを床に落とし、デジカメを踏み潰した。
「......くだらねぇもんを撮ってんじゃねぇよ.....たくっ.....」
「あ、待ってください大地さん。」
何事もなかったように二人はその場を後にした。......後ろから、「呪ってやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」という悲鳴に似た何かをバックに......
1組とそのメンバー+その他がパーティーを.......大地とセシリアが部屋に戻っている最中.....IS学園のゲート前に、小柄な体に不釣り合いなボストンバックを持った少女が立っていた。
「ふうん、ここがそうなんだ.......少し時間がずれたけど.......てか、何で!!飛行機が数時間も遅れるのよ!!」
飛行機の謎の遅延に怒りながら、彼女は学園に入って行った。
「あぁ!!もう!!本校舎1階総合事務受付って何処なのよ!!」
手には大雑把に入れて、ボロボロになった紙が握られていたが、迷っていた。少女よ.......そこに案内板があるだろ?
「はっ!!何処からか私の頭の中に声が!!あっ!案内板あった!!」
聞こえるな!聞こえるな!
「これは....神様が私と一夏を会わすための声だったりして!!」
何処までこの少女は前向きなのだろうか.......そして、案内板に書かれた道を写真に撮り、やっと事務受付までたどり着いたそうな.......
至らない点や誤字やアドバイスがあれば良ければ活動報告に用意しているのでそこに御願いします。
大地が歌っていた曲は、Three Days GraceのTime Of Dyingです。ぜひ、聞いてみてください。