INFINITE・WOLF   作:死告天使

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21話です!!どうぞ、楽しんでください!


21話

 

 

あれから、数日が経った。

 

「......どうするか.....」

 

大地は部屋で予定表を見て唸りながらあることを悩んでいた。それは....

 

「この日は......一夏と一緒に久しぶりに弾と会う約束してるし、もう1日は研究所の人たちが来て話合いがあるし.....残りの休みをどうするか.......」

 

そう休日の過ごし方を悩んでいた。轡木から外出届けを貰い、最初は「休みまで時間あるからすぐ決まるだろう」と楽観的に考えていたが......ここが女子高だと

思い出し....落胆していた。.....と考えていると....

 

「あら?大地さん、どうしましたの?」

 

「あぁ......いや、休日はどうしようかって.....悩んでてな.....」

 

「あぁぁぁぁぁ」と言いながら頭をかきむしり悩みを告げた。すると、

 

「......でしたら、明日は私と出かけませんこと?」

 

「.......え?マジで?」

 

「あら、嫌でした?」

 

「いえ!滅相もありません!!......まさか、誘ってくれるとは......思わなくてな......」

 

「あら、大地さんが私を非情な人に見えていたとは......残念ですわね....」

 

「申し訳ありません!!」

 

ベッドで見事な土下座をした大地。

 

「ふふふ......冗談ですわ.......私は買いたい物がありますが、大地さんは何かやりたいことありますか?」

 

セシリアはそう聞くと、大地は「んー」と唸り少し考えると何か思い出したのか新しいスマホをいじり、ある画面を見せた。

 

「......これ.....見に行きたいんだよ......」

 

「何ですか?.........『クロスビッキの魔法姫と怪物』.....これって....」

 

「そう!!俺が読んでる本がアニメ映画化するんだよ!!」

 

今まで見たことがないほど目がマジの大地を見たセシリアは少し引いていた。

 

「......んんっ.....昔からこの人が書いてる本が好きでな......」

 

大地は本を取り出し、セシリアに見せた。

 

「えっと......作者は.....『漆黒の聖女』さんですか。」

 

「そう.....姉妹で作者だから凄いよな....姉が先にデビューしてから、すぐに妹もデビュー.....ヤベェ姉妹だよな.....」

 

「そうなんですの........大地さんって.....」

 

「ん?どうした?」

 

「.....結構、恋愛物の本を読みますわよね。この前も図書室で静かに赤くなったり泣いたりしてましたもんね。」

 

「......見られてたのかよ.....」

 

セシリアは大地が図書室や部屋で本を読んでいるのを知っており、たまに内容を聞いたりしていて、ほとんどが恋愛に関する物だった。

 

「......あの時も本音さんたちに知られたくなかったんですよね?」

 

「......絶対!!あいつら!!俺をからかうからな!!」

 

食堂で本音たちにどんな本だったのか聞かれた時、あの時の本も恋愛物だった。

 

「.........熱中してしまうほど好きなんですね...」

 

「......あぁ......じゃあ、この日.....よろしくお願いいたします。」

 

「はい、こちらこそ。」

 

「それなら......準備しないとな.....」

 

大地がそう言うと、何処かへ行こうとしていた。

 

「大地さん、何処へ?」

 

「ん?あぁ、ちょっと頼み事にな.....」

 

「はぁ....」

 

そう言うと大地は部屋から出て行った。

「.....ちょっとどんな内容なのでしょう.....」

 

セシリアは大地が置いて行った本を手に取り読み始めた。その後、その本の内容が良すぎて泣いているところを戻ってきた大地と遭遇した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜

 

「........よし!」

 

大地はシャワー室にある物を持って準備し覚悟を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......大地さん、遅いですわね。」

 

いつもは短い時間でシャワー室から出る大地が結構な時間、シャワー室にいることを不思議がっていた。

 

ガチャ

 

「あ、大地さん。大丈......ぶ.....」

 

「ん?あぁ、心配かけたな......?どうした?」

 

シャワー室から出た大地は何か驚いているセシリアがいて、「あれ?服来てるよな、ズボン履いてるよな?」と確認して驚いている内容が別にあると分かった。

 

「おーい、大丈夫か?」

 

「....大地さん....その髪....」

 

「へ?......あぁ!!そういうことか!!」

 

セシリアが驚いた理由.....それは、真っ白な大地の髪が赤い髪色に変化していたからだ。

 

「いやー、前に『出かけるなら命狙われたから変装しろ!!』ってある人に言われててな.....出かけることはないって思ってたけど.....出かけることになったから......1週間で落ちる髪染めを山田先生に頼んで買って来て貰って、やったんだよ.....大丈夫か?」

 

大地はくるくると回って、自分の髪染めが失敗していないかセシリアに確認した。

 

「........え、えぇ.....大丈夫ですわ......何故に赤....なのですか?」

 

「あぁ......ほら、見ろよ」

 

大地はスマホを取り出し、ある写真を見せる。

 

「これ、家の家族の写真......曾祖母の赤い髪色が遺伝してじいさんたちから赤い髪色になったんだよ.....で、家の母さんと空夜もこっちを受け継ぎ、俺は父さんの方を受け継いで白いんだ......だから、どうせなら赤い方が良いと思ってな。さらに、髪を赤くしただけじゃ駄目なので.....ジャーン!!伊達眼鏡!!」

 

ケースから眼鏡を取り出しかけた。

 

「どう?賢く見えるか?........眼鏡キラーン!!!」

 

「......ぷっ....ふふ....え、えぇ、とても.....似合って....ふふ....」

 

セシリアは大地がいつも以上にテンションが高く、眼鏡をかけた格好が面白く笑っていた。

 

「......そ、そうか....(笑うほど似合ってないのかよ.....)」

 

大地は似合ってないと思いガックシとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「ん?お!大......地......」

 

「どうした?一夏?.........大地.....なのか?」

 

「.......あんたどうしたのよ....その髪....」

 

出かける前、脳筋トリオに会い大地の髪色が変化して、眼鏡と帽子もかけて変わっていたのに驚く。

 

「ん?あぁ、これから、セシリアさんと出かけるんだよ.....で、そのために変装。」

 

「そういえば、そんなこと言ってたなぁ........」

 

「なんだよ一夏.....ジロジロ見て.....気持ち悪いぞ。」

 

一夏がジーと大地を見つめて、ちょっと引く大地。

 

「.....鈴....こっちから大地見てみろよ。大地、帽子と眼鏡外してくれないか?」

 

「ん?あぁ......」

 

「?何よ........あー、そういうことね。」

 

「ふ、2人だけ何が分かったのだ!!」

 

一夏が何故、大地をジーと見つめ鈴を見せたのか鈴自身、大地が帽子と眼鏡を外した姿を見てその理由が分かり、箒は2人の距離と意味が分からないことに少し怒っていた。

 

「いやな、前に言っただろ、大地に弟がいてあまり似てないなって。」

 

「そ、そういえば.....」

 

「でもな、大地が笑って、髪も赤く染めてたらな......やっぱり兄弟なのか似てるなって....箒は1度も見てないから分かりにくいだろうけど。」

 

「笑ってたら、本当に似てるわね。」

 

『笑ってたらな。』

 

「お前らな.....ここで、大声出して泣き叫ぶぞ。」

 

2人の声が重なり、いろいろ文句を言おうとしたが

 

「あ、時間だわ。じゃあな。」

 

「おう!あ、明日のことを忘れるなよ!!」

 

「わーってるよ!」

 

大地は、セシリアとの時間が迫っていることに気付き、走って向かった。

 

「む?一夏、明日は何処かへ行くのか?」

 

「あぁ、弾の所へ行くんだよ。大変だったぞ。あいつ、『俺が行けばあいつらに迷惑がかかる』一点張りで、弾に説得してもらってようやく一緒に行くことになったからな。」

 

「そうか......明日、用事がなければ!!」

 

「くっ、本当に何でよりよって明日に用事があるのよ!!」

 

2人とも何かあるのか一夏と居られないことに残念がった。

 

「それにしても.......セシリアと大地って......付き合ってるのか?」

 

「.......」

 

「.......あんた.....何で人の恋愛とかには分かるのに......それに、あっちは友達関係らしいわよ。」

 

2人は、人の恋愛とかには敏感なのに一夏の鈍感に恨みが湧いていた。

 

「へぇー、似合ってると思うけどなぁ.......それにしても、何だお前ら......いきなり元気なくして。」

 

『知らないわよ!!/知るか!!』

 

2人のボディーブローが一夏に炸裂した。

 

「はぁ....行きましょう。」

 

「あぁ!!」

 

「俺が一体.....何したって言うんだ.....がくっ...」

 

その後、一夏は廊下で気絶していた所を織斑先生に見つかり、出席簿アタックで起こされた。

 

 

 






今回はここまで。

何かあれば意見などがあれば、活動報告の所や感想によろしくお願いいたします!
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