INFINITE・WOLF   作:死告天使

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25話です!どうぞ、楽しんでください!





25話

 

 

 

 

目を開ければ、1面は荒野......気持ち良い風が吹き........鉄の建物など一切無い......あぁ......これは夢だ.........自分のではない..........自分と絡まり...........離れられない.......あいつの見た景色だ.........だって........自分の前に........あの獣がいる........

 

「■■■■■」

 

その獣は、自分に向かって吼え.......何処かへ走り去ってしまう.......自分は待った......その獣が帰るまで.......雨が降り.......強風が吹き........待った......だが......獣は帰って来なかった.......だって........死んだ(・・・)のだから........そして.......その場所がガラスのように砕け散る.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ......憎い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散らばったガラスが時計が戻るように再生する。だが、先ほどとは違い荒野ではなく........1面......森であった......緑に囲まれ.......地面と草のあの心地良い匂い.........これも夢だ.......自分の.......隣に........死んだはずの父がいる.......父が走ると自分も走る.......後ろを向くと弟もいた......走る.......走る走る.......凸凹な地面でも関係なく走る.......泥だらけになりながらも......父と弟と楽しく走り、じゃれる........そして.......家に帰ると、3人揃って母に怒られる......そして.......雪が降れば、家族4人で雪まみれになりながら4人で転がり笑い合う.......だが........あれのせいで.....自分のせいで.....父が死んだ.......そして.......この場所がガラスのように砕け散る.......そして.......光も無い暗い空間になる.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ........憎い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!憎い!

 

 

 

 

一緒に行かなかった自分が憎い!!!!!!!!!!

 

あの幸せだった空間を壊した自分が憎い!!!!!!!!!!

 

 

 

 

涙なんてもう枯れた.......身体が赤い炎に包まれる......熱い........苦しい......だが........足りない......足りない!!!この程度の苦痛じゃ駄目だ.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..........」

 

目を覚ませば........そこは、自分の部屋だった。隣では、いつものようにあいつが眠っている。

 

「.........」

 

あいつが起きないように.......いつものように.......両手で自分の首を絞める.....

 

「....っ!.....」

 

苦しい......首の骨がミシミシとなっている........もう少しで........もう少しで死ねる........首の骨が折れる.......だが........

 

『........』

 

走馬灯かわからないが.........まただ........父さんが死んでも自分たちの前で「大丈夫よ。」と笑っていた母が.......夜中......静かに父さんの遺影の前で泣き崩れていた姿を思い出した......

 

「........ふぅ.....」

 

首を絞めていた両手を首から離し、ゆっくり深呼吸をする。

 

「.........まだだ......」

 

そう.......まだ死ねない.......それに........

 

『何かあればお前が家族を守ってくれよ?』

 

.......父さんとの約束もある.........

 

「..........整備室行くか......」

 

今から寝ようにも寝れず、起きても何するか迷っていた大地は、赤くなっている首を上着で隠しながら、昨日から置いてある自分のISを見に行くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.........あはざます」

 

「ん?あぁ、柊、おはよう。」

 

「おはよう!大地君」

 

自分の専用機が置いてある場所に行くと、数人が自分の専用機に集まっていた。

 

「......早いですね......烏丸さん、涼華(りょうか)さん.....まだ4時くらいっすよ.....」

 

自分が挨拶すると、顔に少し皺がある男性と元気に挨拶してきた女性がやって来た。

 

「いや、ほとんどは君は私達が教えてた通りに整備していたから問題はなかったけど.......いくつか無理したせいなのか.....変えないといけないと昨日のうちに分かったからね......だから、早めに来たんだよ。」

 

「本当に、どんだけ無茶したの!?駄目になったのだいぶ焦げてたりしてたよ.....」

 

「......すいません」

 

涼華は腕を組んで何故か呆れていた。

 

「まぁ、私達があの娘をしっかり直すから良いけど!!はい!」

 

涼華は持っていた資料を大地に渡した。

 

「?何すか?」

 

「何すか?って.....言ったよね?変えたって.....まぁ、ある程度は武装も少し変える予定だったし、変えると言っても君が頼んだ物をプラスするってことだから!」

「感情......忙しいっすね....」

 

「誰のせいだと思ってるの!?」

 

怒ったり、呆れたり、新しい装備が完成して喜んでいる涼華。そして、渡された資料を確認した大地は、驚いていた。

 

「.......マジっすか?」

 

「マジだ。」

 

「マジよ。」

 

「いや!頼んだのは自分ですけど!.......いや、まさか、実現出来るなんて.......」

 

資料には新しい武装で、それを見た大地はとても興奮と驚いていた。

 

「あ、それと面白い機能も付けておいたから。」

 

「......何すか?面白い機能って......」

涼華がそう話すと、烏丸と他の整備員の人たちがもの凄い可哀想な目で大地を見てくる。

 

「まぁ......試してみれば分かるよ.......もう少しで完成するから待っててね~。」

 

「何か嫌な予感がするが......」

 

「柊......」

 

烏丸と涼華が専用機の整備に戻ると整備員の1人が大地の下へ来た。

 

「橘さん........」

 

整備員の1人......橘が.....

 

「彼女......君が勧めたゲーム......楽しんでいたよ......」

 

「......はぁ.....」

 

突然、ここで関係も無い話を始めた。前に、待ち時間でゲームをしていた時に、涼華と出会いやっていたゲームを勧めていたことを思い出した大地。

 

「それでだな.......その........1人の人物が気に入ってな.......」

 

それは、良くあることだ。ゲームは必ず?しも自分の好みのキャラなどが現れて没頭する.....自分もそうだ......だが、何故申し訳なさそうにしているのだろうか.....

 

「彼女......その人物に関係してる能力を.......君の専用機に取り付けた.......」

 

『.......なんて?』

 

いきなりの事で頭が真っ白になる。

 

「え?出来るの?いや、出来たの?」

 

「あぁ......というか、所長も我々も協力した。」

 

「へぇ.....って!!はぁ!?」

 

まさかの共犯だと思わず大きな声をあげていた。

 

「........その人物って.......」

 

「.......確か.......」

 

橘が気に入って人物の名前をあげると......

 

「.......おつかれした~」

 

大地は出入口に向かった。だが........

 

「受け入れろ。」

 

「逃げちゃ駄目ですよ?」

 

別の整備員の人が前に立っていた。

 

「......大地!!!お家かえりゅゅゅゅゅ!!!!!!!!!!」

 

「はーい、抵抗しないの~。」

 

抵抗をしようとしたが、何かが大地に巻き付いて悲しくも、床に倒れてしまった。

「HA☆NA☆SE☆!!」

 

「はいはい、分かったから。痛くないから。」

 

「.......本当ですか?」

 

「........何%かは痛いと思うけど.....」

 

「やっぱり、帰る!!」

 

その後、抵抗をしようとしたが、結局は抜けれずに受け入れた大地。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......ごめんね.....本音......こんな朝から付き合わせて....」

 

「.......うんん、大丈夫だよ~。」

 

廊下で、本音と簪が歩いていた。休日で早く自分の専用機を完成させたい簪は、本音が手伝うと言ったことで、今から少しだけ試運転をしようとアリーナへ向かおうとしていた。そこで......

 

「.......殺す気かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

『!!』

 

突然、怒鳴り声が聞こえて来て驚いた2人。

 

「な、何だろう.......」

 

「何かな?」

 

気になった2人は、チラチラと影に隠れて見ていた。

 

「あっははははは!!!やっぱり最高!!」

 

「何が!!最高d.....ゴホッ!エホッ!......走馬灯らしきものが見えたぞ!!」

 

そこには、黒髪の男性と茶髪の女性......そして

 

「あ、わんわんおだ~。」

 

「あ、本当だ。」

 

真っ黒になっている大地だった。

 

「あ?.......あぁ、2人k....カホッ.....んんっ!」

 

大地は、アニメのように口から煙をだし、咳をした。

 

「.....何かあったの?」

 

簪は大地の姿を見て心配した。

 

「......あー......新装備のテスト.....」

 

「テストでそうなる装備って........」

 

「.....まぁな.....嬉しさ半分.......最悪が半分.......見ろよ.....」

 

大地は、烏丸から許可を得て資料を2人に見せる。

 

「..........え?これ!?」

 

「かんちゃん知ってるの?」

 

簪は資料に書いてある新装備を見て驚いていた。

 

「.......いや、まさか........実現出来るとは.......」

 

「........でも.......これで今の状態にならないよね?」

 

「.........それが新しい機n「あ、さっきのテストの映像見る?」......だとよ......」

 

先ほどテストしていたであろう映像を見てみる2人.........視聴後.......

 

「............うん.......えっと.......」

 

「.......良く生きてたね?」

 

「自分でも不思議だよ.........しかも、これ自分じゃあ止められねぇから厄介過ぎる.....」

 

『.........』

 

2人は少しドン引いていた。すると、

 

「.......君が簪さんか.....」

 

「え?あ.......はい......私......ですが......」

 

烏丸が簪に話しかけた。

 

「........話は柊から聞いている........これ。」

 

「あ.........ありがとうございます.......」

 

烏丸は胸ポケットから名刺を取り出し、簪に渡した。すると、

 

「何々?女の子にナンパ?こんな美人の私がありながら?」

 

涼華が烏丸の後ろから飛び付いて来た。

 

「そんな訳ないだろ.....全く.....」

 

「へぇ~?」

 

 

「......(わんわんお?)」

 

「(ん?)」

そんな姿を見ていると本音が大地にこっそりと話しかけた。

 

「(あの2人どういう関係?)」

 

「(あ?夫婦だよ。夫婦。)」

 

「(成る程~。)」

烏丸と涼華が夫婦であると知った本音は、涼華がベタベタと烏丸に気軽に触っている理由を知ると、

「あ、大地君のメンテナンス終わったら、貴女のを見たあげるよ?どう?」

 

涼華がその提案をするが

 

「.........あの娘は、私が完成させなくちゃ駄目なんです........すみません......」

 

簪はその提案を断っていた。

 

「........そうか........でも、本当に何かあれば相談してね?バンバン手を貸してあげるから!」

 

残念そうにしていたが、困っていたら手を貸すということを言って上げた。

 

「.........あ、ありがとうございます。」

 

「それじゃあ、戻るか......ん?」

 

簪たちは試運転に、大地たちはメンテナンスに戻ろうとしていると

 

「........おい、柊.....何だその姿......」

 

「織斑先生、おはようございm....カホッ.....ちょっと理由が......」

 

織斑先生がやって来た。織斑先生も大地の姿に驚いてたが、

 

「.......その理由は、あの抉れた地面と関わりがあるか?」

 

「.........」

 

本音たちは何のことか分からなかったが、大地たちは思い当たることがあるようで汗がドバドバ出ていた。

 

「.........どうなんだ?」

 

「.......関係......ありかな?」

 

「なら!さっさと埋めてこい!!」

 

「カンパネラ!!!!!」

 

織斑先生の拳骨を頭にクリーンヒットし、頭を抱える大地。

 

「それじゃあ、柊.......頑張れ。」

 

「頑張ってね?」

 

「わんわんお~頑張って~?」

 

「.....えっと......頑張れ?」

 

「裏切り者ぉぉぉぉぉ!!!」

 

「さっさと行け!!」

 

他の人たちは一切手を貸さず、大地1人だけ地面を埋める作業を開始した。

 

 






今回はここまで。

何かあればどうぞ言ってください!!


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