INFINITE・WOLF   作:死告天使

26 / 29

26話です。

今年最後の投稿に間に合った!!来年も宜しくお願いいたします!!!

どうぞ!楽しんでください!!!


26話

あれから何日も経ち、6月頃.......

 

「........くそったれが!」

 

「.......ふふ!」

 

アリーナでは、元気に訓練しているある2人の姿があった。戦っているのは、赤い弓らしき得物を持つ大地とランスを持つ楯無が戦っていた。

 

「.....ちっ!」

 

「接近戦もほんのちょっぴりだけどその武器に慣れて来たわね!!!」

 

大地が持つ装備.......弓の弦を引くと光の矢が生成され撃ち込むが、楯無のISの水のベールによって防がれ、接近しようと考えていると、先に相手の接近を許しランスの突きを弓の両端の部分ランスを受けなぎ払いった。

 

「.....なら!!」

 

大地は、弦を2度引くと、弓の両端が光.....楯無に向けて斬りかかる。

 

「!!」

 

水のベールを使うも、1度は防いだが2、3度の攻撃により切り裂かれ、突破される。

 

「終わ.....ちっ!」

 

「安心したら駄目よ~」

 

一撃を入れようと光の矢を生成していたが、楯無のランスの先に水が集まり鞭のようになり大地に迫る。

 

「嘗めるな!!」

大地は上に逃げ、その最中に1度弦を引き、上に向け矢を放つ。

 

「っ!!」

 

打ち上げた瞬間、メロンの形をしたエネルギーが現れ、それが回転すると幾つもの矢が降り注ぐ。楯無はすぐに水のベールを纏い、それを防ぐ。

 

「.......」

 

「.......前よりかは.....強くなったわね......」

 

エネルギーがもう半分の大地とまだまだ余裕のある楯無。

 

「全然だろ........てか、本気さえ出してねぇだろ?」

 

「あら?本気がお望み?.......最初のようになるわよ?」

 

「........上等!!」

 

楯無はランスを構え、大地は弓を構える。

 

『......来い!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビー!!!!

 

ブザー......即ち試合終了の合図.......

 

「..........」

 

「ふふん~」

 

地面に倒れて付している大地、ランスをクルクルと余裕の表情で回す楯無がそこにいた。

 

「..........また......か」

 

「.......前より、何分も持ちこたえているから上等だわ......」

 

「.......お世辞をどうも.....」

 

仮面によって隠れているが、大地は歯を食い縛っていた。そして、大地はISを待機状態に戻し、勢い良く立ち上がる。

 

「......どうしたの?突然、訓練に付き合えって........それに、隈も酷いわよ.......前より一層顔つきが怖いわよ?」

 

「....別に.......」

 

そう、この訓練は大地が楯無に生徒会まで会いに行き、申し込んだものであった。突然、大地は生徒会に現れ楯無の前に行き

 

『......おい.......訓練に付き合え.....前みたいにな.....』

 

と言った。

 

「......ただ.......新しい武装が慣れていないからな.......負けは負け......くっそ...........」

 

「........そう........約束通り........貴方には生徒会の雑用を手伝って貰おうかしら?」

 

「.......命令のままに.....」

 

最初は、楯無も断っていたが、訓練を承諾する際、大地はあることを提案した。

 

『仕事が忙しい?.......なら、あんたが勝ったら何でも手伝ってやるよ......自分が出来る範囲でな!!』

 

「今さら、恨むぞ.......過去の俺......」

 

「さぁ!行くわよ!!」

 

楯無も待機状態に戻し、大地を連れて生徒会に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 ( ˘ω˘ )スヤァ…」

 

「.....起きんか」

 

ベシッ

 

「む~......酷い~わんわんお~。」

 

大地は現在......生徒会で雑用を任されていた。そして、戻って来たら本音がスヤスヤと気持ち良さそうな寝顔で寝ており近くの本で頭を叩き起こした。

 

「はぁー.......あぁ、虚先輩、これ先生からです。」

 

「はい、分かりました。」

 

もう片方の手に持っていた紙を虚に渡し、余っている椅子に腰を降ろした。

 

「.........そういえば、先輩。会長は?」

 

生徒会に戻ると会長の楯無が何処にも居なかった。

 

「えぇ、お嬢様は今、織斑先生と話し合いをしていまして、抜けているんです。」

 

「そうなんですか。」

 

「ねぇ~わんわんお~」

「ん?」

 

本音が目を擦り顔を上げていた。

 

「隈とか凄いけど大丈夫~?」

 

「......大丈夫だ......」

 

「セッシーから聞いたけど夜遅くまで何してるの~?」

 

「あ?.....ISについての動画と他の授業での予習やら。」

 

「へぇ~、勤勉なんですね。でも、それで体を壊したら元も子もないのでは?」

 

虚も少し手を止め大地たちの会話に加わる。

「......こうでもしないと.....あんたたちに追い付けないからな.....」

 

「ん~、わんわんおって頑張り過ぎだと思うんだ~」

 

「あ?」

 

その本音が言った言葉に、大地の体がピクッと動き.....

 

「頑張り過ぎだ?何処がだ?あ?全然だろ?他のやつだってこれ以上やっているやつだっているだろ?限界までやらないと駄目なんだよ!!!!俺は!!!!」

 

椅子から立ち上がり、本音に詰め寄り怒声でそう言った。

 

「わ、わんわんお.......」

 

「柊君.....」

 

大地の見たこともない状態に驚いてしまう2人。

 

「.......差を埋めるためには.....限界までやらないと駄目なんだよ!!......これじゃあ........足りないんだよ.......」

 

手を振るわせ、怒った形相をしていた。

 

正確に言うと、大地自身に焦りというのはゴーレム襲撃事件の時にあったがそれは小さい物だった。轡木にも言われ、あまり気にせずいつも通り家族の心配を第1に考えていた。だが.....あの夢を見てからその焦りや無力感が大きくなっていった。セシリア、一夏や鈴たちも成長していき......自分だけが遅れていると.....

 

「.......すまん.....」

 

怒りが治まり、大地は謝り生徒会室を出て行った。

 

「.......わんわんお.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ある小部屋で織斑先生と楯無の2人だけが話をしていた。

 

「........」

 

「........」

 

その部屋には重い空気が流れており、机には数枚の資料が置いてあった。2人とも黙っていたが、

 

「.......これは、既に決定事項なのですか?」

 

楯無が口を開き、織斑先生に聞いた。

 

「.......あぁ......上からのな.......」

 

「.......危険なのでは?」

 

「........それは、分かっている。だから、お前を呼んだんだ......」

「.......」

 

また沈黙が流れる。資料には、2人の人物について書いてあった。

 

「..........彼j.....いえ、今は彼としましょう...........やはり、柊君と一緒にするのは.....」

 

「........部屋に隠しカメラなども設置する......これで、安心しろ......とは言えんがな.......」

 

楯無は不安な顔をし、織斑先生は頭を押さえている。

 

「.....それに、もう山田先生に頼んで柊に伝えて行って貰っている......」

 

「.......そう......ですか.....」

 

楯無はそのことを聞くと不安そうな顔をしたまま出て行った。

 

「.........何も......なければ良いのだが.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後

 

「.........」

 

「.........」

 

セシリアはベッドに座っており、大地は荷物を纏めていた。

 

 

 

数時間前

 

『引っ越し.......ですか....』

 

『はい。』

 

『遂に、1人部屋が?』

 

『いえいえ.......お2人だけにお教えしますが......今度、転校生が来るんです。』

 

『転校生.....ですか?』

 

『はい!その為に、柊君は動いてもらう必要があるんです。あ、今日中に移動しておいてくださいね?』

 

 

 

 

 

山田先生から引っ越しのことが伝えられ、そこから2人は黙っていた.......が

 

「.......あぁ!!疲れる!!」

 

「ですわね!!」

 

今まで普通に喋っていたので、黙っているのが耐えられなくなった2人。

 

「別にここから居なくなるわけじゃないんだから!!」

 

「そうですわね!!何で沈黙してたのかしら!!」

 

2人ともそう言い、ため息をはく。

 

「........なぁ、セシリア」

 

「.....何です?」

 

大地から声をかけ、セシリアはそちらを向くと大地が立っていた。

 

「........まぁ、最初は.......すげぇ雰囲気とか悪くて大丈夫か?とか思ってけど.......今ならお前と同室になったことをすげぇ良かったと思うんだ.......色々教えて貰ったしな.......」

 

「.......こちらこそ.....色々教えられましたわ.....」

 

「そ、そうか.......本当にありがとうな。」

 

そう言うと、大地は手を出した。

 

「......こちらこそ」

 

セシリアも手を出し、2人は握りあった。

 

「........」

 

「どうした?」

 

握りあうが、セシリアが大地の手をニギニギとしていたので気になった大地。

 

「!い、いえ、何でも!」

 

「......そうか......」

 

セシリアは自分がしていたことに気付きバッと手を離した。

 

「......それじゃあな....」

 

「....えぇ」

 

大地はそう言うと、荷物を持って次の部屋に向かう。

 

「......はぁー......私何をやって.....」

 

先ほどまで自分がやったことに少し困惑してる反面、嬉しさがあったセシリア。

 

 

 

 

 

 





大地の新装備

ソニックアロー.....仮面ライダー鎧武に出て来る武器。エナジーロックシードを填める部分が無い変わりに、弦を引く回数によって技を出せる。


今回はここまで。新装備は後何個か出す予定です。皆さん、風邪にお気をつけください!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。