INFINITE・WOLF   作:死告天使

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新年明けましておめでとうございます!

皆さん、今年も健康で良い1年を!




27話

 

 

あれから、翌日

 

「やっぱりハヅキ社製のが良いなぁ~」

 

「えぇ、そう?ハヅキのってデザインだけって感じしない?」

 

「そのデザインが良いじゃん!」

 

クラスでは、女子たちが手にISスーツのカタログを持ってワイワイと盛り上がっていた。

 

「...........寝みぃ.....」

 

「1人部屋になって夜更かしのし過ぎじゃないのか?」

 

女子たちが盛り上がる中、大地と一夏は部屋について話をしていた。

 

「喧しいわ........(てか、1人部屋は昨日だけだし.....それに、なんか誰かに見られてる気がしてあまり気分が良くねぇ.....)」

 

「てか、大地は良いよなぁ~、1人部屋。俺はまだ箒と一緒なんだぞ.....」

 

そう文句を言っていると

 

「ほう.......私で悪かったな!!」

 

「ほ、箒!!」

 

いつの間に箒が一夏の後ろに立っており、さっきの発言が聞いていたせいか怒っていた。

 

「い、いや、だってな.....な、大地。」

 

「何故、俺に振る!?」

 

援護をしてもらいたくて一夏は大地に助けを求めたが、無駄であった。

 

「きっちり話をしよう一夏.....」

 

「ほ、箒さん.....」

 

箒の怒りは収まらず、後ろに修羅が見えるようだった....と近くにいたセシリアは後に語った。すると、

 

「諸君、おはよう。」

 

『おはようございます!』

 

織斑先生が入って来たことにより、先ほどまで盛り上がっていた女子たちも話を止め席に座る。そして、教壇に立つと

 

「今日からは本格的な実践訓練を開始する。訓練機ではあるがISを使用しての授業になるので各人!気を引き締めるように!各人のISスーツが届くまでは学校指定の物を使うので忘れないようにな。忘れた者は代わりに学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないものは......まぁ下着で構わんだろう。」

 

「(下着って......)」

 

「(.......アカンだろ......お前の姉は変t)「そこ!!」ぶわっふ!!」

 

「ぶおっ!!」

 

こそこそと話をしていた、一夏と大地は織斑先生によるチョーク投げが見事におでこの真ん中に刺さった。

 

「全く貴様らは.....」

 

「(ゴルゴ13だ.....)」

 

「(シモ・ヘイヘだ.....)」

 

他の生徒が心の中でそう感じていた。誰も口には出さないが......

 

「はぁ......山田先生、ホームルームを始めてくれ。」

 

「は、はいっ!」

 

織斑先生の話も終わり、山田先生と交代した。

 

「えっと......ですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも、2名です!!」

 

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』

 

山田先生の発言で生徒全員が驚く。ただ、大地とセシリアは既に知っていたが、まさかの2人で、2人とも同じクラスなので驚いていた。

 

「では、入って来てください。」

 

そう山田先生が言うと、ドアが開き2人の人物が現れた。

 

「失礼します。」

 

「.......」

 

『.........え?』

 

生徒全員がまた驚いていた。それもそのはず、1人は、銀髪で眼帯をしている女子.....それは分かる。だって、ここは元は女子高。なのに......

 

「では、自己紹介をお願いします。」

 

「はい、シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、皆さん宜しくお願いします。」

 

一夏と大地と同じ男子の格好をした金髪で中性的な顔立ちの人物がいたからだ。

 

「お、男?」

 

驚いている中、1人が声を出した。

 

「はい。こちらに僕と同じ境遇の方いると聞いて本国より転入w「き」......き?」

 

「あ、まずい....」

『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』

 

女子たちが歓喜の声をあげていた。大地と一夏は2度目もありすぐさま耳を閉じていた。

 

「男子!3人目の男子!」

 

「しかもうちのクラス!!」

 

「美形!!守ってあげたくなる系の!!」

 

「すんばらしぃ!!!!!!」

 

等々......女子たちがそれぞれ感想を言う。因みに.....

 

「素晴らしい!!今回はネタが満載!!これで、学年別同人誌1位は貰ったわ!!」

 

回転が早い人物たちは既に同人誌の内容を考え出していた。

 

「あー、静かにしろー、騒ぐなー、それと、お前は後で職員室に来い。」

 

織斑先生は面倒くさそうに言い、同人誌を作ろうとしていた生徒を職員室に呼び出すことをしていた。その子は、妄想が捗っていたのか全然聞こえていなかった。

 

「そ、そうですよ!皆さんお静かに!まだ自己紹介が終わっていませんから!」

 

山田先生も頑張って声を張り上げ、やっと静かにしたのだが.......

 

「.......」

 

もう1人は黙ったままだった。

 

「あ、あの.....」

 

「......」

 

山田先生が中々挨拶をしない1人の生徒が心配になり声をかけたが無視だった。

 

「(空気がついてこれないよなぁ.....)」

 

と大地も心配していたが、

 

「.....挨拶をしろ、ラウラ。」

 

「はい、教官。」

 

ピシッと背筋を正し返事をする銀髪の生徒。

 

『(あ、普通にこの空気でやるのね?)』

 

他の生徒もあの空気で織斑先生の指示とはいえ良くいきなりの騒ぎで静かになったこの空間で挨拶をすることに称賛をあげていた。

 

「ここではそう呼ぶな。もう私は教官ではないし、ここではお前も一般生徒だ。私のことは織斑先生と呼べ。」

 

「了解しました。」

 

何やら事情があるのか、2人はそうやり取りをし、銀髪の生徒が前を向く。大地は一夏の方を見ると、何やら考え事をしていた。

 

「.....ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

「........よ、宜しくー(あれ?何で俺だけ?はっず!)」

 

ラウラが挨拶をすると、大地は頑張って声をを上げたが、1人だけで恥ずかしかった。

 

「あ、あのー、以上......でしょうか?」

 

山田先生も丁寧になってしまうほどだった。

 

「以上だ.....」

 

「そ、そうですか。」

 

山田先生は頑張って笑顔を取り繕っていたが、震えているのが分かる。そして、

 

「.....」

 

ラウラはつかつかと歩き、

 

「.......」

 

「.....んだよ....」

 

大地の方を向き、

 

「貴様は......違うな....」

 

そう言うと、ラウラは一夏を方を向く。

 

「貴様が.....織斑一夏か?」

 

「あ、あぁ...」

 

一夏がそう答えると、

 

「っ!貴様が!!」

 

目を開き、ラウラは腕を上げ一夏に向けて振り下ろそうとしたが、

 

「........いきなり、暴力はいかんでしょ?」

 

当たる前に大地がラウラの腕を掴んでいた。

 

「......離せ。」

 

「......暴力をしないってなら.....」

 

ラウラも大地もお互い譲らず、怖い雰囲気になる。すると、ラウラが何かを思い出したのか、口を開く。

 

「......そうか、貴様が.....」

 

「あ?」

 

「貴様が.....ぼーとして通り魔にs....ふぎゅっ!!」

 

ラウラが何かを言うとした瞬間に大地がラウラの首を締め口を塞いでいた。可愛いらしい悲鳴が聞こえた。

 

「え!?何!?聞こえない!!」

 

大地はだらだらと汗を流して焦っていた。ラウラがあの事件について言いそうになりすぐに口封じを行った。ラウラは必死に足掻いていたが、足が浮いて抜け出せなかった。

 

「(この!!馬鹿が!!山田先生が1番気にしていることを堂々と言いそうになりやがって!!)」

 

「むがぁぁ!!」

 

「え、えっと、柊君.......」

 

山田先生が心配しそうな目でこちらを見ていた。

 

「あ、山田先生!!何も聞こえていませんでしたよね!?」

 

「え、えっt「ですよね!?」は、はい!!」

 

ゴキッ

 

「ぐべぇ!!」

 

大地の気迫によって怯えてしまった山田先生は「はい!!」としか言えなかった。そして、何かゴキッとラウラから音がした。

 

「良かった~!仲良くしてね!って言おうとしたんですよ!!こいつは!!あっははははは!!」

 

「お、おい、大地。」

 

「あ?」

 

無理に笑って誤魔化そうとしていると、一夏が肩を叩き、大地が一夏の方が振り向くと、ラウラに指を差していた。そして、見てみると......

 

「.......」

 

そこには、白目をしていた......ラウラがいた。

 

「............誰か.....白いハンカチを持ってるか?」

 

そう聞くと、1人の生徒が大地にスッと白いハンカチを渡し、ラウラを寝かし......白いハンカチをラウラの顔に被せた。

 

「.......御臨終です.......南~無~!」

 

全員一同(2名を除き)が合掌をした。

 

「何が!!!南無だぁ!!!!!」

 

「パパイラス!!!!!!!」

織斑先生の強烈な一撃が大地にクリーンヒットした。

 

「気絶してるだけだ!!さっさとそいつを起こせ!!」

 

「は、はい!!」

 

織斑先生により1人がラウラを起こしていた。

 

「柊.......やりすぎだ......今回は仕方ないとはいえ......分かったな?」

 

「.......り、了解っす......」

 

織斑先生も分かっていた事なのかあまり怒らずにいた。

 

「全く.....HRはこれで終わる!各人はすぐに着替えて第2グラウンドに集合。今日は、2組と合同でIS模擬戦闘を行う。お前は、ラウラを起こしてから来い!以上!」

 

そう指示を出し、

 

「織斑、柊、お前らはデュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろ?」

 

「........」

 

「あ、あはは.....」

 

「そうだったな!行こうぜ!!デュノア!!ほら!大地も!!」

 

大地は苦笑いをしているデュノアを見たままで、一夏はデュノア、そして大地も連れて更衣室に案内しようとした。

 

 

 






今回は、ここまで。

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