誤字報告ありがとうございます!
俺が、ISを動かしてからはそれは大変だった。政府の人が来てはマスコミが来ては.......本当に大変だった。それから、数日が経ちIS学園の人が来て俺が学園に入学することになったことを報告しに来た。その時話した先生が山田先生だったなぁ.....まぁ、その後が大変だった。
俺には何の後ろ楯もないから結構命が狙われやすいからってことで、防衛のための訓練や学園に必要な知識の確認、その他諸々学ぶことが出来る会社などがピックアップされた紙を渡された。特別に専用機も作って貰うらしかった。.......母さんたちが心配だったため、ISの研究なども行っていて、瀬戸内海の近くにある所にした。
まぁ、結果としては良かった。同じ県民などもあってか研究所の人たちとの話も合い、外国の方もいたけど結構その人とも話があって良かった。最初は俺が近付くな雰囲気出してもわちゃわちゃしながら近づいてくるから.....もう、諦めてその人たちと話をしたりした。
でも、山田先生とはそんなに今みたいにはならなかったなぁ.....まぁ、俺があの雰囲気出してたから怖がってたみたいだし仕方ないよなぁ......まぁ、訓練時はそんなになかったけど....そんな時だよ.....あれが、起こったのは.....
「は?山田先生を食事に?」
『そうそう』
迎えのために母さんに電話していると突然そんなことを言い出した。
「いやいや、そんなむちゃくちゃな.....相手も私用があるだろうし....」
『.....大地が御世話になってて、貴方の性格があぁなのに必死に付き合ってくれて.......母さんね嬉しいの.....それに何だか話が合うような気がしてね....』
「あ~.......」
思い出すと、結構似ていると思ってしまった。先生も母さんも怖くても何事にも頑張る人だし、どんなことがあっても笑顔を忘れない人だし、何かあるとすぐに心配する........優しい人だから.....
「......おっちょこちょいなところは似てるなw」
『そうそう、おっちょこ.....って違う!まぁ、先生に伝えてね!じゃあ!』
「あっ!ちょっ!......切られたか.....仕方ない....」
更衣室から出て、俺は多分研究所の何処かにいる山田先生を探しに行った。
「え?柊君のお母さんが?」
「えぇ......あー、断っても大丈夫ですよ。山田先生にもまだ仕事があると思いますし.....」
俺のISが置かれてる部屋で研究所の人と話をしてた先生を見つけて、事情を説明した。
「良いんじゃないですか?山田先生。」
そこで、パソコンでデータを確認していた自分の専用機の担当でここの研究所の主任である、
「報告などは我々がしておきますし、ある意味面談として彼の母親と話すのもありでしょう。」
「.......では、御言葉に甘えて....」
ちょっとびくびくしながらも承諾を得たので、母さんに連絡をした。
「.......」
「........」
母さんが迎えに来る場所まで歩いて向かっていた。その道中は、あまり会話がなかった。
......そりゃ、そうですよね!いきなり教え子が一緒に食事しませんか?って言ってきたら戸惑うよね!!本当にすみません!!
「......あの」
そう考えていると山田先生から口を開いた。
「......何ですか?」
「......柊君はもっと正直になれば良いと思います。」
「....へ?」
「あ、別に悪気で言ったわけでは!」
「あ、いや、はぁ。」
何を言ってんだこの人。
「私.....柊君と毎回接していくうちに思ったんです。柊君は我慢のし過ぎだって。」
「......」
「だって、最初の頃....ISを動かした時に操作ミスなどで壁にぶつかったり、地面に激突したりして脳震盪なども起こしてるのに、柊君「まだ....やれます」って続けて.....倒れて.....本当に......私.....柊君が死ぬんじゃないっかって.....今でも心配してるんです.....」
「.......」
無茶をしなくちゃ結果も出せないし、あれ程度なら怪我には入らないって思ったりしたが.......そんなに心配かけたんだ.....
「.....無茶はこれからでもするつもりですよ。」
「っ!」
「でも......まだまだ死ぬ気なんてさらさらないんで.....そこは安心して欲しいです。」
「.......本当ですか?」
あれほどしたのだから、嘘だと思われるだろう....俺の目の前に来て、俺を疑っている。でも、
「弟と約束してるんで......父さんが死んだときに......母さんに絶対に迷惑をかけないって.....まぁ、もうこれのせいで母さんにすげぇ迷惑はかけてるんですけどね......」
「え?あの....」
話をしてる途中でセシリアさんから声がかかった。
「ん?どうした?」
「あの....貴方も....」
そういえば、セシリアさんも家族を亡くしていたんだっけか.....
「あー、俺の場合は父さんがな......飛行機事故で.....俺が4歳で弟が3歳の時だったな.....」
「.....」
「.....話の続きするぞ?」
「.......」
なかなか信じていないようだった。どうしようかって考えていた。.......だから、気付くのが遅かった。
「.....」
俺たちの前から来る人物が怪しかったのに、この時間に帽子を着けて、春には温かいのに長いコート.......何で気付くのが遅かったんだろう.......数歩前でやっとその人物の殺気に気が付き.......
「っ!!山田先生!!!!!」
「え?きゃっ!!」
俺は途端に山田先生の腕を後ろ引っ張り、その反動で後ろを向いた。その瞬間に、背中に何かが少し痛みが走った。
「アイタタタタ.......ひ、柊君どうしたんですか?」
引っ張ったせいか山田先生は転けて何が起こったのか分からなかった。でも、俺は気付いた......自分の背中にナイフが刺さったのを.....
「っ!!」
相手は俺に刺したことに驚いていた。本来は山田先生を狙うつもりだったのだろう.......だから.....だから.....
「っ!!うらぁぁぁぁ!!!!!」
「ゴブッ!!」
相手は逃げようとしたがすぐさま腕を捕まえ、顔面に1発叩き込んだ。そして.....
「お前!!!!!!」
後ろに押し倒し、馬乗りになり殴りまくった。
「ひ、柊君!!!!!」
山田先生が何か言ったが.......止まらない.....止まらない.....無表情で殴り.....殴り.....殴り.....だが、相手も抵抗した。
「っ!!」
手を俺の背中に回し、そして.....
「ぐっ!ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ナイフを完全に刺していなかったのか、まだ刃が出ていたのを思いっきりに刃を全て俺の背中に入れ、次いでと言わんばかりに何度も何度も捻ったりしていた。そして、ナイフを背中から抜き俺に刺そうとしたが、
「あああああああああああああああ!!!!!っ!舐めんなゴラァ!!!!!」
ナイフを持っていた手を思いっきり捻り、腕を地面に叩きつけた。そして、手からナイフを落として.....
「フッー!!!!フッー!!!!!」
また、相手の顔面を殴るのを再開した。何度も何度も殴った。.......だけど
「柊君!!!!!止めてください!!!!!」
山田先生が俺の手を掴んで止めた。
「......」
「ひっ!...っ!...柊君.....駄目です.....もう....止めてください......」
山田先生が何故止めたのか分からない........睨みで怖がったが.......それでも、俺の手を離さなかった。そして.....
「大地!!!!!」
「兄さん!!!!!」
到着してもなかなか来なかった、俺と山田先生を心配して母さんと弟が来ていた。
「.......なんともない.....うぐっ!」
と言い立ち上がろうとするが、激痛が走りよろめいて倒れた。。
「母さん!!救急車!!!!!」
「うん!!」
弟が俺に何が起こったのかすぐに察して救急車を手配した。
「ごめんなさい.....柊君.....ごめんなさい.....」
何も悪くないのに山田先生が謝っていた。
「別に.......山田先生のせいじゃないっすよ?.......あそこまで気付かなかった.....俺の不注意ですから....つつつ...」
「兄さん、動いちゃ駄目だから.....」
弟が服を脱いで俺の背中にそれを押し付けて、止血しようとしてくれた。
「......それに....」
「え?」
「まだまだ死ねませんから........だから、大丈夫ですよ......」
そこで、俺は意識を失った。
「.......」
「.....で、救急車が来てすぐに手術して、なんとか助かったとさ.......お仕舞い。」
「その......刺した人は.....」
「え?あー、それが女性でな?金を貰ったのもあるし、男がISを動かしたのが反吐が吐くほど嫌だったらしくて実行したらしい。更に、俺の教育してた山田先生を狙って犯人にしたて上げようとしたらしいけど失敗。まぁ、指示出した黒幕は捕まってないってこと。.......だからさ......あんたも、俺と仲良くするなよ?今の関係でいろよ?」
「へ?」
「だってさ、俺のせいで山田先生が狙われてさ.......だから、ああいう態度の方が俺に近づく人が減るから良いと思ってな。」
「......貴方.....それじゃあ自分が....」
「あぁ、てか、どんどん俺1人を狙ってくれた方が良いな。はははは!」
何故、そんなに笑えるのですか......命が狙われて怖いというのはないのですか.....そう言葉に出そうと思っていたら....
「まぁ、もし俺の周りでそういうことがあったら.......俺はそいつを殺してでも、周りを守ってやるさ。」
「.......」
彼の目には覚悟が決まっているように見えた。
「あ!これ山田先生には内緒な!あの人まだ気にしてる感じだからさ......はよ、飯食いなよ。時間がもうねぇぞ。」
「え!あっ!」
話を聞いていたせいか時間のことをすっかり忘れていた。彼はいつまにか食べ終わっていて先に行こうとしていた。
「......あんたはさ」
「はい?」
「父親が....その嫌いだとか憤っていたというけどさ.....俺はその人は素晴らしいと思うけどな....」
「......何故です?」
あの態度が低く卑屈な父が素晴らしい?.......貴方は何を....
「だってさ.....今の時代もそうだけどさ。そういう時って人ってさ、何かに溺れるんだよ.....酒や賭博や.....家族に暴力とか.....でも、あんたの父親はしなかったんだろ?そりゃ、人の目もあるからってこともあっただろうさ......それでも、影でコソコソしていることもなかったんだろ?それって、逆に凄いと思うよ?俺は......まぁ、君の父親は知らないしどんな人生だったかは分からない.....けど、そんな父親に君は愛されていたと思うよ?違うか?」
「........」
唖然としてしまった。.......父.....私の父......
『あ、あぁ、セシリアどうしたんだ?え?また学校で1位!?凄いな!!』
「あ.....あぁ....」
だんだんと思い出してきた。父は卑屈になっていて私に対してもびくびくしていたけれども、酒や暴力などには落ちていなかった。それどころか、私が何か1位などを取るとあまり見たことがなかった笑顔を浮かべていた。
「........ごめんなさい.....ごめんなさい.....」
「......先生には遅れると言っとくよ....」
彼が出ていき、私は大声を出して泣いた。
はい、セシリアの父親について書きました。自分なりに思ったことを書いてみました。気に入らなかったら申し訳ないです。