INFINITE・WOLF   作:死告天使

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はい、6話です。どうぞ、楽しんでください。


6話

 

 

「なぁ....大地」

 

「あ?どうした?」

 

1時間目の授業が終わると一夏が話し掛けてきた。

 

「お前....何処に居たんだ?食堂を探しても居なかったし......それにさ....」

 

そういうとある場所に目を向けた。

 

「セシリアさんと何かあったのか?目も赤かったし......まさか、お前....」

 

「何言ってんだ?お前には関係ないし、お前は篠ノ之さんと一緒に居ろよ.....」

 

「な、な、何でいきなり私が!!!!!」

 

「そうだぞ大地!話を剃らすなよ!」

 

一夏が今にも飛びかって来そうだった。

 

「こっちの事情もあるんだよ.....はぁーもう黙ってろよ.....ほら、もう時間だぞ。」

 

「くっ!.....後から事情を聞くからな!!」

 

もう来るなよ.....と願いたいが絶対来るだろうな.....あ~、めんどくさい。

 

 

 

 

 

 

二時間目も終わり、一夏が聞きにきたが.....自分のことだし、セシリアさんのこともあるから沈黙を貫いた。そして、またチャイムがなり乗り授業が始まった。

 

「ーーーという訳で、ISは宇宙での作業を想定して作られているので、操縦者の全身を特集なエネルギーバリアで包んでいます。また、生体機能も補助する役割があり、ISは常に操縦者の肉体を安定した状態へと保ちます。これには心拍数、脈拍、呼吸量、発汗量、脳内エネルギーなどがあげられ....」

 

「先生、それって大丈夫なんですか?なんか、体をいじられてるみたいでちょっと怖いんですけども.....」

 

1人の生徒が不安げな面持ちで尋ねる。

 

「そんなに難しく考えることはありませんよ。そうですね.....例えばみなさんはブラジャーをしていまs「先生!!!!!」ふぇっ!?」

 

この人、俺と一夏がいるのになんつう例えで話そうとしてるんだよ.....俺が止めて、皆は怪訝な顔をしたがだんだんと気付いたらしく、山田先生も気付いたらしい。凄い顔が赤くなってる。

 

「え!いや!その.......二人はしてませんよね?」

 

「「いや!してませんから!!」」

 

「あ、あははははは.....」

 

何故、そこで止まるんですか.......あの訓練で勢いのある先生はどうしたんですか!?

 

「んんっ!山田先生、授業の続きを」

 

「す、すみません!!」

 

織斑先生が咳払いをしてなんとか授業を再開した。

 

「そ、それともう1つ大事なことは、ISにも意識が似たようなものがあり、お互いの対話ーーーつ、つまり、一緒に過ごした時間で分かり合うというか、ええと、操縦時間に比例して、IS側も操縦者の特性を理解しようとします。

それによって相互的に理解し、より性能を引き出せることになるわけです。ISは道具ではなく、あくまでパートナーとしてとして認識してください。」

 

すると、生徒の1人がすかさず挙手をした。

 

「先生ー、それって彼氏彼女のような感じですかー?」

 

「そっ!それは....その....どうでしょう。私には経験がないので分かりませんが........あっ!柊君はどのように接していましたか!?」

 

生徒の質問に赤くしていたのだが........俺にふるか.....

 

「こいつは.....」

 

俺は自分の専用機となって今は右腕のバングルとなっているこいつを触りながら思った。

 

「あー、じゃじゃ馬の小娘って感じで、持ちつ持たれつの関係ですかね......山田先生も見たでしょこいつのじゃじゃ馬っぷり.....」

 

「あ、あー、そうでしたね....」

 

こいつは本当にじゃじゃ馬で、最初の頃なんか、どんなにゆっくりスピードで飛ぼうとしても加速して天井にぶつかるわ、降りる時も加速して地面に激突.......数週間、山田先生や研究所の人たちの助力もありやっと乗りこなせた。

 

「まぁ、こいつも俺も傷付いて成長してるんで、だから、持ちつ持たれつの関係ってことですかね。」

 

皆は「ん~」と唸ったりしていた。まぁ、分かりにくいよな.....こんな説明で.....と、そう考えているとチャイムがなった。

 

「次の時間では空中におけるIS基本制動をやりますからね。」

 

と言い出て行った。

 

 

 

 

 

 

「わんわんおは専用機を持っていたんだ~」

 

「あ?.....そうだが?」

 

山田先生が出て行くと布仏さん?のほほんさん?.....まぁ、良い.....その人が近付いてきた。他の生徒も気になるようだが、一夏の所に行っている。.....やはり、こいつも苦手な部類だな......笑顔でたまに何を考えてるのか分からん。それに......

 

「む~、まだ警戒してる~あんなに仲良くなったのに~」

 

「........あれはあれだ。今のとは関係ない。」

 

あの嫌なやつと同じ匂いがする。シャンプーの香りかって?違う。それなら他の女子と混ざってもすぐ分かる。染み付いてる匂いが気に食わん。

 

「......あっくそ!お前が居るとあの野郎を思い出す。」

 

「ん~?あの野郎って?」

 

興味があったのか、さっき以上に近付いてきた。

 

「あー、近付くな近付くな。」

 

と、格闘していると

 

パァンっ!!

 

あの音が聞こえ、聞こえた方向を見ると織斑先生が立っていた。

 

「休み時間は終わりだ。散れ。」

 

そう言うと一夏に集まっていた生徒が散らばって行った。

 

「ほら、お前も戻れよ。」

 

「む~!」

 

不貞腐れながらあの人は戻っていった。すると、

 

「ところで織斑、お前のISだが準備まで時間がかかる。」

 

「へ?」

 

と、一夏がポカンっとしながら返事をした。

 

「予備機がない。だから、少し待て。学園で専用機を用意するそうだ。」

 

やはり、一夏も命を狙われる危険性もあることで、専用機を渡すのか。女子たちも騒ぎ始めた。でも、当の本人はちんぷんかんぷんでっせ。

 

「はぁー、一夏。これを見てみろ。」

「お、おう。えーと.....」

 

一夏が俺の指定したページを開き読み上げていった。

 

「つまりそういうことだ。本来なら、IS専用機は国家あるいは企業に所属する人間しか与えられない。が、お前の場合は状況が状況なので、データ収集を目的として専用機が用意されることになった。理解出来たか?」

 

「な、なんとなく.....因みに、大地は?」

 

「あ?俺は一応、企業に属してるぞ?命が狙われるから防衛の手段としてな.......」

 

「そ、そうか....」

 

またざわざわと騒ぎ始めた。そして、1人の生徒が

 

「あの、先生。篠ノ之さんって、もしかして篠ノ之博士の関係者なんでしょうか?」

 

そう質問すると、

「そうだ。篠ノ之はあいつの妹だ。」

 

いや、そんなに重大なことをバラして良いのか!?ほら、また騒ぎ始めた。

 

「ええええー!す、凄い!このクラス有名人の身内が二人もいる!」

 

おいおい、そこまでにしておけ。注目を浴びるほどキツイものはないからな......でも、それは収まる処か悪化していった。

 

「ねぇ!ねぇ!篠ノ之博士ってどんな人!!やっぱり天才なの!?」

 

「篠ノ之さんも天才だったりする!?今度ISの操縦教えてよ!!」

 

準備中なのに篠ノ之さんの周りに人が集まっている。てか、アホか。兄や姉や弟や妹のどちらかが天才や才能があっても、同じ人間じゃねぇんだから、どっちも天才なんて、稀の稀だ。案の定、

 

「あの人は関係ない!!」

 

大声を出してしまっていた。

「......大声を出してすまない。だが、私はあの人じゃない。教えられるようなことは何もない」

そう言い、目線を窓の方向に向けていた。

 

「さて!授業を始めるぞ!!山田先生、号令を。」

 

「はいっ!」

 

やっと授業を始めれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏......行ってやれ....」

 

「お、おう......」

 

休み時間になり一夏が俺の所に来ようとしたのだが.....アホか!こういう時こそ!篠ノ之さんの側にいてやれや!! ということで、一夏をそっちに行かせた。

 

「.......すみません」

 

「ん?.....もう大丈夫か?」

 

突然、声を掛けられてそちらを向くとセシリアさんがいた。

 

「えぇ......良かったですわ、貴方たちも専用機で対抗出来て。」

 

「あぁ、そうだな。」

 

「.......一新しましたわ....私」

 

「ん?」

 

「男だからと言って貴方たちを嘗めませんわ......特に貴方は......正々堂々と勝負しましょう。」

 

「そうか.......だったら、俺も相当訓練しn「駄目です!」ふぁっ!?」

 

セシリアさんが気持ちを切り替えて、俺たちと勝負を挑むと宣言して、俺も気合いをいれようとしたら、まだ教室にいた山田先生が止めに入った。

 

「な、何故です?」

 

セシリアさんが理由を聞くと

 

「.....誰でしたか?怪我が治ったと言って試験に挑んで激しく勝負したら傷口が開いた生徒さんは......」

 

「うぐっ!!」

 

はい......私です。あの怪我は結構深くて、数週間で傷口が治ったと思って試験を挑んだら開いて、ドクターストップ&先生ストップがかかりました。いや、そんな不死身じゃないんだからパッと傷が治るわけないだろ?まぁ、そりゃ、何故か結構塞がるのは早かったが.....

 

「え!?あ、あ、貴方.....あんな傷を負った状態で!?........呆れましたわ....」

 

「本当に........本番まで柊君はイメトレなどを行って下さい!!」

 

「あ、いや、でm「良いですね」.....了解しました....」

 

仕方なく了承した。まだこんなプンプンで良いが、あの時みたいに涙目で凄く止められたら.....たまったもんじゃない.....

 

「おい、大地!傷を負ってるって.....それ本当か!?」

 

また、面倒なのが......

 

「あー!もう!お前が気にすることじゃないから心配するな!」

 

「あ、待てよ!大地!!てか、逃がすか!!!」

 

一夏から逃れようとするが羽交い締めされてしまった。

 

「おい!離せ!!」

 

「まあまあ、そんなことを言わずに飯に行こうぜ!!てか、絶対連れていく!!箒!一緒に行こうぜ!!」

 

「あ、あぁ。」

 

「ぐ、おぉぉぉ!!へ、ヘルプ!セシリアさん!!」

 

篠ノ之さんはさっきのこともあり、ちょっと消沈していたが、セシリアさんに助けを呼んだが......ニコッと笑って見捨てられた....

 

『くそったれがぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

何故か英語でそう言ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「.....大地.....それで足りるのか?」

 

「あぁ.....何故、おかずではなく大豆の煮物なのだ....いや、美味しいが...」

 

「良いんだよ別に....」

 

結局、そのまま捕まったまま食堂へ連行され一緒に食事をすることになった。そして、昨日と同じメニューにすると心配された。

 

「もしかして、肉アレルギーとかか?」

 

「いや、普通に食えるが..........抵抗があるんだよ.....肉より魚の方が良いな....」

 

本当は別の理由があるが、肉が苦手にしておうこう。

 

「しかも、肉と同じもしくは以上に大豆は栄養満点で肉と食ったことと一緒になるんだぞ?」

 

「へぇーそうなのか.....」

 

一夏と篠ノ之さんに大豆の素晴らしさを伝えていると一夏が

 

「あー、どうしようか.....箒、ISのことを教えてくれないか?このままじゃ、勝負で負けてしまう....」

 

「くだらない挑発にのるからだ.....馬鹿め。それなら、大地に教われば良......すまない、ストップを掛けられていたんだったな.....」

 

「え~、そこをなんとか!!」

 

そう言ったものの篠ノ之さんはプイッと向いてしまった。すると、

 

「ねぇ、君たちって噂の子よね?」

 

いきなり女子が話をかけてきた。リボンの色を見る限り、2年か3年の先輩だろう。

 

「......」

 

「おい.....大地そう警戒すんなって....」

 

「え、えっと、代表候補生の子と勝負するって聞いたけど本当に?」

 

何処からその話を聞きつけ.....って、多分1組の女子たちだろうな.....どうやったら、巻き込まれた俺が逆になったんだよ!

 

「は、はい。そうですけど....」

 

「君たちって素人だよね?IS稼働時間いくつくらい?」

 

「えっと....20分くらいだと思います。大地は?」

 

一夏はそう答えたが......俺は今こいつと戦闘中なんだよ!!

 

「.......ズウッ.....あちぃ....ふーふーふー」

 

「お、おい、大地......」

 

「うっせぇ!!ちょっと黙ってろ!!ふーふー.....ズウッ.....くそ......あちぃ....」

 

熱々の味噌汁に苦戦していた。猫舌だって言ってるのになんであのおばさんは熱々のを出すんだよ.....昨日に温いので良いって言ったのに.....ちくしょう....

 

「......え、えっと....」

 

先輩方もちょっと困惑していた。そんな哀れんだ目で見ないでくれ!!

 

「そ、それじゃあ無理よ。ISって稼働時間がものをいうの。その対戦相手は代表候補生なんでしょ?だったら軽く300時間はやってるわよ。」

 

あいつ......親を亡くして事業も頑張って、ISも頑張ってるってことか.......駄目だ....勝てる道が分からん.....あー!この怪我が忌々しい!!!!!

 

「でさ、私が教えてあげよっか?ISについて。」

 

一夏の隣でグイグイ身を寄せていく先輩......なるほど....これがハニトラか.....なお、一夏は親切な人だと思ってる顔だな.....一言.....いや、必要ねぇな...

 

「はい、ぜh「結構です!」お?」

篠ノ之さんが一夏の回答を遮った。

 

「貴女も1年でしょ?私の方がうまく教えられると思うなぁ?」

 

ここぞと言うばかりな煽ってる感じがする......だから、警戒をしてたんだよ......

 

「.....私は、篠ノ之束の妹ですから。」

 

先ほど姉とは違うと言っていた篠ノ之さんが姉の名前を出した。すると、先輩はそれに驚いていた。

 

「篠ノ之って.....えぇ!?」

 

「だから、結構です。」

 

「そ、そうなの。それなら仕方ないわね.....」

 

篠ノ之博士の名前を聞いて身を引いていた。これぞまさに虎の威を借りる....か。

 

「.....まぁ、頑張れよ。一夏、篠ノ之さん....」

 

やっと冷めた味噌汁を飲み干し、食堂を出ていこうとした。

 

「お、おう。本当にありがとうな!箒!!」

 

「あ、あぁ!!それでは、今日の放課後に剣道場に来い!」

 

何故、剣道場?アリーナか練習場では?....まぁ、良いか......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業も終わり、寮の部屋へ戻ろうとしていた。一応、先生に頼んでセシリアさんの試験映像を借りられた。これで、対策は取れる......この時のはな.....あっちも、これの通りにはいかないだろう。常に人は成長する.....苦手な分野も頑張ればやれる時もあるからな.......

 

「こそこそ後を付けてくるのやめてくれないか?ネルネルネール!!」

 

自分の後を職員室から出た時から付けてくる輩がいた。知ってる匂い......全く、嫌で、後味の悪い匂い.....だが、そこに居たのは.....

 

「あ!......え、えっと......」

 

「........ありぃ?」

 

全く見知らぬ女子であった。

 

『何故?』

 

「へ!?」

 

たまに英語が出てしまう時がある......が、今はそんなことより.....

 

「......何?」

 

「......」

 

この女子もどうせ俺の命か弱みにつけこんで抱き込もうって算段だな?だから、あの雰囲気を出しながら近付いて、逃げさせようとした。ほら、びくびくして今にも逃げようとする。それで良いんだよ....頼むから逃げてくれよ......だが、

 

「わ~た~し~の~!!!!!」

 

「「ん?」」

 

後ろからもの凄い勢いで走ってくる人......いや!この匂い!あの髪色!!!!!

 

「妹になにさらしとんじゃぁぁぁぁ!!!!!」

 

「うっせぇぇぇぇぇ!!!!!!!このネルネルネールがぁぁぁぁぁ!!!!!」

飛び蹴りを食らわせようとしてくるが、こっちも、飛んで横蹴りで封殺した。着地してすぐさま、後ろの女子に声をかけた。

 

「おい!!さっさとどっかへ行けや!!」

 

「ちょっと!!!貴方、私の妹に何してるのよ!!!」

 

「あ?妹?.......え?マジで?」

 

あのネルネルネールの妹だと言われて、後ろを振り向くと.....あ、あの目は、俺が無理をしまくった時に弟がする目だわ.....やめて?君はあっちを睨みつけてると思うがこっちも心にくるものがあるから!!

 

「.....何してるの?お姉ちゃん....」

 

「......え!?君!?あのくそったれネルネルネールの妹!?いや、どうみても君の方が姉だろ!!あの馬鹿のネルネルネールの方が妹だろ!!雰囲気的に!!」

 

「ちょっと!!!それどういうことよ!!!」

 

「あ!?言葉の意味だろうが!!ネルネルネール!!!」

 

「二人とも.....」

 

「「何!?」」

 

「.....煩い」

 

「「あ、はい。」」

 

妹と呼ばれた女子の弟にも似た威圧に圧倒され、黙った。

 

 

 




何故、例のあの会長をネルネルネールと言ったのか.........昔、ネルネルネールの青色のやつが好きでそれと色が似てたからです。ネルネルネール!!旨いね!
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