サァァァァァァァァ
一夏との決闘もなんとか勝ちに収めたセシリアはシャワーを浴びながら柊との決闘の時について考えていた。
(.......柊.....大地さん........あの時は.......本当に......殺されると思いました......)
柊との決闘の際、最後のあの瞬間にセシリアは.....絶対防御があるISの中で.....『死』を悟っていた。
(今でも......震えてしまいます......多分.....貴方が人と関わらないと決めたのは.....あれが原因でしょう.....)
言葉とは全く違う叫び声.......怖かった.....逃げ出したかった......でも.....
「あの時..........聞こえた声.......」
『........俺は化け物なんかじゃない.....』
......彼の声が聞こえた......彼女たちの罵倒で本当は我慢をしていたのかもしれない.....でも、彼があんなに穏やかな顔だったからその説が合わない.....
「大地さん.......貴方は......何を抱えていますの?」
似てる境遇、罵倒されても心を落ち着かせれる精神......そして......目を離せば何処かへ行ってしまう彼を.....もっと知りたくなっていった。
シャワーも浴び終わり、彼にまだ言いたいこともあり彼を探して食堂にいることが分かり行ってみた。彼を見つけたが.....
「試合はやっぱり負けたんだって....」
「やっぱり、男が女に勝てるわけないんだよね....」
「っ!」
またもや、彼の悪口を言っている生徒の声が聞こえた。
「イキッた結果が負け.....笑えるよね!」
「しっ!聞こえちゃうよ....」
「良いのよ。どうせ聞こえても何も言って来ないんだし、負けたのは事実でしょ?」
「そうだね!」
......私はすぐに食券を買い食事を取り....
ガンっ!
「っ!?ごほっ!げほっ!ビビった!....セシリアさんか?どうした?」
彼の隣に行き、マナーとして悪いですが、食事を溢さないように机に軽く叩きつけていた。周りの声のせいで食事にに集中していたのか、私に気付かなかったらしく驚いて噎せていた。
「すみません.....大地さん」
「んんっ...あー、どうした?」
「....今回は私と一夏さんの騒ぎに巻き込んで大変申し訳ありませんでした。」
私は人目も気にせず彼に頭を下げ謝罪した。
「え?何々?なんで彼女が謝ってるの?」
「え?巻き込んだって?」
周りの生徒も突然のことで少し騒いでいた。
「.....言いたいことってそれか.....別にお前が気にすることじゃないだろ?決闘に参加するって決めたのも俺自身だし....」
「.....そうですわね.....ですが、巻き込んでしまったのは事実ですわ......」
「律儀なこって.....本当に謝らなくても良いのに....」
「いえ、それでは私の心が収まりませんわ...」
「そうか.....もう良いか?」
彼は人を避けているから、この状況が嫌なのでしょう.......ですが......
「お待ちください.....」
私は彼の服を引っ張って止めさせた。
「.....何?」
「......練習期間が怪我もあって約数週間でドクターストップなどもかかってこの1週間は練習出来ていなかったのに......私に意表を突く一撃....そして、あの動き.....本当に素晴らしいですわ.......」
「.....褒めたって何も出ねぇぞ?」
「私は心のそこから褒めています。褒美などは要りません。さらに、感心さえしています。だからこそ、私ももっと頑張らないとと思いました.....だから.....その.....私と一緒に頑張りましょう!大地さん!!」
もっと彼を知りたい.....たったその気持ちでいっぱいだった......いえ、違います.....彼が目を離せば何処かへ行ってしまう心配で一緒に頑張りたいと思った。
「え!?何々?告白!!」
「大セシ!?セシ大!?どっちでも嫌いじゃないわ!!」
周りが告白やら何やらで騒いでいますが、そんなの気にせず彼の答えをじっと待っていた。
「.....別に必要ない」
「...そうd「と思ってたんだがな」っ!」
「山田先生も教師の仕事があるから訓練してもらえる時間も無いし......練習相手はあのネルネルネールじゃあ.....嫌だな.....だから、こっちこそ頼むわ.....セシリアさん。」
「.....はい!後、『セシリア』で大丈夫ですわ!」
「そ、そうか.....じゃあな、俺は先に行くぞ?」
「はい!それでは!」
断れると思っていた。でも、大丈夫だった。安心が1番大きかった。....周りがキャーキャー悲鳴が煩かったけど......
そして、場面が変わり此処は.....
「よいっしょっと!.....これで全部ですか?轡木さん。」
「あいたたたた....そうだね、それで全部だよ。ありがとうね。」
自分は今....花壇の土を運んでいた。
数分前
「.....はぁー.....迷惑ばかりかけるな.....」
セシリアとの話が終わり、気分転換に外を歩いていた。自分と一緒に頑張りたい.....つまり、命が亡くなる可能性も十分にあり得るということだ.....本当は断りたかった.....迷惑をかけるって......だが、何故か断れなかった.....何故だ?あいつの強さを知っているから?いや、人間誰しも自分の命が亡くなるって分かったら、それから遠く離れようとする......何故....彼女は.....
「...たたた」
「ん?」
悩んでいると、目の前で誰かが腰を抑えて踞っていた。
「.....あの大丈夫ですか?」
走ってその人に駆け寄ってた。
「あ、あぁ......腰を.....ね?ぎっくりっと....あいたたたた....」
ぎっくり腰か.....彼の周りを見ると、花壇用の土袋が多く転がっていた。
「えっと....これ何処まで運べば良いんですか?」
「っ!あぁ、あっちに運んでくれないか?」
という、今に至る。
「.....保健室まで連れて行きましょうか?」
「いやいや、そこまでしてもらなわなくても....」
と、言ってるが腰を痛そうにしている。...........っ.....あぁ、もう!
「.....乗ってください。」
「え?」
俺は轡木さんの前に行き膝をついてかるう姿勢でいた。
「.......見過ごすはいけにはいかないんでね.....奥さんも心配しますよ?」
「あ、あはははは....」
轡木さんの奥さんはこのIS学園の理事長らしい.....名字が同じだし、運ぶ時に雑談も交えながらだったので分かった。
「それでは.....」
「行きますよ?せーの....」
花壇用の土をちゃんと邪魔にならないようにしてから、出発した。
「......柊君.....すまないね.....」
「?何故謝るんです?怪我した時はお互い様です.......誰かに何かあると1番悲しいのは身近な人なのはわかってますから......貴方の奥さんを悲しませることはしたくありませんよ.....」
「ふふふ.....そうかそうか......見た目によらず.....優しい子だね?」
優しい......俺が?.......
「.....優しくなんてありませんよ.....俺は.....轡木さんだって俺の噂を聞いたことがあるでしょ?」
「あぁ、会長と会長の妹さんと取り合いをしたり猫舌で子供らしい噂をね。」
「ぶふぉ!!」
え?そんな噂があるの!?そりゃ、猫舌は事実だし、あのネルネルネールとは喧嘩はする!!だが、あの子を取り合ったことなんて.......いや、あの時かぁぁぁぁぁぁ!!!!!
「全然違いますからね!!!猫舌は本当ですが!!」
「あ、そこは認めるんだね。」
なんやかんやしてるうちに保健室に到着した。
「はぁー、失礼します。」
そして、翌日
「では、1年1組代表は織斑一夏君に決定です。あ、一繋がりでいい感じですね!」
山田先生が嬉々としてその報告をした。.....セシリアが勝ったからセシリアだと思ったが.......何かあったのか?
「先生、質問です。」
一夏が挙手して何か言いたそうだった。
「はい、織斑君」
「俺は昨日の試合に負けたんですが、なんでクラス代表になってるんでしょうか?」
「それは....」
「それは私が辞退したからですわ一夏さん。」
すると、セシリアが立ち上がってそう言い出した。何故?お前ならやれると思ったんだがな......ISの技術があり、両親の遺産のためにあらゆる努力をしている.....ん~、何故だ?
「な、何故?」
「....一夏さん.....大地さんが前に仰った通り、貴方たちはISについて素人とです.......だから、あの決闘で勝ったのは当たり......いえ、経験の差からです。」
「お、おう」
「そして、辞退した理由は......私もまだ未熟だと分かったからであり、一夏さんのISの技術を磨くために必要だと思いたったからです。代表になれば実戦が多くあります。」
「だったら、大地がやれば良いだろ!?」
あいつ.....俺が言ったこと忘れてるな?
「.....一夏......俺は決闘が成立したあの時何て言った?」
「へ?.....えっと..........あ」
「思い出したか......そういうことでお前が抜擢されたんだよ......」
すげェ顔をしるな一夏.......
「そういうことですので.......何かあれば私や大地さんにでも頼ってください。一緒に頑張って成長しましょう!」
「「........お、おうふ」」
なんで俺も入れるのかなぁ?......いや、そりゃあ一夏よりは経験があるが.....セシリアさんや他の人たちに取ったら米粒程度だぜ?
「生憎だが、一夏の教官は足りている。私が直接頼まれたらな!!」
箒さんが勢いよく立ち上がりそう言った。
「....そうですか....分かりましたわ。すみません一夏さんお邪魔をしてしまい.....」
「え?あ.....えぇ....」
箒さんが既に教える立場であったのかすぐに身を引いた.......てか、箒さんのあの赤い顔や今まで行動からするに.....
((一夏(さん)のことが好きなんだなぁ....))
何故か言葉はなかったはずなのに、セシリアとの気持ちが合ったような気がした。
「な、なんだ!!お前ら!!そんな目で見て!!!」
「いや~、別に~どうぞどうぞ二人で好きなように。」
「そうですわ.....お二人で慎ましく頑張ってください。本当に困ったことがあったら私もお手伝いしますから。」
「?なんだよ二人揃って.....まぁ、箒!!これからも宜しく頼むな!!よっしゃあ!!やってやる!!!!!」
......まさか....
「い、一夏....箒さんのことをどう思ってるん?」
「ん?何だよ大地、箒とは"普通"に友達だぞ!なぁ、箒!!!」
「.......」
『.....ど.......鈍感かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!』
今度は箒と一夏を除いたクラス全員の気持ちが揃っていた。
見ろよ一夏!!お前、あの箒さんの顔よ!!「あぁ、うん、分かってたよ.....そういう奴だもんな....」っていう顔してるぞ!!やめたあげて!!!!
「(箒さん......ファイトですわ....)」
ほとんどの人が箒の恋の応援をしていた....
今宵はここまで.....負けるな!箒!!頑張れ!箒!!
主人公とセシリアは君を応援しているぞ!!