ガンゲイル・マーケット キリト×ストレア   作:メタルギア教の教祖オティヌス

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計画通りにいかなくてすいません…今回はメインアームを選ぶ話になります。


中編

 マーケット当日。グロッケンのマーケットは多くのプレイヤーと銃がごった返し、会場からは客を呼び込む声が飛び交っていた。俺とストレアは入り口で圧倒されかけていた。

 

「うちではアサルトライフル専門だ!初心者も扱いやすくて精度も高い、5.56ミリから専用弾まで扱ってる!今セットで購入すると、好きなアタッチメントを一つサービスするよ!」

 

「当スコードロンでは、悪辣な環境でも問題なく作動し優れた射程とストッピングパワーのある7.62ミリを使用するAKシリーズを取り揃えたラインナップとなっています。プレイヤー、エネミーを難なく撃破し、あなたに勝利をもたらすでしょう」

 

「ミュータントが怖くて狙いがブレる?一発で倒したいなんてワガママを叶えてくれ?心配すんなよ!ショットガンがあればピクニックだって夢じゃない!敵が近づいてきたら、頭なんて狙わずにただ向けてズドン!目を開けると夢みたいに敵はこの世からおさらばだ!ポンプアクション以外もあるし、弾だっていろんなのがある!使いこなしたければ遠慮なく言ってくれ!スタッフが完璧にレクチャーして見せるぜ!」

 

「オーダーメイドはいかがですかー!この世界で唯一のアナタだけの銃を作れますよー!」

 

「サバイバルな日々を快適にしませんか?荒廃した世界だからこそスローライフを送りたいプレイヤーの為に必要な用品を格安でご用意いたしました!」

 

 銃等の戦闘装備だけではなくスローライフ用品を扱うスコードロンもいたことは以外だった。中にはコスプレ装備や世界が崩壊する前の壊れていないラジオや写真、ビデオテープ等の遺品とも言うべき物を扱っているのもあった。

 

「へぇ…もっとプレイヤー同士がギスギスした所だと思ったけどかなり皆楽しそうだな」

 

「調べてみたけどここで店を出すのはスコードロンだけじゃなくて個人でも出せるみたいだよ。後、規則も設けてあって独占や悪質な商売が出来ないように徹底されてるんだって」

 

「これを運営のサポート無しでやってるんだろ?。皆、楽しみにしているんだな」

 

「じゃあアタシ達も楽しも!行くよー!」

 

「おい、いきなり過ぎないかー!」

 

 ストレアに引きずられるように人混みの中へ入っていくキリト達。手始めにアサルトライフルが置いてある店に向かった。

 

「すいませーん!オススメの銃ありますかー!」

 

「おや、女性のお客さん達とは珍しいですね?大丈夫ですよ、私どもの店は女性好みの銃も十分揃えてますよ」

 

『…うん?女性達?ストレアはともかく俺は男…まさか!』

 

 キリトのアバターはM9000系。男性アバターに属するがこの世界では女性アバターと見まごうばかりの端麗さを持ったアバターである。死銃事件以来、キリ子と称されたプレイヤーを追ってアバター売買プレイヤーが後を絶たなかったとか。事実、『キリ子』ことキリトはこの状況を打開すべく思考を張り巡らせた。

 

『マズイ…店員は俺が男だと傍目からじゃわからない…かといって男性だと話したら何が起こるか…』

 

しかし、ここで助け舟が入る。

 

「ねえ、店員さん。アタシ達前はFPSをやってたの。だから女性向けより色々試したいな」

 

「ああ、経験者でしたか!それなら話が早いですね。お好きな銃を選び終わったらまた声をおかけください」

 

ストレアが流れるように言いくるめ、店員は去っていった。

 

「…おお、さすがはストレア。助かった」

 

「キリトの見た目はまんま女の子だからね~。男性なのに女性アバターなんて周りから見れば注目されちゃうもん。で、どの銃を選んでみる?まずは色々試してみようよー!店員さーん!」

 

「はい、お決まりなられましたか?」

 

「試し撃ちって出来る?」

 

「はい、もちろん試射は無料ですよ。ではこちらのフリーゾーンへご案内します」

 

店員に案内されてキリト達が着いたのは射撃レーンのコーナーだった。

 

「こちらのパネルから希望の銃があれば呼び出せますので、購入が決まれば呼び出してください」

 

「ありがとうございます」

 

そしてキリトの試し撃ちが始まった。

 

「まず前方に体重を掛けて、肩にしっかりとストックを、頬を付けてサイトに的が重なったらトリガーを引いてみて」

 

「よし、こ、こうか?」

 

 ストレアの指示どおりに体を変え、的に向けてトリガーを引く。銃声と共に銃弾が放たれ、カキンカキンと音が的から響いた。

 

「おお!サークルの真ん中には当たらなかったけど、胴体に弾が集中してる!」 

 

「うんうん!キリトは体重を前に掛けずに撃ってたから、銃の反動で狙いがブレてたんだよ。だから反動を考えて撃てば…」

 

 今度はストレアが撃つと、弾がサークルの中央に集中していた。

 

「撃ち方が分かれば、後はキリトが気に入った銃を選ぶだけだよ!ほらほら!」

 

「ああ、どんどん行くぞ!」

 

 その後、5.56ミリから7.62ミリ。果ては専用の口径の物まで一通り撃ち尽くすと候補が2つに絞られた。

 

「残ったのはHK417とHK416か…アタシならHK416かな」

 

「口径が大きい方が有利じゃないのか?」

 

「口径が大きいと反動も大きいし、かさばっちゃうから沢山持てないの。後、アタシの使ってるM249と弾薬が共有できるし」

 

「なるほど…共有できるのは大きなメリットだな。よし、これに決めた!」

 

結果、キリトのメインアームはHK416。サービスのアタッチメントはグレネードランチャーに決定した。

 

「う~ん、終わっちゃったね~。この後どうしようか?」

 

「そうだ、店を回ろう。今回はわざわざ付き合ってもらったワケだし、お礼をさせてくれ」

 

「ホント⁉やった!じゃあ、手繋ご!」

 

「おいおい!わかったから引っ張るなって!屋台は逃げたりなんかしないぞ!」

 

 

 

 

 

 




次は確実に最後です。
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