ガンゲイル・マーケット キリト×ストレア 作:メタルギア教の教祖オティヌス
ショップでメインアームを買った後、マーケットのフードエリアにストレアへのお礼も兼ねて向かった。料理は現実世界にもあるような物からこの世界で手に入る食材を用いた物まであった。
ストレアと食べたのは、ホールケーキの上にスコードロンのエンブレムがあしらわれたスイーツで、ストレアに互いに食べさせあうのをせがまれ、やっていたら周囲から「キリトちゃんと食べさせ合ってるあの可愛い子誰だ⁉」「天国は此処にあった…」等と言われ続け、しまいには食べ終わった皿に「このケーキを食べさせ合い完食したカップルには戦乙女の加護が得られる」の言葉が書いてあった。広場の中央には掲示板があり、『この料理は満足しましたか?』というアンケートまで行っていた。
ログアウトまでまだ時間が残っていたので、プレイヤー個人の店を回る事にした。武器を扱っているというより、ダンジョンの情報やアクセサリーが多く見られた。
「キリトあの店行きたい!」
ストレアが指さした店に入ると中は薄暗く、奥から女性の店員が出てきた。
「いらっしゃいませ。銃ですか?それともパーツをお求めでしょうか?」
「それじゃあ銃をお願いします」
「分かりました。・・・ではこちらにおかけになってお待ちください」
店員は柔らかい物越しで俺たちを大小の木箱の上にクッションを載せた即席のテーブルに座って待つように促した後、カウンターの奥へ入っていった。
だんだん薄暗い店内に目が慣れてくるとショーケースには見慣れない銃弾が並べてあり、壁のラックにはエングレーブが彫られたリボルバーから最新型のハンドガンが並んでいたが、全て実弾銃ばかりだった。
奥から出てきた時はアタッシュケースを持っておりテーブルの上に載せ、ロックを解除して中身を開けて見せてくれた。中身は2丁のオートマチックだった。しかし、形状はM1911に酷似していたがトリガー、マズルは形状が既存の物とは異なっており。
「手に持ってみてください」
促されるまま、俺とストレアはそれぞれ手に取った。するとその銃は軽そうな見た目をしていたが、しっくりと手に馴染んだ。ストレアにも握らせてみると同じ感覚だったのか、驚いた顔をしていた。
「これは・・・すごく馴染みますね」
「その銃はM1911カスタムをベースに各パーツをこの世界の素材で作った銃です。カスタムに加え、素材により軽量化と耐久性、性能の向上に加え、オプションパーツも装着出来るようになっています。」
「凄い・・キリト、これにしよう!」
「ああ、すいません。これを2丁お願いします」
「はい、分かりました。ですがその前に…」
店員は急に先程とは打って変わって真剣な眼差しになって俺たちを見た。
「あなた達はお互いを大切なパートナーと思ってますか?」
「「へっ?」」
予想外の質問だった。