突然、自分を変えるために未来から娘がやってきた話   作:akatsuki4612

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「私は今から20年後の未来からやってきた────」 「俺は心臓病なんて患ってないぞ」

「あぁ……今日も暇だな」

 

自分の部屋の床にゴロゴロと寝転がりながら呟く。俺の名前は木坂 海里 日常をなるがままに生きている中学生だ。

 

「来週からテストだけど……やる気起きないしなぁ」

 

はぁ〜あ、どっかの漫画みたいに未来から猫型ロボットが来てくれないかな……まあそんなおとぎ話のようなこと、あるわけないか。

 

そんなことを考えながら、ゲームでもしようと身体を起こしてゲーム機の電源を入れようとしたとき───

 

突如、勉強机が爆発した

 

「はぁ!? 何があったんだよ!」

 

思わず爆発した勉強机の方を見ると

 

「───運転を誤ってしまいました。失礼、そこの御方今西暦何年でしょうか?」

 

そこには、オープンカーらしきものに乗った女の子がいました。見た目は自分と同年齢だろう、髪型はショートボブで真紅の髪色で赤色の瞳を持っている。

 

西暦何年……? この女の子は何を言っているんだろうか?

 

「えっと……2017年ですが」

 

そう言うと、女の子はそれを聞いて安心したような顔をする

 

「ほっ……取り敢えず目的地に着いたようですね」

 

そういいながら彼女は乗り物から降りて、横についているボタンを押すと乗り物はどこかに消える。待て、さっきの乗り物はどこに行った?まるで理解できんぞ!

 

「あんた何者だ……?」

 

俺が思わず言葉を漏らすと女性がハッとした表情で

 

「そういえば言ってませんでした」

 

少し一呼吸おき、

 

「私、20年後の未来からやってきました」

 

……何を言っているんだこの子?

 

「その目信じてませんね?、ならこの部屋にある物を当ててあげますよ」

 

「まず、ベットの下にエロ本が入っています、そして引き出しの中にも鍵が付いておりそこにも入っています、ちなみに暗証番号は248──」

 

「だぁーーー!! わかったわかった! 信じるよ!」

 

エロ本のことはまだしも誰にも教えてない暗証番号まで知られているとは……本当なのか?

 

「ほんとに未来から来たのか……?」

 

「えぇ、そうですよ」

 

ほんとに未来から来るとはな……こんなことがあるんだな

 

「ちなみになんの用でここに来たんだ?」

 

そう聞くと、女の子は少し考えてから

 

「あなたを変えるために来ました」

 

……何故? ほんとに猫型ロボットの漫画みたいな展開だな……

 

「何故か聞いていいか?」

 

「貴方がこのままダラダラ過ごしていると大変なことになるんです」

 

「……どういう事だ?」

 

「説明しましょう、そもそも───」

 

 

 

──────────────

 

なんて事だ……このまま過ごしていたら結婚して、娘を1人授かるまではいいんだが会社が倒産して、それを嫁や娘に当たり、自分は借金してパチンコをして借金を返そうとして逆に増やしているクズみたいな生活をしているとは……

 

「酷いなぁ……なんでそうなるんだよ」

 

「まったく迷惑ですよ」

 

まったく、自分のことなのに情けない……

 

「それで……未来からやってきた君は誰なんだ?」

 

そういえば聞いてなかったな……

 

「木坂 葵 あなたの娘です、よろしく」

 

……えぇぇぇぇぇぇ!?

 

「娘だって!? 」

 

「そうですが?」

 

「髪を染めて目までカラコン入れちゃって……父親がクズだからグレたのか……」

 

「……髪は染めましたが目は遺伝ですよ」

 

遺伝……? 俺の瞳の色は普通だ、つまり相手の方が赤色という訳か……?

 

「まあ相手は誰かは言えないんですけどね」

 

まあそれはそうか……もし言ってしまい、その人と結婚しなかったら葵がいなくなるもんな……

 

「えー……俺を変えに来たというのは有難いんだが具体的にどうするんだ?」

 

俺がそう言うと、葵は少し考えながら

 

「そうですね、まずは努力をしましょうか」

 

努力しないからああなったので、努力をすれば変わるはずですよ、と言葉を続ける。

 

……確かに今まで努力してこなかったからな、いつもなるようになれって感じだったしな。

 

「この日なら───来週にテストあるでしょう? それで良い点数を取れるように頑張りましょうか」

 

「うぇぇ……まじかよ」

 

「それじゃあ勉強を始めますよ」

 

「み、見たところ同学年だと思うんだが大丈夫なのか?」

 

「安心してください、こう見えても学年トップですし」

 

「でも勉強が─────」

 

「それも大丈夫です、高校生までの勉強は終わっているので」

 

「……そうですか」

 

どうやら逃げ道はないらしい。それにしても、自分の娘に勉強を教えてもらうなんてな……

 

「そう思うなら私より賢くなってください」

 

「はいはい、わかりましたよぉ」

 

こうして、俺と未来からやってきた俺の娘、葵による奇妙な物語は始まる……と思う

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