ウソップっぽいポジションに転生したはずなのに、なんで私は女の子なんだろう   作:ルピーの指輪

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いつも誤字報告や感想をありがとうございます!
ダイアルを使って色々と戦闘の幅が広がったので書いてて楽しいです。
今回もそんな感じの話が後半に出ますので、ぜひ注目してみてください。


海列車バトルゲーム

「――と見せかけて! “スクリュードロップキック”!」

 

 カラテの島出身のボクシングチャンピオンであるジュリーという手足の長い大男がこの車両をまとめているらしく、サンジに襲いかかってきた。

 なんで、この人ボクサーなのにドロップキックしてるんだろ?

 

「もう、ボクシングルール無視か!」

 

 私の心のツッコミと同時にサンジの切れ味のよいツッコミが車両に響き渡る。

 まぁ、このボクサーはサンジの敵ではないだろうな……。

 

「はぁ……、時間の無駄だな。――“串焼き(プロシェット)”ッ!」

 

 サンジは華麗にジュリーのドロップキックを躱して、彼の顔面に強力な蹴り技を振り下ろした。

 

「キャハハッ! サンジくんカッコイイじゃない!」

 

「いやぁ惚れ惚れするような技だったよ! 凄いなぁ!」

 

 ミキータと私は惜しみない賛辞を彼に送った。

 うん。サンジくらいの身体能力があればCP9にも負けないだろう。羨ましい……。

 

「うぉっ! これってまさかすっげェ嬉しいシチュエーションなんじゃッ!? まだまだこんなもんじゃねェぜ!」

 

 サンジはジュリーを倒して勢いづいたのか、闘志をさらに燃やして、残りの銃を持った政府関係者たちに遠慮のない蹴り技を浴びせていく。

 あれ? いつもよりも速くて強いような……。

 

「なっ、なんだこの男! さらに強く――! ギャッ!」

「ぐへぇッ!」

「ゴボぉッ!」

 

 瞬殺――そう表現してもいいだろう。鬼神となったサンジは男たちを次々に蹂躙していった。

 

「レディたちの声援がおれに力を与えてくれる! 愛の騎士となった、今のおれは“無敵”だァッ!! うおおおおおっ!!」

 

 メラメラと燃え上がるオーラのようなモノが彼の背後に見える気が……。

 あと、ミキータと一緒に女の子扱いしてくれることがちょっと嬉しかったりする……。

 

「この人たちは電伝虫を持ってないみたいだし、次の車両に行こう。フランキーもそこにいるみたいだ」

 

「次もサンジくんに任せてたら大丈夫そうね……」

 

 私たちは最後尾の第7車両から第6車両へと向かった。

 

 

「――首肉(コリエ)フリットッ!!」

 

「キャハッ、ホントに1人で全員倒しちゃった」

 

 サンジは、勢いに任せて第6車両に居た政府関係者を一蹴した。

 この車両にはフランキーが雑に拘束されていた。

 

「やァ、フランキー。無事かい?」

 

「んおっ! ライアの姉ちゃんじゃねェか! まさか、おれを助けに来てくれたのか!?」

 

 フランキーはびっくりした顔で私を見た。まぁ、彼を助けに来たのも間違いじゃないな。

 

「ライアちゃん、こいつは誰だい?」

 

「さっき話したフランキーだよ。ほら、船を任せた」

 

 私はサンジとミキータにフランキーを紹介した。

 

「すまねェな。お前らの船を造ってやろうと準備してたらこのザマだ」

 

 フランキーは頭から血を流しながら苦々しい表情を見せる。

 CP9に抵抗したが、やられてしまったのだろう。

 

「君のことはアイスバーグさんから聞いた。随分と厄介なことになってるみたいだね」

 

「まァな。んで、お前らはこの先にいるニコ・ロビンも助けるつもりなのか?」

 

 フランキーは私の言うことを肯定して、ロビンについて尋ねてきた。

 

「当たりめェだ、てめェはついでだよ、ついで。――おっ、電伝虫があるじゃねェか!」

 

 そんなフランキーの言葉にぶっきらぼうに答えながら、サンジはこの車両で数匹の電伝虫を見つけた。

 携帯用の子電伝虫もあるな。一応、私も1匹持っていっておくか。

 

「じゃあ、ナミちゃんに連絡できるわね」

 

 ミキータはサンジに近付いて彼の手元の電伝虫を見つめる。

 

「一度、コンタクトを取ったほうがいいかもしれない。この次の車両は40人ほどが乗っている。その内、1人は中々の手練みたいだ……」

 

 私は隣の第5車両から感じる気配を数えて、それを伝えた。

 CP9以外の強い人って全然覚えてないんだけど、誰だったっけ?

 

「すげェな、姉ちゃん。そんなことも分かるのかよ。じゃあ、この前言ってた占いもマジだったんだな!? ちょっと疑ってたんだが、超能力者なら納得だぜ!」

 

 フランキーは感心したような声を出して、この前の占いの話を口にした。

 あー、適当についた嘘の話を今持ち出されるなんて……。というか、やっぱりあんまり信じてくれてなかったんだな……。

 

「キャハッ、占い? あんた占いなんて出来るの?」

 

 占いという言葉を聞いてミキータは興味津々の顔をして私を見つめる。

 

「えぇーっと、まぁ、少しだけ……」

 

「へぇ、じゃあ今度おれの恋愛運でも占ってもらおうかなァ!」

 

 ミキータの言葉を肯定した私に畳み掛けるようにサンジが私に声をかけた。

 よし! この戦いが終わったら占いの勉強をしよう!

 

「そ、そうだね。あっ! ナミに連絡するんじゃなかったのかい?」

 

 しかし、この話題もツッコまれるとつらい。

 だから、私は急いで話題をナミへの連絡に変えた。

 

「お、そうだった。ナミさんにラブコールしねェと!」

 

「サンジくんもブレないわね〜」

 

 電伝虫を使おうとするサンジの言い回しを聞いてミキータはニコリと微笑みながらそう言った。

 

「ナミさん、ナミさん、聞こえるかい?」

 

『うん。サンジくんね!? こっちも海列車でエニエス・ロビーに向かってるわ! あと、ロビンのことはライアたちから聞いた?』

 

 サンジからの通信に返事をしたナミはロビンの事情について聞いたかどうか質問した。

 

「いや、詳しくはまだ……」

 

「あー、そうだね。とりあえず落ち着いたし、話しておこうか。ロビンは――」

 

 ここに来るにあたってゆっくり話をする時間がなかったので、ロビンとフランキーの話はざっくりとしか話してなかった。

 ということで、私とナミは代わる代わるここまでの経緯を話した――。

 

 

『ルフィ! こっちに来て、サンジくんたちから!』

 

 ロビンの話が終わって、ナミはルフィを近くに呼ぶ。

 

『サンジーっ! そっちはどうだ!? ロビンは!?』

 

「ロビンちゃんはまだ捕まっている。さっき事情を全部聞いたところさ」

 

 ルフィはロビンの安否を含めたこちらの状況を尋ねたので、サンジはそれに答えた。

 サンジから感じるエネルギーが更に1段階上がった気がするな……。

 

『そうか――いいぞ、暴れても!! ライアもミキータもな!』

 

『ルフィ! 無茶言うな! おれたちが追いつくまで待たせろ!』

 

 それをルフィも感じ取ったのか、私たちに先に行動を起こしても良いと許可を出した。

 ゾロはそれを止めてるけど――。

 

「――そいつは無理だ。マリモくん。ロビンちゃんの気持ちを聞かされちゃあ、たとえ船長命令でも、おれは止まる気はねェんで!」

 

「おれじゃないよ。おれたち、さ。私もやられっぱなしは性に合わない」

 

「キャハハ、あいつに勝手に守られたとか気に食わないわ。ゾロくんには悪いけど」

 

 私たちは全員止まる気はなかった。ロビンが捕まって、しかも私たちを想って犠牲になろうとしている。

 それを黙認できるほど、私たちは冷静になれなかった。

 

『ちっ、勝手にしやがれ!』

 

 不機嫌そうなゾロの声とともに電伝虫の通信が切れた。

 あとでゾロに説教とかされそうだなー。

 でも、それでも、私たちは――。

 

「ぎゃ〜〜あ〜う〜〜! ウォーウアウアウ〜! いい話じゃねェかァ! チキショー! なんてこったァ! ニコ・ロビンっていえば“冷酷非道”の“悪魔の女”のハズ! それがどうだ、“ホロリ仲間慕情”……!」

 

 そんな私たちの会話を黙って聞いていたフランキーが号泣しながらジタバタしている。

 どうやらロビンの話が心に突き刺さったらしい。

 

「ねぇ、ライア……、この人に2億渡したって……、本当に大丈夫なの?」

 

「情に脆いって、いい人だっていう証拠だと思わないかい?」

 

 そんなフランキーを見て不安そうな表情をするミキータに私はフォローを入れておいた。

 だって、この人は本当に悪い人じゃないんだもん。

 

「よし! この“フランキー一家”、棟梁フランキー! お前らに手を貸すぜ! おれもニコ・ロビンが政府に捕まっちゃあ困る立場にあるからな! よっしゃあ! こんな人情話聞かされちゃあ! おれのやる気も滾ってくるもんよおおお!」

 

 フォローを入れた刹那、フランキーは更に大きな声を出して手を貸すと言い、その上で雄叫びを上げた。

 うっ、そんな大声を上げられると……。

 

「――なんだ!騒がしい!って、うわあああっ!Tボーン大佐ァァァ!侵入者と脱走者です!」

 

 騒がしい音を聞きつけた海兵がこの車両の有様を見て叫び声を上げる。

 

「侵入者だと!?なっ、何ということだ!こんなにも理不尽な悪に傷付く者たちが!」

 

 すると、ガイコツのような剣士がこの車両にやって来た。

 こいつが手練だ……。Tボーン大佐って呼ばれていたけど、そういえばそんな名前の人居たなァ。

 

「ありゃあ海軍“本部”大佐――“船斬り”Tボーンじゃねェか!」

 

「知ってるのか? フランキー」

 

 意外にもフランキーはそのTボーンを知っていた。

 船斬りとかいう異名なんだ。そりゃあ強そうだ……。

 

「船大工の間じゃあ知れた名前だぜ。なんせ海賊船を真っ二つに斬っちまうって話だ。客が増えるってな。まァ腕っぷしの強さは恐れられてたが……。おれたち解体屋からしても部品が回ってくるんで、ありがてェ話だ」

 

 フランキーの説明から察すると、ウォーターセブンではかなり有名な海兵みたい。

 ああ、思い出した。この人は多分……、漫画ではサンジたちの機転によってやり過ごしたんだった。

 

「キャハハッ! 船を真っ二つって、やばい剣士じゃない。ゾロくんとどっちが強いんだろ?」

 

「さァ? でも、ゾロは世界一の剣豪を目指してるから負けないんじゃないかな?」

 

 ミキータの疑問に私は何気ない一言を返す。しかし、どうやらそれで闘志を燃やす男がいるようだ。

 

「――マリモなら負けねェ? ライアちゃん、ミキータちゃん、ついでにフランキーって奴も聞いてくれ。あの“船斬り”とかいう剣士は――おれが倒す! すぐに追いつくから先に行ってくれ!」

 

 サンジはTボーンを指さして、私たちに先に行くように声をかける。

 

「罪なき市民の明日は私が守る! それを仇なす悪は私が斬る――!」

 

「レディたちの晴れやかな未来はおれが死守する! 騎士道精神に懸けて!」

 

 対峙する2人は何やら互いの信念を語りながら、精神を昂ぶらせているみたいだ。

 

 そして――。

 

「「うおおおおっ!」」

 

 サンジとTボーンが戦闘を開始した。うわっ、Tボーンの剣捌きもさることながら、サンジの技のキレもいつも以上だ。

 

「あの、眉毛の兄ちゃん強いじゃねェか! これなら“船斬り”を何とかしてくれそうだ! 行くぞ! 姉ちゃんたち!」

 

 フランキーはサンジの強さに舌を巻き、そして、私たちに先に行くように促す。

 よし、次の車両に行こう。私たちは第5車両へと足を進めた。

 

 

 

「キャハッ! そういえば、この車両には結構居たのよね……」

 

「ざっと海兵が40人……! さっきまでの戦闘慣れしてない連中とは違うはずだ。銃火器に気を付けながら始末するぞ!」

 

 私とミキータは互いに武器を構えて戦闘態勢を取る。

 

「待ちな! 姉ちゃんたち! ここはこのおれ様に任せな! ストロング・(ライト)ッ!」

 

「ぐわァ!」

 

 しかし、フランキーは私たちを制しながら、右腕をルフィのように伸ばしてパンチを放った。

 そのパンチは海兵にクリーンヒットして一撃で沈める。

 

「ウェポンズ・(レフト)ッ!」

 

「ギャア!」

「うへぁッ!」

「ばっ、バケモノ! グヘッ!」

 

 さらに左手の手首が外れて連射砲弾を発射し、次々と海兵を蹂躙していった。

 さすがにウォーターセブンの裏の顔と言われるだけあって強いな……。

 

「なっ、何なのあんた! その体!?」

 

「はっはっは、おれは改造人間(サイボーグ)だ! さァ、早く行け! ニコ・ロビンの元に!」

 

 フランキーは驚くミキータに向かって上機嫌に笑い、足止めを買って出てくれた。

 ここは、彼の好意に甘える方が良さそうだ。

 

「ありがとう! フランキー!」

 

 私はフランキーに礼を言ってミキータと共に第4車両に向かった。

 ここにも強い敵の気配がするが、どんなやつでも倒してみせる――。

 

 

「なんだァ、襲撃って聞いたから、どんな奴が来るのかと思ったらぁ。ひょろひょろの男とアホそうな顔の女のカップルかァ」

 

 第4車両には白髪で目が飛び出ている何とも形容し難い顔立ちの男が私たちを待ち受けていた。

 なんだろう。顔だけは覚えてるんだけど……、それ以外が出てこない……。

 

「キャハッ! ()()()()だって、私たち!」

 

「喜ぶのかい? あいつ、アホそうなとか、言ってたよ?」

 

 何故か、()()()()という言葉に喜ぶミキータに対して私はツッコミを入れる。

 

「おれはここの給仕長のワンゼだよーん!マッドなマッドなワンゼだよーん!ここは通さないよー!どうしても通りたかったら、このおれのラーメン拳法に勝ってみろ!くらえ!拉麺(ラーメン)ビ〜〜ムッ!」

 

 ワンゼは口に含んだ小麦粉を鼻から凄い勢いでこちらに向かって放とうとした。

 

「よし、ここは私が――」

 

「待ちなさい。アホな女と言われて引き下がるわけにはいかないわ。キャハハッ!ここは、私が相手をする。あんたに貰ったこの完成版(パーフェクト)キロキロパウンドで!えいっ!」

 

 ミキータがハンマーを振るうと、ハンマーから炎が放たれて拉麺(ラーメン)ビームとやらを燃やし尽くした。

 そう、彼女の武器、キロキロパウンドはナミの天候棒(クリマタクト)と共に私が強化した。

 

 ミキータの武器は様々な(ダイアル)を駆使して、彼女の能力を活かせるように改造したキロキロパウンド――すなわち完成版(パーフェクト)キロキロパウンドになったのである。

 

「おれの拉麺(ラーメン)ビームが燃えちゃったァ! どうなってるんだ〜〜!?」

 

 それを見たワンゼは表情には変化がないが驚いたような声を出した。

 なんか、怖いな……。表情に変化がないと……。

 

「悪いけど、さっさとケリをつけるわよ! 魔法少女(マジシャンガール)モードッ!」

 

「うわぁっ! なんだァ! ハンマーに跨って宙に浮いたぞー!」

 

 ミキータは完成版(パーフェクト)キロキロパウンドの機能である魔法少女(マジシャンガール)モードを使って、ハンマーに跨り、宙に浮かんだ。まるで、箒で空を飛ぶ魔女みたいに……。

 

風貝(ブレスダイアル)を使って飛行機能を付けた。キロキロの実で極限まで重量を落とせば空も飛べる」

 

 時間制限があるものの、この飛行能力は貴重だ。

 ミキータはハンマーに跨ったまま、ワンゼとの間合いを詰める。

 そして、その勢いを利用してハンマーを掴み――。

 

「キャハハッ! 1万キロフルスイング!」

 

「ブベッぼっ!」

 

 ブンっと風を切りながら振り切るハンマーの威力は強力でワンゼは一撃でボロボロになった。

 

「なんだ、あんたびっくりするほど、弱いじゃなーい」

 

「くそっ、ニヤケたアホそうな顔に気を取られただけだもんね〜〜! こうなったら、なぜおれが罪人護送チームに選ばれたか、わからせてやる! ラーメン拳法奥義!」

 

 ワンゼに一撃を加えたミキータの声にムッとしたのか、彼は一心不乱に麺を打ち出した。

 

「キャハハ、麺を打って何をするつもりなの!?」

 

「麺を鍛えて、鍛えて! 出来上がる! 食べられる夢の戦闘服! “麺ズ正装(フォーマル)スーツ”!」

 

 ワンゼの打ち出した麺は彼の身を覆って鎧となった。

 なんか、凄い状態だな……。食べれる戦闘服って、誰も食べたくないだろう。

 

「食べ物で遊ぶなってサンジくんなら怒りそうね……」

 

「さっさっさー、見せてやるよ! このスーツを着て発揮されるケタ違いの強さを!」

 

 自信満々の声を出すワンゼ。確かに彼からもそれなりに強い力を感じているので、実力は確かなはすだ。

 

「そ、どうでもいいわ。あんたは私が車両の底にうずめてあげる……! ライア、ここは私に任せて先に行きなさい!」

 

 ミキータは真剣な表情でハンマーを構えて、私に先に行くように、声をかけた。

 私はそれに応じて第3車両に向かう。第3車両に待ち構えている敵もまた強敵である事を理解しながら。

 

 四式使いで、CP9の新入りである“海イタチのネロ”――私は第3車両で彼と対峙することとなった――。

 




魔法少女(マジシャンガール)モードは魔女みたいにハンマーに跨って空を飛ぶミキータを想像したら可愛すぎたので我慢出来ずに書いてしまいました。いかがでしたでしょうか?
ミキータも身体能力に難がある系なので、武器強化で戦闘力を上げる感じにしてみました。
次回は四式使いのネロとライアの戦いからスタートです。

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