ウソップっぽいポジションに転生したはずなのに、なんで私は女の子なんだろう 作:ルピーの指輪
キロキロの実の運用でちょっと違和感を感じられた方もいらっしゃるようで、その点は申し訳なかったです。
基本的に勢いにまかせて科学的な事とかを二の次にしているので、こういった事は多々あると思いますが……、面白くしていけるように頑張りますので見捨てないでください。お願いします!
「「ケルベロス〜〜〜!!!」」
「えっ、ちょっと! みんな!!」
オバケが怖くて、スリラーバークに乗り込むことに最後まで反対したナミとチョッパーとミキータ。
私と彼女らがフランキーが造ったミニメリー号の試乗をしていたら、何かの間違いでスリラーバークの中に突っ込んでしまった。
そんな私たちの前に現れたのは3つ首の怪物、ケルベロスだった。
ナミたちはそれを見るなり走って逃げてしまったので、私も仕方なしにそれを追うこととなった。
強い気配がチラホラ……。よかった……、ゾンビの気配も見聞色で感知できるみたいだ……。
「階段だ! 地上に出られる!」
チョッパーは階段を見つけて嬉しそうな声を出した。
それでも追われるのは変わらないと思うけど……。
あの大きいのを倒すのも時間がかかりそうだし……。
ならば――。
「そっか、じゃあ一応だけど……。
私は階段を凍らせて道を塞ぐ。ちょうど凍らせた場所をケルベロスが踏みつけた。
「キャハハ! ナイスよ! 階段を凍らせた! あいつ、ツルンと滑って転んだわ!」
「これで一安心だけど……、随分と奥まで来ちゃったわね……」
ミキータはガッツポーズをして喜び、ナミは奥まで来たことを悔やんでいた。
「あんなのが居るなら、目立つ場所でみんなが来るまでなんて待てないぞ」
そして、チョッパーは仲間の助けを目立つところで待つことを嫌がる。
「まったくですね……」
「キャハ……、い、今の声……、ライア?」
私たちの会話に参加してきた低い声を、青ざめた顔で確認するミキータ。
本当にオバケが苦手みたいだな……。
「いや、この人だろ?」
「こ、この人?」
私が後ろを親指でさすと彼女たちはその方向に顔を向ける。そこにはコウモリ男のようなゾンビがいた。
まァ、ゾンビとか言っちゃうとみんなが混乱するだろうからそんなことは言わないけど……。
しかし、今気付いたけどゾンビと人間じゃ少しだけ気配が違うな。魂と身体が合っていないから違和感があるからだろうか?
「「ギャーーーっ!」」
「私はヒルドンと申しまし……。お困りのようでしたから声をかけさせて頂きました。こちらは夜が更けますと危険です。もしよろしければ、私の馬車でドクトル・ホグバックのお屋敷にいらっしゃいまし……」
ナミたちが絶叫するのもお構いなしにヒルドンと名乗ったゾンビは馬車でホグバックの屋敷に私たちを誘った。
ふむ、ホグバックというのはモリアの部下だったはず……。行ってみるか……。
「ホグバック?」
ホグバックの名を聞いたチョッパーの顔つきが変わった。
あー、そういえばチョッパーはホグバックを尊敬していたんだったな。
間違いなく罠だけど、不自然な行動もしたくない。警戒は怠らずに行ってみるか……。
私たちはヒルドンの誘いに乗ることにした。
しかし、流石は王下七武海の本拠地……、トラブルはこれで終わらない。
ヒルドンは馬車を急に止めて私たちを墓場のど真ん中で放置したのだ。
そして、お約束のような演出で墓場から次々とゾンビが出てきた。
「ふぅ……、結局こうなるのか。――必殺ッッ! 火炎星ッッッ!!」
「キャハハッ! 炎が弱点なら! 1万キロフルスイング・
私がゾンビたちを火炎で狙い撃ちして、ミキータはゾンビを吹き飛ばしながら、火球を放出する。
「「うわああああっ!」」
ゾンビたちはこちらの思わぬ反撃にたじろいだ。
「なっ……! こいつら強ェぞ!」
「聞いてねェよ! 腐れちくしょう!」
そして、私たちに敵いそうにないと知ると捨て台詞を吐いて退散していった。
「た、助かったわ……。あなたたち、ゾンビが怖くないのね……」
ゾンビの集団にドン引きしていたナミは私の腕にギュッとしがみつきながら、そんなことを言う。
「ナミちゃん! 私は怖いわよ! 足なんてほら……、膝が笑ってるでしょ! キャハハって……」
ミキータは自分の膝がカクカク揺れている状態を指さしながらジョークを飛ばしていた。
「割と余裕あるじゃないか……」
「あっちに大きな屋敷が見える。ホグバックの屋敷かもしれないぞ! 行ってみよう!」
私はミキータにツッコミ、チョッパーは少しだけ離れた場所にある洋館を指さす。
うわぁ、如何にもだなぁ……。
「こんな島にまともな人が住んでるとは思えないわ」
「でもここまで来たらどこ行っても危険だし……」
「アテはないんだ、行ってみよう……」
私たちはホグバックの屋敷らしき洋館の門を叩くことにした――。
さて、どうなることやら……。
◇ ◇ ◇ ◇
「いらっしゃい……」
「「ぎゃあああああっ!」」
洋館の外庭の古井戸にスポットライトが当たり、その中から顔色の悪い女が皿を何枚も持って出てきた。あの子もゾンビだな……。名前は忘れちゃったけど……。
ナミたちは今日、何回目か分からない絶叫をする。
「一枚、二枚、三枚……」
「な、なんであの人、皿を床に投げつけて割っているの?」
「キャハッ……、し、知らないわよ。そんなこと」
女が床に皿を叩きつけている様子をナミたちは震えながら見ていた。
とりあえず、攻撃してきそうな感じじゃないな……。
「やァ、こんばんは。君はここの人かな?」
「四枚……。…………」
彼女に声をかけると、女は皿を叩きつけることをやめて暫くボーッとした表情で私の顔を見ていた。
どうしたんだろう?
「おーい、大丈夫かい?」
「――はっ!? そ、そうよ。あなたたちを入れるように言われて来たわ……。え、ええーっと……」
私はもう一度、女に話しかけると驚いたような顔をして、すぐに困ったような表情になりモジモジしだした。
人見知りなのかな? よく覚えてないけど……。
「なんてこった! シンドリーちゃんが照れてやがる……! 何があったんだ!?」
すると、洋館の扉がガチャリと開き、中から丸っこい体型で手足が細長いサングラスをかけた男が出てきた。彼がホグバックか……。
「いつものことよ」
「慣れてきた自分が嫌になっちゃう……」
「…………?」
ナミとミキータがヒソヒソ何かを話していて、チョッパーが不思議そうな顔をしている。
「驚かせて悪かったな。この女はかつて婚約していた大富豪の愛を試すために、そいつが大切にしていた皿を10枚割ったところ、婚約破棄され、顔にハナクソをつけられて追い出された不幸な過去を持つ、皿嫌いな使用人、シンドリーちゃんだ」
「割とどうでもいいわ……」
ホグバックの紹介に対して、ナミは辛辣なツッコミを入れる。
シンドリーというか、彼女の影の持ち主の過去だったと思うが、確かにどうでもいい……。
ああ、この子そんな名前だったっけ。
「そして、紹介が遅れたな! おれは世にも名高きドクトル・ホグバック!! 通称“天才”だ!!! フォスフォスフォス!」
ホグバックは自己紹介して誇らしげに笑みを浮かべた。
こいつはかなりの外道だったはず。死体を弄ぶような……。シンドリーも弄ばれた内の一人だ……。
「――こんな皿なんか――もうどうでもいい……。どうでも……」
「はぁ? シンドリーちゃん?」
シンドリーが持っていた皿を古井戸の中に放り込むとホグバックは首を傾げる。
「さァ入って、中でお話ししましょう」
そして、両手が自由になったシンドリーは私の腕に絡みつき、肩に頭を置いて屋敷の中に引っ張ろうとしてきた。
あれ? この人ってこんなにフレンドリーだっけ?
「ホグバックさん? この人、いつもこんな感じなのかい?」
「…………くっ! いや、フォスフォスフォス! 珍しいこともあるもんだ。シンドリーちゃんが他人に興味を持つなんてよォ! よし! お前ら気に入った! 屋敷の中に入りな! 歓迎するぜ!」
ホグバックは一瞬顔を歪めたが、直ぐに笑顔を見せて、屋敷に歓迎すると言った。
100%罠だけど、とりあえず連中の出方を見るか……。
「本物のホグバックに誘われた〜!!」
「どうする? ナミちゃん」
「外のゾンビよりマシでしょ」
私たちはホグバックの誘いに乗り、屋敷の中に入っていった。
ドクトル・ホグバックはこの地でゾンビの研究、もとい“死者の蘇生”の研究をしているのだと嘘八百を並べる。やってるのは、ゾンビ兵の強化とかそんなところだったかな?
チョッパーは、「喜ぶ人はいっぱいいる」と彼の研究に賛成したが、それもどうかと思う……。死者蘇生なんてものが仮に可能になったら、良からぬことに使う連中が後を絶たないだろう。
比較的に上機嫌だったドクトル・ホグバックだが、チョッパーが研究室を見たいと言うと顔つきを変えて「絶対に見るな」と断った。
「プリンをどうぞ」
「あ、あれ〜〜!? シンドリーちゃんが皿にプリンを〜〜!!? 叶っちまった! 小さなおれの願い!」
皿に置かれたプリンを見てホグバックはオーバーリアクションを取っていた。
そんなに驚くことかな?
「何よ、大袈裟ね……。皿にプリンを盛り付けるなんて当たり前じゃない」
「フォスフォスフォス! いままで何度、言っても聞かなかったんだよ〜! まったく! さっきから人が変わったみたいになりやがって! つーか、銀髪の分だけデザート豪華じゃねェか! ここの主人はおれだぞ!」
ナミのツッコミにホグバックはシンドリーが決して皿に盛り付けをしなかったと言い、私の目の前にある大きなプリンパフェを指さしながら大声で叫んだ。
「ああ、すまないね。じゃあ、こっちと取り替えて……」
「いらねェよ! 余計に惨めだよ! そっか、シンドリーちゃんは面食いだったか!? そうなのか!?」
私がホグバックの皿と交換しようとすると彼は興奮気味にそれを拒否して、立ち上がってシンドリーに向かってそんなことを言う。
「お風呂を用意したわ。こんなに汚れちゃって可哀想……。ゆっくり温まってね……。――あんたたちも入ったら、汚いから」
シンドリーはホグバックを無視して、私の両肩に手を置いて風呂に入るように促してきた。
なんか、妙なことになったな……。
「キャハッ……、なんか段々腹立ってきたわね……」
「私は疲れてきた……。せっかくだし入りましょ。汚いのはホントだし……」
そういうことで、私たちは屋敷の風呂に入ることにした。
チョッパーも一緒に入ろうと言ったら男だぞって断られた。人間の女には興味ないみたいだけど……。なんか、ごめん。
彼には浴室の前で待ってもらうことにした。
「で、ライアはあのホグバックをどう思ってるの?」
「ん? 何って、あの人が嘘ついてることかい?」
体を洗って湯船に浸かって落ち着いた頃、ナミがホグバックについて私に印象を尋ねてきたので、それに答えた。
まぁ、ナミもそれには気付いてるだろう。
「キャハッ……、やっぱり疑ってるんだ」
「おい! ライア! ホグバックは凄い医者なんだぞ! 嘘なんか吐くもんか」
ミキータも胡散臭さを感じているみたいだったが、浴室の外で話を聞いているチョッパーはホグバックを信じている。
「チョッパー、あの人は嘘をついてるのは間違いないんだ。その証拠にこの屋敷には多くのゾンビがいる」
私はチョッパーに屋敷にゾンビが何体かいるという事実を伝えた。
「えっ?」
「やっぱり……」
「やっぱりって、ナミちゃん。あんたも気付いてたの?」
私の言葉にチョッパーは驚いていたが、ナミは気付いていたみたいで、それを聞いたミキータの顔が青くなる。
「もっと言えば、シンドリー……。彼女も生きた人間じゃない……」
「ちょっと、ライア。それ、マジなの?」
シンドリーの話を出すと、3人はさらに驚いた顔をした。
「うん。ほら、私ってさ人の気配を感じることが出来るだろ? シンドリーから感じられる気配は墓場で遭遇したゾンビに近かったんだ」
「ほう、そんな奴がいるとはな……」
私がシンドリーの気配の話をすると、この浴室の中にいる人間の気配が一つ増え、その気配は言葉を発した。
ああ、居たな。そういえば、姿が見えない男が……。
「だ、誰?」
「誰もいないわよ……」
ナミとミキータはハッとした表情で辺りを見渡し、首を傾げる。
「さっそくお出ましか。――よっと……」
私は手に持っていた縄を引っ張って浴室の外に置いていた銃を手元に手繰り寄せた。
さすがに敵陣で丸腰で風呂になんて入れないからな……。
「ライア……、あなた銃を……」
「ふん、銃なんか持ったところで――。――ッ!? うっギャアあああッ! 痛てェえええッ!」
ナミの声と男の声が同時に発せられ、私は男の方に向かって発砲する。
銃弾は男の左肩辺りに命中した。
「キャハッ! 何よ! 今の声!?」
ミキータは男の叫び声に動揺して周囲をキョロキョロと注意深く観察するが、透明人間が相手なのでもちろん目には見えない。
「1つ、私は見えなくても位置がわかる。このとおりだ」
「グギャアアアッ!」
私は男に自分の立場を分からせるために、彼の脇腹にもう一発銃弾を浴びせる。
彼は絶叫してのたうち回った。
「2つ、逃げ出そうとすると撃つ。3つ、姿を現さないと撃つ。4つ、制限時間はあと三秒、ニ秒、一――」
「わーった、悪かった……! 姿を見せるから撃たないでくれ!」
私が彼に忠告してカウントダウンを開始すると、ようやく男はその獣のような外見を現した。
「な、何ッ! こ、こいつ!」
「キャハッ! 1つ言えることは透明になって風呂を覗くスケベな変態ってことね!」
その姿を見てナミとミキータは体を湯船と手で隠して、侮蔑のこもった視線を彼に向ける。
透明になって風呂を覗くようなことをしたんだから当然だけど……。
「うぉっ! こっちの2人は可愛いじゃねェか! この男みてェな女よりは、かなり好みだぜ! ――ッ!? じょ、冗談だ。冗談……!」
「口の利き方には気をつけろよ」
そんなナミとミキータを見て、男は立ち上がり鼻息を荒くしたので、私はその鼻に向かって銃口を突きつけて忠告した。
「ちっ、9600万ベリーの賞金首なのは知ってたが、まさかおれの力を見切るなんて……」
男は私の賞金額を口にして悔しそうな顔をしていた。
ちょうどいい。こいつに全部吐かせるとするか……。
「君は悪魔の実の能力者だな? それも透明人間になれる能力……」
「その通り。おれはアブサロム。スケスケの実の能力者だ」
男は私の質問にあっさり答えてアブサロムと名乗った。
「で、私たちをどうするつもりなのかな? 賞金首ということを知ってて手を出したみたいだが……」
「けっ! そんなこと言えるわけねェだろう!」
さらに私が彼らの目的を聞くと、アブサロムは悪態をついて質問に答えることを拒否する。
なるほど、それなりにモリアへの忠誠心はあるらしい。
「そうか。じゃあ仕方ない。死んでもらうか……」
「ギャーーーッ! ま、待ってくれ! 全部言う! 全部言うから……!」
私がわざとらしく大きな動作で、銃弾を込め直して、引き金を引こうとすると、アブサロムは大慌てで私の質問に答えようとした。
さすがに命は惜しいか……。
「――それでいい。それじゃあ……」
彼に質問をさらに投げつけようとした時、私は妙な気配を感じた。
しかし、その気配は弱々しく、警戒するに値しないものだったので、さして気にも留めなかった。
これがいけなかった……。気配の正体はホロホロの実の能力者の能力であるネガティブホロウで、迂闊にも私はそれに触れてしまっのだ……。
「――ダメだ……。男みたいな顔って言われた……。もう生きていけない……。死のう……」
気分は最悪だった。そう。もう何もしたくないくらいに……。
私はアブサロムに向けていた銃口を自分に向ける。
「ちょ、ちょっと! ライア! あなた、何やってんの!?」
「キャハッ! 今更なこと言って……! 何でショックを!?」
それを見ていたナミとミキータが大慌てで湯船から飛び出して、私を羽交い締めにして、銃を奪い取った。
もうどうでもいいんだけど……。ごめんなさい。迷惑をかけてしまって……。
生まれてすみません……。
「――ぺ、ペローナか!? でかした! 助かったぜ!」
「あっ! 待ちなさい!」
アブサロムはペローナという恐らくはホロホロの実の能力者の名前を口にして、窓を開けて逃げてしまった。
ああ、間抜けな私のせいで逃してしまった……。
もう、チーズ蒸しパンになりたい……。
私が正気を取り戻したのは数分後のことだった――。
あれがネガティブホロウの力か……。まずいな……。想像以上だ……。
確か、ウソップは元からネガティブだから無効だったというが、私にはがっつり効く……。
これはある意味モリアよりも厄介だ……。
幸運なのは見聞色の覇気で、分かりにくいがある程度の位置は掴めたこと。避けれるだけ避けて、何とか一撃で倒すしかないな……。
とにかくもう油断したらダメだ……。油断さえしなければ、その辺のゾンビには負けはしない……。
私はそう思っていたんだけど――。
「フォスフォスフォス! 見事だ! 達人に斬られた者は、鼻唄まじりに三丁歩き、そこで初めて斬られた事に気付くという……」
あのあと、屋敷で様々なゾンビに襲われて、ホグバックの地下研究室で彼を問い詰めると、出てきたのは“和の国”のサムライだというゾンビ――リューマ。
彼の太刀筋は見えただけで、私は何も出来なかった……。
チョッパー、ナミ、ミキータは倒れて、私は膝をつく。
「"鼻歌三丁・
しかし、リューマの声が聞こえたとき……、辛うじて保っていた意識が飛んでしまいそうになる。
ダメだ……。横になりたい。体がまったく動かない……。
「ヨホホ、おやこれはびっくりですね。まだ、意識がありますか。では更に強い剣技でトドメを……!」
「――ッ!?」
私は覚悟を決めたが、何者かが後ろから私を抱きかかえて走り出した。
「し、シンドリーちゃん! 何をしている! 戻れ! “命令”だっ!」
「き、君は……、ホグバックの……」
なんと、シンドリーが私の体を持ち上げて、一心不乱に駆け出したのだ。
あまりの出来事にホグバックは驚いて、リューマは命令が無いので止まってしまった。
「あなたへの気持ちが私の心を呼び覚ましてくれた――。胸の高鳴りが止まっていた鼓動を蘇らせてくれた」
よく分からないが、シンドリーは自我に目覚めたみたいなことを言っている。本当に訳がわからない。
「ダメだ! 仲間がまだ……!」
「あの子たちは大丈夫! 絶対に殺されはしない! それは決まっているの!」
シンドリーは私を抱えたまま、ホグバックの屋敷を飛び出してしまった――。
なんてことだ……。仲間を置いてきてしまった。
確かに、モリアの能力を考えたら殺されることは無いと思うが……。それにしても情けない。
しかし、悔やんでも仕方ない。何としてでも仲間を取り返さなくては……。
ネガティブホロウは普通に効くライアでした。
しかもリューマにも負けて、同じ日に2回敗北する奴があるかよ状態に……。
シンドリーのキャラクターもかなり好きなので、ちょっと彼女に活躍してもらいました。
なんで、彼女の呪縛が解かれたのかというと、恋をして胸が高鳴って心臓が動いたからです。
超理論すぎて申し訳ありません……。