深淵卿に憑依しました リメイク 作:這いよる深淵より.闇の主人
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この話からドンドンオリジナル要素入れていきますよォ〜
それでは、どうぞッ!
あれからどれ程の日数が過ぎただろうか……二人の迷宮攻略は火気厳禁タール
それまでに多くの敵を相手にしてきたが、階層を下へ下へと潜っていく
例えとして上げるのなら、迷宮全体が毒霧で覆われた階層……毒で覆われているというだけでキツイのだが、そこで現れた魔物は毒の痰たんを吐き出す二メートルのカエル(虹色だった)や、麻痺の鱗粉を撒き散らす蛾(見た目モ○ラだった)だった。麻痺に毒という代表的な二大デバフ……ハジメにより渡された簡易的なマスクと、常に神水を服用していなければ探索しているだけで死んでいた
虹色ガエルは移動距離が半端ない程度で何とか倒せたが、モスr……蛾の魔物は飛び続け、毒の鱗粉を撒き散らしているおかげで遠距離攻撃手段がない浩介はハジメに位置を伝えるしか役に立てなかった。
そんな二体の魔物を喰らった時、虹色蛙は一番最初に魔物の肉を喰った時に近い激痛が起こり、神水が無ければ危うく死にかけた。蛾の魔物はというと……羽根部分は湿気ったポテトチップス、胴体部分の食感はカブトムシの幼虫に似ており、口の中がビリッと刺激を感じたが、その味は虹色蛙よりも美味しかった。
また、密林のような階層では分裂する巨大ムカデという一匹いれば三十匹はいると思えという黒い台所のGのような魔物だがいて、精神的にも倒すのにも苦労したハジメだったが、逆に浩介は「いい鍛錬になる」と嬉々として倒していた
他にはトレント似の魔物がおり、その魔物の頭部には珍しく普通に食べられる実(スイカ味)を付けており、二人は久しぶりの魔物肉以外の食材ということで、しばらくその階層にとどまり、目に入るトレントを駆逐していき、他の階層へ移動する時には、ほぼ全滅させていた。
他に、浩介とハジメの動きを真似て攻撃してきた筋肉が異様に発達した猿のような魔物や、五メートルはあるミミズ似の魔物(斬れば切るほど増える)などなど…… そんな感じで階層を突き進んでいくと、気がつけば五十層にもなっていた。
だが、未だ終わりが見える気配はない。ちなみに、現在の浩介のステータスはこうである。
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遠藤浩介 17歳 男 レベル:53
天職:暗殺者
筋力:994
体力:1096
耐性:899
敏捷:1138
魔力:822
魔耐:822
技能:暗殺術[+短剣術][+投擲術][+暗器術][+深淵卿][+伝振][+遁術]・気配操作[+気配遮断][+幻踏][+夢幻Ⅲ]・影舞[+水舞][+木葉舞]・直感・魔力操作・胃酸強化・纏雷[+雷耐性]・天歩[+空力][+縮地] [+豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・魔力感知・模倣・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・言語理解
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浩介の元々あった‘’暗殺術,,の派生技能は覚えている限りでは全て覚醒し、気配操作もその感覚を掴んできた。原作には無かったであろう*1’’模倣,,というかなり貴重な技能も手に入れていた。
そんな二人は五十階層より下へ潜るための階段を既に見つけはしているものの、それぞれ銃技や剣技、技能の鍛錬を積みながら足踏みしていた。その原因というのが、明らかに異質な場所があったのだ。
そこは不気味な空間だった。
高さ三メートルにも及ぶ豪勢な装飾がなされた両開きの扉と、それを守護するかのように脇に鎮座している二体の一つ目巨人の彫刻が鎮座していたのだ。
異常なまでの存在感を放つ扉と、重い空気感、’’直感,,を持っていないハジメですら感知できる程の命の危機に、二人は即座にその場から撤退し、装備を整えてから調べることにしたのだ。
浩介はハジメと違い、扉の先に何が待ち受けているのかを
(この先にいるのはユエとサソリ型の魔物だけの筈……なんでこんなに嫌な予感がするんだ?’’直感,,もさっきから危険だと警告してきている)
「……ふぅ、さながらパンドラの箱だな。……さて、どんな希望が入ってるんだろうな?」
「……あるのは絶望だけかもな」
‘’直感,,の事もあってか、思わず溢してしまった言葉。それに対しハジメは、自分の胸に手を当て目を瞑る。そして、今一度あの時のように己の内にある願望を口に出して宣言する。
「それでも俺……いや、
先程までは多少の怯えと不安が感じられたハジメも目を開けた時にはいつも通りニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。そして浩介も——
扉の部屋にやってきた二人は油断なく歩みを進める。特に何事もなく扉の前にまでやって来た。ハジメは扉を開けようと試行錯誤し、
バチィイ!
「うおっ!?」
その行いを罰するかのように扉から赤い放電が走り、ハジメの手を弾き飛ばした。少なくないダメージを受けたハジメは悪態を吐きながら神水を飲んで回復する。直後に異変が起きる。
──オォォオオオオオオ!!
突然、野太い雄叫びが部屋全体に響き渡ったのだ。
ハジメは扉から距離をとると、
雄叫びの正体は浩介から事前に聞かされていた通りだった。
「お前の’’直感,,には恐れ入るよ……」
虚空に向かってそう呟くハジメの前で、めり込んでいた周囲の壁をバラバラと砕きつつ、一つ目巨人はその全貌を現す。
見た目はファンタジーでありがちなサイクロプスで、壁の色と同化していた灰色の肌は暗緑色に変色し、手にはどこから出したのか四メートルはありそうな大剣を持っている。未だ埋まっている片足を強引に抜きながら侵入者であるハジメに視線を向けた
その瞬間、
ドパンッ!
凄まじい発砲音と共に赤いスパークを纏った弾丸が右のサイクロプスの目に突き刺さり、そのまま勢いを殺すことなく脳内をグチャグチャに蹂躙した挙句、後頭部を爆ぜさせて貫通し、後ろの壁を粉砕した。
左のサイクロプスが困惑した様子で隣のサイクロプスを見る。撃たれたサイクロプスはしばらく痙攣したあと、前のめりに倒れ伏した。巨体が倒れた衝撃で、部屋全体が揺れて埃ほこりが舞う。
「悪いが、空気を読んで待っていてやれるほど出来た敵役じゃないんだよ……
ハジメのあんまりな攻撃に非難の眼を向けつつも、危険性を理解したのか大剣を構え、いつでも対応できるように腰を低くしながらハジメを睨む。
睨み合って動かない両者、そんな均衡が唐突に破られることになる。あろうことかハジメはドンナーをホルスターにしまい、興味が無くなったかのようにサイクロプス(左)から視線を外し、扉に向かって歩き始めたのだ。
「オォォオオオッ!!」
侮辱以外の何ものでもないその行為に迷宮を揺るがす程の咆哮を上げ、怒りのままに大剣を振り下ろし——
「?」
——困惑する。
何故、目の前の人間は生きている?
何故、俺の剣と左腕が地面へ落ちている?
ナゼ、オレは宙を浮いている?
なぜ——
「——流、閃華」
‘’気配遮断,,を解いた浩介はカチッと黒妖一鉄を鞘に納める。直後、サイクロプス(左)は最後の瞬間まで何が起きたのか分からないまま切り裂かれ、地面に崩れ落ちた
「一瞬でよくそんな斬れるな……流石は深淵卿様だな」
「……お前な、危険だから敵から目ぇ離すな」
煽り混じりの称賛をスルーした浩介は戦闘中に敵から目を離した事について注意をしつつ、肉塊となったサイクロプスから魔石を取り出した。手を魔物の血に染めながら二つの拳大の魔石を扉まで持って行き、それを窪みに合わせる。
直後、魔石から赤黒い魔力光が
「よし、覚悟はいいな?」
「はっ!当たり前だ」
浩介は最大限の警戒しつつそっと扉を開いた。
扉の奥は真っ暗闇で、大きな空間が広がっている。二人は〝夜目〟を持っているのと部屋の明かりが手前から少しずつ灯っていき、その全容を知ることができた
中は、聖教教会の大神殿で見た時に近しい様子で、部屋の中央付近には巨大な立方体の石と、それを見張るかのように甲冑を着た兵士が剣を構えていた
「あの兵士がボス……なのか?」
「違う……あんなのよりも奥にもっと強い奴がいる」
奈落へ落ちてからというもの、弱そうな魔物に限って強敵であったことからそう勘違いするハジメだったが、浩介が間髪入れず訂正する。
浩介が注視しているのは中央の立方体に閉じ込められたユエではなく、見えづらいが一番奥にある誰も座っていない玉座と、それにひれ伏す複数の兵士達。その中でも圧倒的な存在感を放っている漆黒の騎士だ
「……なんだ、アイツ——」
「……だれ?」
かすれた、弱々しい女の子の声が聞こえた。突然の事に二人揃って中央にある立方体の石を凝視する。
「人……なのか?」
ハジメは
その子は、下半身と両手を立方体の中に埋められており、長い金髪が垂れ下がっているので顔はよく見えないが、その髪の隙間から紅眼の瞳が此方を覗いている。随分とやつれているが、美しい容姿だということがよく分かる。
何かあるだろうとは思っていたハジメだが、予想を遥か上へぶっ飛ばした事態に硬直している。紅の瞳の女の子もハジメをジッと見つめている。やがて、ハジメはゆっくり深呼吸し決然とした表情で告げた。
「すみません。間違えました」
ふ……模倣の技能に関しては何も聞かないでください……(言えない……HFの三章観てきて衛宮士郎とエミヤ超絶ッ格好良くて入れちゃったとか口が裂けても言えない……ッ)
次回、新メンバー’’ユエ,,絶対見てくれよな!!……下さい