深淵卿に憑依しました リメイク 作:這いよる深淵より.闇の主人
まずは遅れて本当にすいません!
リアルが大変だったのもありますが、書き直しを続けた結果、納得できなくてずっと投稿できずにいましたが、これ以上引き延ばしても以上は思いつかないと思ったので投稿しました。
内容が最初考えたのからかなり変わっているので皆様に満足してもらえるか不安ですがよろしくお願いします!
それではどうぞ!
謎の襲撃者からの一撃を”金剛„で強化した右腕で防ぎ、背後に跳ぶと同時に体を捻る事で衝撃を受け流す。
「……チッ、まずいな」
(本来なら存在しないはずの
ほんの僅か思考した浩介だったが、影の兵士達へ的確に指示を出し、戦闘を再開したハジメとユエから視線を外すと目の前に現れた襲撃者に目を向ける
(なんだ? 黒い靄がかかっていて姿の全容を把握できない。かろうじて
「全くイレギュラー続きで先が思いやられる」
今の不意打ちは“直感”で事前に察知していたが、身体がそれに
“深淵卿”発動中……それも最深度に達していないとはいえ、ある程度の時間が経過して強化されているにも関わらず襲撃者の一撃を迎撃ではなく受け流すしかなかった。
《──キキッ、この程度の
「隠蔽、
忘れている事を念頭に入れつつ記憶を探る──が、魔物が人語を介する等については思い出す限り覚えは無い。取り敢えず今のところ一旦保留にし、
《完全に至ってはいないとはいえ仮にも王、姿を見せねば失礼というもの》
「……? 何を訳の分からん事——ッ!」
目の前の魔物から黒い靄が完全に消え去り、隠された姿が露わになる。全身は黒く、身体は鎧のような殻に覆われており、その姿は蟻を3〜4メートル程度の人型にしたようで、背中には羽が生えている。
(流石はボス部屋のイレギュラー滲み出る強大な魔力とそれを今まで感知させないスキル。更には速さ膂力ともに互角以上ときた)
《羽化直前の蛹を嬲るようで悪いが……遠慮なく行かせてもらうぞ》
「そうかよ……踏み潰してやるよ蟻んこ」
《キエエエエエッ!》
雄叫びを上げた蟻型の魔物は拳での大振りの一撃を浩介の顔面目掛け放つ。”直感”により事前に察知していた浩介はそれをギリギリ躱すと、その勢いを利用して遥か数十メートル先にある壁まで吹き飛ばす
《キキッ、反応しただけでなく反撃するか!》
「この程度が全力か?」
「キキッ、いいや? そんなまさかッ!」
壁に叩きつけられる寸前で体制を変えた蟻型は一瞬で目の前に舞い戻り、浩介の挑発に応えるように先程よりも速い猛攻を繰り出す。それを”直感”を使って躱しつつ隙を見て硬い殻で覆われる腹部へと渾身の一撃を打ち込む
《……ッ!? がぁ!?》
自らの硬い殻を過信していたのか、まともに喰らった蟻型は口から紫色の体液を撒き散らしながら暴れ出す
《キイイイッ!! ギィィィッ、衝撃を内部へと浸透させる……衝撃透しの技術か》
(なぜ魔物がこの技術を知っている?
いや、その前になんだ? この違和感——)
内臓を掻き回されるような痛みと不快感によって地面をのたうち回った蟻型はそう一言漏らす。
対して浩介は先程から徐々に膨れ上がる嫌な予感と違和感。早々に勝負を決めようとして──首を捉えたはずの刀が空を斬る
《気になるか?
「……っ!」
浩介の内心を見透かしたような蟻型の一言が耳元で呟かれる。それと同時に繰り出された鉤爪を薄皮一枚のところで去なし、その勢いを利用して背後へ飛んで距離を取る──筈だった
「っ!?」
《キキッ、本気にならねば死ぬぞ? 君主よ》
先程までとは比べ物にならない速さに驚愕しつつ背後からの一撃に
当然ながら空中へ無防備を晒す失態を見逃すはずもなく鉤爪を横一閃する蟻型だったが、それを”直感”で察知していた浩介は空中で体を捻り刀で流す
「はぁっ……はぁっ……力を隠して油断させるとは随分と
無理矢理にでも笑みを作り、動揺を悟られぬよう蟻型へと強気で煽り混じりに返しつつ状況を確認する
(身体が——重いッ!? 先程と打って変わって速さもパワーも確実に落ちている)
《キキッ、確かに全力では無かったが、それだけではない。どうだ? 身体の調子は》
「——っ」
《私が◻︎◻︎◻︎◻︎より
「——なるほど、この違和感は技能封じによって俺のステータスが低下した影響か」
一部ノイズが走ったように聞き取れなかったが、何故か知られている自身の
《キキッ、直感があるとはいえ——さぁどうする? 影の君主よ》
「……[怒りの唄][強化の唄][鈍化の唄][水魔の唄][喪明の唄][倒懸の唄][灼熱の唄]」
オルグから手に入れた技能”呪術”。最初の二つで自身の強化を、そして五つのデバフを蟻型に使う——が、無効化されているのか効果がない。期待はしていなかったので魔力を纏い更に身体強化をする
《キキッ、できうる限りの自己強化を施したか……だが、その程度では——》
ヒュンッ!
「後ろに目でもついてるのかよ」
分身体による影からの強襲を避けられてしまう。それも振り返らず首を傾けるだけでだ
今の浩介と蟻型にはそれだけの差がある。できうる限りの強化を施してもそれを覆えす事はできない。
「
原作にはない特殊技能の“模倣”*1を発動させる。
「如
これより振るうは祖父の剣、
「
弓を引き絞るような構えから放たれた突きは”縮地”と重ねたことで数メートルの距離を一瞬で詰め、蟻型の胸に突き刺さる──その寸前でギリギリ躱され背後を取られてしまう
《これで終わり──「つづく、
”深淵卿”発動時に迫るスピードを躱したことで勝利を確信した蟻型へ流れるように次の技へ移行する。突きの体勢から背後に回った蟻型の一撃を真半身で躱し、そのまま勢いを殺さずに回転して首を狙うが弾かれてしまう
《──ッ!?》
蟻型の目が驚愕に見開かれる。
「──ッ、偽・龍槌翔閃《りゅうついしょうせん》」
既に飛び上がっていた浩介は空中に留めておいた刀を手にし、動揺した様子の蟻型へ振り下ろす。間一髪のところを避けられたものの問題ない、続く二撃目の斬り上げによってガードを崩すことに成功する
仰け反った蟻型に対しガラ空きの胴体にトドメの一撃を放つ寸前、
(——ッ、ここで決める!)
「
元の世界において幾度となく見てきた祖父のお気に入りの技であり、成功率が最も低かった技の一つ。
抜刀時に左足を前に出した際に浅く斬ってしまったが
《ギィィッ、流石……
体を三つに分断された蟻型が床へと崩れ落ちる。
「……ッハハ、もう一生やらねぇ」
左目と頬が溶かし抉られ、心臓を尻尾のような物に貫かれはしたが昔見たアニメの見様見真似で影の糸で心臓を引っ張ることで直撃を避けた。
満身創痍ではあるものの魔力は有り余ってるのでヒュドラは二人と影たちに任せる事にする。視界を通して見るに優勢ではあるので最悪の場合は影の糸を使って助けに行く
「そうだな、
「グゥルアアアア!!!
新技? の命名が済んだところでユエの蒼天とオルグの詠唱魔術により断末魔をあげてヒュドラは消滅した。感知技能”直感”ともに反応がないので今度こそ終わりで間違いないだろう
「新技と第一奥義完成、しかも強い影が手に入った」
倒れ込んでいる浩介の元へ慌てた様子で駆け寄る二人を最後に浩介はゆっくりと意識を手放した。
いかがだったでしょうか
後々、おかしかった所などは直していきたいと思ってます
この続きもなるべくすぐにあげようと思っているのでどうか引き続きこの作品をお願いします