「あー、だり」
俺は友達の翔と2人、たわいもない会話をしながら帰っていた。
「なぁ、翔。どーしたら鈴谷さんと付き合えるかなぁあ」
「中村には無理だよ」
「ひっでぇ、まぁ確かにあんなに可愛い子と付き合えるなんて夢物語だよな。」
こんな話をもう5回はしている。だが、俺、中村功大(なかむらこうだい)は本当に同じクラスの隣の席の女子、学年のマドンナ兼、俺のマドンナの鈴谷佑未(すずやゆみ)さんに好意を抱いていた。
「お前席隣なんだし明日いつもより多めに話しかけてみたらど?」
「そーね。がんばっちゃいますよ!」
なんやかんやで、次の日はほとんど話せなかった。
「今日はどーだった?何か話せた?」
「俺はダメ人間だ。こんなんじゃ将来鈴谷さんを養っていけっこない…」
「いろいろ凄いなぁ、まぁ話せなかったんだな、」
「そーだよ!!鈴谷さんが鉛筆落としたからそれを拾ってありがとう❤️って言われてうん❤️っていう会話をしただけだぞ!!!明日こそは絶対話すからな!まっとけよー!!!!」
次の日、俺はあることを思いついた。
「俺はトランプマジックができる。鈴谷さんに見せてあげれば、
こりゃ惚れるわ。俺だったら惚れるもん。うん。間違いない。」
休み時間に見せてみようと思いその日の朝鞄にトランプを入れた。
「鈴谷さん!トランプマジックできるけどみる、?」
「うんみたい!!見せて!」
俺は幸せであった。でも予想通りの反応であとは見せるだけだった。
正直腕には自信があり、テレビに出ているマジシャンの少し上をいく存在だった。
「これがこーでこー!どう!?」
「え!めっちゃすごい!今度もっと見せてよ!」
「え、うん!!もちろん!僕でよければ!」
「今度他にも人誘って遊びたいね〜、その時また見せてよ!」
「遊びたい!また暇な時ラインして!」
「分かった!」
〜帰り〜
「いやー、人生何が起きるかわからんでございますなぁ」
「トランプマジックとはいい手だな。俺も練習しようか。」
「ダメだぞ!教えてやらないからな!それでお前が鈴谷さんに好かれたら元も子もない!」
「うんこだなお前」
「今はうんこでもいいや〜、なんたって鈴谷さんと遊べるんだからなぁ!!」
「まぁ良かったよ。頑張れ」
「おう!」
その日の夜鈴谷さんからラインが来た。
「12日なんてどお??」
「うん!大丈夫!!」
「良かった!13時に百貨店の地下のスペースで!」
「御意!」
ついついSEKIRO好きの血がうずきオタク発言をしてしまった。
やらかしたーと凄惨していた。
「面白いね笑笑」
俺は神様にお祈りをしようと思った。
「私は他に女子1人誘うから中村はだれか男子誘っといて!」
「うん!またあしたね!!」
「おやすみ!」
こうして鈴谷さんとのラインは終わった。
「俺は幸せだなぁ、あっそーだ。だれ誘おうか、かっこいいやつ連れてくとそいつとばっか話して俺になんて目もくれないだろうから悪いけどインキャを誘わせてもらうぜ」
クラスの光希(こうき)を誘った。
「こーきー、12日鈴谷さんと俺と誰か女子と遊ぶんだけど来てくれないか?」
「了解」
単調なところが逆にカッコよかった気もする。
次の日の夜に鈴谷さんにラインをした。
「光希誘ったよ〜、そっちはもうさそったかな??」
「うん!加藤さんさそった!」
「加藤って加藤めぐ?」
「うん!」
「でも加藤は、、、」
「大丈夫!ちゃんと確認とってあるから!」
「そうか、、、とりあえずわかったよ。12日よろしくね!」
「うん!楽しみにしてる!」
「あのさ」
大抵話の終わりぎわに(あのさ)って言う時は大体言い難いことと相場が決まっている。
「ん?どーした?」
「鈴谷さんって、好きな人とかいるの?」
もう半分ヤケクソで聞いてしまった。
「んー、気になってる人はいるかなぁ。」
「そーなんだ。ちゃんと好きになった人とかいるの?」
「うん、前まで光希くんが好きだった。」
はい終わったーー!!!
12日は鈴谷さんがこうきをまた好きになって付き合わせるラブラブプロジェクトになったじゃねえかよ!
くそー!!!!!!!
もっとインキャにしとけばよかったぁ!!!
光希だって十分いんきゃだろ!!
なんであいつ!ーーー!!!!!くそー!!!!!
「そーなんだ。今はもう好きじゃないの?12日気まずかったかな。。」
「ううん!もう全然そんな気ないし大丈夫よ!」
「そっか。変なこと聞いちゃってごめんね。」
「ううん!てか中村はどーなのーー??」
「俺はすきなひといるよ」
「え!教えてよ!!」
「言わないよw」
「ふーーーーん」
「また今度聞くからねーーー」
「おうよw」
大分話せたな。幸せだった。このトーク画面を45分眺めた後、就寝した。
こんにちは、これは半分実体験を元に作っています、
今後完全に妄想で話を作りますが是非お楽しみください。