今回は前回より少し短めです。
ギィ……ギィ……
「ふぅ……ふぅ……ふぅ……!」
ノイズを倒した翌日の日曜日。超人―――ウルトラマンに変身していた少年『
汗をかき、呼吸が荒れそうになりながらもリズムよく呼吸を整え体を動かしていく。
[続いてのニュースです。昨夜、梶尾地区で特異災害ノイズの出現が観測されました。しかし、残念なことに観測された場所のピンポイントに男女二名が遭遇してしまったことで、その後の調査により、男女二名はノイズによる死亡が確認されました]
点けていたテレビからそんなニュースが流れてくると、ちょうど一段落終えたのか一翔はトレーニングマシンから降り、テーブルの上に置いてあったペットボトルの中の水を飲みながらニュースを見始める。
「はぁ……あれは決してノイズ出現を予知するアイテムじゃないことは十分理解してるが、やっぱり悔しいな……事前にノイズから人を守ることが出来ないと言うことが……」
一翔はテレビを見た後、ペットボトルの隣に置いてあった、ウルトラマンに変身するために使用したブレスレットを見つめてそう呟く。
[続いてのニュースは、現在ネットなどで注目されている謎の存在・ウルトラマンについて―――]
「……ウルトラマンか……良い名前だな……と言いたいところだが、犠牲者を出さずにノイズを倒したことなんてほんの少し程度しかない俺が、そんな名前を持ってても無意味だな……」
自虐気味に笑いながらそう呟いた後、一翔は再びトレーニングを開始した。
その後、トレーニングを終えてシャワーを浴び、着替えた後に一翔は外出した。
ちなみに彼の服装は、グレーのインナーに黒いジャケットを羽織っており、これまた黒いズボンを穿いているという、いわゆる黒ずくめの服装をしていた。
ちなみに、髪の毛の色も黒である。
(今日は……いや、今日もあそこ行くか)
心の中でそう呟いた一翔は近くのホームセンターで様々な道具を買い、目指すべき場所へと足を運ぶ。
そして数十分後、一翔はとある一軒家へとやって来た。
そこには―――
「やっぱりか……ったく、
一翔が訪れたそこには、『死ね』『犯罪者』『消えろ』『人殺し』といった暴言が書かれた紙が貼られており、スプレーでもそういった暴言が述べられていた。
一翔は先程ホームセンターで買った道具を一通り並べ、まずは貼り紙を一枚一枚剥がし始める。そしてそれを近くにあったゴミ箱にまとめて捨てた。
そこへ―――
「あ、一翔さんじゃないですか!」
「こんにちは、一翔さん!」
「ん?おぉ、立花に小日向か。また来てやったぜ」
一翔が先程の貼り紙を捨てたところで、茶髪でボブカットの少女『
「なんか、いつものことながら本当にすみません……一翔さんには何の関係もないことなのに……毎日毎日、家の壁とかの掃除とかしてもらっちゃって……」
響が一翔にそう謝罪すると、一翔はそれに対し首を振って答える。
「勘違いするな。俺はあくまであの事件で
「ふふっ、そういうところは相変わらずですね、一翔さんは」
「うっせぇよ、小日向……」
未来がクスクス笑いながらちゃかすと一翔は照れ臭そうにそっぽを向いた。
「にしても……ここに来たときも思ったが、たぶん他の人たちもこんな状態だろうな……」
「ええ……あれから半年経った今でもこんなことが続くとなると、色んな意味で心が痛みます……」
「響……」
一翔の言葉を聞いて響も同意するような言葉を言って顔を俯かせ、未来はそんな響を心配そうに見つめる。
「ま、それが
そう言う一翔は拳を強く握りしめていた。
(そして……俺がもっと早く駆けつけていたら……立花も、他の人たちもこんな仕打ちは受けなかったのに……!!)
そして悔しさを感じると同時に、一翔は半年前に起こったあの事件を思い返していた。
一翔の服装はもちろん原作ガイアの藤宮がモチーフです。決して一翔の読み仮名が“かずと”だからってあっちの“かずと”をモチーフにしたわけではありませんので……。
ちなみに、次回はライブでの事件のエピソードですが、一翔自身の過去に関するエピソードはまだ先となります。
主人公にCVを付けるなら?(最終投票)
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松岡禎丞
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内山昂輝