タグにもあるように、自分は原作知識は多少ある程度なので、もし「このシーン捏造してあるじゃねぇか」とか、「これって作者の解釈だろ」とか、「ご都合主義すぎるな」みたいなことがあれば、「あ、オリジナル設定・展開ありってタグがあるから当然か」というような感じで見てくれれば幸いです。
要は、捏造や独自解釈、ご都合主義はオリジナル設定・展開に含まれてると思ってください、ということです。それでもタグに付け加える必要があるのであれば追加します(入りきらなくなる可能性もありますが)
そして、タグや前回の話で既に分かっていたと思いますが、この話では二次創作では最早定番になりつつある奏生存ルートになってます。
あとは、後書きにも書きますが、この話のアグルには、本来のアグルには無いオリジナル技・能力が備わっております。
あと、ごめんなさい。ライブ事件エピソードは確かに終わりましたが、回想編はまだ終わってないです。次回で一応、今回の回想編を終わらせられるように頑張ります!
最後に(まだあったのかよ)
今現在、新型コロナウイルスでやばい状況ですが、本作を見てくれてる読者さんや他の作者の皆さんもお体にお気をつけて、感染予防もしっかりとしておきましょう。
では、長い前書きもここまでにして、今回の話をどうぞ!
「あ、あれってまさか……!あいつが、最近噂になってるウルトラマンか……!?」
奏はウルトラマンの存在を噂で耳にしていたが、実際に生でウルトラマンを見た事で様々な思いを募らせる。
「…………」
一方、翼はウルトラマンに対して特に驚いている様子は無く、ただ見つめていた―――というより、ウルトラマンを睨んでいた。
それも、まるで
すると、ノイズたちが今度はウルトラマンを標的にして一斉に向かって突進してくる。
『……』
ウルトラマンは立ち上がると、右腕をノイズたちに向けて垂直に伸ばし、ノイズたちとの距離が近くなる寸前で高速移動能力を使って背後に回り込んだ。
「速い……!」
奏はウルトラマンの素早い動きに感嘆の声をあげる。しかし、翼はまたしても特に驚く様子はなく―――
(……またあの能力を……)
―――と、まるで
そんな中、高速移動能力で背後に回り込まれたノイズは瞬時に振り返り、再びウルトラマン目掛けて突進してくる。
ウルトラマンは後ろを向いたまま、右手を光らせる。そして、ノイズの方へ振り向いた瞬間に右手から光の剣を形成させ、それを振るって接近してきたノイズたちを両断する。
しかし、その隙を突こうと1体の飛行型ノイズが飛んだまま襲いかかろうとする。
「危ねぇ!!」
咄嗟に奏はウルトラマンに向かって叫ぶ。だが、ウルトラマンは至って冷静に、振り向くことなく後ろから迫ってくる飛行型ノイズを剣で突き刺した。
ノイズ自身に意思はない。ただ、人間を炭化させようと襲ってくるだけ。それ故に、怒り、悲しみ、喜びといったような感情も本来は持ち合わせてはいない。
しかし、先程まで奏や翼が苦戦するほどであったノイズを圧倒的な力で一掃していくウルトラマン―――その強さに、残りのノイズたちには“恐怖”という感情が渦巻いていた。
その恐怖を拭い去るためか、残りのノイズたちは1ヶ所に集まっていき、なんと次々と合体していき、十数メートルくらいにまで巨大化した。
『ハアアァァァァァァァ……!!』
だが、そんな事は関係無しにと、ウルトラマンは剣が形成されている右手を空に掲げる。すると青い稲妻のようなエネルギーが剣の方へ集まってくる。
合体したノイズは、ウルトラマンが何かしてくると瞬時に理解し、何かされる前にこちら側から仕掛けようと距離を積めてくる。
『ドゥオアアアアアアアアアアアッ!!!!』
しかし、それより先に合体したノイズに向けてウルトラマンは剣を振り下ろすと、剣にまとわりついていた青い稲妻が合体したノイズに向かって襲いかかる。
それを受け、抵抗するように合体ノイズは負けじとウルトラマンとの距離を積めようとする。だが、ついに合体ノイズに限界が訪れ、頭から次々と爆発四散していき、その断片は炭化されていった。
ライブ会場を襲ったノイズは、謎のアーマーを纏った奏と翼、そして途中から加入してきたウルトラマンの手によって殲滅された。
「……ははっ、こりゃすげぇや……あたしたちより断然強ぇ……」
ウルトラマンの強さを目の当たりにした奏は、ただそう呟くしかなかった。
「まっ、何はともあれノイズどもは全部やっつけられたわけだし……翼ー!とりあえず旦那のところに―――」
「はああああぁぁぁぁッ!!!!」
「―――って、おい!?翼!!」
奏が翼に向けて撤収の言葉をかけようとすると、翼は突然ウルトラマンに向かって刀を構えて斬りかかろうとする。
『ッ!』
ウルトラマンもそれにいち早く気づき、消えかけていた剣をもう一度出現させ、翼の斬撃を防ぐ。
(くっ!ノイズを倒したと思ったらこれかよ……ん?そういえば、前にも同じような……それに、この女どこかで……?)
翼と鍔迫り合いをしながら一翔は彼女に対して何らかの既視感を感じていた。
「まさかこの
(あの時?……ッ!)
そう言われて一翔は、翼の今の容姿を見て気づいた。青い長髪と左側で結わえたサイドポニーという特徴的な髪型、身に纏っている機械的なアーマー、そして自分に斬りかかろうとしていた1本の刀―――
(まさかこいつ、俺を捕まえようと急に現れたこの前の……!!)
そう、翼が数日前に自分を捕まえようと襲いかかってきた少女と同一人物であることに気づいた。
その時―――
ピコン、ピコン、ピコン、ピコン……
胸のライフゲージが青から赤に変わり、音を鳴らしながら点滅を始めた。
(しまった!リキデイターやブレードの使いすぎでエネルギーが……ッ!!)
一翔は、最初にノイズを一掃する際に放った光弾『リキデイター』を大量に使った上、光線技を放ち続けている状態に等しいがためにエネルギー消耗が激しい剣『ブレード』を使用しすぎたからライフゲージが鳴ったのだと苦虫を噛んでいた。
『デアッ!』
「ぐっ!?」
仕方なくウルトラマンは翼の腹部を蹴り、一旦距離を離した。その後、ブレードを戻してこの状況をどうするべきかを考える。
「うっ、うぅ……!」
「あっ、おい大丈夫か!?」
その時、まだ傷が塞がっておらず意識が朦朧としながらも小さな唸り声を上げる響と、そんな彼女に寄り添うボロボロな状態の奏が視界に入った。そして、奏ほどではないが同じくボロボロな状態である翼を再び見る。
(正直、あの青髪の女にも
一翔は3人のボロボロな状態を見た後、自身に蹴られた腹部を押さえていた翼に向けて右手を伸ばしてクイクイと挑発する。
「ッ!!挑発のつもりか……ッ!!危険信号のように胸のランプを点滅させてる者が調子に乗るなッ!!」
ものの見事に挑発に乗ってしまった翼は怒りに任せて、刀を握ってウルトラマンに向かい突っ込んでくる。
だが、ウルトラマンには高速移動能力で回避できることを、翼は怒りの感情に任せたことで忘れてしまっていた。
『フッ』
そして、距離が縮まる瞬間にウルトラマンは高速移動で翼の背後に回り、その直後に空へと飛び上がる。だが、この前とは違い十数メートル飛び上がったところでその場で停止する。
『ハァッ!オォアアアアァァァ……!』
するとあろうことか、ウルトラマンは突然フォトンクラッシャーを放つ構えを取り始めた。その先には、先程挑発した翼と、その近くに響に寄り添ったままの奏がいた。
「まさか!私だけじゃなく奏もやるつもりか!?」
「なっ、嘘だろ!?」
攻撃を仕掛けてくると思い込んだ2人は思わずそう叫ぶ。それでも、ウルトラマンは両腕を上下に伸ばして発射前の態勢を取る。するとどういうわけか、ウルトラマンの額には光の渦が発生しても光の刃が出現することはなく、そればかりか光の渦が右手に集まっていく。
『デェアアアアアアアアアアアッ!!!!』
そして光の渦が集まった右腕で半円を描き、一度ライフゲージのところに持ってくると右腕を垂直に伸ばしてフォトンクラッシャーとは違った光線を放った。
しかも、奏と響、翼がいる方向へと……
「くっ!」
「翼!!」
翼は2人を守るために前に立ち、両手を広げて防ごうとする。そして、死を覚悟した翼は目を閉じる。
しかし、いつまで経っても何の痛みも感じなかった。
「うっ……あ、あれ?」
恐る恐る目を開くと、ウルトラマンの右手から放たれてる光線は自分に直撃してるが、ダメージが全く伝わってこない。それどころか、先程までノイズと戦ってたことでボロボロだった体がどんどん癒えていく。
「か、体が……」
それは奏や響も同様で、ウルトラマンから放たれた光線により傷が癒えていき、響の胸の傷口も塞がった。
『デュオアッ!』
3人の傷が癒えたのを確認すると、ウルトラマンは上空の彼方へと飛んでいった。
ウルトラマンが飛び去っていったのを見届けた後、数人の謎のスタッフたちがやって来て、謎のアーマーを纏ってノイズ殲滅に専念し、その途中でガングニールが砕け散ってしまい、最終手段として絶唱を歌おうとしたところでウルトラマンが現れたと奏は伝えた。
「一応、こちらの方でもウルトラマンの反応は感知していた。その体の状態を見る限りだと、彼に救われたみたいだな」
「旦那……」
そこへ、逆立った赤い髪をした男―――弦十郎が現れた。
「それにしても、命を落としかねないというのに、シンフォギアを失った状態で絶唱を使おうとしていたとはな……」
「うっ!わ、悪かったってぇ~……」
弦十郎からの言葉を受けて奏はバツが悪いように苦笑いしながら謝る。
しかし、彼がなぜ奏が歌おうとしていた絶唱という用語を知っているのか―――それは、奏と翼が纏っていたアーマー『シンフォギア』が、弦十郎が司令を務める特異災害対策機動部二課に所属している“ある人物”によって生み出されたものだからだ。
そして彼らの会話を聞く限り、奏と翼も二課に所属していることが窺える。さらに聞いたところによると、どうやら絶唱は命の危険に曝されるらしい。奏が絶唱を歌おうとした際に死を覚悟した表情をしたのもその為だからだろう。
「……けどよ、あいつが……ウルトラマンが来てくれて、あたしたちは助かった。それに―――」
ふと、担架に乗せられて運ばれていく響の姿が目に入る。あの時のウルトラマンの光線によって傷口は完全に塞がりはしたが、それ以前に大量出血を起こしていたのでまだ意識は戻らず、ひとまず近くの病院へと運ばれることになった。
「思わずウルトラマンがあたしたちにまで襲いかかってくるんじゃないかって思ってたけど違った。あいつは、ノイズの戦いでボロボロだったあたしたちの傷や、あの子の傷だって癒してくれた……ウルトラマンはきっと―――いや、絶対にあたしたちの味方だ!」
奏は自分が正直に思ったことをまっすぐに言葉にして弦十郎に伝える。
「フッ、そうか……お前が言うのであれば間違いないだろう。だが……俺の姪はそう簡単にはいかないらしいぞ」
やれやれといった感じで弦十郎は別の方向へ視線を向けると、シンフォギアは既に解除されてるが悔しがってるかのごとく拳を強く握りしめている翼の姿があった。
奏と翼、響の傷を癒したウルトラマンは飛び去った後、発光体となって移動していき、証明写真撮影機の中へと戻ってきた。
そして光が晴れると一翔が姿を現す。
「はぁ……はぁ……ライブ会場なんて規模じゃ、さすがに全部までは救えなかった……けど、立花がなんとか無事でよかった。それにしても―――」
一翔は以前自分を捕まえようと現れた少女が、トップアーティストの1人である風鳴翼であることにまだ驚いていた。
しかも、途中から加入したため実際には見てないが奏もノイズと戦っていた可能性があるため、2人はトップアーティストでありながら、翼が以前言っていた二課という組織に属しているのだろうと一翔は推測した。
「いや、トップアーティストが表向きで本来は二課って組織に属して……?なんにせよ、あの鎧のこととか色々と訳が分からないことが多いし、またあの女が捕まえようとしてくるかもしれないから気をつけとくか」
今後のことで色々と考えた後、一翔は帰路につこうとする。
その際に、証明写真撮影機から[ご利用ありがとうございました!]という音声が聞こえたので何かと思ったら、一翔がブレスレットを装着して光に包まれる瞬間の写真が出てきたため、一翔は慌ててそれを取り出し、証拠隠滅のためにビリビリに破いて近くにあったゴミ箱へ捨てた。
ノイズによるツヴァイウィングのライブ襲撃事件はこうして幕を閉じた。
しかし、また新たな残酷な事件が起こることを、一翔はまだ知らないままだった……。
今回使用したアグルのオリジナル必殺技・能力
1.アグルライトニングブレード
本文でも言ってたように、アグルブレードを空に掲げることで青い稲妻のようなエネルギーがブレードに集まっていき、それを標的めがけて振り下ろすことでその雷撃を放射する。
原作ガイアで、アグルが地球怪獣たちを呼び起こすために使用した『アウェイクニングインパクト』が基であり、アグルブレードに稲妻のようなエネルギーが集中した描写があるのもそのためである。
2.アグルヒーリング
名前の通り、相手の傷を癒すことの出来る技。この技を放つ際の動作は本文にもあるようにフォトンクラッシャーを放つ前の構えをした後、右手に集まったエネルギーを前に突き出して放つことで対象者の傷を癒す。
原作ガイアのガイアヒーリングと同様、無理矢理操られたりしてる者や、暴走状態に陥ってしまった者を浄化させる役割も持つ。ただし、どんな要因であれ死んでしまった者を生き返らせることは出来ない。あくまで傷を癒したり心を浄化させるだけ。
主人公にCVを付けるなら?(最終投票)
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松岡禎丞
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内山昂輝