海神絶唱シンフォギア~海の化身と装者たち~   作:サミン

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ウルトラマンZ(ゼット)、見ました!ウルトラ面白かったですねぇ!

にしても、もう既にウルトラ怪しい匂いがプンプンとしてくるんだよなぁ……ヘビクラ隊長とか、ヘビクラ隊長とか、ヘビクラ隊長とか……。2話なんかもう完全にあれでしたからね。かといって、怪しく見せつつ役者が同じだけの全くの別人だったってなったらそれはそれで……(苦笑)

そんなわけで(←いやどんなわけで!?)、今回は今までより結構短いです


6話 進むべき未来、与えられた意味

一翔が半年前の事件を思い返してる現在。

 

「―――まぁ、過ぎた事を悔やんでいても仕方ないよな……」

 

「え?何か言いましたか?」

 

「ん?あぁ、半年前のライブ事件に俺や小日向もいたとしても結果は変わらなかっただろうし、そんな事を悔やんでいても無意味だよなって考えてたんだ」

 

「確かに―――今更あの場に私たちもいれば、なんて悔やんでも何も変わらない……過去なんて変えられないんですよね」

 

「うん……どんなに抗ったところで、過去の出来事を覆すことなんて出来っこない」

 

一翔の言葉を聞いて、2人はお互い暗い表情になって俯き始める。

 

2人は理解しているのだ。特に未来は、仮に響と一緒にあのライブへ行けたとしても結果は変わらなかっただろうし、万が一あの場に自分がいれば少しでも何かが変わっていたのかもしれない、なんていう淡い気持ちを持ったとしても過去の出来事は変えられない、と……。

 

すると、一翔は響と未来の頭にポン、と手を乗せる。

 

「そんな顔をするな。確かに過去を変えるなんてこと、タイムマシンでも無けりゃ無理な話さ。だからこそ、俺たちは過去を受け入れて未来へ進む―――よく言うだろ?“過去は変えられないが、未来は変えられる”ってよ」

 

「……ですね。過去に囚われすぎてたら、それこそ生きるのを諦める事になる……過去の出来事を受け入れてこそ、未来は素晴らしいものになる」

 

「うん、そうだね。どんな出来事だろうと、それを受け入れなければ明日なんてやってこない」

 

「そういうことだ。―――さて、とりあえず作業再開といくか」

 

「はーい!」

 

その後も3人は談笑を交えながら響の家の手入れを行い、それが終わった後には他のライブ事件の生存者の家へと赴き、同じように手入れをしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――なんて、一番過去に囚われてる(・・・・・・・・・・)俺みたいな奴が、何偉そうなこと言ってんだって言われてもおかしくないことをあいつらに言っちまったんですよ」

 

「なるほどね……」

 

手入れ作業を終えた後、一翔はORC基地へとやって来て、木戸たちに昼間に響たちに言った事を話していた。

 

「全く、自分にほとほと呆れてしまいます……」

 

「でも良いじゃないか。自分が過去に囚われているからこそ、自分と同じようになってほしくないって言ってくれてるようなものさ。一翔が言ったことは間違いじゃない」

 

そう言って木戸はコーヒーが入ったカップを一翔に差し出す。それを受け取り、一口飲み込む一翔。

 

「ありがとうございます……―――美味い。また、あの店(・・・)から良い豆をもらったんですね?」

 

「あぁ。悔しいけど、黒星さんの作るコーヒーは僕たちは疎か、色んな店にはない程の素晴らしい出来だからな。そういや、今度はラーメンを作ってみようなんて言ってたよ」

 

「いや、コーヒーにラーメンって……カフェやるのか別の料理店にするのかどっちかにしろってんだよ……」

 

「ははは!まぁ、何でもありの店だと思っておけば良いだろう。ほら、『あるよ』しか言わないマスターがいるバーみたいな」

 

「どこぞの検事ドラマですか……」

 

 

 

 

 

その後、木戸と共にORC基地から水族館へと赴き、水族館内に設置されている、海に関する本が主に並べられている本屋へと足を運び、どのような本を買うのか見定めていく。

 

「これと、これくらいか……」

 

そして、数札ほど手に持ってレジに向かう。

 

「そういや、一翔は城南高校に進学するんだったな?」

 

「ええ、午後の授業は選択式で学びたい科目を決められるそうですし、海洋学を学ぼうと思ってます」

 

「ふふ、相変わらず海が好きだな……まぁ、その気持ちもあったからこそその力(・・・)が一翔に与えられたんだろうな」

 

木戸にそう言われて立ち止まり、一翔はジャケットのポケットの中からウルトラマンに変身するためのブレスレットを取り出す。

 

「……だといいんですけどね」

 

そう言う一翔は悲しみがこもった眼をしていた。その後、ブレスレットをポケットにしまいレジへと歩く。

 

「それじゃあ、今日はこの辺で失礼します」

 

「あぁ。言うまでもないと思うが、頑張れよ!」

 

会計を済ませた後、一翔は木戸と別れ、自宅の方へ向かう。

 

だが、その途中で足を止め、もう一度ブレスレットを取り出してそれを見つめる。

 

「木戸さんはああ言ったけど、何でお前は俺に力を与えてくれたんだ……?最初はノイズを倒すために光を手にしたんだと思ってたけど、今思えば結局まだ分からない……お前が俺に光を託してくれた本当の意味が」

 

ブレスレットに問いかけるように呟くが、何も反応は起きなかった。

 

「……自分で探すしかないのか、その答えは」

 

最後にそう呟き、ブレスレットをしまって帰路につく一翔だった。

主人公にCVを付けるなら?(最終投票)

  • 松岡禎丞
  • 内山昂輝
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