今更ながらに気づいたこと……他のシンフォギアの小説を書いてる作者さんの作品を見てみたら、別に聖詠の歌詞コードを入力してなくても、普通に投稿出来たんだなぁ、と……
まぁ、でも一応歌詞なのだから、めんどくさくはありますが、僕は歌詞コードを入力してやっていきます
あと、今回も短いうえ、展開が早い感じがしますが、どうぞ!
ノイズから逃げようとした響は、子供の泣き声が聞こえたので、泣き声がする方向へ駆けつけると、1人の女の子がいた。
どうやら女の子は母親とはぐれてしまったようだ。響はなんとか女の子を連れて再び逃げようとする。
しかし、ノイズから逃れるためのシェルターとは反対の方向へ走ってきてしまったようだ。響はどこか隠れられそうな場所を探す。
その後、なんとかビルの屋上へ逃げ込むことに成功した。しかし、ノイズが自壊するまでは油断は出来ない。
「……私たち、死んじゃうの……?」
女の子は恐怖のあまり、涙を流して響に問い質してくる。響はなんとか女の子を元気付けようとする。
「大丈夫だよ。絶対に死なない、必ず助かるから……だから―――」
響は、2年前に奏から言われた言葉を口ずさんだ。
「生きるのを、諦めないで!!」
すると、それがトリガーとなったかのように、彼女の心の中に歌が浮かんできた。
━━━Balwisyall Nescell gungnir tron
響は自然とその歌を歌っていく。
そして歌い終えると、彼女の体が光に包まれていく。
同時刻―――
「反応、絞り込みました!位置特定!」
「ノイズとは異なる高質量エネルギーを検知!ウルトラマンの反応とも異なります!」
特異災害対策機動部二課の指令室で、ノイズともう1つ別の反応を確認し、オペレーターたちが報告していく。後者の反応は、恐らく響が歌った後の光に関係がある。
「……まさか、これって……アウフヴァッヘン波形……!?」
アウフヴァッヘン―――ドイツ語で“覚醒”を意味するその波形をもっと詳しく調べていく。
「解析結果、出ます!」
1人のオペレーターがそう報告を入れると、モニターに解析結果が表示された。
そこに表示されていたのは―――
『GUNGNIR』
―――ガングニールという文字だった。
「ガングニールだとォッ!?」
それは、2年前に奏が身に纏っていたアーマー―――シンフォギアの名称であり、その名が出たことに、指令室で解析結果を見た弦十郎は驚愕の声を上げる。
「……ん?あ、あれ?私……って、えぇ!?」
歌を歌ったことで突然体が光り出し、思わず目を閉じていた響だったが、光が収まって目を開くと、なんと橙色の機械的なアーマーを身に纏っていた。
それはまさしく、2年前に奏と翼が身に纏っていたシンフォギアであった。しかも、色は全く別で形も所々変わってはいるが、響が身に纏っているのは奏と同じガングニールだった。
「ええええええっ!?何で!?どうなっちゃってるの!?」
体が突然光り出しただけに留まらず、全く知らないアーマーを身に纏っていることに、響は仰天していた。
「お姉ちゃんかっこいい!!」
女の子は響の今の姿に目を輝かせていた。
「そ、そうかな?……って、今はノイズが来てるんだった……!」
そう言うや否や、響は女の子を抱き抱え、迫ってきたノイズたちから逃げるように飛び上がった。
「えい―――って、うわあああああああああああっ!?!?!?」
しかし、何も考えずに飛んだためか、勢いよく飛び上がったは良いものの、重力に従って落ちていく。
ドォーンッ!!
だが、シンフォギアを纏っているお陰か、普通の人間なら死んでしまうであろう高さから落ちたものの、無事に着地することに成功した。
「これ、すごい……!―――てゆーか、土煙が舞い上がるなんて演出はなかったから良いものの、私が先にこんな派手な着地してよかったのかな……?いや、あくまでクロスしてない原作では私が主役だったわけだし……」
「お姉ちゃん、何言ってるの?」
シンフォギアに対し感嘆な声を挙げつつ、何やらメタいことを呟き、女の子から疑問の声が掛けられる。
「えっ?あっ、いや、何でも―――って、ノイズが来てる……!」
なんとか気を取り直すと、響たちを追ってくるようにビルの屋上からノイズたちが降りてくる。
着地に成功したものの、現在自分が纏ってるシンフォギアが何なのか自体知らない響は、女の子を抱き抱えたままノイズから逃げるために走り出す。
しかし、ノイズは逃がさんといわんばかりに響に襲いかかろうと迫ってくる。その際、響は逃げるのに必死で前方にしか向いていなかったため、横から突っ込んでくる1体のノイズに対して反応が遅れてしまう。
「マズい!!(せめて、この子だけでも守らないと……!)」
そう思った響は、突っ込んでくるノイズに向けて腕を突き出した。その瞬間、ノイズは弾かれていき、響は炭化せず、ノイズのみが炭化していった。
「えっ!?なんで……?でも、これなら……!」
自分は炭化せず、ノイズのみが炭化したという思わぬ事実に響は驚愕するも、これでならノイズを倒し、女の子を守れると確信した。
「何だかよく分からないけど、やれるだけやってみよう!」
そう叫び、突っ込んでくるノイズめがけて響は拳を作ってそれを振るい、ノイズを倒していく。
だが、戦うこと自体したことがないうえに、まだ女の子を抱えたままでいたため、思うように戦えない。そして、少しではあるがノイズの数も増えていっている。
早く女の子を安全な場所へ逃がしてやりたいが、ノイズが周囲にたくさんいるこの状況で逃がそうとしたら、ノイズは間違いなく女の子の方へも襲いかかってしまうだろう。しかし、だからと言ってこんな危険と隣り合わせな状況にずっと居させることも出来ない。
「くっ!どうすれば……!」
苦虫を噛んだその時、突如上から青い発光体が現れ、響とノイズたちの間に割り込んできた。その発光体は着地すると共にもっと眩い光を放ち始めた。
「えっ、な、なになになに!!?」
突然現れた青い発光体がさらに眩い光を発したことで響は当然驚き、眩しさに思わず顔を背ける。
すると、段々と光が晴れていき、顔の向きを戻すとそこにいたのは、響に背を向けて立っているウルトラマンだった。
「えっ……?あ、あなたはいったい……?」
突然現れたうえに初めて見るウルトラマンに思わずそう問いかけると、ウルトラマンはゆっくりと響の方へ顔を向け、目を合わせる。
「ッ!?」
その瞬間、響は背筋がゾッとするような感覚に見舞われる。
そんなことを知ってか知らずか、ウルトラマンはノイズの方へ向き直り、右腕を垂直に伸ばす。そして青い電撃のようなものを走らせた後、そこからリキデイターよりも小さな光弾『スラッシュ』を放った。
何発も放たれたスラッシュを受けたノイズは爆発していき、怯んだ隙にウルトラマンはノイズへと突っ込んでいく。
『アイッ!オォアアアアッ!!デヤッ!!』
ノイズを蹴り倒し、またはノイズの足を掴んで投げ飛ばし、空を飛ぶ飛行型ノイズにはジャンプキックなりと、ウルトラマンは次々とノイズを殲滅していく。
「すごい……とてもすごいとしか言えない……!」
「かっこいい……!」
先程まで背筋がゾッとするような感覚に見舞われていた響だが、ウルトラマンの戦いを見てそのような感覚はなくなり、ただすごいとしか呟くことが出来なかった。女の子もウルトラマンに対し憧れを込めた眼差しを向けていた。
その時、ウルトラマンは何かを感じ取ったのか、ある程度ノイズを倒した後、高速移動でどこかへと去っていった。
「……って、あれ!?ちょっと、何でどっか行っちゃ―――」
━━━Imyuteus amenohabakiri tron
━━━Croitzal ronzell gungnir zizzl
ウルトラマンが突然去っていったことに驚愕していると、バイクの走る音と共に2つの歌が聞こえてきた。
「はぁっ!」
「おりゃあっ!」
その瞬間、2つの斬撃がノイズたちを蹴散らした。その正体は、シンフォギアを纏いそれぞれ刀と槍を手に持った翼と奏だった。ちなみに、バイクは2人がシンフォギアを纏ったと同時に飛び上がったため、実質乗り捨てられる形でノイズの方へと突っ込んでいき、壊れてしまった。
「あーあ、まーたバイク壊しちまったな。いつになったら乗り捨てるって概念を捨てるのかねぇ」
「何言ってるの。バイクは乗り捨てるものよ」
「はいはいそうですか」
「それと―――」
壊したバイクのことで会話した後、憧れのツヴァイウィングが2人も揃って目の前にいることで困惑したまま動けないでいる響へと視線を向ける翼。
「呆けない、死ぬわよ。あなたはそこでその子を守ってなさい」
そう言い捨て、刀を構えてノイズの方へと走っていく翼。奏も翼に続こうとする前に、響の方へ近づいていく。
「よっ、久しぶりだな」
「は、はいっ!お久しぶりです!奏さん!ま、またお会い出来て光栄です!!」
憧れの人物から話しかけられたことに、響はガチガチになりながらも返事をする。
「ま、お互い話したいことや聞きたいことはあるだろうけど、とりあえず今はその子を守っておけ。残りのノイズどもはあたしたちに任せな」
「は、はいっ!」
「あっ、あとそれから―――」
奏は響の頭に手を乗せ、優しく撫でる。
「ふぇっ!?あ、あの……!!」
「ありがとな。あの日から2年間、生きるのを諦めないでいてくれて」
「ッ……!」
響にそう言った後、奏は槍を構えてノイズの方へと走っていった。響は、奏からの言葉に嬉しさによる涙を流していた。
その頃、ツヴァイウィングが来ることを感じ取って高速移動で姿を消したウルトラマンは、物陰に身を隠して腕組みをしながら様子を窺っていた。
(……まさか立花まであの鎧を身に纏っていたとはな……。だが、立花の様子からするとあいつは何も知らないみたいだし、たぶん偶発的な何かがあったんだろう)
一翔は、響まで見たことのない鎧を身に付けていることに内心驚愕しながらも、先程までの様子を見たことで何かしらの偶発的な要因があったのだろうと結論付けた。
(とりあえず、今回ばかりはあいつらにここを任せるか。あの青髪の女にまた出くわすのも厄介だし)
そう考え、翼たちがノイズと戦ってる隙を突いて飛び上がり、光となってその場を後にした。
その後、ノイズは奏と翼の活躍により殲滅され、響が助けた女の子はノイズ殲滅後にやって来た二課のスタッフたちにより保護された。
「あ、あの……これって一体どうしたら……?」
「着ていた服をイメージしなさい。そうすれば、ギアは解除されるから」
未だにシンフォギアを纏ったままの響が尋ねると、翼がそう答えたことで響はシンフォギアを纏う前の服をイメージする。するとギアは解除され、元の服装に戻った。
「暖かいものどうぞ」
「あ、ありがとうございます……」
スタッフの1人が暖かい飲み物を響に差し出し、それを受け取った響は礼を言う。
「よっ」
「あ、奏さん……!二度も助けていただき、ありがとうございます!!」
「なぁに、気にすんな。むしろ礼を言いたいのはこっちなんだ。改めて、生きるのを諦めないでいてくれて、ありがとな」
「ッ、はい……!」
改めて奏から礼を言われたことで、嬉しさのあまりまた泣きそうになった響だが、なんとかこらえた。
「そういやよ……お前さん、あたしたちが駆けつける前にウルトラマンがいたりしなかったか?」
「えっ、ウルトラマン?……もしかして、青い体をした、胸にランプのようなのが付いてる……」
「そ。でもその反応からすると、いたんだな?」
「はい。でも、奏さんたちが来る直前にどっかに行ってしまいましたけど……てゆーか、あれがウルトラマンだったんですね」
「そうか……はぁ、あたしもあいつにもう一度会ってみたかったのにな……ま、翼がいたんじゃ無理もねぇか」
それからしばらくし、スタッフたちが作業を一通り終えたのか、退散の準備を始める。
「あ、あの……そういえば、お2人が着ていたあの鎧みたいなのって……それに、私もなぜかそれを着ていたことなんですけど……」
「あぁ、その説明をしてやるんだがその前に―――」
ガチャン
「……へ?」
「わりぃな、ちょっと着いてきてもらうぞ」
「え……えええええええええええ!?!?!?」
突然憧れの人物から手錠を掛けられたことに、響はただ絶唱ならぬ絶叫するしかなかった。
今回のアグルの活躍はほんの少しだけだという……まぁ今回はあくまで響のガングニール覚醒に加え、響がアグルとツヴァイウィングとの邂逅を果たすのがメインだったので、ご了承ください
主人公にCVを付けるなら?(最終投票)
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内山昂輝