RACING CLIMAX(「Progress Dream」として仕切り直し予定)   作:カノンノ

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第5話 数奇な出会い

 

 

浅葱「あのNSX・・・いったい何者かしら!?」

 

 

唯一の手掛かりである「群馬ナンバー」と「ロケットバニーのエアロ」を手掛かりにして・・・

 

 

・・・調査すること1時間

 

 

浅葱「・・・見つけた!」

 

 

条件に合うNSXがヒットした!

 

 

浅葱「えっと・・・これって・・・!まさか舞ヶ原の走り屋の・・・緒形アリシアナ!?」

 

 

そのNSXの正体は・・・秋名や赤城から少し離れた舞ヶ原でそこに点在する学校のバンド イロドリミドリのメンバーでありながら舞ヶ原最速ともいわれている高校生の走り屋 緒形アリシアナのNSXだった!

 

 

浅葱「私って・・・そんな強敵とバトルしてたのね・・・」

 

 

ロケットバニーエアロのNSXのドライバーの正体が判明したことにより敗北した理由に納得がいった浅葱だった・・・

 

 

・・・翌日、浅葱は雪菜、古城とともにガソリンスタンドへ行き池谷にNSXのことについて報告する。

 

 

健二「まさか・・・浅葱ちゃんがバトルしたNSXは舞ヶ原で有力といわれれる女子高生ドライバー 緒形アリシアナだったとはな」

 

池谷「浅葱でも歯が立たないのはそういうことだったのか・・・」

 

浅葱「そうなの!あんなに速いと思ったらまさかよその峠で有力の走り屋だったなんて・・・!」

 

 

この話に池谷たちスピードスターズのメンバーも動揺する・・・

 

 

雪菜「そのNSX・・・そんなに速いんですか!?」

 

浅葱「わからないけど・・・馬力は私のNSXと一緒だったわ!セッティングと足回りのチューニングなのかテクニックなのかわからないけど・・・」

 

 

そこへ例のNSXがガソリンスタンドへ!

 

 

イツキ「あっ!NSXだ」

 

浅葱「あのNSX・・・まさかっ!」

 

古城「このNSXに心当たりがあるのか!?」

 

浅葱「私とバトルしたNSXなの!」

 

健二「ついに来てしまったか・・・舞ヶ原最速のNSX」

 

 

動揺が隠せないまま池谷はNSXに接客する。

 

 

池谷「いらっしゃいませ。」

 

 

NSXから降りてきたのは・・・雪菜と浅葱に負けないぐらいの美貌とプロポーションを持つとある高校のバンドのメンバーでありながら舞ヶ原最速の走り屋の少女 緒形アリシアナ!

 

 

アリシアナ「えっと、ハイオク満タンでお願い」

 

池谷「わかりました。ハイオク満タン入ります!!」

 

アリシアナ「それと・・・秋名のFDって呼ばれてる子。ここにいる?」

 

雪菜「それなら私ですけど」

 

 

名指しされた雪菜はアリシアナの元へ

 

 

アリシアナ「初めまして・・・だね。私は緒形アリシアナ。バンド「イロドリミドリ」のメンバーなんだけど、NSXで舞ヶ原を走ってるの」

 

雪菜「姫柊雪菜といいます」

 

アリシアナ「雪菜・・・かあ。」

 

 

ここでアリシアナは話を切り出す。

 

 

アリシアナ「私の知り合いから聞いたけど秋名で敵なしのFDがいるって話を聞いてこっちに来てみたんだけど。バトルしてみない?」

 

 

その話は・・・挑戦状だった!

 

 

雪菜「わかりました・・・その勝負、受けます!」

 

 

だが、雪菜はあっさりとその挑戦を受けることに!

 

 

アリシアナ「じゃあ、今週の金曜午後11時にバトルだよ!」

 

 

そういうとアリシアナは給油を終えたNSXに乗り込みガソリンスタンドを後にする。

 

 

池谷「ありがとうございました!」

 

 

池谷がNSXを見送った後、古城たちは雪菜の元へ駆け寄る。

 

 

池谷「雪菜ちゃん・・・本気か?相手はNSX、ヒルクライムなら絶対に負けるぞ!」

 

浅葱「この間はS2000だったからよかったんだけど・・・相手はMRのNSXなのよ!」

 

 

あまりにも雪菜が不利な状況でバトルすることに不安視してしまった池谷と浅葱・・・

 

 

雪菜「NSXだろうと負ける気はありません!これは私のレース(ケンカ)です!それに浅葱さんが負けたというのなら・・・なおさらです!」

 

 

だが、相手がNSXであろうと雪菜には関係なかった。ましてや浅葱がアリシアナに負けた以上、今度は勝たねばならないのだから・・・

 

 

・・・雪菜とアリシアナがバトルをするという話は街道速報を通じてたちまち群馬中に広がった。

 

 

昴「えっと・・・舞ヶ原の緒形アリシアナが秋名のFDこと姫柊雪菜とバトル・・・か」

 

 

掲示板の書き込み「『街道速報』 舞ヶ原最速のNSX VS 秋名のFD、秋名にていよいよ激突! 舞ヶ原で最速ともいわれているバンドグループ「イロドリミドリ」のメンバーの1人であるNSXのドライバーの美少女 緒形アリシアナ。そんな彼女が秋名にて秋名のハチロクの再来とも呼ばれている秋名のFDこと姫柊雪菜とついにバトルを迎える。アリシアナは挑戦を受ける前日、秋名のヒルクライムで雪菜の仲間とみられるNSXとバトルを行い勝利。そんな彼女が秋名で雪菜とどんなバトルを繰り広げられるのかが楽しみだ。」

 

 

智花、葵、夏陽、紗希の2on2の試合の様子を見ながら昴はスマホで街道速報を見ていた・・・

 

 

紗希「トモ、パス!」

 

智花「それっ!」

 

 

紗希がパスしたボールを見事に受け取った智花はシュートを決める!

 

 

紗希「やったわね!トモ」

 

智花「えへへ」

 

 

見事にゴールを決めた智花は紗希とハイタッチ!

 

 

夏陽「すごいな、智花は。人数そろったら大会で敵なしなんじゃないか?」

 

葵「そうね。3on5でハンデしてたとはいえ手を抜くことができない戦いだったからわかるよ」

 

 

智花と紗希のコンビネーションは女バスのメンバーが結束しているからこそうまく決まっていた。葵でさえも智花には苦戦したのだから・・・

 

 

夏陽「そういや・・・昴。スマホで何見てたのさ」

 

昴「えっと・・・街道速報で気になったのがあったからな・・・」

 

 

智花たちに街道速報の記事を見せる昴・・・

 

 

葵「雪菜ちゃん、今度はNSXとバトルかあ・・・」

 

昴「こいつは正念場だな。相手は舞ヶ原最速、NSXもすごいからダウンヒルなら苦戦は避けられないしヒルクライムならもう確実にアリシアナの勝利が決まるような感じだからな」

 

葵「それほどすごい相手なのね・・・」

 

 

だが・・・ここで!

 

 

智花「あの・・・昴さん、葵さん。また私を秋名に連れてってください!」

 

夏陽「俺も智花と一緒に連れってくれ!」

 

昴「智花・・・」

 

智花「私・・・また、雪菜さんのバトル見てみたいです!!」

 

夏陽「俺も見てみたいんだ!葵さんが教えてくれた雪菜って人!」

 

 

智花と夏陽が同伴してほしいと願い出る!

 

 

葵「わかったわ。今度のバトル、智花ちゃんと夏陽くんも連れてってあげるね」

 

智花「葵さん、ありがとうございます!」

 

夏陽「俺も会ってみたいな。」

 

 

2人のお願いに葵は承諾した。

 

 

紗希「トモ、夏陽。バトルの感想教えてね!」

 

 

・・・場所は変わり、児童養護施設「リトルウィング」・・・

 

 

桜花「へえ・・・今度は再び秋名でバトルがあるみたいよ」

 

響「そう・・・なんだ。」

 

桜花「それに、あたしの知り合いから例の秋名のFDが舞ヶ原のNSXとバトルするって」

 

 

ここでも鳥海桜花という高校生の少女と貫井響という高校生の少年が雪菜とアリシアナのバトルについて語っている。実はこの2人も走り屋なのだ。

 

 

潤「わにゃ、・・・バトル、いつするんですか?」

 

 

そこへ現れたのは・・・五島潤という小学生の少女。彼女はリトルウィングで育っており、そこで同じく育てられた紅葉谷希美、金城(かねしろ)そらとともにバンド「リヤンドファミユ」を組んでいる。

 

 

桜花「バトルは今週金曜の午後11時みたいだって」

 

潤「そのバトル・・・私も連れて行ってくれませんか?」

 

響「僕はいいんだけど・・・桜花は?」

 

桜花「そうね・・・、わかったわ。一緒に行こう。」

 

響「くるみと小梅も誘うね。」

 

 

こうして潤も響、桜花、そして響の妹である貫井くるみと彼女が組んでいるバンドのリーダー「Dragon=Nuts」のリーダーである霧夢こと尾城小梅とともに雪菜のバトルを観戦することに。

 

 

 

 

 

バトル当日の金曜夜22時30分・・・秋名頂上ではアリシアナが待ち構えていた・・・

 

 

アリシアナ「・・・」

 

 

アリシアナが見渡す先にはバトルを待ちわびるギャラリーたち・・・

 

 

アリシアナ(独白)「あとは雪菜が来てくれるだけ・・・!」

 

 

アリシアナもまた雪菜たちの到着を待ちわびる・・・そこへ一筋の光が・・・!

 

 

アリシアナ「来たね」

 

 

イツキのハチゴー、健二の180SX、池谷のS13、紗矢華のR32、ラフォリアのJZA80スープラ、凪紗のFTO、古城のランエボ4・・・そして雪菜のFDが頂上に到着。スタート地点に車を止める。

 

 

ギャラリー「よし、来たぞ!秋名のFD」

 

ギャラリー「もうすぐバトルか・・・わくわくするぜ!」

 

 

・・・ふもとではコースの状況確認が行われた。

 

 

スピードスターズのメンバー「5連ヘアピン第1コーナー。そっちはどうだ?」

 

スピードスターズのメンバー(電話)「今のところ走行中のクルマはいません。いつでもOKです!」

 

スピードスターズのメンバー「よし、こっちも問題ない。いつでも始めていいぞ。」

 

 

ゴールとなるふもとの駐車場に車を止めた葵、桜花たちはゴール手前で観戦場所を選ぶ・・・そこの駐車場に止まっていたのは葵のS15シルビア、昴のFC3SRX-7、桜花のS14シルビア前期、響のミラージュアスティだった・・・

 

 

桜花「ここでいいんじゃないかな?」

 

葵「そうね。ゴールも見られるし」

 

智花「ここでまた、雪菜さんのゴールが見られるんですか!?」

 

昴「まあ・・・そうなるかな?」

 

夏陽「ゴールから観戦か。でもまあ、葵おねーさんのいうとおりゴールから見てみるか」

 

 

雪菜VS紗夜の時と同じ位置でレースを見届けることになった智花と葵、昴だった・・・

 

 

潤「わにゃ・・・すごい人の多さです・・・」

 

 

潤はギャラリーに来た人ごみの多さに涙目を浮かべていた。

 

 

くるみ「大丈夫よ。潤。あたしやお兄ちゃんもついてるから!」

 

響「僕と桜花が一緒にいるから」

 

潤「あ、ありがとうございます・・・」

 

 

怖がりで泣き虫な潤のためになだめる響とくるみ・・・

 

 

小梅「それにしてもギャラリー多いね」

 

昴「秋名最速の「秋名のハチロクの再来」っていわれてる秋名のFDと舞ヶ原最速のNSXとバトルするからな。ギャラリーも多くなりそうだ・・・」

 

 

・・・バトルのスタートの準備が整い、2台はスタートラインへ・・・

 

 

池谷「カウントは俺がやる。いいか?」

 

アリシアナ「私は構わないよ」

 

雪菜「私もそれで構いません」

 

池谷「カウントいくぞ!」

 

 

池谷が右手を上げカウントダウンが始まる!

 

 

池谷「5!4!」

 

 

カウントダウンとともに雪菜とアリシアナはブレーキとアクセルを踏み込みスタートを待つ!

 

 

古城・浅葱・ラフォリア・イツキ・健二「・・・」

 

池谷「3!2!1!・・・GO!!」

 

 

「GO!」の合図とともに2台は走り出す!アリシアナのNSXが先手を取ってスタート!

 

 

健二「おお!NSXのスタートダッシュすごいなー!」

 

 

NSXのスタートダッシュの良さに驚く健二・・・

 

 

浅葱「そりゃそうよ。雪菜のFDは加速力が高くてもNSXは最高速もすごいんだから」

 

ラフォリア「同じ280馬力でもFDの13Bや古城のランエボの4G63を超える排気量もあるし、トルクもNSXが勝ってる。それだけパワーはすごいってことよ。」

 

古城「まあ、2JZとRB26はトルクは勝っても排気量でNSXに負けてるからな。それにNSXのエンジンはV型だからな。」

 

 

アリシアナのNSXに搭載されているC32Bはスーパーカーやアメ車にも用いられるV型エンジンで排気量もRB26DETTを超えるエンジンで当時、NSXはスープラ、スカイラインGT-Rと並ぶ最強で最高のクルマといわれていた。もちろん、浅葱のNSXに搭載されているC30Aの改良版といっていいだろう。

 

 

紗矢華「でもNSXには弱点はあるはず・・・」

 

イツキ「弱点?」

 

浅葱「私のNSXもそうなんだけど・・・MR・・・ミッドシップはコーナリング性能も高い分、オーバースピードが出やすいの。それにオーバースピードで曲がろうとしたら逆にオーバーステアになりやすいから乗り手を選ぶ1台なの。だから私のNSXはコーナリング重視にしてるの。」

 

健二「乗り手を選ぶのかあ・・・もしかしたら、あのNSXの女の子がNSXを乗りこなしてたらピンチだけど、乗りこなせていなかったらチャンスが見つかるってことか」

 

古城「NSXは結構ピーキーだからな」

 

 

実はミッドシップは後ろ寄りの真ん中にエンジンを置いてあり、FRよりも曲がりやすい駆動方式なのだがその分オーバーステアも発生しやすい。さらにオーバースピードに陥った場合、フロントの重量が軽いためにフロントのトラクションが悪くアンダーステアも発生させやすい・・・上級者向けの駆動方式であった。

 

 

紗矢華「勝負のカギは・・・このダウンヒルでNSXのドライバーがうまくNSXを乗りこなせるかどうか・・・ってことね」

 

 

(イメージレースBGM brilliant better/御形アリシアナ(福原綾香)(イロドリミドリ))

 

 

見事なスタートを決めたアリシアナのNSX、リードした状態で最初のヘアピンへ!

 

 

ギャラリー「おお!NSXが前だ!」

 

ギャラリー「ダウンヒルでどんな走りを見せてくれるんだ!?」

 

 

コーナー突入手前でアリシアナはブレーキを踏み、サイドブレーキを引いてドリフトさせる!!NSXは絶妙なコーナリングでドリフトが決まる!

 

 

ギャラリー「すげー!あのNSX」

 

ギャラリー「ドライバーが気になるなあ・・・!」

 

 

続く雪菜のFD・・・雪菜はブレーキからドリフトに入る!FDもアリシアナのNSXに負けないスピードとライン取りでドリフトを決めていく!

 

 

ギャラリー「RX-7もコーナリング重視のクルマだからドリフトもうまいなあ!」

 

ギャラリー「さすが秋名のFDだぜ!」

 

 

2台のドリフトのギャラリーは興奮する!

 

 

続くヘアピンも2台は華麗なドリフトを見せるが雪菜のFDはNSXに離されぬようぴったりとついていく・・・!

 

 

雪菜「さすがNSX・・・ストレートのスピードもすごいですがコーナリングもすごい・・・!」

 

 

ミッドシップであるNSXのコーナリングの良さと最高速の良さにプレッシャーがかかる雪菜・・・!

 

 

アリシアナ「FDはコーナリングスピードもいいからストレートじゃないと厳しいね」

 

 

だが、それはアリシアナも同じだった。FDはNSXよりパワーは劣るもののコーナリングマシンであるためにコーナーでは有利だった。

 

 

続くヘアピンコーナー、コーナーでは雪菜のFDとアリシアナのNSXが互角のバトルを繰り広げるがコーナーではFDが有利なため差が詰まっていく・・・!

 

 

スケートリンクのストレートに突入、ここでストレートに入りスピードの伸びがいいNSXが優位に立ち少しずつ雪菜のFDを引き離し始める!

 

 

雪菜「ストレートだと置いて行かれる・・・!浅葱さんのNSXと同じ・・・いや、それ以上のスピードです・・・!」

 

 

雪菜でもアリシアナのNSXの性能を思い知り、浅葱が敗北した理由を納得した。だが・・・

 

 

アリシアナ「あのFD・・・思ってたよりもやるね。私が考えてた以上にクルマも速いしドラテクもいい。思ってた以上のライバルを選んでたのかも・・・!」

 

 

予想もしないライバルの強さに驚きを隠せないアシリアナだった。さらにいうとコースも秋名(アウェイ)であるためライバルの実力とクルマの性能、そしてコース未知数の状況でバトルしなければならない状況のため厳しい戦いを強いられることになった。

 

 

ストレートを抜けた先のコーナーへ、徐々に雪菜のFDに追いつかれてしまうアリシアナのNSX・・・!

 

 

ギャラリー「あのNSXもやるけどFDもやるじゃないか!」

 

ギャラリー「でも・・・なんかNSX・・・FDにあおられてない?」

 

 

ギャラリーは2台の走りに興奮するが、FDにあおられるアリシアナを心配するギャラリーもいた・・・

 

 

ヘアピンを抜けて再びストレート。再びアリシアナのNSXはストレートで優位に立ちペースを上げる!そしてFDを少しずつではあるが引き離していく・・・!

 

 

アリシアナ「あとは5連ヘアピンまで逃げ切るだけ!」

 

 

FDに有利な5連ヘアピンに入る前に逃げ切りたいアリシアナ・・・

 

 

雪菜(独白)「5連ヘアピンを過ぎればカーブが少なくなる・・・!なんとか持ちこたえないと!」

 

 

一方の雪菜は5連ヘアピンを過ぎたカーブを過ぎればカーブはほとんどなくなるため5連ヘアピンで決着をつけるべくNSXに食らいついていくしかなかった・・・!

 

 

いよいよ、勝負のポイントとなる5連ヘアピン!

 

 

ギャラリー「いよいよ来るぞ・・・!5連ヘアピン!!」

 

ギャラリー「どんな展開見せてくれるんだろ?」

 

 

・・・だが!

 

 

(イメージレースBGM終了)

 

 

(イメージレースBGM Inner Fighter/月光グリーン(頭文字D ARCADE STAGE Zero))

 

 

雪菜「っ!?」

 

 

アリシアナのNSXが雪菜の想像を超えた早いタイミングでブレーキに入った!そしてそのままドリフト!

 

 

ギャラリー「すげー!あのNSXいいドリフトだぜ」

 

ギャラリー「ミッドシップはコーナリングもスピードもいいぜ」

 

 

NSXのドリフトに魅了するギャラリーたち・・・しかし・・・

 

 

雪菜「これでわかりました・・・!弱点はドライバーにあります!」

 

 

雪菜はアリシアナが浅葱よりドラテクを上回ってもMR車を「完全に」乗りこなせていないことに気付いた!

 

 

雪菜「本当は使いたくなかったんですが・・・!行きます!」

 

 

そして、雪菜はある行動に出た!

 

 

アリシアナ「えっ・・・!?このスピードからコーナリング!?」

 

 

オーバースピードに近いスピードでコーナーに突入するFDに焦ったアリシアナはたちまち制御に失敗しアンダーを出してしまう!その隙に雪菜のFDは溝落としを繰り出しアリシアナのNSXをオーバーテイク!!アリシアナはなんとか体勢を立て直すが・・・!

 

 

アリシアナ「なんなの・・・あのFD・・・あのスピードから抜かれるなんて・・・!」

 

 

オーバーステアを起こしていたアリシアナは雪菜が溝落としで抜いていったことを理解できていなかった・・・!

 

 

次のヘアピンも雪菜は溝落としでコーナーを通過!

 

 

アリシアナ「だけどまだ終わってない!まだストレートがある!」

 

 

アリシアナは終盤のストレートで逆転を託すことに・・・!しかしアドバンテージは60m・・・・!逆転できるかどうかわからなくなっていた・・・・!

 

 

最後のヘアピンを抜けストレートへ!雪菜のFDが独走するがアリシアナのNSXが追いすがる!差はじわりじわりと縮まっていく!

 

 

だがNSXのパワーでもってしてもアドバンテージは30m・・・・!

 

 

そして・・・ゴール地点・・・!

 

 

ギャラリー「そろそろ来るぞ・・・!」

 

 

ゴールを待ちわびるギャラリーたち!

 

 

智花「相手はNSXみたいですけど・・・大丈夫でしょうか・・・?」

 

響「そうだね。相手はNSX、ミッドシップだしFDには分が悪いよ」

 

昴「相手も想像以上にテクニックもすごかったらひとたまりもないね」

 

 

相手がNSXであるために雪菜を心配する智花と昴と響・・・

 

 

葵「そうでもないと思うよ。それに・・・智花ちゃんだってあたしとバスケしたときに智花ちゃんは小学生なのに高校生のあたしとうまく張り合ってたじゃない。たぶん・・・雪菜だってNSXに勝てると思うよ」

 

 

だが、葵は智花ともバスケの試合を通じてたとえ不利な状況でも勝てることがあると考え、雪菜の勝利を信じていた・・・!

 

 

小梅「来たみたいね」

 

 

最終コーナーを駆け抜けていく2台のクルマ・・・!その先頭に立っていたのは・・・!?

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

ギャラリー「秋名のFDが前だ!」

 

ギャラリー「NSXに勝ったぞ!」

 

 

雪菜のFDだった!アドバンテージは10m!最終コーナーを駆け抜けた雪菜のFDはそのままゴールを駆け抜けていった・・・!

 

 

潤「わにゃ・・・雪菜さんのFD・・・すごい走りです」

 

桜花「そうね、あたしでもほれぼれする走りだわ」

 

小梅「私もあのFDの走りに何かときめいたのかも」

 

くるみ「あたしもそう思うよ。おにいちゃんは?」

 

響「うん、僕もあのFDもすごいと思ったよ」

 

 

ゴールを駆け抜けていく雪菜のFDにときめいた潤・桜花・小梅たち・・・

 

 

夏陽「これが・・・葵おねーさんが教えてくれた「秋名のFD」・・・」

 

葵「どうだったかな?秋名のFDを見て?」

 

夏陽「俺にもわかったよ。智花と葵おねーさんが「秋名のFD」のことが気になってる理由が・・・!」

 

夏陽もまた、雪菜のFDの影響を受けていた・・・!

 

昴「これから秋名のFDの活躍に期待がかかるな」

 

智花「そうですね。私もわくわくしてしまいます!」

 

 

雪菜のさらなる躍進に心を弾ませる智花だった・・・

 

 

・・・バトルの結果は頂上にも伝わった!

 

 

スピードスターズのメンバー「秋名のFDが勝ったそうです」

 

古城・池谷「っしゃあ!」

 

ラフォリア「まさか雪菜がNSXに勝つなんてね」

 

浅葱「私も雪菜が勝つって信じてたわ。」

 

イツキ「俺も絶対に雪菜が勝つって信じてたよ!」

 

 

雪菜の勝利を喜ぶスピードスターズのメンバーと古城たち!

 

 

健二「にしても・・・どうやって雪菜はあのNSXに勝てたんだ?」

 

紗矢華「それは・・・相手がMRを乗りこなしてたかどうかってことよ」

 

ラフォリア「たぶん・・・あのNSXのドライバー、完全に乗りこなせていなかったんじゃないんでしょうか?」

 

紗矢華「それも一理あるわね」

 

古城「けど仮にチューニングなんてされてたりドラテクも高かったら負けてたかもしれないな」

 

浅葱「そうね、NSXはチューニングされたらピーキーになるけどそれでも乗りこなせたらすごいクルマになるんだから」

 

 

NSXという最高のクルマがいかに強敵であったことを思い知った古城たちであった。もちろんアリシアナに敗北した浅葱にとってもただでさえピーキーなNSXを乗りこなすドライバーがいれば敵なしであると感じた。

 

 

・・・バトルを終えた雪菜とアリシアナは近くのコンビニでクルマを止める。

 

 

アリシアナ「すごかったね。雪菜のFDとドラテク。コーナリングだとついていくのに必死だったよ」

 

雪菜「いえ・・・あなたのNSXもすごかったです!コーナリングでは前に戦ったS2000ほどではなかったですがいい走りもしてましたし、ストレートでは置いて行かれそうな速さでした!」

 

 

お互いのバトルを語り合う雪菜とアリシアナだったが雪菜にとってはNSXが紗夜のS2000を超えた強敵を感じたバトルであった・・・

 

 

アリシアナ「そうね。それに地の利があったんだし今回は完敗ね」

 

 

雪菜が有利であったためにアリシアナは完敗を認めた・・・

 

 

アリシアナ「でも次は負けないよ。今度リベンジするときは私のホームコース 舞ヶ原でバトルだよ!」

 

雪菜「舞ヶ原ですか・・・!いいでしょう。今度はそちらでバトルしましょう!」

 

 

そして、雪菜にホームコースである舞ヶ原でリベンジすると宣言した。

 

 

アリシアナ「また、バトルしよっ!お互いガチっと本気で!」

 

 

そういうとアリシアナが駆るロケットバニーエアロのNA2 NSXは走り去っていった・・・!

 

 

雪菜「ドライバーのほうは紗夜さんのような強敵ではなかったのですが・・・NSXは浅葱さんのNSXとも限らず強敵と感じますね・・・!」

 

 

ドライバーのアリシアナのほうは紗夜より強敵とは感じなかったもののクルマのほうはさらなる強敵を感じた雪菜だった・・・!

 

 

雪菜「でも・・・いい相手でした!」

 

 

そんなアリシアナを雪菜はライバルの1人と認め新たなライバルが誕生した。

 

 

雪菜「さて・・・、私もそろそろ戻りましょうか!」

 

 

雪菜はFDに乗り込みエンジンを始動させ家路に向かう。今夜のバトルの余韻にひたりつつ・・・

 

 

そして・・・また新たな戦いの幕が切って落とされようとしていた・・・!

 

 

 

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