RACING CLIMAX(「Progress Dream」として仕切り直し予定)   作:カノンノ

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第6話 新たなる相手と課題

雪菜がアリシアナとバトルをしている頃の箱根七曲。紗夜はいつものように箱根七曲を走りこんでいた。

 

 

紗夜「雪菜とまた戦えるように・・・!」

 

 

雪菜との再戦を待ち望みながらひたすら地元を走りこんでいく紗夜・・・!

 

 

・・・コースから戻ってきた紗夜のS2000のエンジンが止まると美海が紗夜のもとへ駆け寄る

 

 

美海「紗夜ちゃん」

 

紗夜「美海先輩・・・」

 

美海「今回の走り・・・いい調子だったよ!」

 

紗夜「ありがとうございます!美海先輩!」

 

エルエル「これなら次のバトルでもいいバトルができると思うよ!」

 

アルマリア「ええ、私もそう思います!」

 

天音「雪菜さんと次戦う時でも紗夜ちゃんなら負ける気がしないと思うよ!」

 

 

そこへ、見慣れないチャンピオンシップホワイトのS2000、カーボンボンネット装備のチャンピオンシップホワイトのDC2インテグラタイプR、普通のボンネットのチャンピオンシップホワイトのDC2インテグラタイプR、白いEK9シビックタイプRが・・・

 

 

ステラ「あれ?見慣れないS2000にインテグラが来た・・・」

 

ユーフィリア「あれは・・・ジャッジメントですね。東京の学園都市の生徒で結成されたチームで関東の峠をメインにしているみたいです。」

 

 

しかし・・・!

 

 

千鳥「っ・・・!」

 

美海「どうしたの?千鳥ちゃん?」

 

千鳥「S2000からターボの音がする。私ターボの音うるさいからターボ嫌いなのに・・・」

 

美海「そっか、千鳥ちゃん・・・ターボ車好きじゃなかったんだよね。」

 

 

チームのメンバーである神薙千鳥はうるさい音が苦手なのでターボ車が嫌いなようだ。また、マフラーも性能や見た目よりも騒音の少ないマフラーにこだわっているらしい。

 

 

紗夜(独白)「S2000にターボ・・・?どんなドライバーなんだろう?」

 

 

ターボ化されたS2000が気になる紗夜・・・。

 

 

S2000とインテグラたちはは美海と紗夜の前に止まる。降りてきたのは全員中学生の少女たちだった。

 

 

シビックから降りてきたのは花飾りのアクセサリーを身に着けノートパソコンを持った少女 初春飾利、純正ボンネットにC-WEST製フロントバンパーとウェーバースポーツ製のリアバンパー装備のインテグラから降りてきたのはストレートのロングヘアーの少女 佐天涙子、カーボンボンボンネットにings製エアロ装備のインテグラから降りてきたのはツインテールの少女でチームのリーダーである白井黒子、そして・・・アミューズ製フロントバンパーにカーボンボンネットとカーボントランク、C-WESTエアロとまとったチャンピオンシップホワイトのS2000から降りてきたのは・・・チームのエースであるショートヘアの少女 御坂美琴。

 

 

カーボンボンネットのインテグラのドライバー「ジャッジメントですの!あなた方はここを拠点としている「アンジュ・ヴィエルジュ」と二軍的チーム「チーム天音」で86のお方は「アンジュ・ヴィエルジュ」のリーダーである日向美海ですわね?」

 

美海「そうだけど・・・」

 

カーボンボンネットのインテグラのドライバー「わたくしはジャッジメントのリーダー 白井黒子といいますの。実はわたくしたち、秋名でアンジュ・ヴィエルジュのS2000が秋名のFDとやりあったとメンバーの初春から話を聞いて長尾峠遠征のついでに来ましたの」

 

 

白井黒子率いるジャッジメントは東京の学園都市の生徒が中心のチームなのだが東京にはあまり峠がないため関東各地の峠を遠征としている。

 

 

長尾峠遠征のつもりだが、チームのメンバーである初春から紗夜が雪菜とバトルをしたとの話を聞き、そのついでに箱根七曲がりへと来ていた。

 

 

ナツナ「この前の遠征ね。私と琉花はS13と180SXが相手だったんだけど楽勝だったよ」

 

 

秋名の遠征では琉花が健二に、ナツナが池谷に圧勝していた。

 

 

佐天「そうなの。圧勝してつまらなかった?」

 

琉花「まあね、後半からもうバックミラーにうつらなくなってからちょっと面白みがなくなっちゃったよ」

 

ナツナ「私も後半からS13がいなくなってたからこのバトルに意味がなくなったからさっさとゴールしてきた。」

 

 

実力の差の違いが多かったため少し不満に感じた琉花とナツナだった・・・

 

 

紗夜「でも・・・秋名のFDって呼ばれたFD3Sとバトルしたけど・・・あと少しのところで負けちゃった」

 

黒子「秋名のFD・・・、最近群馬エリアで「秋名のハチロク」の再来っていわれてるFDと呼ばれていて想像を超える走り屋ですわね。」

 

美琴「でも、そのFDといい勝負したんでしょ?またいい勝負できると思うわよ。」

 

紗夜「あ、ありがとう」

 

 

雪菜に敗北した紗夜だったのだが美琴に励まされた紗夜だった。

 

 

黒子「今夜はエキシビションでわたくしたちと交流戦させていただけないでしょうか?」

 

 

ここで黒子はエキシビションでバトルしないかと話を持ち掛ける。

 

 

琉花「エキシビションなら断る理由はないね!」

 

紗夜「そうね、ジャッジメントのみんなと戦ってみるのも悪くないね。」

 

美海「いいよ!このバトル、受けて立つよ!」

 

 

もちろん、美海たちはこのバトルを受けて立つ!

 

 

涙子「そうこなくちゃね!」

 

黒子「では・・・バトルのほうなのですが・・・」

 

初春「ちょっと待ってください!」

 

 

ここで初春が止めに入る。

 

 

初春「あの・・・私、あの赤いランエボ4とバトルしてみたいんです!」

 

エルエル「えっ!?あたし!?」

 

 

なんと初春がエルエルを対戦相手に指名!

 

 

佐天「やめなよ、初春。相手はランエボでパワーでは絶対に初春が負けてるから!」

 

 

ドラテクのほうはともかくパワーの差ではエルエルのランエボより劣っているために佐天はバトルをやめるよう説得する!

 

 

初春「いえ・・・あのランエボのドライバーは、なんだか他人とは思えないような感じがします」

 

美琴「そっか・・・じゃあ、あたしは止めない。初春、負けてもいいから思う存分あのランエボとバトルを楽しんできなさい!」

 

初春「ありがとうございます、美琴さん!」

 

 

エルエルのことは他人とは思えないような雰囲気がする・・・そう感じた初春に美琴は初春に声をかけた。

 

 

黒子「やれやれ、初春とランエボのバトルが前哨戦になってしまいましたわね。ですが・・・「チーム天音」の走り、見せていただきますわよ」

 

紗夜「頑張ってね、エルエル」

 

天音「私も応援してるから!」

 

美海「緊張しなくていいよ、思い切り楽しんでバトルしてね!」

 

エルエル「ありがとう!紗夜ちゃん、美海ちゃん、天音ちゃん!」

 

 

ジャッジメントとアンジュ・ヴィエルジュの前哨戦となったバトル、初春のシビックとエルエルのランエボはスタート地点へ。

 

 

初春「初春飾利といいます!」

 

エルエル「あたしはエルエル!エルエル・ティファールだよ!よろしくね、飾利ちゃん!」

 

初春「はい!こちらこそよろしくお願いします!エルエルさん!」

 

佐天「スタートのカウントはあたしがやるわよ!いいわね?」

 

初春「はい、お願いします!」

 

エルエル「あたしはいいよー」

 

 

2人はそれぞれの車に乗り込みエンジンキーを回しエンジンを始動させる!エンジンがかかった2台のタコメーターの針が動き出し、初春のシビックからはVTECサウンド、エルエルのランエボからは4G63のエンジンサウンドが響き渡る!そして2台のヘッドライトが点灯しバトルの準備が整う!

 

 

だが・・・バトルの前に初春はノートパソコンを開く・・・一体何をするつもりなのか・・・?

 

 

美琴「初春さん・・・レース前なのにパソコンなんか使って何するつもりなの?」

 

初春「対戦相手のエルエルさんのランエボのデータを入手してます!」

 

 

実は初春は情報収集を得意としており、またノートパソコンに入っている自作のソフトウェアにより対戦相手の車の情報を得たり、エンジン音でスペックを解析することもできる。

 

 

初春「・・・データ入手できました!えっと・・・佐天さんが言っていた通り4WDでハイパワーみたいですね。あとはエルエルさん次第ですね」

 

美琴「そっか・・・頑張ってね。初春さん」

 

 

厳しい戦いであることは理解しつつも初春に声援を送る美琴。

 

 

佐天「カウントいくわよ!5!4!3!2!1!・・・GO!」

 

 

佐天のカウントダウンの合図とともにレースがスタート!先手を取ったのはパワーで有利なエルエルのランエボ4!

 

 

琉花「おっ!エルエルのランエボが前に出た!」

 

アルマリア「それはそうでしょう。相手はシビックでこちらのエルエルはランエボ。パワーの差が大きいのですから」

 

ユーフィリア「でもシビックのほうは4WDのランエボと違って前輪駆動のFF、さらに純正状態の重量ではランエボよりも軽いのでコーナー区間では油断してはいけないです」

 

天音「そっか!シビックは軽量なFFスポーツカーだもんね!」

 

リーナ「ですがエルエルさんのランエボはパワーよりも扱いやすさを重視したコーナリング重視のセッティングなのでストレートで差を広げるのは難しいと思います。これは・・・初春さんのドラテク次第で差がどれだけつくか、それとも初春さんが前に出るかになりますね・・・」

 

紗夜「エルエルなら初春といい勝負してくれると思うよ」

 

 

連続コーナーを通過したシビックとランエボ!ランエボが前に出る!

 

 

初春「ランエボはパワーがいいのでまずは離れないようについていかないと!」

 

 

自身でもランエボはシビックよりもパワーのいいラリーカーベースのコーナリングマシンであることを理解していた初春はランエボの離されないようについていく!

 

 

ストレート区間でのバトル・・・だが、エルエルのランエボは初春が思った通り以上のスピードが出ない・・・!

 

 

実はエルエルのランエボ4は初心者のエルエルでも扱いやすいようコーナリング主体のチューンが施されておりパワーチューンはあまり行われていない。このため、コーナリングのチューンが徹底されている一方、パワーに関してはマフラー以外ほぼノーマルなのだ。

 

 

ストレートのセクションを過ぎてきついカーブから続く連続ヘアピン!

 

 

エルエル「行くよ!」

 

 

ブレーキからのサイドブレーキでドリフトを決めるエルエル!

 

 

初春「私も負けませんよ!」

 

 

ブレーキを使い的確なコーナリングを決めていく初春のシビック!

 

 

互角なコーナリングバトル!テクニックのほうはエルエルのほうが上だったが車両重量のほうでは初春のシビックが有利なので差はあまり広がらない!

 

 

エルエル「飾利ちゃんのシビック、いい動きをするね。でもあたしのランエボも負けないよ!」

 

 

カーブを抜けてストレートに入るエルエルのランエボ!少しずつだが初春のシビックとの差を広げ始める!

 

 

ストレートを超えた先の連続ヘアピン!初春はコーナリングを決める!だがここでドラテクの差が影響し初春よりもドラテクが高いエルエルがさらに差を広げる!

 

 

初春「エルエルさん、思ってたより実力がありましたね・・・でも、このバトル楽しいです!」

 

 

だが初春は勝ち負けに関係なくエルエルとバトルができただけで十分だった・・・!

 

 

連続ヘアピンに入った初春。しかし連続ヘアピンの途中からエルエルのランエボの姿が見えなくなってしまう・・・

 

 

このバトルはそのままエルエルの圧勝で終わった・・・。

 

 

・・・

 

 

初春「うう・・・佐天さん、白井さん。すみません」

 

黒子「いえ、初春さんは頑張ったほうですわ。相手の実力も高かったうえに車のほうもハイパワーの4WDコーナリングマシンとなれば無理もありませんわ。ですが・・・初春さんのドラテクの成長次第ではいつかリベンジできると思いますわよ」

 

佐天「バトルは残念だったけど・・・いい勝負してたわよ」

 

美琴「また一つ経験が増えたわね。初春さん」

 

初春「皆さん、ありがとうございます!」

 

 

バトル後、黒子たちと話す初春。そこへエルエルが。

 

 

エルエル「飾利ちゃん、いいバトルだったよ!」

 

初春「エルエルさん、こちらこそありがとうございました!またいつかもう一度バトルしましょう!」

 

エルエル「うん!約束だよー!」

 

 

再戦の約束をしたエルエルと初春だった。

 

 

黒子「前哨戦も終わりましたことですし・・・ではバトルといきましょうか」

 

 

だが・・・!

 

 

美琴「黒子!ちょっといいかしら?」

 

黒子「美琴さん!?どうしましたの急に?」

 

美琴「あのブルーのS2000・・・あたしにやらせて!」

 

 

美琴は紗夜を対戦相手に指名する!

 

 

紗夜「私も戦ってみたい・・・あの白いS2000と!」

 

 

紗夜も美琴とバトルがしたいようだ・・・

 

 

黒子「はあ・・・仕方ありませんわね。美琴、あのS2000は任せましたわ。」

 

美琴「ありがとう、黒子」

 

 

紗夜の対戦相手は美琴に決まった。

 

 

黒子「わたくしの対戦相手は・・・・美海さん、あなたでよろしいでしょうか?」

 

美海「うん!いいよ!」

 

黒子「では、さっそくバトルを始めましょう。」

 

 

黒子の対戦相手は美海に決まり美海の86と黒子のインテグラはスタート地点へ。

 

 

琉花「スタートカウントはあたしがやるよ!いいよね?」

 

黒子「もちろんですわ!」

 

美海「琉花ちゃん、スタートカウントお願いね!」

 

 

そこへパソコンを持った初春が!

 

 

初春「白井さん。対戦相手の86はパワーの面では互角ですがFRはドリフトが可能なのでコーナリング勝負では接戦だと厳しくなるかもしれません。」

 

黒子「ですが・・・駆動方式の違いというだけでそれ以外は互角・・・。相手に不足はありませんわ」

 

初春「白井さん、頑張ってください!」

 

 

声援と美海の86の情報を初春から受け取った黒子。

 

 

紗夜「頑張ってください!美海さん!」

 

美海「紗夜ちゃん、頑張るね!」

 

 

紗夜からの声援受けた美海・・・。

 

 

バトルモードに入った美海と黒子はブレーキとアクセルを踏み込む!インテグラからはVTECサウンド、86からはスバルが生み出した水平対向エンジンのサウンドが響く!

 

 

千鳥「今は落ち着くかも」

 

ナイア「どうしてなんだー?」

 

千鳥「インテグラと美海の86、ターボ車じゃないから。ターボ車はエンジン音もターボの音もうるさいし・・・」

 

ユーフィリア「千鳥さん、うるさい音が苦手なのでターボ車が嫌いみたいです」

 

ナイア「そっか・・・そりゃ、もっとめんどくさいなー」

 

 

千鳥のターボ嫌いの理由を千鳥本人とチームのメンバーである少女のユーフィリア・サルテから聞いて納得した銀色の髪色をした女のナイア・ラピュセアだった。

 

 

実は千鳥は巫女でもの静かな音が好きな人物だ。そのためうるさい音が苦手なのだ。また、ナイアほどではないがめんどくさがりだがいざとなればやるときはやることを見せる。

 

 

一方、ナイアのほうは千鳥以上のめんどくさがりだがナイアもいざとなればやるときはやることを見せる。

 

 

琉花「カウントダウンいくよ!5!4!3!2!1!GO!」

 

 

(イメージレースBGM:Well Start Our Race(D version)/BACKDRAFT SMITH(新劇場版頭文字D Legend 1 覚醒))

 

 

琉花の「GO!」の合図とともにバトルがスタート!黒子のインテグラが先手を取る!

 

 

 

ナツナ「今度のバトルはインテグラが先手を取ったみたいね」

 

リーナ「スタートの動きもなかなかよかったです!コーナリングでどんな動きを見せるのか気になりますね」

 

千鳥「あっちはFFだからドリフトできなくても安定したいい動きを見せるよ」

 

エルエル「そっか!千鳥ちゃん、FFのシビックに乗ってたもんね!あたしは飾利ちゃんのシビックの動き見てなかったけど・・・」

 

ナイア「ま、エルエルだったら圧勝だってアタシは信じてたけどな」

 

 

黒子のインテグラは初春のシビック同様FF<フロントエンジン フロントドライブ>車でエンジンと駆動系ともに前にある駆動方式で大体の車はこの方式が主流になってきているのだ。

 

 

連続コーナーに差し掛かかったインテグラと86!インテグラはドリフトしないものの安定したコーナリングを見せる!対して86はドリフトを繰り出す!

 

 

美海(独白)「確か・・・インテグラはFFだったよね。ドリフトしてなかったけど、コーナリング安定してたし、黒子ちゃんもいいドライビングテクニック持ってるね」

 

 

前にエンジン・駆動系があるため後ろに駆動系があるRWD車や全輪駆動の4WDと異なりドリフトは簡単に繰り出すことができないほど困難を極めるがそのかわり安定したコーナリングができるためモータースポーツ初心者にはおすすめの駆動方式ともいえるだろう。

 

 

また、インテグラが急なコーナーでも安定したコーナリングをしたことに対して美海は黒子がいいドライビングテクニックを持ってるのではないかと感じた・・・!

 

 

ストレートを超えてきついコーナーとヘアピンが待ち構える区間!美海はドリフトで勝負を仕掛けるが黒子のインテグラも安定したコーナリングを見せる!

 

 

黒子「美海さんもいいドリフトで勝負をしてきますわね。ですが・・・バトルはまだ始まったばかりですわよ!」

 

 

簡単に前に出させまいと黒子は果敢に攻める!

 

 

再びストレートを超えて連続ヘアピン!接戦のコーナリングを見せる美海と黒子!

 

 

コース最大の勝負ポイントとなる連続ヘアピン!

 

 

黒子「連続ヘアピンときましたわね・・・簡単に前にはいかせませんわ!」

 

 

グリップで勝負を決めに行く黒子!・・・しかし!

 

 

美海「詰めが甘いよ!黒子ちゃん!」

 

 

美海はアウトから仕掛ける!

 

 

黒子「え?アウトからですの!?」

 

 

アウトからドリフトを仕掛ける美海!美海の猛攻に黒子はたちまち次のヘアピンでインを明け渡す!

 

 

インを明け渡されてしまった黒子はなすすべもなく美海を前に出すことを許してしまう!

 

 

黒子「まさか、あんなところから仕掛けられてしまうなんて・・・!ですが、まだ終わってなんかいませんの!」

 

 

FFならではの安定したコーナリングで86を追うインテグラ!

 

 

・・・だが、そのまま美海が逃げ切り勝利を決めた!

 

 

黒子「まさか、このわたしくしが手も足も出ないなんて・・・。美海さん、完敗ですわ」

 

 

・・・バトルを終えた美海と黒子はスタート地点の頂上へ。

 

 

黒子「あの86のドライバー、わたくしが考えていた以上に実力が上でしたわ。アウトからドリフトを仕掛けてそしてそのまま逃げ切った・・・これはわたくしの完敗ですわ」

 

初春「無理もありませんよ。相手は箱根七曲で有力な走り屋でここをホームとするもう1つのチーム「スパイラル」と張り合えるのではないかといわれてますから」

 

佐天「それに、いい勝負してたわよ。胸を張りなよ」

 

黒子「そうですわね。このバトル・・・いいバトルでしたわ。ですが・・・これほどの相手になると美琴さんか上条さん相手でないとだめそうですわね」

 

 

初春と佐天にエールを送られる黒子。だが黒子の前に立ちはだかった美海を美琴か上条という人物でなければ倒せないと感じた黒子だった。

 

 

紗夜「美海さん、いいバトルでした!」

 

美海「ありがとう、紗夜ちゃん!」

 

 

レースを終えた美海は紗夜とハイタッチする。

 

 

美海「黒子ちゃんのインテグラ、すごかったよ!派手なドリフトはできなくても安定したコーナリングを見せるし・・・インテグラと黒子ちゃん、相性ばっちりだったよ!」

 

千鳥「私よりも強いのかな?そのインテグラ」

 

 

美海から黒子とのバトルの感想を聞いた千鳥は黒子は相当の実力の持ち主ではないかと思った・・・

 

 

 

 

 

美琴「次はあたしとあんたのバトルね。」

 

紗夜「そうね」

 

美琴「自己紹介・・・遅れたわね。あたしは御坂美琴。ジャッジメントの一員だけどこれでも「常盤台のエース」と言われてるのよ」

 

紗夜「蒼月紗夜。よろしく」

 

 

次に迎えるバトルは美琴が指名した紗夜とのバトル。スタート地点についたヌーベルブルーパール、チャンピオンシップホワイトの2台のS2000・・・、紗夜と美琴はそれぞれのS2000のエンジンを始動させる!2台のS2000のデジタルメーターが動き出し、S2000ならではのVTECサウンドを響かせる!さらに美琴のS2000からはバックファイアを響かせる!

 

 

紗夜「ターボチューンしてるんだ。美琴のS2000。」

 

美琴「あたしはS2000好きだけどターボも好きだからつけたの。それに・・・S2000とターボならダウンヒルでどんな相手が来たって負けないから!」

 

 

S2000とターボが好きという理由で美琴はS2000にボルトオンターボを実行していた!

 

 

ボルトオンターボはターボの付いていないNA(自然吸気)のエンジンにターボをつけさせるチューンだ。これによりパワーは劇的に上がるがエンジンの特性が変わり、特にコーナーが目立つ峠ではこれが大きく影響するのだ(逆にコーナーが少なくストレートが多いパワーの求められる首都高ではあまりパワーのないNA車にとってはなくてはならない存在ともいえる)。

 

 

紗夜「そうなんだ・・・だったら、私のS2000と美琴のターボS2000・・・いや、私と美琴の実力で勝負しよう?」

 

美琴「いいわね、それ。あたしもクルマの性能なんかじゃなくて実力で勝負したかったから!」

 

 

だが、美琴はS2000にターボチューンを施してもクルマの性能ではなく実力で勝負するつもりでいた。

 

 

ナツナ「次のバトルのカウントダウン、私がやってもいいかな?」

 

美琴「お願いするわ」

 

 

2台のS2000の間に立ったナツナはカウントダウンをする!美琴と紗夜はそれぞれのS2000のブレーキとアクセルを踏み込みスタートを待つ!

 

 

ナツナ「カウントいくよ!5!4!3!2!1!・・・GO!」

 

 

(イメージレースBGM:超電磁少女Days/御坂美琴(佐藤利奈)(とある科学の超電磁砲))

 

 

「GO!」の合図とともに2台のS2000は走り出す!美琴のS2000ターボが前に出る!

 

 

エルエル「うわっ!ターボのS2000が紗夜ちゃんよりも前に出たよ!」

 

天音「これがターボの圧倒的パワーなんだ。すごいね!」

 

ナイア「ボルトオンターボは時によっては敵に回すと怖いからなー。ボルトオンターボのNSXがアタシの相手だったらもっとめんどくさいなー」

 

アルマリア「ナイアってば・・・。でも確かに非力なクルマにとってはうってつけのチューンかもしれませんね」

 

 

ターボ搭載のS2000の加速力に驚くエルエルと天音。

 

 

リーナ「ですが・・・どうも腑に落ちないところがあるんですよね。ハチロクだったらまだわかりますけど・・・私だったらハチロクでもボルトオンターボせずNAのままでチューンして実力でバトルしますね」

 

 

だが、リーナはドラテクでの勝負をモットーとしており過度なチューンを嫌っているため準高出力以上のクラスの車へのボルトオンターボも嫌っていた。しかし・・・

 

 

ユーフィリア「美琴さんは紗夜さんとは実力で勝負したいと語っていましたし、それに・・・ダウンヒルでチューンされたスープラ、R34GT-R相手でも勝利してたみたいですよ」

 

エルエル「えっ!?R34相手に勝ったの!?」

 

リーナ「そうですか・・・。ならこのバトル、見逃すわけにはいきませんね!」

 

 

ユーフィリアから美琴の実力を聞いたリーナは美琴の実力を見定めるべくこのバトルを静観することに。

 

 

天音「これじゃあストレートだと紗夜ちゃんが不利だよ!」

 

美海「紗夜ちゃん・・・」

 

 

2つのヘアピンを抜け、美琴がリードに立った状況。紗夜はS2000を追う!

 

 

美琴「あたしについてこれるかしら?」

 

紗夜「同じS2000相手でも負けられない!」

 

 

特別になるために・・・同じS2000乗りとして・・・!負けられない紗夜だった。

 

 

きついカーブと連続ヘアピンに突入!接戦のコーナリングを見せる紗夜と美琴!

 

 

ドラテクはともに互角・・・!だが紗夜が少し差を縮める!

 

 

美琴「いい感じしてるね、紗夜。でもバトルはこれからよ!」

 

 

コーナーの立ち上がり、美琴のS2000がターボによる加速力で縮められたアドバンテージを少し広げる!ストレートでもいい加速とスピードを見せる美琴のS2000!だが紗夜も後ろにぴったりとついていく!

 

 

ストレートを過ぎた2連続ヘアピン!ここでも接戦のコーナリングを見せる!

 

 

・・・長いストレートを超えて勝負の見せ場となる七曲名物連続ヘアピン!

 

 

美琴「ここから決めていくわよ!」

 

 

立ち上がりからのターボによる加速力を活かしたドリフトを仕掛ける美琴!

 

 

紗夜「ここで仕掛ける!」

 

 

紗夜もNA仕様・コーナリング重視のS2000でドリフトで勝負に出る!

 

 

連続ヘアピンでの接戦!紗夜のS2000が果敢に美琴のS2000を追い詰めていく!

 

 

美琴「紗夜もなかなかやるわね・・・、あたしが思ってた以上に最高の走りをしてるかも!」

 

 

・・・だが!?

 

 

美琴「でも・・・紗夜が私たちみたいに遠征でのコーススキルを磨けば・・・!?」

 

 

このバトルを通じて美琴は何かを感じていた!

 

 

七曲接戦のドリフトバトル!美琴がリードのまま連続ヘアピンセクションを抜けた!終盤の住宅街セクションへ!

 

 

紗夜「コース終盤・・・前に出ないと・・・!」

 

 

連続ヘアピンセクションで前に出られなかった紗夜・・・!住宅街セクションで美琴の様子をうかがいつつ逆転のチャンスを狙う!

 

 

住宅街セクションを抜けて最後のヘアピン!紗夜はインについて勝負に出る!

 

 

・・・

 

 

・・・だが、紗夜の果敢な仕掛けもむなしく前に出ることはできなかった・・・

 

 

そのまま美琴がリードして勝利を決める!

 

 

美琴「あのハチロクほどではないけど厳しいバトルだったね・・・でもいいバトルだったわ!」

 

紗夜「S2000相手に・・・負けた?」

 

 

紗夜は雪菜に続きホームコースで美琴に敗れたことに肩を落とした・・・

 

 

・・・バトルを終えて戻ってきた紗夜。だが敗北感から落ち込んでいた・・・。

 

 

琉花「元気出しなよ。相手はジャッジメントのエースで「常盤台のエース」って呼ばれたんだから」

 

紗夜「でも、特別になるためにS2000乗りのプライドにかけて負けられなかった・・・!でも・・・勝てなかった・・・!」

 

エルエル「紗夜ちゃん・・・」

 

 

そこへ美海と対戦相手であった美琴が。

 

 

美海「琉花ちゃんのいう通りだよ。それに・・・紗夜ちゃんの気持ち、私にもわかるよ。だけど・・・、今の紗夜ちゃんなら特別になろうとすることよりもあきらめずに私や天音ちゃんみたいに大切な人のことをわかろうとし続けたり、誰よりもあきらめないでバトルに挑み最後まで走り切る姿勢を貫こうとして「誰でもない自分」という「特別」になれるんだよ?」

 

紗夜「美海さん・・・」

 

美海「だから・・・元気だそうよ?そして気持ちを切り替えて次のバトルに集中しよう?」

 

紗夜「・・・はい!美海さん!」

 

 

大好きな美海の声掛けに立ち直った紗夜だった。

 

 

美琴「紗夜の走り・・・いい感じだったわ。今まで出会った相手であたしとよく走るハチロク以外であたしについてこられるのは久しぶりかしら?」

 

紗夜「私も七曲で負けるとは思わなかったよ。それにターボのS2000もいい感じに乗りこなせてたし」

 

美海「結構いい線いってたよ!」

 

 

バトルのことを語り合う紗夜、美海、美琴・・・

 

 

美琴「そうだ、紗夜。このバトルで感じたことがあるの?」

 

紗夜「感じたこと?」

 

美琴「紗夜なら七曲なら美海に強いテクニックを持ってる。だけど・・・雪菜とバトルしたのを聞いたらほかの峠で走れるテクニックを持ってるかもしれないから、別の峠のコースのスキルを鍛えたら別の峠でも通用するんじゃないかな?」

 

 

美琴はこのバトルを通じて紗夜が別のコースのスキルを鍛え上げれば七曲はもちろん遠征でも通用するとアドバイスする。

 

 

美琴「紗夜たちならこれから先、いろんなライバルたちと戦うからその前にコースを調べてコースの特徴を把握したらどうかしら?紗夜のチームメイトにも情報収集にたけてる人もいるみたいだし」

 

ユーフィリア「ええ、コースについては私に声かけてください!私がきっちりと調べますから!」

 

 

初春から教えられたことを美琴は紗夜にアドバイスする。紗夜のチームにとってユーフィリアはコースの情報収集に強い心強い味方がいるから・・・

 

 

紗夜「美琴、アドバイスありがとう」

 

美琴「別にいいわよ。あたしもいいバトルできたんだから」

 

美海「またバトルしようね!美琴ちゃん!」

 

紗夜「その時は・・・もう一度勝負しよう!」

 

美琴「楽しみにしてるわよ!」

 

 

美琴たちは七曲を後にする・・・

 

 

リーナ「これは・・・大がかりなドラテクの特訓が必要ですね」

 

紗夜「そうね。私も雪菜に追いつけるよう頑張らなきゃ!」

 

エルエル「また今度飾利ちゃんとバトルした時も負けないよ!」

 

天音「私もエルエルや美海先輩、紗夜ちゃんに追いつけるよう頑張らないと!」

 

ナツナ「3人とも、気合い入ってるね」

 

琉花「紗夜なら次のバトルで勝てるはずだよ!」

 

美海「うん!いつか紗夜ちゃんが雪菜ちゃんと戦う姿、もう一度見てみたいよ!」

 

ユーフィリア「私も紗夜さんや美海さんたちの役に立てるよう頑張りますね!」

 

 

美琴のアドバイスを胸にさらなるドラテクの進化を誓った紗夜だった・・・

 

 

雪菜と紗夜にさらなる試練と進化が待ち受ける・・・!

 

 

 

 

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