RACING CLIMAX(「Progress Dream」として仕切り直し予定)   作:カノンノ

14 / 16
第9話 七芝からの来訪者

 

 

GWも間近に近づいてきた日の夕暮れ・・・

 

 

(イメージレースBGM フォーチュンナンバー0405/姫柊雪菜(種田梨沙)(ストライク・ザ・ブラッドII))

 

 

雪菜「先輩や池谷さんたちと一緒に走るのは楽しいですけどたまには1人で本気で秋名下りを走るのも悪くないですね。」

 

 

雪菜は秋名をただ1人で走りこんでいた・・・

 

 

雪菜が駆るFDがスケートリンク前のストレートを駆け抜けていき、その先のコーナーを駆け抜けていく!

 

 

ストレートを超えて5連続ヘアピン!ドリフトをうまく決めるFD!その走りは本気のバトルを感じさせない「ただ、楽しく走る」ことを意識した走りだった。

 

 

(イメージレースBGM終了)

 

 

走り終えた雪菜は頂上に戻り、少しの休息をとっていた。

 

 

雪菜「なかなかのいい走りでしたね。でも・・・この先、誰が待ち受けてるかわかりませんね・・・」

 

 

この日はレースとは無縁の走りを行った雪菜だが、この先どんな強敵が待ち受けてるのかはわからない・・・

 

 

雪菜「でも・・・今日だけはそのことは忘れていたいです」

 

 

だが、この日だけはライバルという存在を忘れ、走りを楽しむと決めていた雪菜だった。

 

 

・・・そこへ、スタート地点へとグリーンのS14が・・・。そしてそのS14は雪菜のFDの近くへと止まった。

 

 

 

S14の走り屋の少女「ねえ、ここの地元の走り屋?」

 

雪菜「ええ、そうですけど・・・」

 

 

S14から降りてきたのは金髪ツインテール、ニーソックスをした雪菜とは違う学校の制服の少女だった!

 

 

S14の走り屋の少女「あたしは鳥海桜花(とりうみ さくら)。七芝っていう峠の走り屋だけど」

 

雪菜「姫柊雪菜といいます。まあ・・・地元の走り屋ですが。」

 

 

鳥海桜花というS14シルビアのドライバーの少女は同じ群馬エリア 七芝の走り屋だった。

 

 

雪菜「桜花さんは、ここへ走りに来たんですか?」

 

桜花「それもそうだけど、秋名のFDっていう走り屋を探しに来たんだけどね。」

 

雪菜(独白)「秋名のFD・・・?七芝でも有名になってきたんでしょうか?」

 

 

桜花が秋名のFD・・・雪菜を知っていることに雪菜は群馬エリア全体でも噂になっていることを感じていたのだった。

 

 

雪菜「それなら私ですが・・・」

 

桜花「そっか・・・雪菜が秋名のFDなんだ。なら話が早いね。あたしとここで一度勝負してみない?秋名、下り1本で!」

 

 

秋名のFDの正体が雪菜であることを知った桜花は勝負を持ち掛ける!

 

 

雪菜「それなら相手にとって不足はありませんね。わかりました!この勝負、受けます!」

 

 

雪菜は勝負を受ける!

 

 

雪菜「えっと・・・スターターがいないので桜花さんが先行でいいですか?」

 

桜花「先行後追いバトルね・・・いいよ。それに・・・下りは1回しか走ったことないし」

 

雪菜「わかりました!」

 

 

雪菜と桜花はそれぞれのクルマに乗り込みスタート地点にクルマを止める。雪菜のFDの前には桜花のS14が。所定の位置にクルマを止めると2台ともハザードランプを点滅させスタートを待つ。

 

 

桜花「行くよ・・・!」

 

 

(イメージレースBGM 羽ばたきのバースデイ/Baby's breath(天使の3P!))

 

 

ハザードランプを切った桜花はミッションを1速に入れアクセルを踏み込みS14を走らせる!

 

 

雪菜「私も行きますよ!」

 

 

少し遅れて雪菜もFDを発進させバトルスタート!

 

 

桜花のS14が先行してバトルが開始!第1ヘアピンに入り桜花のS14は第1ヘアピンをドリフトでコーナーを通過!

 

 

少し遅れて雪菜のFDもヘアピンへ!桜花のS14以上にいいスピードでドリフトへ!続くヘアピンもすさまじいドリフトを見せる!

 

 

桜花(独白)「思ってた通りに速い・・・!あたしだけじゃなく葵にも相手にとって不足はないのかも!」

 

 

じわりじわりとS14を追い詰めていく雪菜!だが、桜花は雪菜の走りを確かめつつペースを上げていく!

 

 

2連続ヘアピン、S14がいいドリフトを見せていく!続くFDもS14以上にいいドリフトを見せる!

 

 

スケートリンク前・・・FDとS14の差は30m・・・いつ追いついてもわからない状態になった!

 

 

桜花(独白)「でも・・・あたしが考えてた以上に速い・・・!なんとか差を広げなきゃ!」

 

 

予想以上の追撃に桜花は少し焦りペースを上げようとする!

 

 

雪菜(独白)「あちらのS14はパワーは私のFDより低いのにコーナーでは私の走りに対抗できるほどのいい走りを見せている・・・」

 

雪菜「桜花さんは七芝だといい勝負できそうですね」

 

 

逆に雪菜は七芝だといい勝負が出来そうだと感じたのだった。

 

 

コーナー区間を通過しヘアピンを通過していくFDとS14!S14とFDの差は10mに達した!

 

 

桜花「もうここまで来てる・・・!でも、まだ終わりじゃない!」

 

 

劣勢に陥る桜花!雪菜にオーバーテイクされるのも時間の問題だった!

 

 

5連続ヘアピンに突入!だが、雪菜がアウトから仕掛ける!

 

 

桜花「えっ・・・そこから!?」

 

 

アウトから仕掛けられた桜花はなすすべもなく第2コーナーでサイドバイサイドを仕掛けられ雪菜のオーバーテイクを許してしまう!

 

 

雪菜「ここで仕掛けていけば!」

 

 

勝負に出た雪菜は5連続ヘアピンで桜花をオーバーテイク!続くヘアピンでも差を広げていき、そのまま2連続ヘアピンで桜花の視界から姿を消す!

 

 

そして・・・桜花が2連続ヘアピンを抜けたころには雪菜のFDのテールランプは見えなくなった・・・

 

 

桜花「やっぱり、ホームコースだと雪菜ちゃんは強いね」

 

 

相手のホームコースで雪菜の実力を目の当たりにした桜花は完敗だと認めた・・・

 

 

・・・

 

 

バトルを終えた雪菜と桜花はふもとの駐車場へ・・・

 

 

桜花「雪菜ちゃんとFD速いんだね。5連ヘアピンから先はついていけなかったよ」

 

雪菜「いえいえ、桜花さんもすごかったですよ!もしかしたら七芝でいいバトルが出来そうっていうぐらいの実力を持ってました!」

 

桜花「そうね・・・あたしも一度七芝で雪菜ちゃんとバトルしてみたいな」

 

 

一度、ホームコースである七芝で雪菜とバトルしてみたい桜花だった。

 

 

桜花「そうだ!あたしの知り合いがさ、雪菜ちゃんと七芝でバトルしてみたいって思ってたんだ。ゴールデンウィークの間に七芝に来てバトルしてみない?」

 

 

知り合いである荻山葵とバトルしてみないかと誘う桜花・・・

 

 

雪菜(独白)「七芝・・・確かあっちは群馬エリアですが私にとっては遠征になるかもしれませんね・・・」

 

 

だが、それは相手のホームのコースに行く・・・遠征ということになり、雪菜にとっては初のビジターバトルになる。

 

 

雪菜(独白)「ですが・・・今の私が別のコースで通用する可能性があるのなら、一度別の場所で走ってみたい・・・!」

 

雪菜「わかりました!今度、バトルしましょう!」

 

 

それでも、雪菜は葵とのバトルを受ける!

 

 

桜花「そうこなくちゃね!葵に伝えておくから、また今度雪菜ちゃんがお世話になってるガソリンスタンドに行くよ。」

 

雪菜「はい、楽しみにしています!」

 

 

桜花はS14に乗り込み秋名を後にした・・・

 

 

雪菜(独白)「遠征ですか・・・。もしかしたら、アリシアナさんともう一度戦うときには舞ヶ原に行く時が来るかもしれませんね」

 

 

だが、雪菜にとってはアリシアナとのリターンマッチは遠征は避けられないと感じたのだった・・・。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。