RACING CLIMAX(「Progress Dream」として仕切り直し予定) 作:カノンノ
桜花とのバトルの翌日の学校帰り、雪菜は古城たちやスピードスターズのメンバー、そして拓海と桜花のことや葵のこと、そして遠征のことを話す。
イツキ「ええーっ!?雪菜ちゃん、秋名で七芝の走り屋の女の子とバトルしたの!?」
古城「七芝のS15と戦うってのも本当か!?」
雪菜「はい、そのS14とバトルして七芝のS15と戦うために七芝に行こうかなとも思ってます」
浅葱「七芝のS15って・・・そのS15のドライバーの荻山葵って子はバスケに夢中の女子高生だけど峠となると七芝でも有力の走り屋でしかも「七芝の
だがその名前を聞いた健二は・・・!?
健二「え、「七芝の蒼き天使」といったらC-WESTエアロのS15に乗る女子高生の走り屋だよな?」
池谷「ああ、浅葱ちゃんのいう通り「七芝の蒼き天使」と呼ばれている走り屋だ。」
イツキ「雪菜ちゃんみたいな女の子の走り屋だけど七芝でトップクラスみたいだぜ。でもクルマもそうだけどバスケに夢中だってさ」
拓海「その子、本当にバスケすごいのか?」
拓海は葵がバスケもすごいのかと尋ねる。
古城「ああ、あいつは公式戦ではまったく活躍できなかったが実力は全国大会でも通用するほどの腕前だし・・・それにその幼馴染、中学生のころに弱小だった無名の中学校を地区大会で準優勝まで上り詰めたらしいぜ。ただ今はバスケ部が謹慎になって謹慎中の間は走り屋になってるらしいけど実力と愛車のFCの性能は葵には及ばないらしいんだ。」
雪菜「葵さんと昴さん、バスケでは相当の実力の持ち主なんですね」
葵と昴のバスケでの実力に感心する雪菜。
と、ここへ桜花のS14とC-WESTエアロをまとったブリリアントブルーのS15がガソリンスタンドへ。
池谷「いらっしゃいませ!」
池谷が声をかけるとS14から桜花、S15から黒いニーソックスとポニーテールの学生服の少女が降りてくる。
雪菜「あのS14は・・・桜花さん!」
桜花「雪菜、来たよ」
S15の少女「とりあえず・・・2台ともハイオク満タンでお願いできるかな?」
拓海「あっ、はい・・・!」
池谷・拓海「ハイオク満タン入ります!!」
池谷は桜花のS14に、拓海はS15に給油する。
S15の少女「自己紹介・・・まだだったよね。あたしは荻山葵。S15に乗ってるよ。」
雪菜「葵さんですね。あなたは確か・・・七芝の蒼き天使って呼ばれている七芝の走り屋っていわれてますよね」
葵「そうだけど、桜花から聞いたの?」
桜花「あたしと桜花は知り合いなの。」
池谷「そうだったのか・・・!」
実は桜花と葵は学校は違っても知り合いだった。
紗矢華「でもどうして2人がここへ・・・?」
葵「雪菜に用事があるの」
雪菜「私に・・・何が・・・?」
葵「単刀直入に言うよ。あたしとバトルして!」
池谷たちが勤務するガソリンスタンドへ葵が訪れた理由。それは雪菜とバトルをするためだった!
雪菜「ええ、そのバトル・・・受けて立ちます!」
雪菜はそのバトルを受けて立つ!
葵「では今度の土曜日、七芝でバトルしよう?昴も一緒に待ってるから」
桜花「あたしと響も一緒に行くからね!」
ガソリンの給油を終え桜花のS14と葵のS15はガソリンスタンドを後にする。
池谷・拓海「ありがとうございましたー」
拓海と池谷が桜花と葵の見送りを終えると健二が雪菜に声をかける。
健二「でも雪菜ちゃん、七芝走ったことないだろ?厳しいんじゃないか?」
浅葱「確かに雪菜ちゃんは秋名以外一度もほかのコースで走ったことがないわよ!本当にこのバトルを受けるつもりなの!?」
しかし雪菜は秋名しか走ったことがないため初の遠征でバトルは厳しいのではないかと心配する!
雪菜「いえ、たとえ走ったことがないコースだとしても私は走りますよ。」
それでも雪菜は葵と七芝でバトルをしようとする!
祐一「ほう、雪菜ちゃんが初めての遠征か。」
池谷「あっ、店長!」
そこへ店長である祐一が現れる。
祐一「雪菜ちゃんにとってはよその峠の遠征もいい経験になるんじゃないか?レッドサンズが秋名に来たっていうのもあるし、最近では・・・雪菜ちゃんがバトルしたっていうチーム アンジュ・ヴィエルジュのS2000乗りの女の子が妙義に遠征してナイトキッズの中里と張り合ったらしいぞ」
池谷「なっ!?」
古城「あのS2000のやつ・・・妙義に遠征に行ってたのか・・・!」
雪菜(独白)「紗夜さん・・・遠征に行ったんですか。なら、私も負けていられませんね・・・!」
ライバルである紗夜が妙義に遠征に行っていたことを知った雪菜・・・
雪菜「だったら、なおさらです!それに、いつ・・・アリシアナさんとそちらのホームグラウンドでバトルするために秋名以外のコースでも走らないと・・・!」
また、アリシアナがアリシアナのホームコースである舞ヶ原でリターンマッチを行うと予測し遠征をしておきたい雪菜だった・・・
健二「・・・わかった!でも無茶はするなよ?」
雪菜「ええ、でも逃げるわけにはいきません。これは私の
葵とのバトルが決まりその日を待つ雪菜たちだった・・・
・・・ガソリンの給油を終え七芝に帰ってきた葵。
昴「葵・・・秋名に行ってきたのか?」
葵「ううん、秋名の近くのガソリンスタンドに行って雪菜ちゃんと話してたの。近いうちにここでバトルしようって」
FCに乗る長谷川昴に雪菜と話したことを話す。
昴「そうか・・・智花たちにも伝えとくか?」
葵「うん、お願い。夏陽くんにはあたしから声かけとくから」
昴「そうか、智花たちに声かけとくよ」
智花たちにこのバトルの見学を誘う昴と葵だった・・・
一方、智花たちが通う慧心学園の付近にある養護施設「リトルウィング」。桜花はそこで過ごす智花と同じくらいの小学生の五島潤、紅葉谷希美、金城そら、潤たちが結成したバンド「リヤン・ド・ファミユ」の面倒を見ている桜花の幼馴染の貫井響、響の妹である貫井くるみを呼びだす・・・
響「えっと・・・話ってなにかな?」
桜花「今度の土曜日、七芝でバトルがあるの。それに走るのはあたしの知り合いの葵と最近噂になってる秋名のFDよ」
くるみ「それって・・・秋名のFDが七芝に来るってことなの!?」
潤「わにゃ・・・葵さん、厳しそうです・・・」
雪菜が七芝に来るという話に驚くくるみと不安になる潤・・・
希美「それに桜花でも勝てなかった相手なのよ?大丈夫なの?」
響「大丈夫だ。車も実力も僕よりもっと上の葵ならきっとホームコースでやれるよ。」
そら「はむ、だといいんだけど・・・」
だが響は葵を信じていた・・・
くるみ「にしても、おにいちゃんのミラージュ・・・足回りはちゃんとチューンされてるけどパワーのほうはノーマルだしオートマだから大丈夫なのかな?」
桜花「確かに貰い物の車だし・・・性能のほうも響のために扱いやすくセッティングされてるから性能のほうは不安だよね」
潤「私も響さんが桜花さんよりも実力がないのでちょっと不安です・・・」
響「う・・・でも暇で音楽のことで思い浮かばなかったときは気分転換に走って実力をつけようと頑張ってるよ」
実は響の愛車であるミラージュアスティはリトルウィングの主である佐渡正義から譲り受けた車でその際に足回りのチューンが行われているが初心者である響のために扱いやすいセッティングになっているがその分、性能は桜花のS14には及ばない。
また、響は経験が浅いこともあってかドラテクは桜花よりも下のため時間に余裕がある時は走りこんでいる。
そしてバトルの時は刻々と迫っていく・・・
バトル当日の朝、雪菜と古城は七芝に向かう前に池谷たちが勤務するガソリンスタンドへ。
雪菜「池谷さん、おはようございます」
池谷「おはよう、雪菜ちゃん。遠征に行くのか?」
古城「ああ、せっかくだからガソリン入れに行くついでに顔出そうと思ってな。」
池谷「そうか。」
七芝に向かう前に池谷と話がしたい雪菜たちだった。
雪菜「すみません、2台ともハイオクでお願いできますか?」
池谷「わかった!でも雪菜ちゃんはバトルに出るんだから雪菜ちゃんのFDから先でいいか?」
古城「構わないぜ。」
池谷「ハイオク満タン入ります!」
給油中の間、池谷は今日のバトルを話題に出す。
池谷「七芝の特徴は浅葱ちゃんから聞かなかったか?」
雪菜「はい、浅葱さんに頼んで七芝のコースマップや先輩の家から七芝までのルートマップを用意してくれました。」
古城「浅葱は情報収集得意だからな。けど、姫柊は機械音痴だからカーナビは俺が操作してるんだが・・・」
実は雪菜は機械音痴のためスマートフォンやカーナビの操作は自力では不可能だった(※ただしカーナビ操作以外のクルマの操作(アクセル・ブレーキ・シフトチェンジなど)、アーケードゲームのアクセル・ブレーキ・ステアリング・シフト操作までは操作可能)
池谷「そうか・・・(汗)。だが浅葱ちゃんがコースマップを用意してくれるなんて頼もしいよ。」
池谷は浅葱の情報収集の良さに頼もしいと感じていた。
雪菜「これが・・・浅葱さんが用意してくれたコースマップです」
浅葱が用意したコースマップを雪菜は池谷に見せる。
池谷「・・・なるほどな。まるで走りやすい秋名みたいだな。」
古城「いわれてみればそんな感じだがな」
池谷「よし!雪菜ちゃん、遠征頑張れよ!イツキたちも応援してるからな!」
雪菜「はい、池谷さん・・・行ってきます!」
愛車のガソリンの給油を終えた雪菜と古城は改めて七芝へと出発させる!
池谷「ありがとうございました!」
給油を終えたFDとランエボ4をあいさつで見送る池谷だった・・・
池谷「頑張れよ・・・雪菜ちゃん」
相手のホームグラウンドで戦う雪菜を応援する池谷だった・・・。
・・・
昼、七芝・・・青のS15シルビアが峠をドリフトしていく!
次のヘアピン、S15のドライバーである葵は的確なシフト操作とステアリング、アクセルワークでドリフトさせていく!
葵「うん・・・今日の車の状態はいい感じね。」
愛車のコンディションを確かめる葵。バトル前とは思えない素晴らしい走りでドリフトしていく!
続く桜花のS14も桜花の的確なドライビング技術で葵に続くドリフトを決める!
桜花「葵、クルマもドライバーも調子よさそうね」
桜花のS14から少し離れて昴の白いFC3S。だがドラテクは響より上ではあるが葵に及ばず、しかもFCは父からのもらい物とはいえ車にかなりの金はかけられずホイールとフロントバンパー以外は純正パーツ、しかも性能はノーマルであるために桜花のS14に追いつけず離されないように走るのが必至だった・・・
昴「やっぱり・・・今の俺じゃあついていくのが必死だな・・・!」
そして昴のFCからかなり離れて響のミラージュ。FF車ゆえにドリフト出来ず堅実なグリップ走行で走っていくがまだ初心者ゆえに昴のFCについていけていない・・・!
響「もっと僕に力があれば・・・!」
ドラテクのなさや中学生時代にある出来事がきっかけで引っ込み思案な性格であることに「力があれば」と嘆く響・・・
・・・テスト走行を終えふもと駐車場に車を止める葵たち。
桜花「どう?車の調子は?」
葵「いつでもいけるよ!」
昴「葵の走りはすごいな。葵と桜花についていくのに必死だったよ」
智花「でも昴さんも2台についていこうと頑張ってましたし、ゴールの瞬間から見ましたけどいい走りしてましたよ」
夏陽「昴は車も実力も葵おねーさんには及ばないけどな」
真帆「何を!すばるんは車にお金がかけられないからあおいっちのシルビアより遅いだけだぞ!」
沙希「もう、真保と夏陽ってば・・・でもこれなら地元なら葵さんが有利ね」
葵が有利であると確信する智花の仲間でバスケのチームメイトである永塚沙希。
ちなみに真帆、沙希、夏陽のほかにも袴田ひなた、香椎愛里も来ていた。
また、潤の知り合いである尾城小梅も来ていた。
響「やっぱり僕じゃあ昴にはついていけないか・・・」
潤「そんなことはないです!響さんは響さんらしい走りをしてました!」
くるみ「おにいちゃんはまだ初心者だからいつかはきっと昴に勝てるよ」
小梅「ま、実力もそうだけど性格が災いしてるから肝心な勝負所に弱いんじゃないかしら?」
くるみ「いわれてみればそうね・・・(汗)」
と、どこからかロータリーサウンドが響き渡る・・・
葵「来たね、雪菜ちゃん」
雪菜のFDと古城のランエボは七芝に到着しふもと駐車場へ。
雪菜「葵さん、お待たせしました。」
葵「雪菜じゃない。ちょうど私も練習走行終わったところだよ。バトルはいつでも始められるけど・・・練習走行はしていく?」
バトル前の練習走行していかないかと誘う葵。
雪菜「ええ、一度練習走行させてください!」
桜花「わかったわ。スタート地点まではあたしが誘導するからゴールについたら葵に誘導してもらって」
雪菜「すみません、助かります。」
桜花「じゃ、あたしについてきて」
桜花はS14に乗り込み雪菜のFDを誘導する・・・
・・・誘導が終わり頂上に雪菜のFDと桜花のS14がたどり着く
桜花「よし、始めちゃって!」
誘導を終えた桜花のS14、雪菜は頂上のスタートについたとたんFDをUターンさせアクセルを踏み込んで走行を開始する!
(イメージレースBGM:SHOOT!/RO-KYU-BU!(ロウきゅーぶ!))
展望台第1連続コーナー、雪菜はブレーキからのステアリングでドリフトに入る!
雪菜「秋名の最初のカーブよりきつく、最初のヘアピンよりはきつくはないですけど・・・!」
その言葉通り秋名の最初のヘアピンよりゆるく、最初のコーナーよりきついコーナーをドリフトで決める雪菜!
次のヘアピンも秋名と同様の走り方で駆け抜ける!
雪菜(独白)「秋名みたいな感じですけど・・・秋名よりは走りやすい感じですね・・・」
せまりくるカーブとヘアピン、だが雪菜はそれらも動じずにドリフトを決めていく・・・
・・・
・・・練習走行を終えた雪菜はゴール地点のふもとの駐車場に着くと同時に駐車場へ。
葵「どうだった?あたしたちのホームコースの七芝は?」
雪菜「ええ、秋名よりも走りやすい感じでした。相手が葵さんのS15となれば相手にとって不足はないです!」
古城「そうだな・・・雪菜なら走り切れるって信じてたぜ。」
葵「そうこなくちゃね!」
練習走行からすぐに走り切れた雪菜。
雪菜「バトルの準備はいつでもできてます!」
葵「じゃ、頂上に向かうよ!」
葵とともにバトルのスタート地点の頂上の駐車場へ・・・
・・・頂上に到着した雪菜と葵。桜花も頂上で待ち構えスタートを待つ。
桜花「練習走行は終わったようね?」
雪菜「はい」
葵「そうと決まったならバトル行くわよ!」
スタート地点にFDとS15が並ぶ。雪菜と葵はブレーキとアクセルを踏み込みスタートを待つ!
桜花「それじゃ、カウントいくわよ。5!4!3!2!1!GO!」
(イメージレースBGM Get Goal!/RO-KYU-BU!(ロウきゅーぶ!SS))
桜花のスタートの掛け声とともにFDとS15がスタート!先手を取るのはS15!
葵「雪菜ちゃん・・・秋名のFDと呼ばれる実力、見せてもらうわよ!」
S15がリードした状態で第1コーナーへ!第1コーナーの展望台ではギャラリーが待ち構えている!
ギャラリー「ん?あれは・・・ここをホームにしている葵ちゃんとあの秋名のFDじゃないか?」
ギャラリー「すげー!ここであの七芝の蒼き天使と秋名のFDが見れるなんて、俺ラッキーかも!」
偶然、七芝に訪れていたギャラリーが雪菜と葵がバトルしているのを目撃し盛り上がる!
第1コーナーのドリフト!FD、S15ともにドリフトを決めていく!だがFDはS15にぴったりとついていき引き離されない!
ギャラリー「FDと葵ちゃん・・・すごい走りだな」
ギャラリー「ああ、しかもFDの子も女の子らしいからある意味奇蹟かも・・・」
このバトルを見たギャラリーはたちまち興奮に包まれる・・・
第1コーナーを抜けて次のヘアピン!2台ともいいコーナリングを見せていく!ヘアピンを抜けたS字コーナーを駆け抜けヘアピン、ここも2台はドリフトで駆け抜けていく!
葵(独白)「初めての遠征なのに序盤からあたしについてこれるなんて考えてもなかったね・・・いい走りはしてるけど、あたしも負けないよ!」
FDがS15に食らいついていく状況の中、ゆるやかなカーブセクションを駆け抜けていく2台。
FDとS15は展望台前のヘアピンへ!
ギャラリー「おおっ、2台が来るぞ!」
ギャラリー「どっちが前なんだ?」
S15とFDが接戦の状態でドリフトへ!S15がまだリードしている段階で展望台カーブを通過する!
ギャラリー「おお、七芝の蒼き天使、FD相手にいいバトルしてるなあ」
ギャラリー「けどあのFD・・・秋名のFDじゃないか?」
ギャラリー「え?なんだって!?秋名のFDが七芝に来てるのか!?」
ギャラリー「秋名のFDがここでバトルするなんて・・・すごいなあ」
展望台のギャラリーも2台のバトルで盛り上がっていた。
(イメージレースBGM終了)
・・・一方、ふもとでは・・・
智花「・・・」
智花(独白)「葵さん・・・大丈夫でしょうか?」
智花は葵のことで何かの胸騒ぎを感じていた・・・
昴「智花、どうかしたのか?」
智花「い、いえ!なんでもありません!」
夏陽「葵おねーさんなら大丈夫だ。ここの峠なら負けなしの走り屋だし、それに俺は葵おねーさんが負けてほしくないって思ってるから」
智花「だといいんですけど・・・」
バトルは後半に入り橋のコーナーへ!だが・・・!?
雪菜「ここから仕掛けます!」
なんと雪菜がアウトから仕掛けていく!
葵「えっ!?アウトからなの!?」
アウトからの攻勢に驚く葵!たちまちなすすべもなく雪菜を前に明け渡す。
葵「まさかあんなところから前に出るなんて・・・どれだけの実力を持ってるの・・・!?」
突然のアウトからオーバーテイクされ戸惑う葵・・・
続くヘアピン!雪菜がリードしている状況でコーナーに突入!ここでも2台はいいドリフトを繰り広げるが雪菜が差を少しずつ広げ始める!
FDを懸命に追う葵。だが2つ目の橋のカーブはうまく曲がりきれたが3連続ヘアピンで異変が・・・!
葵「FDに追いついてもう一度前に出るんだから・・・!」
ドリフトに入った次の瞬間・・・!
葵「っ!?」
突然S15の挙動が乱れ始める!
葵(独白)「しまった・・・っ!こんなところで・・・!」
雪菜がアウトから仕掛けたオーバーテイクがプレッシャーとなりステアリング操作ミスを引き起こす!
葵「くっ・・・!」
態勢を立て直す葵!だがこのミスが響いてしまい差が広がってしまう!
葵「今のミス・・・何だったの・・・!?」
一瞬のミスでたちまちパニックになってしまった葵。
実は葵は不測の事態に弱くパニックに陥りやすいという精神的な弱点を併せ持っていた!プレッシャーから発したミスが引き金となり混乱を引き起こしてしまう!
葵「だけど・・・昴や夏陽くんのためにもあきらめたくない・・・!最後まで走り切って追いついて見せる!」
逆境の中、葵は果敢にFDを追う!
パーキングスペースのコーナーに差し掛かる雪菜のFD!2秒遅れて葵のS15も通過する!
ギャラリー「おい・・・S15やばくないか?」
ギャラリー「まさか、七芝の蒼き天使が秋名のFDにやられるのか・・・!?」
ギャラリー「FDもすごいけどS15が負けるのはあまり見たくないよ・・・」
ギャラリー「大丈夫なのか・・・?」
バトルの模様を見たギャラリーは葵が負けるのではないかと心配し始めた・・・
終盤のセクション、雪菜は徐々に差を広げる!
雪菜「あとはこのまま一気に走り切るだけです!」
葵(独白)「追いついて見せる・・・!」
なんとしても追いつきたい葵!
だが・・・智花が恐れていたことがついに・・・!
葵「っ!?」
最終コーナー手前のカーブで一瞬のステアリングミスで制御不能に!
葵「くっ・・・!」
態勢を立て直す葵!だがその反動でS15をスピンさせてしまう!
スピンさせてしまったが無事に停車を成功させる。
雪菜はそのままリードを保ちゴールへ!
古城「姫柊、初めての遠征で勝つとはな・・・!」
雪菜の勝利に喜ぶ古城。
潤「わにゃ・・・残念でしたね・・・」
夏陽「まさか、葵おねーさんが負けるなんて・・・信じられねえよ・・・」
響「葵が負けるのは残念だったね・・・」
葵の敗北に残念がる夏陽たち・・・
だが、葵は帰ってこない・・・
智花「あれ?葵さん・・・まだ来てませんよ?雪菜さんがゴールしたのに・・・」
昴「ああ・・・俺も心配になってきた」
雪菜「ええ、私もそう思います」
葵がゴールに到達していないことに心配し始めた智花と昴だった・・・
だが遅れて30秒、葵もついにゴールする!しかし集中力低下によるミスやスピンでタイヤに大きく負担をかけてしまった影響かペースが落ちてしまっていた・・・!
昴「葵!」
夏陽「葵おねーさん・・・」
智花「葵さん、無事でよかったです」
葵が無事にゴールできたことに安堵する智花たちだった・・・
・・・
葵「まさか、あたしがこんなところで抜かれたりスピンしたりするなんて思いもしなかったよ」
昴「無理もないさ、相手は秋名のFDだったんだし実力もかなり高かった。けど前半まではいい勝負してたんだろ?」
智花「はい!葵さんが無事に走り切れただけで何よりです!」
桜花「結果は残念だったけど・・・葵の精神力がよくなればまたいいバトルができるはずだと思うよ」
夏陽「葵おねーさんの走り・・・かっこよかったよ。また葵おねーせんのかっこいい走り見せてくれよな」
葵「みんな・・・ありがとう!」
大敗を喫した葵だが智花たちはエールを送る・・・
雪菜「葵さん、いい走りでしたよ。ここで最速といってもいい腕前です」
葵「雪菜ちゃん・・・」
雪菜「またいつかもう一度バトルしましょう!」
葵「・・・そうね、この借りはまたいつか・・・あたしの心が強くなった時に返すからね!」
相手で会った雪菜にエールを送られた葵はパニックに弱いという精神面の弱さを克服することを決意するとともに雪菜との再戦を誓ったのだった・・・