RACING CLIMAX(「Progress Dream」として仕切り直し予定) 作:カノンノ
雪菜と恭子がバトルした日の夜・・・秋名ではオレンジのロータリーハチロクとイエローのシルエイティのバトルが行われていた。
突然のバトルでもあったためギャラリーの数は少ないがそれでもギャラリーたちはハチロクとシルエイティのバトルに興奮していた。
ギャラリー「おおっ!ハチロクがシルエイティに食らいついてるぞ!」
ギャラリー「どっちもいい勝負してるなあ!」
秋名最大のバトルのポイントとなる5連ヘアピン!2台はドリフトに入っていく!しかし、1つめのコーナーを抜けてすぐにロータリー搭載かつ軽量なハチロクがシルエイティと並びインに入ってオーバーテイク!前に出て5連ヘアピンを通過!!
このバトルはそのままロータリーハチロクが勝利したという・・・
・・・
翌日の朝・・・
浅葱「ねえ、秋名でロータリーのハチロクとシルエイティのバトルがあったそうよ。」
古城「へえ・・・ロータリーエンジンを搭載したハチロクがいるとはね」
浅葱は昨日の夜のバトルのことを古城に話す・・・
古城「その2台・・・知ってるのか?」
浅葱「もちろん。調べたわよ。昨日のバトルのことも、ドライバーのことも・・・。オレンジのロータリーハチロクのドライバーのほうは成田亜里紗で戦国武将 甲斐姫の生まれ変わりなんじゃないかっていわれてる女子高生の走り屋なの。イエローのシルエイティのほうは月代玲音っていう高校生の男の子で北関東では名を上げてきてる走り屋ね」
古城「そうか・・・じゃあどっちが勝ったんだ?」
浅葱「ロータリーハチロクが勝ったみたいよ」
古城「なら・・・雪菜にとって強敵みたいなもんだな」
バトルの結果を聞いた古城はロータリーハチロクが雪菜にとって正念場の対戦相手であることを予感した・・・
???「よし、HRはじめるぞ」
教室に古城の担任である南宮那月が現れる
生徒A「おはようございます、那月ちゃん」
那月「教師を「ちゃん」づけで呼ぶな!」
生徒A「いたっ!」
古城(独白)「おいおい・・・いつもの「あれ」が始まったよ」
那月の説教が終わった後に朝の始まりを告げるHRが始まる・・・
・・・
授業を終えて放課後、古城は玄関へと向かう・・・
雪菜「あっ、先輩!お待ちしてました!」
そこには古城を待っていた雪菜がいた。
・・・雪菜は古城とともにいつも通りに家路に向かう中、池谷が勤務しているガソリンスタンドへ
池谷「雪菜に古城じゃないか!今日も学校帰りか?」
古城「まあな」
あいさつを交わす池谷と古城・・・
健二「そういや、昨日の夜・・・秋名でバトルがあったらしいぜ」
古城「その話・・・今日の朝、浅葱から聞いたぞ。ロータリーのオレンジのハチロクに黄色のシルエイティだったような・・・」
池谷「さすがは浅葱ちゃん。情報収集が早いな」
イツキ「俺たちも見に行きたかったけどバトルが終わったあとだったんだよなー」
スピードスターズの間でも昨日のバトルの話でもちきりとなっていた!
雪菜(独白)「ロータリーエンジンを載せたオレンジのハチロクと黄色のシルエイティ・・・?まさか・・・!?」
だが、雪菜はこの2台に心当たりがあった!
雪菜「この2台・・・私が秋名を走ってきた帰りにすれ違いました!」
池谷「す、すれちがっただって!?」
雪菜がオレンジのハチロクと黄色のシルエイティと遭遇していたと聞いたスピードスターズの面々はどよめき始める!
健二「それで・・・バトルはしたのか?」
雪菜「いえ・・・すれ違っただけですのでバトルにはなりませんでした。」
池谷「そうか・・・」
バトルにはならなかったことに安堵する池谷たちだった・・・
健二「そういや・・・俺たちさ、帰ろうとしたときに妙なNSXがいたんだ。しかもインディイエローパールでロケットバニーのエアロをしたやつでさ・・・」
古城「浅葱のNSXはRouts KSのワイドキットエアロだしすぐに違いがわかるからな」
雪菜「でも・・・何のためにハチロクとシルエイティとロケットバニーエアロのNSXがここへ来たのでしょうか?」
3台の目的はベールに包まれたままだった・・・
・・・自宅に帰宅した雪菜は夕食とこの日の宿題を終えたのちチャオというマスコットキャラクターのようなキャラクターを育成するスマホゲームのアプリをしていた(機械音痴のためなんとか古城にサポートしてもらっているが)。
雪菜「紗夜さんのチャオ、よく遊びに来てくれますね。2体とも、ネコマたんほどじゃないですがかわいいです」
古城「そうだな、育成ゲームのアプリでトップ10に入っているぐらいだからな。育成の方法もシンプルだし、マスコットキャラを育てるようなものだからな」
紗夜のチャオが雪菜自身が育成しているチャオの元へ遊びに来ているのを見てほほ笑んでいた。
実は雪菜はかわいい物好きであり、チャオはもちろんネコマたんという猫のキャラクターまでお気に入りである。
雪菜「美海さんのチャオとも仲良くなれてよかったですね」
その様子を見ていた雪菜は喜んでいた。
雪菜「ん?伝言板に何かありますね・・・」
ゲーム内の雪菜あての伝言板に新しい書き込みがあるを見た雪菜は書き込みを見る。
伝言板の書き込み「さや 21:34 昨日のバトル、ネットの「街道速報」で見たよ。相手は埼玉のRX-7だって・・・シングルターボのFDに勝つなんてすごいよ。私ももっと頑張らなきゃ!」
それは昨日の恭子とのバトルを峠の走り屋の掲示板で投稿されているニュース「街道速報」を通じて知った紗夜からの書き込みだった。
雪菜「紗夜さん・・・」
ライバル兼フレンドからの賞賛と声援に心打たれた雪菜・・・
雪菜「紗夜さんにも負けてられませんね!」
同じころ・・・秋名では浅葱がRoutes KSエアロキットとアドバンス製GTウィング、BBS製ホイールをまとったインディイエローパールのNSXを走らせていた。
浅葱「たまには峠を攻めてみるのも悪くないわね」
愛車 NSXとともに夜の秋名を駆け上っていく・・・!
(イメージレースBGM brilliant better/御形アリシアナ(福原綾香)(イロドリミドリ))
だが・・・後方からNSXのヘッドライトのシルエットが・・・・?
浅葱「ん?NSX・・・?いいじゃない、NSX同士のバトル!」
NSX同士のバトルに入り浅葱は謎のNSXから振り切るべくペースアップ!しかし後方のNSXもいいスピードで浅葱のNSXについていく!
浅葱「えっ・・・差がつまってる!?」
スピード勝負は浅葱のNSXと互角だがコーナリングでは浅葱よりも上回る!
そして・・・浅葱のNSXとの差が縮まったとき・・・追い上げてきたNSXが姿を現す!
浅葱「嘘・・・!?エアロが違っても私と同じカラーじゃない!」
ロケットバニーエアロのNSXのドライバー「私と同じカラーのNSXがこんなところにもいたんだ。でも、負ける気はしないよ!」
追い上げてきたNSXの正体は・・・ロケットバニーエアロをまとったインディイエローパールのNSX!しかもホイールも浅葱のNSXと同じBBSホイール!
浅葱「だったら・・・負けてられないわね!」
同じカラー・同じホイールであるために浅葱はペースを上げる!黄色きNSX同士のバトルがさらに熱く加速していく!
秋名の最大の攻略ポイントである5連ヘアピンへ、浅葱のNSXはインに入りドリフトへ!しかし、ロケットバニーNSXはドリフトしつつも角度を大きくせずにコーナーをクリア!
浅葱「馬力も互角なのに・・・、足回りのセッティングが私よりよくできてるのかそれとも私よりドラテクがいいのか・・・!」
謎のNSXの速さに焦り始める浅葱・・・!
アドバンテージは一気に6m・・・いつ抜きにかかってもおかしくない状況に
そして、続くストレート手前のコーナー!だが・・・!?
浅葱「しまった・・・っ!アンダー出したかも!」
オーバースピードによるアンダーステアという痛恨のミスを犯してしまった浅葱!ロケットバニーエアロのNSXがインに入り込んで浅葱のNSXをパス!
なんとか立て直した浅葱であったが大幅にスピードダウンしてしまい差が開く一方だった・・・!
ストレートを過ぎた次のコーナー!なんとか謎のNSXに食らいつこうと浅葱はプッシュする!だが・・・その行動がかえって致命的なミスを招く!
浅葱「くっ・・・!」
ドリフトに入ろうとしたが今度はMR特有の特徴であるテールが大きく流れてしまいオーバーステアを出してしまいスピンしてしまう!なんとか無事停車させた浅葱ではあったのだがレース続行が不可能になってしまった。
(イメージレースBGM終了)
浅葱「あのNSX・・・私のNSX以上の走りだった・・・もしかしたら・・・雪菜ちゃんと互角の走り屋なの・・・!?」
謎のロケットバニーエアロのNSXが雪菜と互角のテクニックを持つ走り屋ではないかと思った浅葱だった・・・!
・・・
翌日の昼・・・
古城「同じカラーのNSXに負けただと?」
浅葱「そうなのよ!カラーとホイールは私のNSXと一緒でもエアロが違うNSXだったし、それに私のNSXにぴったりとくいついてきたの!」
昨日のバトルの出来事を浅葱は雪菜と古城に話す。
雪菜「そのNSX・・・そんなに速いんですか!?」
浅葱「わからないの・・・あの時、ストレートに入る前のヘアピンでオーバースピードでアンダー出したし、ストレートが終わる次のヘアピンでオーバーステアしてスピンもしたから・・・」
古城「相当、実力のある走り屋だな・・・」
この話を聞いた古城も浅葱を超える実力のあるNSX使いであると確信した・・・!
ラフォリア「あら、古城。何の話をしてたのかしら」
雪菜「ラフォリアさんに紗矢華さんじゃないですか!」
そこへ雪菜の仲間にして古城の同級生でありアルディギア王国の王女でありながら留学してきたJZA80スープラを駆るラ・フォリア・リハヴァインと同じく雪菜の仲間にして古城の同級生で雪菜の先輩である煌坂紗矢華が現れる。
古城「昨日の夜、浅葱が同じカラーをした違うエアロのNSXが出てきてそいつに負けたみたいなんだ」
紗矢華「相当すごいのね。あのNSXは」
ラフォリア「私ならヒルクライムであればあのNSXに勝てるわ」
紗矢華でもNSXが相当の強敵であることを認めたのだがラフォリアはヒルクライムであれば勝てると豪語した・・・
雪菜「そういえば・・・そのNSX、ナンバープレートはどこですか?」
浅葱「ナンバーは群馬ナンバーだったわ。それ以外はわからないから今夜でも調べるつもりよ」
雪菜「わかりました。何か情報がありましたらお願いします!」
浅葱は「群馬ナンバー」と「ロケットバニーのエアロ」をヒントに例のNSXを突き止めることに・・・!
浅葱敗北のニュースは池谷たちにも伝わった!
健二「まずいことになったぞ、池谷!浅葱ちゃんがロケットバニーのエアロのNSXにやられたらしい」
池谷「なんだって!?」
健二「浅葱ちゃんがロケットバニーのエアロのNSXとバトルしてたらしく・・・コース中盤でスピンしたみたいなんだ。」
健二によって事の詳細が池谷とイツキにも伝わる・・・
イツキ「だけど・・・俺は信じてますよ!拓海と雪菜ちゃんならあんなNSXに勝ってくれるって!」
だが、イツキは拓海と雪菜ならあのNSXに勝ってくれると信じた・・・!
池谷「けど・・・雪菜が箱根のS2000とバトルしてからすごいことになったな。」
健二「昨日はロケットバニーエアロのNSXが来るわ、おとといは秋名でロータリーのハチロクとシルエイティがバトルをするわですごいことになってるな」
池谷「ああ、拓海がレッドサンズの高橋啓介に勝ってからナイトキッズの中里から挑戦状を受けたことを思い出すぜ」
雪菜と紗夜のバトルの後から秋名に走り屋が集まってきていることに妙義のR32使い 中里毅から拓海に挑戦状を送り付けたときのことを思い出していた池谷だった・・・
秋名に現れたシルエイティ、ロータリーハチロク・・・そしてロケットバニーエアロのNSX・・・次なる雪菜の戦いは迫ってきた・・・!