ゼノブレイド2 特別執権官補佐   作:青い灰

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  どーも皆様、青い灰と申します。

  黒い龍、ドラクエ、そして今度は
  ゼノブレイドでございます。

  テメードラクエ書けコノヤローって方、
  すみません。

  作者は気まぐれなんです。

  ではでは、どうぞ。



プロローグ

  

アルスト───それは巨大な生物″アルス″を

大地とし、その外は雲海が広がる世界。

 

アルストの中央にそびえる巨大な世界樹が、

今日もアルストを見下ろしている。

 

俺──オウカ・スローンは今日も

机の上で目を覚ます。

 

  

「ふぁぁぁっ……」

 

 

しまった。また職場で寝てしまった。

俺は飛び起き、時計を確認する。

 

6時……良かった。

職場で寝てしまっただけでなく、

遅刻までしてしまっては洒落にならない。

目覚ましとして、俺は机上の茶を飲む。

 

 

「お早う御座います、オウカさん」

 

「ぶふぅっ!?」

 

 

そんな俺の背後から″掛かる筈のない声″が

聞こえ、俺は口から茶を吹き出す。

 

 

「陛下!?」

 

「あははははっ、やはり貴方は面白いですね」

 

「すみません、見苦しい所をお見せしました!」

 

 

俺の背後でにこやかに笑うのは、俺の住む国、

軍事国家スペルビアの皇帝陛下、

ネフェル・エル・スペルビア様だ。

 

一体何故こんな所に──って、ここ職場だった。

 

俺の職場、というか俺の職は、

スペルビアの実質No.3、特別執権官補佐だ。

 

 

「いえいえ、少し用事があったので来てみれば、

 また机上で寝ているではありませんか。

 仕事は良いですがちゃんとベッドで寝て下さい」

 

「う、すみません、陛下」

 

「ふふ、それで、本題ですが、2つあります。

 昨夜、イーラによる飛空艇の襲撃がありました」

 

 

イーラ……国に属さず、雲海に潜み暗躍する

秘密結社だ。

 

 

「成る程、ここ最近多いですね」

 

「ええ、そして、2つ目、

  天の聖杯が発見されました」

 

「へぇ………!」

 

 

天の聖杯と言うのは、

アルストを創った神のブレイドのことだ。

 

亜種生命体、ブレイドの頂点とも言われている。

 

それが発見された。

俺は立ち上がる。

 

 

「同調したドライバーは誰ですか?」

 

「こちらで調べた結果、

 サルベージャーの少年、だそうです」

 

 

サルベージャーと言うのは、

雲海に沈んだ宝を引き上げる仕事人だ。

 

しかも少年ときたか。

ゾクゾクしてくる。

 

 

「そして、少年はイーラと激突、

 中型アルスに乗りグーラに逃亡したようです」

 

「成る程、陛下、早速ですが調査許可を」

 

「ふふ、やる気ですね。

 最初からそのつもりです。

 特別執権官と共に、グーラへ向かって下さい」

 

「ハッ!」

 

「目的は、天の聖杯とそのドライバーの調査です」

 

「了解しました」

 

 

陛下は俺の仕事部屋から退出し、

俺は外出用の灰色の軍服に着替える。

 

俺もドライバーだが、武器は自分のを使っている。

俺は特殊な形状の軍刀を背負い、

上司の特別執権官、メレフを探しに行く。

 

 

 

 

 

これは本当の物語と少し違う、

もう1つの物語。

 





  

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