ゼノブレイド2 特別執権官補佐   作:青い灰

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  戦闘回ですね。
  
  オウカの戦いはイーラ式戦闘です。

  ヤエギリの一人称変更。




vs人喰いのドラン

「"ヒールボルト"」

 

「お、サンキュー」

 

 

まずはヤエギリに軍刀を向け、

エーテル弾を撃つ。

 

するとヤエギリの傷が瞬時に癒える。

回復系のアーツだ。

 

 

「グァァッ!!」

 

「ヤエギリ、まずは俺が前に出るぞ!」

 

「分かった!」

 

 

俺は軍刀を片手で構え、ドランに斬りかかる。

後ろでは、ヤエギリがこちらに手のひらを向け、

力を流しこんでくれている。

 

 

「そらッ!」

 

「グァァァ!」

 

 

ドランの鱗ごと、叩き斬る。

斬る、撃つが出来る俺のオリジナルの武器だ。

 

ヤエギリのサポートのお陰で、

威力は更に強化されている。

 

すると、ここでドランが攻撃に転じ、

前足を大きく振り上げ、その爪で

引き裂きを放って来た。

 

 

「グッ、中々反応が速いな」

 

 

ユニークモンスターは、

その辺の雑魚とは桁違いに強いモンスターを指し、

その全てに異名が与えられている。

 

俺は軍刀で爪をガードしたが、

空中へ打ち上げられる。

 

通常なら、ブレイドとの共闘は

ドライバーが攻撃を主に行う。

そう、通常なら。

 

 

「ヤエギリ!」

 

「任せな!」

 

 

俺はヤエギリと交代し、

サポートに回る。

 

俺は着地し、ヤエギリに軍刀を向け、

強化用のエーテル弾をヤエギリに撃つ。

 

お互いにこれを繰り返し、

敵への攻撃、傷や疲労の回復を同時に行う。

 

まぁ同調したときにヤエギリが、

「あたしも戦いたい!」

と言い出したので、かなりの特訓をして

編み出した戦法だ。

 

 

「はぁッ!!」

 

「ギャゥッ!」

 

 

ヤエギリの大斧はかなりの重さなのだが、

アイツは軽々と片手で振り回す。

 

俺は武器の性質で遠距離から攻撃できるので

援護も可能だったから出来た戦法でもある。

 

俺のサポートもあり、

ドランの体力を削っていく。

 

ヤエギリは斧を薙ぎ払うが、

ドランは大きく跳躍して回避、

ヤエギリが蹴りとばされる。

 

 

「ぐっ、オウカ!」

 

「分かっている!」

 

 

俺はヤエギリへヒールボルトを撃ち、

ヤエギリへの追撃を弾く。

 

相手もヤエギリの攻撃によって

消耗している。

アーツと連携で一気に決めてやろう。

 

俺は跳躍し、飛び上がる。

そして、アーツを放つ。

 

 

「″ロストレイ″ッ!!」

 

 

軍刀を真上から斬り下ろし、

体を回転させ、連続で真横に斬り払う。

 

顔に十字の2連撃を撃ち込み、

ヤエギリの力を借りて止めを刺す。

 

 

「ヤエギリ、行くぞ!」

 

「オッケー!!」

 

 

ヤエギリが飛び出し、大斧で斬り下ろし、

斬り上げの2連撃を放ち、打ち上げる。

 

俺は軍刀にエーテルを込め、

最大出力の雷を発生させ、

ドランを撃ち抜く。

 

ヤエギリの上昇気流が俺とヤエギリを

ドランの真上に飛ばす。

 

 

「「"風雷・桜花八重桐″!!!」」

 

 

同時にお互いの武器を振り下ろし、

ドランを地面に叩き潰す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユニークモンスターは、名を冠する者とも

呼ばれる為、倒した者が墓を作るのが

ならわしだ。

 

俺とヤエギリは墓を作り終え、

話をする。

 

 

「ふーっ、終わった終わった!

  それにしても中々強いヤツだったね!」

 

「今のが中々なのか……それはともかく、

 ヤエギリ、グーラへ仕事だ。

 もうメレフたちを待たせてる。急いで行くぞ」

 

「りょーかい、カグツチ怒らせると面倒だしねー」

 

 

俺とヤエギリは、ドランの墓を背に走り出した。

 




  イーラ式戦闘っていうのは
  ドライバーとブレイドが交代で戦う
  黄金の国イーラでの戦闘方法のことです。

  桜花八重桐(オウカヤエキリ)は
  名前をくっつけただけ。
  考えるのが面倒だった訳ではない。
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