ゼノブレイド2 特別執権官補佐   作:青い灰

4 / 21
  
  飛空艇の中での話。

  タグ編集多いと思います。



巨神獣戦艦、グーラへ

「あら、やっと来たわね」

 

「げっ」

 

「すまん、遅くなったな」

 

 

帝都に戻った俺とヤエギリを、

帝国の宝珠と呼ばれるメレフのブレイド、

カグツチが出迎えてくれた。

 

 

「あら、ヤエギリ、げっ、

 とはどういうことかしら?」

 

「あーなんのことだろうねー」

 

「まぁいいわ、船内でメレフ様がお待ちよ。

 ヤエギリ、あとで言い訳は聞いてあげるわ」

 

 

ヤエギリの反応についてだが、

実はヤエギリ、カグツチがどうも

苦手らしい。

 

まぁとりあえず庇っておく。

 

 

「了解、あーそうだ、カグツチ」

 

「どうしたの?」

 

「タービン付近に″人喰い″がいたろ?

 さっき倒して来たんだ、

 突っ込んだのはヤエギリだが許してやってくれ」

 

「オウカ………!」

 

「……そうね、あれは確かに帝都に来ていたら

   脅威だったし、今回は勘弁してあげるわ」

 

「やった!」

 

 

ヤエギリが俺に抱きついてくる。

辞めろ!お前の馬鹿力は死ぬって!?

 

 

「ぐぇっ!!」

 

「あ、ごめん」

 

「し、死ぬかと思った………」

 

 

マジで。あと柔らかいものが当たってたので

いろいろヤバかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと来たか」

 

「悪いな、遅くなった」

 

 

巨神獣戦艦に乗り込み、

会議室へ向かうと、既にメレフが待機していた。

 

 

「あはは、ごめんねメレフー!」

 

「実はな………」

 

 

俺はこれまでの経緯をメレフに説明した。

 

 

「成る程、よくやってくれたな二人とも」

 

「まぁ、ヤツの被害は大きかったから、

 討伐して正解だったのかもしれないな」

 

「やっぱあたしのお陰だね!」

 

「………まぁそういうことにしておこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、カグツチは船の見回り、

ヤエギリもカグツチについていき、

俺とメレフは会議室でチェスをしていた。

 

 

「………そう言えばお前が

  私の補佐についてもう二年か」

 

「そうだったな、確か陛下が

 暗殺されかけて、俺が助けたんだったか?」

 

「あぁ、あの時は助かったぞ」

 

 

そう、俺は二年前、旅の途中で

インヴィディアに立ち寄っていた、

陛下とメレフに出会い、陛下が暗殺されかけた

ことがあった。

 

俺が成り行きで暗殺者を捕らえると、

俺は半強制でスペルビアへ連行…

ゲフンゲフン案内され、受賞された。

 

結果、俺の腕を見込んだらしく、

陛下のブレイド、ワダツミが

「メレフ殿の補佐をさせては?」

と言ったそうで、

俺は食いぶちに困っていた所を誘われ、

今に至るのだ。

 

 

「そりゃこっちの台詞だよ、

 住まいから飯まで皇宮から

 提供してもらってんだしな」

 

「何故お前の作る食事が皇宮のコックより

  旨いのか私には理解が出来ないのだが」

 

「旅の成果だ。そしてお前の料理技術は

 どういうことだよ。なんで料理が炭になる?」

 

「ぐっ……」

 

 

メレフの料理だが、一度炭が出来上がったのだ。

まぁ自分の料理の下手さを理解していない

何処かの聖杯よりマシだがな。

 

 

「……ふん」

 

「あっ、ちょっ!?

 お前その手は駄目だろ!?」

 

「せめてこちらでは勝ってやる……」

 

「くそっ、負けた!?」

 

「これこそが特別執権官の実力!」

 

「もう一回だ!もう一回!」

 

「駄目だ、グーラについたようだぞ」

 

「ちくしょおぉぉぉ!」

 

 

こうして、俺とメレフはグーラへ到着した。

 





今回のオウカの台詞で分かりますが、
オウカは天の聖杯と面識があります。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。