俺ガイル色々ごちゃごちゃ   作:根王

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 ヒロイン達が葉山グループを断罪する前のお話しです。


重い想い 前編

side 雪乃

 

 何があなたのやり方が嫌いよ。全て丸投げにしておいて私は何を言っているのかしら…文化祭の時の様に自分が傷付くやり方を止めて欲しかったのにどうしてあなたは

 

「自分を大切にしないの」

 

 いえ、その原因を作ってしまったのは私達…由比ヶ浜さんもあの依頼を受けた事を後悔している。修学旅行で起きた比企谷の告白の妨害…文化祭で立場が悪くなった彼がそんな事をすれば火を見るより明らか、でも彼は何も言わない、今日は覚悟を決め話を聞こうとしたけど

 

「やっぱり受けるべきじゃあ…」

 

「あなただけの所為では無いわ。止めなかった私にも責任が…そういえば比企谷君は?」

 

「あれ、来ないね…あたし見てくるよ」

 

「私も行くわ…彼を一人にする訳にはいかない」 

 

 私達は比企谷君を探した。屋上から体育館まで…そして…早く聞こう…彼の口から真実を聞きたい彼はあんな真似をする人間ではない。きっと訳があるはず

 

「あースッキリした~」

 

「ホントざまぁねえな‼」

 

「人の告白邪魔する奴だしな」

 

 校舎の裏に近付くと男子生徒数人を目撃した。嫌な予感がして校舎の裏に回るとぼろぼろの比企谷君を見付けた。そう彼は暴力を受けていた…痣だらけになっていて気を失っている…

 

「ヒ、ヒッキー!?」

 

「…」

 

 思考は疑問と悲しみに溢れていた。

 

 その時、私の中で何が弾けた気がする…起き上がれない比企谷君を担ぎ上げ保健室へと運んだ。ぼろぼろの比企谷君を見て由比ヶ浜さんは泣いている…けど私は怒りを滲ませていた。

 

 彼はひねくれている。でも、本当は優しく頼りになる人だ。なのに…こんな仕打ちは…許せない

 

「あの人達…うちのクラスの…」

 

「待って、彼らの一人が言った言葉が気になるわ」

 

「えっ?」

 

 由比ヶ浜さんの発言で何かに気が付いた。告白の邪魔?あれは葉山君のグループと奉仕部でしか知らないはず…まさか…

 

「そう、そうなのね」

 

「ゆ、ゆきのん?どうしたの?そんな怖い顔して…」

 

 そうあの男は…過去に私だけではなく大切な彼…比企谷君いえ八幡を傷付けるのね?何がみんな仲良くよ。比企谷君を助けようとしない癖に…許せないわ

 

 まずは八幡を守らないと…早速だけど仲間を増やしましょう…

 

「由比ヶ浜さん。あなた、あのグループから抜けなさい」

 

「ど、どうして?」

 

「彼らの話から比企谷君の嘘告白について聞いたわ。この事知っているのは?」

 

「それはあたし達と隼人くん…あ」

 

「そう。あなたのグループの誰かが嘘告白の情報を広めたのよ…」

 

「ねえ…由比ヶ浜さん。あなたは比企谷君を…」

 

 

 

 

「守りたい?」

 

「う、うん。だってヒッキーはサブレを…」

 

「そうよね。私も彼に変えられたわ。姉さんの背中を追いかけて続けたけど私だけの道を照らしてくれたのは彼よ…そんな彼が傷付くのは」

 

 

 

「許せないわよね?由比ヶ浜さん…いえ結衣」

 

 さあ、来なさい…あなたも彼を愛してるのならばこっちに来なさい

 

「うん…でもヒッキーは許してくれるかな?」

 

「大丈夫よ…私は彼を愛してる。結衣も彼を愛してるのよね?」

 

「ヒッキーを…愛する…あたしにそんな資格は…」

 

「大丈夫よ…きっと彼は受け入れてくれる…だから」

 

 

 

 

 

「彼を守りましょう…彼を愛しまょう…彼に愛されましょう」

 

「ヒッキーを守ってヒッキーを愛する…」

 

「そうよ。私達ならできる…だから彼を癒し危害を加える輩に鉄槌を下しましょう」

 

「…うんゆきのん。あたし目が覚めた気がする!そうだよ!あたしヒッキーの事好きだもん!ヒッキーの為なら何でもするよ‼」

 

「ええそうね。私もどんな事もしてあげられるわ…」

 

「「ふふ…あはは…あはははははははっ‼」」

 

 待ってて八幡。あなたが認められる世界を作るわ。私の目的なんてどうでもいいわ。彼に愛されるのなら…手段を厭わないし情けも要らないわね。

 

 それにしても寝顔は堪らないわ…ああ愛しい愛しい私の八幡…もう大丈夫…私達が守ってあげる。

 

 ハチマンヲキズツケルニンゲンハ ミナゴロシニ シテマデモ マモラナキャ

 

 

 

 

 

side  結衣

 

「ふぇ~ヒッキーの匂い気持ち良いよぉ」

 

 ベッドで寝てるヒッキーの胸に顔を埋めるあたし。あぁ~気持ち良いよ~今まで嗅いだことの無い良い匂いだよぉ。

 

 ヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキーヒッキー…

 

 もっと良い事したいけどヒッキーが起きた時にしたいな。キスもしたいけど…そうだ‼ヒッキーの頭を撫でて

 

 

「ねえねえゆきのん‼」

 

「あら何かしら結衣」

 

「ヒッキーから良い匂いがするよ‼」

 

「そうなの、ありがとう…すぅーはぁーええ八幡の匂いがするわ」

 

 ゆきのんもの凄く気持ちよさそう…ちゅうどく?かなヒッキーってこんなに良い匂いがするんだ…それにしても許せないなーあの人達…でもどうしてヒッキーはあんな嘘告白を…姫菜の事好きって感じじゃなかったし京都から帰る時、ヒッキーと居なくなっていたし何か知ってるのかな?

 

「ゆきのん、あたし気になる事があるんだ…」

 

「なるほど…彼女を呼び出して頂戴。それと私にもやることがあるから任せてもいいかしら?」

 

「うん任せてゆきのん♪ヒッキーを守る為なら何でもするよ♡」

 

 あたしは修学旅行の本当の事を知りたい為にあたし達は動き出した…ヒッキーを守る…その目的の為に

 

 

 あたしは早速動いた…ヒッキーの事を何かしら知ってそうな姫菜を屋上に呼んだ

 

「何か用かな結衣?」

 

「姫菜…正直に言って…あたしが自分の気持ちを押し付けちゃったからさ…ごめんね」

 

「結衣…」

 

 あの依頼を引き受けるのは間違っていた…あたしはヒッキーに酷い事を言ってしまった。今日は学校を休んでいるけど安心して来られるように頑張らないと

 

 だから…

 

「それで…ヒッキーに何を頼んだの?」ハイライトオフ

 

「ゆ、結衣!?ど、どうしたの!?」

 

「ヒッキーはね心も体も傷付いているの…どうしてか分かる?」

 

「そ、それは…」

 

「ヒッキーの嘘告白が広まってるからだよ?ねえヒッキーはなんで姫菜に告白したの?どうして?教えて?ハヤクイエ」

 

「わ、わかったよ…結衣…あのね」

 

 

 

「ふーんそうなんだ…ヒッキーを利用したんだ…あたしが悪い部分はあったけどさ…」

 

「それはそれはこれはこれ…だよね?あたしは姫奈の事を信じられないよ…もうグループから抜けるから」

 

「ごめんね…結衣…本当にごめんなさい…」

 

「それはヒッキーに言ってよね…バイバイ海老名さん」

 

 あたしは捨てる…自分にも悪い所あったけどそれはヒッキーを利用して良い理由にはならない。姫菜を置いて次の事をしようと屋上から出たらすれ違い様にとある同期生に会った。ヒッキーに助けられた一人…

 

「雪ノ下から聞いたよ…アタシも混ざっていいんでしょ?」

 

「うんいいよ♪さきさき」

 

 

 

 

 

side 沙希

 

 最近、アタシは比企谷が心配だ…文化祭で相模を泣かせたと聞いたけど何か理由があったと思う。というか相模は教室でくっちゃべっているだけだったし…そして、今日は休んでいる。男子たちの笑みが無性にムカついたけど…何かあったに違いない。アタシは奉仕部に訪れ二人から話を聞こうとした。

 

「失礼するよ」

 

「…待っていたわ。川崎さん」

 

 奉仕部部長の雪ノ下…あの時は良いイメージを持たなかったけど。今は何か違う…

 

「由比ヶ浜は?」

 

「彼女は別件よ…ちょっとお話でもしないかしら?」

 

「別に…ただあいつについて」

 

「だから彼についてお話しましょう…」

 

 座るよう促されて席について紅茶を飲んだ。一息ついた所で比企谷について聞いてみた。聞いてみると…まあ怒りが沸いた。雪ノ下と由比ヶ浜はとても後悔してあいつを守る為動き出してる。

 

「ねえ川崎さん」

 

「何さ」

 

「あなたは彼の事を好きかしら?」

 

「い、いきなり何さ!?ひ、比企谷はスカラシップで助けられたから…それに…」

 

「愛してるなんて言われたから…」

 

「(それは後で聞くとしましょう)」

 

「そうあなたは愛しているのね。彼を…ならあなたは知る必要がある…よく聞いて」

 

 

 

「何それ…あいつは誤解されやすいけどそんな奴じゃあ…‼」

 

「良かったわ川崎さん…ねえ川崎さん?」

 

「どうしたの雪ノ下…?何か手伝って欲しいなら力を貸すけど」

 

「いえもっと大切な事よ…」

 

 

 

「沙希、こっちに来なさい」

 

「こっちって…」

 

「あなたは八幡の事をどう思う?愛してるの?守りたい?あなたの本心が聞きたい…聞かせて?」

 

「アタシは…アタシは…」

 

 

 

『愛してるぜサキサキ!』

 

 

 

「…好きだよ、愛してる…比企谷を助けたいどうすればあい?」

 

「大丈夫…焦っては行けないわ。今は彼を守る為に動いて頂戴…八幡を傷付ける輩から守って欲しいの頼めるかしら?」

 

「任せてそこらの奴よりは腕に自信があるから」

 

「ふふ、お願いね。そろそろ屋上に行けば真実までの糸口が見えるはずだから行ってみなさい」

 

「分かった」

 

 アタシは雪ノ下に教えられた通りに行くと…成る程そういう事…由比ヶ浜とすれ違い。アタシは海老名に近付いて見下ろす

 

「…アンタさ、どれだけの事をしたか分かってる?」

 

「…うん、でも比企谷君なら大丈夫だって思ったし隼人君が何とかすると思ったけど…」

 

「あいつ何もしてないけど?比企谷はリンチに遭って今日は来てないけど?どうしてくれるの?」

 

「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」

 

「ま、元の生活は送れないと思うよ…アタシもアンタの事許せないから」

 

 待ってて比企谷…いや八幡…あんたが平和に暮らせるようにして置くから…それにしてもリンチにした奴絶対に許さない。本気で殺したいけど…取り合えずあいつん家に行ってお見舞いに行かなきゃ…そうだ、愛してくれると言ったくれたって事は…

 

 アタシは付き合っているんだよね?これじゃ彼女みたい…いや満足しないね。そうだ奥さん…八幡の奥さんなんて…素敵…しっかりお世話しないとね?だってアタシは八幡の奥さんなんだもん

 

 

 

 

 

side めぐり

 

 最近、比企谷君の悪い噂が流れてる…告白を邪魔したってそんな子じゃないと思うけど…何か助けになれないかな?思い切って奉仕部に足を運んだ。

 

「雪ノ下さんいるかな~?」

 

「城廻先輩…待ってましたよ来るのを」

 

「?ちょっと聞きたい事があってね時間良いかな?」

 

「はい…何でも」

 

「「比企谷君の噂についてだけど」」 

 

「え!?」

 

「ふふ…分かってましたよ…あなたが私に聞こうとしてる事を…よく聞いてください城廻先輩…」

 

 私は話を聞いて驚いたそんな事になっていたなんて…それにしても許せない…彼は泥を被っても文化祭を成功させてくれたのに…

 

「城廻先輩…ちょっといいですか」

 

「雪ノ下さん。出来る事はない?その話を聞いてね比企谷君を助けたいの?どうすればいいのかな?彼のような人を傷付ける人は許せないんだよね…どうすればいいかな?」ハイライトオフ

 

 あの時に…比企谷を罵倒してしまった…今こそ彼に恩とお詫びをしないと…比企谷君いや八幡君のような正しい人をあんな目に遭わせる人なんて

 

 ここには要らないよね?

 

「なら、一つお願いがあります。そうすれば…」

 

「うん分かった任せてね♪」

 

 

 

 

 

side 陽乃

 

 突然雪乃ちゃんから連絡が来て話を聞いて見ると…隼人がまた馬鹿をやらかしたらしく更に比企谷君がイジメに遭っているという。隼人はどうでもいいけど比企谷君がイジメられてるの気になって雪乃ちゃんから詳しく聞くと…もう呆れたしそれに隼人に怒りが滲んだ。

 

「ふーん…そうなんだ…隼人ね…やっちゃったね」

 

『ええ海老名さんから聞き出した事を裏付けしたいから…協力してくれる?』

 

「勿論いいよ。私もその輪の中に入れてくれるなら…ね」

 

『八幡の事を正しく知ってる姉さんなら歓迎よ…葉山君から話を聞いた翌日に実行したいの…』

 

「大丈夫…隼人は私に嘘は付けないから。ちゃんと聞いておくね。それにしても雪乃ちゃん変わってねぇ。どうしたの?」

 

『私は彼に救われて私にとって大切な人…その人が傷付くのなら…助けるのが当たり前でしょ?それにあの男は私を二度も裏切った…私は八幡を守るなら何だってするわ。その覚悟もある』

 

「そう分かった。後はお姉ちゃんに任せなさい♪」

 

 雪乃ちゃんとの電話を切ってあの馬鹿を呼び真相を話させる。隼人…結局は成長していないんだね…みんな仲良くを掲げている癖にいざとなったら切り捨てる…雪乃ちゃんの時も比企谷君も結局は今の立場を失いたくない自分可愛さに走る。聞けば比企谷君が酷い目に遭っているのにヘラヘラと笑って過ごしてるようだね…

 

「何のご用ですか?陽乃さん」

 

「聞きたい事があってね~比企谷君の状況についてだけど…」

 

「えぇ、心が痛いです…俺に何かできる事はないですかね?」

 

「そりゃ簡単だよ。隼人がね」

 

 

 

「修学旅行の真実を言えば良い話だよ?」

 

「!?そ、それは…‼何でそれを!?」

 

「比企谷君を助けようとする雪乃ちゃんとガハマちゃんがあんたのグループの海老名という娘を問いただして知ったようだけど?あんたは何か言う事は無いの?」

 

「…」

 

「困ったらだんまりとはね…あんたさ…自分がした事の大きさって理解してる?」

 

「してるさ‼だから俺はこの状況を…‼」

 

「できないでしょ?あんたは少数を切り捨てる人間だからね。雪乃ちゃんの時がそう。あれでしょ周りから失望されるのが怖くて言えないんでしょ?言ったら自分の失態がバレるから」

 

「くっ…」

 

「何その顔…一番辛いのは彼なのよ!?ふざけてるのも大概にしなさい卑怯者‼もうあんたの顔なんて見たくないから…明日何も起きなければいいね」

 

「ま、まってください‼な、何をするんですか!?陽乃さん…‼陽乃さん‼」

 

 隼人が呼び止めるけど無視して雪乃ちゃんのマンションに寄った。ここには比企谷君いえ八幡君に救われて好意を持つ女の子が集まっていた。雪乃ちゃん、ガハマちゃんに川崎ちゃんとめぐりもいた。そうか、めぐりも気付いたんだ彼の魅力に

 

「姉さんどうだった?」

 

「思ってた通り…もう救えないね隼人は…ガハマちゃんはいいの?」

 

「ヒッキーの事が大好きなんで…ヒッキーの考えを利用した二人を許すつもりなんてないです…あたしはあのグループを捨てる。そしてヒッキーと一緒に居る‼」

 

「そっか、でも独占は許せないよ?明日決行だね…」

 

 

 

 

 

「八幡を傷付けた連中に恩返ししなきゃね♪」

 

 

 




 次回は後編、その次は陽乃と沙希の話になります。
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