俺ガイル色々ごちゃごちゃ   作:根王

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 今回は短め…次回は戸塚編。とうとうあいつが登場…八幡に認識してもらえるかな?


彼は夢を語らないが夢見る彼の背中を押す

「んで断りも無く入ってきたと…」

 

「ふっはははははっ‼八幡よ。我の頼みを…」

 

「俺帰るわ」

 

「待って待って‼お願いします‼神様仏様八幡様ぁ‼」

 

「俺は西鉄のピッチャーかよ…」

 

 さかのぼる事数分前の事だ。雪ノ下と由比ヶ浜が奉仕部に立ち往生していた。

 

「何してんの?」

 

 声掛けたらビックリしてやがんの。急に声を掛けたのは悪かったけどよ…そこまで驚くなよな…話を聞くと誰かが奉仕部にいるそうで、立ち往生していた。そんで俺が来てビックリしたようだ。やっぱり失礼だなこいつら、そんで俺が強行突破すると材木座だった。そして、この状況である。

 

「その前に何も断り無く入ってくるなよ…お前。俺の次に不審者なんだからよ」

 

「あら自覚していたのね。確かに比企谷君の次に不審な人物ね」

 

「確かになんでコートと手袋なんてしてんの?怪しいし」

 

「まあ…なんだ…こいつは中二病つってな。妄想が激しく痛々しい奴だと思え、ついでに言うと豚みたいだが中身はチキン野郎だ」

 

「は、八幡酷いぞ…確かに的を得ているが」 

 

「はぁ…取り敢えず座れよ。依頼は何だ?」

 

「実はだな…」

 

 

 

「「「原稿を読んで欲しい?」」」 

 

「そうだこの剣豪将軍の依頼である‼さっさこれを読んでくれ」

 

 鞄から原稿用紙をドサッと置いてきた。えっこの量を読むのか…勘弁してくれよ。

 

「比企谷君」

 

「何だ?」

 

「剣豪将軍とは…何かしら?」

 

「ペンネームみたいな物だと思ってくれ…」

 

 そのあと材木座の振る舞いに容赦ない指摘をしたじたじになる材木座…

 

「というか小説サイトに投稿しろよ。作者にも黒歴史があって消そうか迷ってるぐらいなんだからよ…何を言ってるんだ俺は…」

 

「まあ読めばいいのね?」

 

 この時の俺は思った…

 

 雪ノ下の方が容赦がない、とその的中は見事に当たる事は後日知るよしがなかった。

 

 

 

 

 

「何だこれは…明日死ぬぞあいつ…」

 

 原稿読んだけど意外に長くて眠い…由比ヶ浜が勢い良く挨拶してきたけど…さては読んでないな?俺が突っ込む視線を合わせないし汗はかいてるし…

 

「おい…読めや」

 

「す、すみません…」

 

 部室に着いて雪ノ下と合流し材木座を待つ。

 

「たのもーーーぅ‼」

 

 こいつも元気だなおい…早速だが三人で感想を言うことになった。尚、俺は由比ヶ浜に絶賛読ましている。貴様も苦痛を味わうがよい

 

 一番手は雪ノ下

 

「つまらなかった。読むのが苦痛ですらあったわ。想像を絶するつまらなさ」

 

「げふぅっ!」

 

 ド直球にぶっこんできたな。バッドをへし折るばかりのド直球な感想に材木座の心を抉る。この女、本当に容赦ねえな…ワンアウト

 

 二番手は由比ヶ浜

 

「む、難しい言葉をたくさん知ってるね」

 

「ひでぶっ!」

 

 oh…ツーアウト。というか評価してすら貰えないとか…それにしてもこいつどんだけ漢字読めないんだよ…

 

 三番手は俺…よし

 

「で、あれって何のパクリ?」

 

「ぶぶっ!?ぶ、ぶひ…ぶひひ」

 

「逝ったか」

 

「あなたが止めを刺したのよ?」

 

「ヒッキーも容赦無い…」

 

 スリーアウトゲームセット。机に突っ伏している材木座に寄り添う。

 

「材木座…確かにつまらなかった。けどお前の努力は認める」

 

「は、はちま~んっ」

 

「今度はお前だけの小説を見せてくれよ…俺はお前の夢を叶える事はできない。けどお前の背中を押すことはできる」

 

「また読んでくれるか?」

 

「時間があったらな」

 

 何か決心した材木座を見送って残りの時間を潰している。由比ヶ浜が携帯の手を止めていた

 

「ヒッキーってさ…」

 

「ん?」

 

「誰ともつるむことはないけどさ…何か助けてくれるよね」

 

「そうね。話すのは苦手って聞いたけど…心に引っ掛かる言葉を掛けてくれるわね」

 

「まあなんだ。話すのは苦手だが無口という訳ではない…過去に色々あったんだよ」

 

「何があったの?」

 

「…あまり詮索しないでくれ気分が悪い話だ」

 

「そう…今は聞かないでおくわ…今はね」

 

 察してくれて何よりだ。正直言うと俺は材木座が羨ましく思っている。夢を叶えようと努力する…その姿だけでも羨ましい…しかし、その羨ましいさが劣等感を生み嫉妬、憎しみを駆り立ててしまう。

 

 だが俺の贖罪の道はまだ続く…

 

 

 

 

 

side 平塚

 

「それでは息子を今後ともお願いします」

 

「は、はい任せてください」

 

 比企谷の母が丁寧に頭を下げるので私も深く下げる。それにしても…そんな過去が…これ程人が醜いとはな…

 

「比企谷…君は一体…」

 

 そんな問いかけも消えてしまう。知ってしまった彼の過去…だから彼は  

 

 

 

 贖罪の道を選んだのか

 

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