尚、世界観は現実世界のエースコンバットインフィニティにしました。別の設定では『5』の物がありましたが設定が多くなりやすいので断念しました。
そして、テーマは真実知った時に前に進めるかです。真実を伝えられず転校し後悔した八幡が生まれ変わる為、『サイファー』と名乗りパイロットになる作品です…
俺ガイルとエスコンの割合は7:3ぐらいの予定です。
あなたは認められますか?真実を知った時、あなたの認識が間違えていた時。あなたは向き合える事ができますか?悪意に塗れた人間だと思っていた人物が多くの人を守る為に戦っていたら?正しいと思っていた人物が真実を隠していたら?もう一度聞きます。あなたは真実を恐れず向き合う事ができますか?
side 八幡
あの日の真実を伝えられず転校して3年経った…俺は結局臆病者だった。何も言えなかった…ユリシーズの災厄から20年様々な武装勢力により日本も平和とは言えなく親父の提案で新首都になった生まれ故郷の千葉から他県へ移り住む事になった。こんな自分が嫌いになった…
転校してから俺は高校を卒業した。だが、やりたい事が見つからず大学へと行かず仕事に就くことにした。親父に迷惑を掛けてしまったので重労働でもいいのでどこかで働こうと思った。
小町とお袋はひっくり返そうなぐらい驚いていたけど…そして、とある会社に運良く就職できた。PMCの『ホワイトガードセキュリティー』という会社だ。最近できた企業で人材を募集中だったらしいので早速応募した。希望は後方支援だ。銃とかそんな物を使ったことはない。できる事は物資を運ぶぐらいだろうな。このまま平和に倉庫整理の仕事に就けそうと思ったのに…
意外な人物の再会にハチマンビックリ。入社して翌日に社長に呼び出されびくびくしながら社長室に入ると…
「ひゃっはろー!ヒキガヤ君、ひっさしぶり‼」
「ゆ、ゆ、ゆゆ、雪ノ下さん!?ホワーイ!?ドウシテー?」
Youどうしてここに!?というか何だその服装は?
「あっ私?ここの社員だよ。雪乃ちゃんが実家に戻って来たお陰で私にも自由が増えてね…お母さんと言い合ってパイロットになったの。この会社の航空機部隊に配属されるんだよ」
「そうすか…俺はただどこでも」
「ふーん…比企谷君さ…」
「飛んでみない?」
「いや結構」
「ちょっとだけ!先っちょだけでも…」
「いやどの道飛んでますよねそれ!?」
「だってー!一人寂しく飛ぶなんて私やだよ!?」
「いや知らないっす。通信とか無線の話相手ならなりますけど…」
「もう…馬鹿‼ボケナス‼八幡‼」
「最後、悪口じゃねえ‼しゃ、社長止めて下さいよ」
「済まないが…ここは雪ノ下グループの傘下の会社でね…社長令嬢からのお願いとなると…」
「というかそんな早くにパイロットになれるんですか?大変だと聞くんですけど…」
「実はユリシーズによる被害で軍事予算が復興に充てられ軍縮したのは知ってるだろう?顧客を失った軍需産業は民間軍事会社に売り込むようになる。だがそれを扱う人間が足りなくなってしまった。そこで世界各地にはそれを扱う人材を養成する施設があるんだ。君もまだ18歳だから入ろうと思えばなれるかもな」
「どれぐらいでなれますかね…」
「うーん、個人差かな?陽乃君は大学在学中に養成所入りで3年だね。大体3年でなれるように効率化したカリキュラムが組まれている。」
以前よりも門が広くなったのか…凄いな。
「まあ試しで…」
「分かった…ここだけの話だが君断ったら彼女の権限で解雇されてたかも…」
「ま、魔王だ…」
「な に か な ?」
「「何でもございません」」
うわ怖い。てか社長のビビりぶりが半端ない。俺も震えが止まらないけどな‼こうして、俺は戦闘機パイロットの道を歩む事に…というか歩まされた。人生何が起きるか分かったもんじゃないな
「それと家の都築が分かりやすく教えてくれるよ。あの人元空自のパイロットで三佐、『クローバー1』だったらしいけど」
えっ都築さんってあの運転手の?あの人、元戦闘機パイロットだったのかよ!?意外だわ…
2年後
新首都・千葉 エリアJ1E
side 小町
久しぶりにここに帰って来た気がする。お兄ちゃんと小町が生まれた地でもあり、お兄ちゃんが傷付けた忌々しい地でもある。私は大志君に会いに来て報告会のような事をしている。他にも沙希さん、戸塚さん、材木座さんも一緒だ。お兄ちゃんが良く来てたサ〇ゼに行くと4人が待っていた。
「大志君、皆さんお久しぶりです」
「比企谷さんどうぞこっちっす」
大志君に席を譲って貰い。兄の現状を伝える。今、茨城の方で戦闘機パイロットの練習生になっている事とそうなった経緯も…陽乃さんって本当に魔王だな思った。お兄ちゃんの言う通りだったよ…お兄ちゃんが就職するって言ったショックよりも大きかったよ…お父さんはコーヒーを噴き出してお母さんは持ってた皿を落として私は気絶仕掛けたよ…
「…という事です。集まって貰ってすみません…」
「気にしなくていいよ小町ちゃん。八幡が元気で良かったよ」
「八幡が戦闘機パイロットか…あやつは変わろうとしているのか」
「はい、お兄ちゃんはもう一度生まれ変わろうと『サイファー』と名乗ってます…一度零からスタートして…後、模擬戦のスコアが零…」
「それは笑えぬぞ…相棒…」
「アタシさ…バイト先で会ったんだあいつに」
「そうだったですか!?沙希さん」
「うん、何か東京に来ていてアタシのバイト先の店に来たんだよ。若い年上の外国人の人も居たけど…」
「良かったら詳しく…」
聞こうとした瞬間、携帯から緊急事態を知らせるアラームが鳴り響いた。その内容は…
『正体不明の武装勢力が新首都千葉へ攻撃を開始。当域でお住まいの皆さまは国が指定した避難所へ向かってください』
「こ、これって…」
「兎に角避難するよ‼大志、小町をお願い‼アタシはけーちゃん達の所に‼」
「わ、分かった姉ちゃん‼気を付けて‼」
百里基地
side 八幡
『何が起きたんだ!?』
『千葉に武装勢力確認‼スクランブルだ急げ‼』
『309飛行隊行くぞ‼』
「嘘…だろ…」
俺は固まった。今日は小町が川崎や戸塚達に会いに行ってるはずだ…巻き込まれてるんじゃ…それに同窓会であいつらも…
「比企谷君?比企谷君‼」
「は…るの…さん?」
「しっかりしなさい‼助けに行くよ‼」
陽乃さんに覚まされ何とか気を保つ。行きたいのやまやまだが…まだ俺は
「…といっても俺はまだ訓練生ですが…」
「大丈夫私の僚機として飛べば大丈夫だよ。F-1じゃあ古いけど…あの人に鍛えられた君なら大丈夫だよ」
「分かりました。行きましょう千葉へ…それにあいつらに真実を伝えないといけませんしね」
「そうだよ、さあハンガーへ行こう。準備出来てるって」
俺達は急いでハンガーへ向かい。ヘルメットを着用してコクピットへ入りキャノピーを下ろす。火器管制やエンジン、主翼に異常が無いか確認したら滑走路へ向かう。まずは陽乃さんSu-27が先に出発する。TACネームは
『ヒートヘイズ出撃します』
陽乃さんの機体は段々と加速し空へ上がって行った。俺は後を追うようにF-1をタキシングして滑走路手前で待機する。初の実戦だ…操縦桿が握る手に汗と震えが止まらない。
『サイファー空いたぞ』
「ひゃ、ひゃい‼」
『落ち着け。大丈夫だお前なら行ける…必ず戻ってこい』
「勿論です。大切な妹と友人…伝えたい奴らがいるんです死ぬ気はありません‼」
『よく言ったぞ行ってこい‼』
滑走路に入り加速する。十分な速度が出たら機首を上げ陽乃さんの後を追う。炎の風のエンブレムを見つけると不思議と安心感が沸く。それに握る操縦桿に震えが無くなった気がする。
「こちらサイファー。新首都千葉へ向かう行きましょう…陽乃さん」
『そうね。雪乃ちゃん達避難してるかな…まあどっちでもいいけど』
side 雪乃
避難勧告が出て、避難所へ逃げ込んだ。由比ヶ浜さんと一緒に。あの日から私は全てを失った気がする…信頼も夢も姉さんから知らされた真実から逃げた結果。私達は比企谷君を失った…それ以降の奉仕部の依頼は失敗続きとなり廃部になった…母から呼びだされて奉仕部での不手際と比企谷君への仕打ち等で私は実家で暮らす事を余儀なくされた。仕事を手伝うようになった。これが姉さんがして来た事…何が世界を変えるだ。人を変えるだ。正しい事を求め続けた結果、私は多くを失った。大学には通っているが…卒業したらどこで働くかは決まっていないこんな状態では本家でも雇用してくれないだろう…
「ゆきのん…」
由比ヶ浜さんはあの後、グループから抜けて比企谷君を失った寂しさと悲しさを分かち合っていた…別々の大学だが今も二人で暮らしている。
ラジオやテレビを見るけど、どれも戦闘機が飛び交っていた。もしかしたら姉さんも?私が実家を手伝うようになってから姉さんの自由が増えた…結果、パイロットになっていた。母さんは危険な仕事に就いて欲しくないと訴えたけど、姉さんが怒り泣きながらも自分の本心を伝え母さんを納得させた。
私もあんな風に本心を伝えていれば…彼を…彼を失わずに?そんな風に考えていたら見覚えがある人達がやって来た。そう…彼女だ。
「あ、あなた達は…‼」
私達の顔を見て怒りの形相になった彼女が居た。その周りの人も…一人は同じく怒りを…一人は哀れみを…一人は悲しみを…
「こ、小町ちゃん」
「あなた方に名前で呼ばれたくありません‼この裏切り者‼」
「…」
こう言われてもしょうがないのだ。だって私達は彼を信じる事をできなかったから押し付けてしまったから裏切ってしまったから…拒絶されても仕方がない…そう仕方がないの…姉さんが私を憐れんでいる顔と言葉を思い出す…
『雪乃ちゃんって馬鹿だね?つまらない意地で彼を手放すとか…馬鹿でしかないよ。バイバイ雪乃ちゃん』
そうね…私は…愚か者なのだから
「や、やあ君達も…いたのかい?」
「…何の用かしら葉山君」
「その見かけたから…」
「そう…」
「まだ居たんですか。この千葉に」
葉山隼人。真実を知った私と由比ヶ浜さんは彼を拒絶、拒否した。そして、私は恨んだこの男をこの男の所為で私は彼を失ったのだ。何が仲良くだ…比企谷君に全て押し付けてあなたが何を…
他にも三浦さんや戸部くん。元F組の生徒達も居て比企谷君の妹である小町さんに注目する。それを守るように戸塚君と材木座君が小町さんの前に立つ。
「小町ちゃん。そのあの」
「話さなくていいです。自分から真実を言えない嘘つきの言葉なんか要らないです」
「…くっ」
何を悔しがっているのかしら…理由はどうであれ真実を早く話さなかったあなたが悪いのに…そんな時にラジオから何かの会話が聞こえてきた。ラジオの周波数を合している人がさらに調整すると声が鮮明になる。
『…が…せ…して…。そ…はど…すか?』
『こっ…だよ…をつ…て』
何の会話だ…でも聞いた覚えがあるような…
『それよりも小町は大丈夫なのか…それにあいつらも』
『この状況だと殆んどが避難してると思うよ。ん?あれは幼稚園のバス?』
『このままだと危険ですよ。俺達で守りましょう』
『そうだね。私達にできる事をしようか。あのバスが無事に避難所まで辿り着けるように守りましょう』
『了解。武装ロック解除…目的を達成する』
この声は聞き覚えがある。姉さんと彼の声だ。もう聞けないと思った声…それがもう一度聞けるなんて…
葉山君も他の皆も驚いている。だが中には…
「ヒキタニが戦闘機パイロットって…」
「嘘だろ?あんな奴が…」
「なんか噂と違うじゃないか?だって逃げ遅れた人を助けるなんて…」
「というか誰がこんな噂流したのかな?ヒキタニ君とても良い人じゃん」
「おい嘘付いたのか。大岡、大和」
確か葉山グループの…もしかして二人が彼の悪い噂を?
『そこのバス運転手聞こえますか?こちらサイファー。あなた方を避難所まで護衛します。どうぞ』
『ありがとう…園児と大人合わせて30人が乗ってるんだ守ってくれないか』
『分かりました。我々が空から守ります…イーグルアイ』
『分かってる。ヒートヘイズ、サイファー。君達はバスを守りつつ敵機を撃墜せよ敵ての中に攻撃機や爆撃機も確認された注意せよ。発見次第撃墜せよ』
『『ウィルコ』』
エスコン知らない人の為に簡単な説明です。無敵艦隊を沈めた人は見なくてもOK!
都築さんの設定はX2で登場した航空自衛隊の都築三佐がモデルです。
サイファーはzeroの主人公のTACネーム。今回は八幡が零から生まれ変わりたい事と模擬戦でスコアが0だった事から
ユリシーズって何?エースコンバットシリーズで登場する隕石です。この隕石の落下により様々な問題が起きて戦争の火種になります。
新首都って?インフィニティの世界では東京は首都ではなく何処かに移転しましたが作中でどこは明言してないので都合上千葉に移ってもらいました。