俺ガイル色々ごちゃごちゃ   作:根王

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 どうも何とか書き上げました。待っていた小町といろはです。待たせて本当にすまないと思っている。




もう救えない

side 八幡

 

 今日から彼女達によるお世話という名の「管理」が始まった。俺に引っ付く雪ノ下、今日は両親が遅く帰るので会う事は無かった。風呂に入ってる間、小町と話していたようで風呂を出たら雪ノ下は帰っていた。少しは静かな夜に成りそうだな。小町に感謝だな。

 

 しかし、大人しく帰って行ったのは凄く気になるな…明日は何も起きなければいいが。というか明日は誰になるんだろうな…

 

 

 

 

 

side 小町

 

 今日はあの人を追いやる事が出来た。あの人達は私を傷付ける事はできない。それはお兄ちゃんが悲しむからだ。あの人達はお兄ちゃんを悲しませる事はしたくないはず、だから私はこうやって体を張る。そうすることであの人達に牽制する事ができるから…あの時の会話を思い出す…

 

「いい加減にして…」

 

「あらどうしたのかしら?小町さんなにか起きて?」

 

「惚けないでください。お兄ちゃんの部屋にカメラ仕掛けてたのはあなたですよね?雪乃さん」

 

「…流石は小町さん。姉さんの計画に気付いていながらどうして反対するの?私達は八幡を守る為にしてるのに」

 

「分かっています。でもっ‼」

 

「あなたは分かるかしら?学校で彼がどれだけ苦しんでいたかを…確かに彼のした事はとても褒められないけれど人を救ったのは事実…私も彼に進むべき道を照らしてくれた…でもあの無能共は彼を傷付けた。彼がどれだけ有能な人間なのかを知らず、だから思い知らせてやったわ…彼にした事の3倍以上苦しんでもらったの。居場所を奪ったのならそれ以上に居場所を奪う。彼を傷付けたのならそれ以上に痛い目に遭ってもらう…彼らもいい勉強になったでしょうね。ふふ…」

 

 修学旅行の後、お兄ちゃんは酷いイジメに遭っていた…どうにもできない助けられない私はただ見る事しか出来なかった。そんな中、雪乃さんのお姉さんの陽乃さんを始めとするお兄ちゃんを守ろうとした人達がいた。お陰でお兄ちゃんへのイジメは無くなったけど…

 

 その代わりに雪乃さん達のアプローチが激しくなった。最初は気のせいかな思ってけど沙希さんが家に出入りする度に不審に思い…その背景に陽乃さんが関係している事が判ったので思い切って直接聞いてみた。

 

 聞いて後悔したけど…結衣さんも3年生の人も狂った。お兄ちゃんの事を思ってくれているのは感謝だけど…

 

「だからと言ってお兄ちゃんに精神的な負担は許しません。助けてくれた事に感謝しますけど…これだけは覚えて置いてください」

 

 

 

 

「兄をこれ以上傷付けるような真似をしたら絶対に許さない」

 

「…」

 

 雪乃さんを睨みながらこの言葉を吐き捨てた。だけど雪乃さんは私の睨みなんかに動じず冷たい目で私を見下ろしていた。

 

「…今日はここまでにしとくわ。本当が八幡と添い寝したかったけど…」

 

 あなた達が添い寝なんかしたら間違いなく既成事実を作るでしょう!?それだけ防げないと…まだ10代で叔母さんになりたくないよ…雪乃さんの背中を向けこの家を後にした。お兄ちゃんに対するせめての償い…できる限りの事をしないと…願わくは元通りに…

 

 

 

 

 

side 八幡

 

 今日も彼女達から攻撃をブレイク(戦闘機の回避行動)しつつ、昼休みまで持ちこたえる。長く苦しい戦いだった…実はとある人物に呼ばれている彼女達の眼をかいくぐりながら校舎裏へと場所を移す。そこに待っていたのは

 

「よう待たせたな…」

 

 

 

「葉山」

 

「やあ…待っていたよ」

 

 坊主頭から髪が少し伸びた葉山がいた。何だよ普通にイケメンじゃないかぼっちだけど…今日机の中にこいつからの置手紙があった『話がある』これだけだったが俺は何か伝えたい事があると睨んでいる。

 

「で?何の用だ早く言え」

 

「ああ…お願いがあるんだ…俺のグループをもとに」

 

「無理だ」

 

「ど、どうして?頼む…あの頃に戻りたいんだ…頼む‼」

 

「…無理だ」

 

「なんでなんだ!君も戻りたいだろ!?修学旅行前のクラスに!頼む‼元に…」

 

「だから無理だ。分かるだろ?雪ノ下さんが背後にいる限り俺もお前もクラス全員は元に戻る事はないし俺もどうにもできない…」

 

「そんな…」

 

 あんな雰囲気で良く言えるな…というかあいつらにバレたらどれだけ危険か分かっているのか?項垂れる葉山に俺はこの言葉を掛けた…いやこれしか掛けられなかった

 

「諦めろ葉山…お前は戸部と海老名さん、三浦の信頼を裏切り…そして彼女達の怒りを買っちまったんだ。俺でも止める事しかできない。もう戻らないんだよ…葉山」

 

「それにお前が俺に自己犠牲のようなやり方までに事態を悪化させて彼女達の逆鱗に触れたんだ…恨むなら自分を恨むんだな」

 

「あぁ…俺はただあのグループを…守りたかっただけなのに…うぁ」

 

 もう救えない…お前も俺も…救われない

 

 

 

 

 昼休みが終え放課後になる。葉山はあの後から死人のような顔をしていた。もう無理だろうな…彼女達の牙に掛かってしまった人間達を見ればどうなるか分かるはずだ。だから俺に不用意に近付くと危険という事が周囲に知られている戸塚と材木座がよく心配してくれてるが…二人にはあまり俺との接触を避けるように言ってある。

 

 奉仕部にて…今日は雪ノ下と由比ヶ浜、川崎がいた。相変わらずやっばい目をしているが

 

「えへへ…ヒッキー」ギュ

 

「…」プルプル

 

「…チッ」

 

 あっこれは…修羅場ですね?誰か防刃防弾チョッキと衛生兵を用意してくれませんか?怖い

 

「邪魔するぞ」

 

 ノックして入って来たのは平塚先生だ。

 

「ちょっと頼みたい事があってだな」

 

 平塚先生からの依頼…それは

 

「えーと…お前が生徒会長になるのを防いで欲しいと」

 

「そうなんですよーいつの間にかこうなっていてー」

 

 平塚先生に促されて部室に来た一年生の一色いろは。サッカー部のマネージャーでよく葉山と交流があり、悪乗りで立候補されたらしい…それにしてもこいつあざといな…そんでウザイ。

 

「ごめんね~八幡君?ゴミ…イケナイ人達をちょっとお灸を据えてる時にね。選管をちゃんとやっていれば…」

 

「いや城廻先輩の所為じゃありませんよ。一色…お前普段からその猫被った態度を取っているのか?」

 

「なっ!?猫被りってなんですか‼失礼ですよ‼」

 

「いや、お前あざといからそれわざとだろ?それでクラス女子に反感を買ったんだよ。自業自得だ」

 

 俺がわざと一色の応援演説で不信任にさせ落選させる…なんて事をすれば彼女達は決して許さないだろう。それと城廻先輩?それお灸を据えるレベルじゃないです。処刑です。

 

「…あー分かっちゃいましたか?先輩って意外と観察眼が鋭いんですね」

 

「まあー色々あってだな」

 

 日頃からこいつらの動きとか表情とか見て危機を可能な限り回避してるからな。それに陽乃さんの仮面より薄いんだお前のあざといマスクぐらいシールを剥がすぐらい簡単な事よ。

 

「ちょっといろはちゃん…近すぎだしヒッキーに」ハイライトオフ

 

「そうね…ちょっと…彼に接近し過ぎね」ハイライトオフ

 

「アンタ…調子に乗ってるよね?」ハイライトオフ

 

「ちょっとこれ以上は…ねぇ」ハイライトオフ

 

「ひ、ひぇ!?」

 

「エ、エエ、エスケープッ‼」

 

 一色に対して交戦の態勢に入った彼女達から逃がすべく一色の手を引いて部室から退散、平塚先生は呆気に取られていた。取り敢えずひたすら逃げて靴に履き替えて更に逃走…

 

 あっお世話係が後で来るから俺死んだわ。すまん…小町、親父、お袋、戸塚…材木座は知らん。

 

 

 

 

「せ、先輩!?何ですかあの人達!?とんでもない殺気は‼」

 

「お前さ…こんな噂を聞いてるか?一人の男子生徒に危害や接触すると危ない目に遭うという噂を…」

 

「え?もしかして…先輩ですか?その男子生徒って…」

 

「そうだ。悪い事は言わない彼女達の逆鱗に触れない事だ。俺に過度に接触する事、危害を加える事…したら学校に居られなくなると思え」

 

「…マジですか?それ」

 

「おおマジだ…ただお前の依頼を蔑ろにするつもりは無い…後日、解決方法を考えておくかた待ってろ」

 

「わ、わかりました。でも、どうやって連絡しますか?携帯で」

 

「駄目だ。毎回チェックされる。悲しい事に家族と彼女達と数少ない友人しかないからお前のアドレス入った瞬間俺が死ぬ。そこで手紙のやり取りだ見たら捨てる良いな?」

 

「はい…分かりました。その怖くないんですか?何で逃げないんですか?」

 

 確かに周りから見ればそう言いたくなるだろう。食事に体液混ぜる別の飯テロを起こすし、学校ではあんな風にされるしお世話とか言って管理される。普通なら逃げたい…でも逃げられない。

 

「もう…手遅れだ。せめてもの償いだろうな…自己満足だが」

 

 もう一つ言っていないが雪ノ下さんの事だ。どこまで見つけに来て…駄目だ想像したくない。あの人を怒らせたら最後…俺は彼女達の物になるんじゃねえか?

 

「そういう事だ…じゃあな‼気を付けろよ‼」

 

 一色と別れ帰宅した。玄関の靴を確認したらあらビックリ知らない靴を発見…来るのが早すぎません?待っていたのは由比ヶ浜だった。

 

「ヒッキー‼」 

 

 俺を見つけた瞬間にルノ〇ールロケット…じゃなくて、ル〇ージロケットでもなくサブレばりの突進をかまして俺氏ベットの上でダウン。だが、即リカバリー。だって、ベットの上で失神したら彼女達からナニをされるか分からん。それに目の前にいるのは発情した犬だからな…マジでヤバイ。

 

「由比ヶ浜」

 

「な~にぃヒッキー♡」

 

「ハウス。俺の部屋から出ろ」

 

「何言ってんのここが帰るべき場所でしょ?」

 

「お前こそ何を言っているここは俺ん家だぞ?」

 

「もうヒッキーったら、この先あたしも…」

 

「もう帰れよお前」(泣)

 

 

 

 

 

side 葉山

 

 俺はある人から逃げている。だが、捕まってしまった…椅子に縛り上げられ身動きが取れず口も塞がれている。必死に抵抗するが無駄だった…

 

 やばい!このままだと本当に‼

 

「隼人さぁ…自分が何をしたのか分かっているの?」

 

 俺は首を横に振り続けた。やましい事なんて…俺はあの5人に近寄っていないはずなのに比企谷との接触は見られてないはずだ!何故なんだ!?

 

「だから八幡君になんで話しかけたの?死にたいの?雪乃ちゃんは物凄く怒ってるよ?」

 

 陽乃さんに口を塞いでいたガムテープを思いっ切り剥がされた。

 

「いっ!?…お、俺はただグループを元に戻したかったんだ‼別に彼に危害を加えようなんて微塵も思っていません‼」

 

 俺は正直に答える。お願いだ!信じてくれ‼ただグループを再建して欲しいと頼んだだけなのに…

 

「うんギルティ♪」

 

「へ?」

 

「もう無理でしょうにあんたとあのグループは八幡にとっては疫病神みたい物だからね証拠としてあの二人が八幡の悪評を広めてイジメを悪化させてあんたはグループを守ってくれた恩人に何もしない…」

 

 

 

「隼人…あんたはただの屑だよ。みんな仲良くなんてできない…証明されたでしょ?それに過去に色々聞いたよ。ただ状況を悪化させようとして八幡が後始末する。ただの馬鹿じゃん…もういいよ今回は特別に許してあげる」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

「ただし…条件付きだぞ♪」

 

 

 

 

 

翌日…

 

side 八幡

 

 由比ヶ浜のメロメロを躱しつつもガハマメロンにやられそうになった俺だが無事に生還。切れた小町が由比ヶ浜を自分の部屋に連れて行って寝かしたらしい。ありがとう小町…お兄ちゃんの貞操は守られたよ…ところがどっこい朝、登校する時、右腕をがっちりホールドされました。呪いの装備かよ教会行かなきゃ…と思ったが川崎が急に現れては左腕をホールド…俺は犯罪者か!?

 

 ホールドされたまま教室に入ると珍しく葉山の姿は無かった。遅刻か?あいつもするもんだな

 

 

 

 

 なんて呑気に考えていたら担任から衝撃の一言が…

 

「えー葉山は本日を持って他県へと転校した」

 

  

 

 

 

「マジで?」

 

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