こんにちは、アレクシア・デグレチャフ魔導少尉候補生です。
「さて、糞のような無能諸君」
...ターニャがお怒りです。
無能な二号生のゴミ共が。私達を子供だと侮るのはまだしも、一応は上官に当たるというのに。
「48時間以内に、申告せよという私達の忠告が難しかったことは詫びよう。」
ターニャは優しい。無能にさえ、配慮することができる。
私は、私の大切なターニャをバカにされたことに、今すぐにでも八つ裂きにしてやりたいくらい燃え滾っています。
そんなことをすればターニャにも迷惑をかけてしまうので、しませんが。
「諸君に、頭脳が存在すると、確認もせずに断定した私達の落ち度だ。」
ああ、なるほど。無能、故に「無脳」かもしれない、ということか。
理解する脳がなければ、仕方ないね。
「諸君の頭蓋骨を解体し、頭脳があるかは自然科学の基本に則り、自分で確認すべきかもしれん。」
「そうですね。今すぐにでも、頭を割って確認しましょう!もしかしたら、肉ダルマの人形かもしれませんし!」
「アレクシア。控え目に、な?」
「はっ、申し訳ありません。」
ターニャがいけないんですよ、面白そうな確認方法を示すから!
「諸君は、どう思うかね?」
「ターニャ、無能共に聞いても時間の無駄ですよ。」
「それもそうだな。」
全く、時間は有限なんだよ?貴重な私達の時間を奪うのはやめてほしいです。
「ふざけるな!!いい加減にしろ、この糞アマ!唯々諾々と聞いていれば、何様のつもりだ!!!」
本当の無能が、釣れてしまいましたね。
上官に対する反抗的な態度、暴言。
やってしまいましたね。
「あははっ。そこの怒鳴り散らしてる二号生、上官への反抗的態度、暴言。これが何を意味するのか、その足りない頭でわかるかな?」
「アレクシア、わかるわけがないだろう。現にこうして、反抗しているのだからな。アレクシア、そのゴミに直接、教えてやれ。」
「はい、ターニャ。」
一瞬で間合いを詰め、ゴミの頭を掴み、一時的な麻痺を起こす術式、一定時間激痛が走る術式をそれぞれ掛けてやる。
「暴れないでください。私、手術は専門ではないので、違うところを切ってしまうかもしれません。...ああ、先に手足をもいでほしいんですか?そうならそうと、言ってくださいよ。」
ターニャのお願いとあっては、喜んでやりましょう。
ターニャの為ならば、何でもやりましょう。
ターニャの邪魔になるものは、すべて排除しましょう。
「離せ!離せぇええ!!!誰か、この狂人を止めろ!止めてくれ!!」
「狂人?そんな奴はどこにいる?んん?私の眼には、可愛い私の妹、アレクシアしか見えないがな。まさか、アレクシアを狂人だとでも?クックック、そんな筈がなかろう。」
「糞が!!誰でもいい!!!助けてくれぇええ!!」
ターニャに可愛いって言ってもらえた!褒めてもらえた!
ああ...この無能には感謝ですね。あなたのおかげで、褒めてもらえました。
「何の騒ぎだ!アレクシア・デグレチャフ一号生!何をしている、やめないか!ターニャ・デグレチャフ一号生もだ!なぜ止めないのだ!」
教官が来てしまいました。あと少しで解体できたのに、残念です。
「はい、教官殿。この転がっている二号生が我々上官に対し、命令不服従、上官反抗、かつ暴言。彼に精神疾患または深刻な頭部の異常が無ければ銃殺ものです。」
「教官殿、小官ら一号生はまっとうに二号生を教えていたのですが...我々が子供だから、でありましょうか、指導不足の程申し訳ありません。」
「理由は分かった。だが、ほとんど拷問、処刑までする必要があったのかね?」
「はい、いいえ教官殿。処刑ではなく、彼に頭脳が存在するか疑われたため、頭蓋の中身を確認するところでありました。」
「...正気かね?一号生。」
「...むしろ狂っているのは二号生であるかと思われますが。教官殿、小官はターニャ一号生の疑問を解決するべく解体作業に入ってもよろしいですか?」
「...いや。解体は結構だ、その二号生は私が預かろう。」
「手間をお掛けします、教官殿。」
まったく、無能って本当に面倒ですね。
いちいち突っかかってターニャの邪魔をしないでください。
私がターニャといちゃいちゃする時間が減ってしまうではありませんか。
...気づけば、輸送車両で北方管区へ、ターニャと一緒に運ばれています。
紛争地域研修、だそうですが。ほとんど動員ですよね、これって。
まあ試験免除だそうなので、喜んでいいのでしょうか。
「アレクシア、寒くないか?」
「はい、大丈夫ですターニャ。私にはターニャが居てくれれば、十分です。」
「そうか。アレクシア、寒かったら言うんだぞ、お前の防寒着もあるんだからな。」
「はい。」
できれば百合を盛り込みたい。
まだそこまで継続していませんが、感想など。
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良い
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まあまあ
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イマイチ