こんばんは、アレクシア・フォン・デグレチャフ少佐です。
「んん~、アレクシアちゃんもターニャちゃんも、可愛い~!」
...。
ええと、現在私達はメアリーと一緒のベッドで横になっています。
「...うるさい。可愛くなんてない。」
...ターニャはとても不機嫌ですが。
メアリーはというと、私とターニャを抱き寄せてご満悦です。
「...なんですか、この乳袋は。つるぺたな私達への当てつけですか。」
「...本当にな。なんなのだこれは。邪魔だろう?んん?」
「ひゃんっ!ふ、二人とも、揉まないで~!!」
まったく、なんなのですこの駄肉は!!
揉んで揉んで脂肪燃焼させてやるのです...!
抱き枕にされる私達の、小さな反抗です。
「うるさいのです。このような肉の塊、今すぐにでもそぎ落としてやりたいくらいなのです...。」
「......。」
もみもみ。
もみもみもみもみ。
「ひゃっ、あぁっ、ダメッ!!」
......おはようございます。
昨夜は、揉みすぎてしまったのか、メアリーがおかしくなってしまって...。
私もターニャも、揉みすぎた罰?として服を脱がされてしまって...。
その、いろんなことを、されてしまいました...。
い、一線は超えていませんよ!
...ふとももや二の腕、他にもたくさん、赤いアザが...。
......。
もしかして、やっぱり、メアリーはそういう趣味の人なのでしょうか...。
「...おはようアレクシア。散々な夜だったな...。」
「おはようございます、ターニャ。...はい、身体にある赤いアザは、おそらく...。」
「...今後はメアリーとは寝ないようにしよう。」
「...はい。同意します。......ターニャ。」
「...ん。」
朝のターニャのキス。
いつもよりも、長いです...。
メアリーにされた事を、忘れたいのです...。
ええと、改めまして。
こんにちは、アレクシア・フォン・デグレチャフ少佐です。
見苦しいものを、失礼しました。
私とターニャのキスなんて、需要ありませんよね。申し訳ありません。
今日は、午前中は昨日浮上した問題をゼートゥーア閣下に提言しに行きます。
その後、戦車を設計している技術開発部へ行き、新型戦車を...。
「アレクシア・フォン・デグレチャフ少佐、入室致します。」
「入りたまえ。...今日は一人か。して、どのような件でここへ来た?」
「はい、閣下。本日は、西方戦線の打開するにあたっての作戦案が完成しましたことと、伴って発生した問題について、閣下に助力を求めたく。」
「...成程。では早速、まずは西方戦線の打開案を聞かせてくれ。」
...ここで、昨日長官にお話しした内容と同様の案をお話しします。
「...成程。南部が少々不安だが、これは我々がどうにかしよう。概ねこの作戦通りで良さそうだな。後で文書にまとめておいてくれ。」
「...はっ。」
「して、この作戦に伴う問題とは?察するに、アレーヌ市のことではなかろう?」
「...はい。実は、この作戦中、もしくは共和国を倒しきる直前までに連邦が宣戦してきた場合、です。」
...ここからが、今日の本題です。
「連邦が、我が帝国に?」
「はい、閣下。理由はどうであれ、共和国と連邦の二正面では圧倒的に不利となります。これは万が一の話でありますが、備えすぎて困るものでもないかと。」
「...そうだな。かつてのルーシー帝国とは違う、何を考えているか分からない国になってしまったからな...。聞けば、現在の連邦トップに従わぬ者を粛清しているとか。恐ろしい独裁者が牛耳っているようだ。」
...西暦世界の大粛清、ですか。それを今やっているのならば、宣戦されてもあまり問題はありませんね。
「...閣下、粛清の情報は確かなのですか?」
「ああ、連邦に潜り込んでいるスパイ全員からの情報だ、嘘ではなかろう。」
「粛清が本当ならば、もし開戦しても数か月は耐えられそうですね。連邦のことです、前線の有能な指揮官ほど、野心を抱いているに違いない!などと妄想し、粛清しているに違いありませんから。」
「なぜ、そう言い切れる?」
「おそらく、最初は側近、次に部下、というように粛清していったはずです。徐々に自分の身近ではない者まで。そうなれば、誰が裏切るか分からない、疑心暗鬼に陥ると思われます。人間とは、そういう生き物ですから。」
「...成程。だが我が国が連邦に戦争をする意味もない、宣戦してこなければいいがな。」
さて、お昼も過ぎましたし、技術開発部へ行きましょうか。
新型戦車について、話し合わなくては。
どうして、新型戦車が必要なのか、といいますと、専ら連邦戦のためです。
連邦は広大で、おそらくインフラも整備されていない土地が多いはず。
西暦世界でも、そうだったのですから。
そのくせ、敵兵の数は無限に湧いてきます。
これを平押しするのは、非常に困難だと思われます。
ですので、対連邦戦では敵軍の撃滅、具体的には包囲殲滅を繰り返す、しかないと思っています。
そのためには電撃戦...戦車部隊による突破、航空機での兵站破壊や爆撃で敵兵を減らすなど。
...ああ、そうそう。爆撃についてなのですが、威力がそこそこ、当たりやすいもの。
という希望を解決するべく、『クラスター爆弾』がついに誕生しました。
西暦世界のものとはかなり違いますが、広範囲の敵を一気に戦闘不能に陥らせることができるはずです。
ちなみに、不発弾問題については、爆弾に魔導師の力に反応するように設計し、基本的には西暦世界のものとばらまくところまでは一緒です。
その後、航空魔導師が出撃し、特別な術式を用いることで爆発しなかった爆弾に対して魔導信号を送り、爆破させます。
なぜクラスター爆弾なのか?というと、連邦相手にするならば、殺し続けるよりは適当に負傷させ、敵国内地へ送り続けるのです。
そうすれば殺すよりも効果的です。
なにせ、腕を捥がれた、脚を捥がれた戦闘不能な人間を、国が面倒を見なければならないのですから。
「こんにちは、アレクシア・フォン・デグレチャフ少佐です。ここの責任者はいらっしゃいますか?」
「これはこれは少佐殿、私がこの技術開発部所長、ハロルド・フォン・アッカーマンだ。本日は何用で?」
「新型戦車の必要性と、その性能について、お話ししたく。」
「...成程、ではこちらへどうぞ。」
今から製造して間に合うかどうかは分かりませんが、意味はあるはずです。
「......成程、検討しておきましょう。参謀本部が頼りにしていると聞く白百合殿の発想です、きっと意味があるモノになるでしょう。」
「...そんな、買い被りすぎですよ。ですが、嬉しいです。本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
「いえいえ、有意義な時間でしたよ。では、お気をつけて。」
「はい、アッカーマン所長。また。」
戦車の話も一区切りつきました。戦車が間に合うかどうかはわかりませんが、クリスタの航空機もあります、大丈夫でしょう。
話し込んでしまって、遅くなってしまいました。
ターニャに怒られてしまいそうです。
「...アレクシア、今、何時だと思う?」
...ターニャが、泣きそうな顔で言ってきます。
すごく、心に刺さります...。
「ごめんなさい、ターニャ。技術開発部所長と、話し込んでいたら遅くなってしまいました。」
「...はぁ。」
「...あの、どうして私はターニャに抱きしめられているのです?」
「...馬鹿。帰りが遅いから何かあったのかと、心配したんだぞ。衛兵に知らせ、探しに行こうかと思っていたところだ。」
「...ごめんなさい。」
「...無事で、本当に良かった。......ん。」
ターニャに、暖かな、キスをされます。
「...んむ...。」
だからこそ、余計に心が痛いです...。
もう二度とターニャを、泣かせないと心に決めていたはずでしたのに。
...ダメですね、私は、本当に。
甘酸っぱさが欲しい
まだそこまで継続していませんが、感想など。
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良い
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まあまあ
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イマイチ