二人の銀翼   作:アレクシア少佐

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どうもこんにちは。

こんな作品を読んでくださった方、ましてお気に入り登録してくださった方、
ありがとうございます。


3 北方管区

皆さんこんにちは、アレクシア・デグレチャフです。

もうすぐ、10歳になります!誕生日は勿論、ターニャと同じ日なのです!

 

今私達がいるのは帝国北方管区です。

帝都近辺はもう春だというのに肌寒かったこの辺りも、やっと春を感じる暖かさになってきました。

おかげで私達も外を駆けまわったりできるようになりました。

 

ターニャは凄いです、たくさんの人達とすぐに仲良くなり、得た知識、経験を私にも教えてくれます。

ターニャは私の誇りです!

 

そうそう、私もターニャもやっと、ライフルの反動に負けずに撃つことができるようになりました!

練習した甲斐があったものです!

 

 

 

 

 

 

 

ということで、死んでください。

 

ごめんなさい、こんなところで死ぬべきな人たちではないかもしれませんが。

 

戦争なのです、許してください。

 

 

改めて、皆様こんにちは。

アレクシア・デグレチャフ帝国軍魔導准尉です。

 

いつの間にか辞令を頂き、候補生から准尉へと昇進致しました。

もちろん、ターニャもですよ。

 

研修が終了と同時に少尉に任官できるそうです。さして興味もありませんが。

 

私にとって重要なのは階級よりも、ターニャでありますから。

 

 

 

春になったことで、北方の協商連合国が宣戦してくるかもしれませんね。

 

我が帝国は現在、西方にある共和国と戦争状態にあります。

故に、北方の協商連合国が戦争に介入してこられると、非常に面倒なのであります。

北方の国境を防衛しなくてはいけません。

そのせいで、私達はこんな寒い僻地に来ることに...

 

 

現在、私達は国境付近にて飛行哨戒班で陸軍と連携研修中です。

あくまでも学校のお勉強の一環です。

サボっているわけではありませんが、正直に申しますと暇であります。

 

ちなみに、私のコールサインはピクシー05であります。

ターニャはピクシー04です。

 

48時間の待機命令が出ているので仕方ありませんが、暇で暇でターニャとお喋りしたいです。

ですが、それはターニャに迷惑になってしまいます。

ですので、のんびりと時間が過ぎるのを待っています。

 

 

 

 

24時間ほど経過した頃でしょうか。

なんと、協商連合国が本格的な武力行使に動いたではありませんか。

 

...西暦世界の話で申し訳ありませんが、分かりやすく申しましょう。

ノルウェーやスウェーデン、デンマークなどが1つになったような国、協商連合国。

スカンディナヴィア連合とでも言いましょうか。小国が2つ3つ集まったからと言って、確かに注意するべき相手ではありますが。

 

中小国ごときが、我が帝国に勝てるとでも?

 

 

瞬く間に帝国領へと進駐してくる連合国軍。開戦ですね。

 

宣戦布告、の代わりでしょうか、連合国は我々に退去勧告をしてきやがりました。

 

 

「...ターニャ。いえ、ピクシー04。聞きましたか、開戦です。」

 

「そのようだな。もう少しのんびりできると思ったが、そうもいかないようだな。死にたいらしい。」

 

 

かくして、これが私達の初陣であります。

 

「ピクシー05より、CP」

 

「こちらCP、ピクシー04、05、感度良好。」

 

ターニャも同じことを考えていましたか。

 

「ピクシー05よりCP。こちらも感度良好。観測データを送った後、弾着観測を継続する。」

 

「CPよりピクシー05、了解。引き続き頼む。」

 

 

弾着観測。

 

我が帝国軍の誇る砲兵隊の、砲撃が敵に当たったかを見守る仕事。簡単です。

私達が最前線の情報を集め、それに沿って砲撃。非常に有効です。

ただ、情報を集めるだけの簡単な仕事ですが、敵からしたら邪魔なことこの上ないでしょう。

 

つまり、いずれ狙われる、ということであります。

 

 

私達は開戦を待っていた側、でありますので、制空権も対空魔導監視も万全であります。

少しは敵よりも優位のはずです。

 

 

「CPよりピクシー04、05。砲兵隊による観測射撃開始。データ、送レ。」

 

「ピクシー05了解。弾着確認、演算宝珠のデータ転送中。」

 

「CP了解。効力射に留意せよ。全力射撃は200秒後の予定。オーバー。」

 

「ピクシー05了解、オーバー。」

 

高度を少しずつ上げ、砲撃に巻き込まれないように距離を取る。

 

簡単だなぁ、と思ったその時でした。

 

「ピクシー05!こちらピクシー04、敵魔導士から照射を受けている!そちらも十分に注意しろ!」

 

「ピクシー05了解!04、気を付けて。」

 

ターニャが、敵に襲われている!?

すぐにでも飛んで行って助けたい、でも私は軍人だ。

命令違反なんてしたら、ターニャに怒られてしまう!

 

ああ、不安だ。ターニャは、大丈夫だろうか。

たった一人で、卑しい敵魔導士に、嬲られていないだろうか...

 

「CPよりピクシー04、05!聞こえているか!」

 

「こちらピクシー05、聞こえています!」

 

撤退指示、ではないような気がする。

嫌な予感です。

 

「射撃観測を中断、ピクシー04は接敵を維持、遅延に努めよ。可能ならば情報を収集せよ。」

 

私のターニャを、見殺しにしろとでも言うんですか?

 

「ピクシー05、貴官は即時撤退せよ。」

 

......。

 

 

「こちらピクシー05。拒否します。私は、ピクシー04を、ターニャを援護します。」

 

「こちらCP。命令違反は許されない。...だが、貴官の気持ちはよく分かる。この命令拒否は黙認しておく。しかし、必ず、生きて戻ってこい。命令だ、戻らなければ、わかるな?」

 

なんだ。CP...管制の人、良い人じゃないか。

 

「ピクシー05よりCP。ありがとうございます!必ず生きて戻ります!」

 

「CPよりピクシー05。900秒持ちこたえればこちらの航空魔導小隊が追いつく。必ず生還しろ。武運を祈る。オーバー」

 

「ピクシー05了解!オーバー」

 

ターニャ、必ず、助けて見せる。

 

 

 

 

いた。ターニャが、たった一人で戦っている。

 

敵影は...

 

20、30...それ以上!?

 

「ピクシー05よりCP!敵は大隊規模の模様!繰り返す!敵は大隊規模!」

 

連絡を入れたことによって、敵魔導士がこちらに気づく。

当たり前だが、攻撃してくる。

 

 

「アレクシアッ!?なぜ来た、今からでも戻れ!」

 

「バカなのターニャは!?たった一人で、この人数相手に生き残れるはずがないでしょう!一人よりも二人、私達なら大丈夫!」

 

「...そうだなアレクシア。すまない、私としたことが妹に心配されるとはな。」

 

あまり話している暇もない。戦闘開始です。

 

「...Töte alle!(皆殺しだ!)」

 

 




CPも、むやみに兵士を損耗させたくないのです。

まだそこまで継続していませんが、感想など。

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