こんな作品を読んでくださった方、ましてお気に入り登録してくださった方、
ありがとうございます。
皆さんこんにちは、アレクシア・デグレチャフです。
もうすぐ、10歳になります!誕生日は勿論、ターニャと同じ日なのです!
今私達がいるのは帝国北方管区です。
帝都近辺はもう春だというのに肌寒かったこの辺りも、やっと春を感じる暖かさになってきました。
おかげで私達も外を駆けまわったりできるようになりました。
ターニャは凄いです、たくさんの人達とすぐに仲良くなり、得た知識、経験を私にも教えてくれます。
ターニャは私の誇りです!
そうそう、私もターニャもやっと、ライフルの反動に負けずに撃つことができるようになりました!
練習した甲斐があったものです!
ということで、死んでください。
ごめんなさい、こんなところで死ぬべきな人たちではないかもしれませんが。
戦争なのです、許してください。
改めて、皆様こんにちは。
アレクシア・デグレチャフ帝国軍魔導准尉です。
いつの間にか辞令を頂き、候補生から准尉へと昇進致しました。
もちろん、ターニャもですよ。
研修が終了と同時に少尉に任官できるそうです。さして興味もありませんが。
私にとって重要なのは階級よりも、ターニャでありますから。
春になったことで、北方の協商連合国が宣戦してくるかもしれませんね。
我が帝国は現在、西方にある共和国と戦争状態にあります。
故に、北方の協商連合国が戦争に介入してこられると、非常に面倒なのであります。
北方の国境を防衛しなくてはいけません。
そのせいで、私達はこんな寒い僻地に来ることに...
現在、私達は国境付近にて飛行哨戒班で陸軍と連携研修中です。
あくまでも学校のお勉強の一環です。
サボっているわけではありませんが、正直に申しますと暇であります。
ちなみに、私のコールサインはピクシー05であります。
ターニャはピクシー04です。
48時間の待機命令が出ているので仕方ありませんが、暇で暇でターニャとお喋りしたいです。
ですが、それはターニャに迷惑になってしまいます。
ですので、のんびりと時間が過ぎるのを待っています。
24時間ほど経過した頃でしょうか。
なんと、協商連合国が本格的な武力行使に動いたではありませんか。
...西暦世界の話で申し訳ありませんが、分かりやすく申しましょう。
ノルウェーやスウェーデン、デンマークなどが1つになったような国、協商連合国。
スカンディナヴィア連合とでも言いましょうか。小国が2つ3つ集まったからと言って、確かに注意するべき相手ではありますが。
中小国ごときが、我が帝国に勝てるとでも?
瞬く間に帝国領へと進駐してくる連合国軍。開戦ですね。
宣戦布告、の代わりでしょうか、連合国は我々に退去勧告をしてきやがりました。
「...ターニャ。いえ、ピクシー04。聞きましたか、開戦です。」
「そのようだな。もう少しのんびりできると思ったが、そうもいかないようだな。死にたいらしい。」
かくして、これが私達の初陣であります。
「ピクシー05より、CP」
「こちらCP、ピクシー04、05、感度良好。」
ターニャも同じことを考えていましたか。
「ピクシー05よりCP。こちらも感度良好。観測データを送った後、弾着観測を継続する。」
「CPよりピクシー05、了解。引き続き頼む。」
弾着観測。
我が帝国軍の誇る砲兵隊の、砲撃が敵に当たったかを見守る仕事。簡単です。
私達が最前線の情報を集め、それに沿って砲撃。非常に有効です。
ただ、情報を集めるだけの簡単な仕事ですが、敵からしたら邪魔なことこの上ないでしょう。
つまり、いずれ狙われる、ということであります。
私達は開戦を待っていた側、でありますので、制空権も対空魔導監視も万全であります。
少しは敵よりも優位のはずです。
「CPよりピクシー04、05。砲兵隊による観測射撃開始。データ、送レ。」
「ピクシー05了解。弾着確認、演算宝珠のデータ転送中。」
「CP了解。効力射に留意せよ。全力射撃は200秒後の予定。オーバー。」
「ピクシー05了解、オーバー。」
高度を少しずつ上げ、砲撃に巻き込まれないように距離を取る。
簡単だなぁ、と思ったその時でした。
「ピクシー05!こちらピクシー04、敵魔導士から照射を受けている!そちらも十分に注意しろ!」
「ピクシー05了解!04、気を付けて。」
ターニャが、敵に襲われている!?
すぐにでも飛んで行って助けたい、でも私は軍人だ。
命令違反なんてしたら、ターニャに怒られてしまう!
ああ、不安だ。ターニャは、大丈夫だろうか。
たった一人で、卑しい敵魔導士に、嬲られていないだろうか...
「CPよりピクシー04、05!聞こえているか!」
「こちらピクシー05、聞こえています!」
撤退指示、ではないような気がする。
嫌な予感です。
「射撃観測を中断、ピクシー04は接敵を維持、遅延に努めよ。可能ならば情報を収集せよ。」
私のターニャを、見殺しにしろとでも言うんですか?
「ピクシー05、貴官は即時撤退せよ。」
......。
「こちらピクシー05。拒否します。私は、ピクシー04を、ターニャを援護します。」
「こちらCP。命令違反は許されない。...だが、貴官の気持ちはよく分かる。この命令拒否は黙認しておく。しかし、必ず、生きて戻ってこい。命令だ、戻らなければ、わかるな?」
なんだ。CP...管制の人、良い人じゃないか。
「ピクシー05よりCP。ありがとうございます!必ず生きて戻ります!」
「CPよりピクシー05。900秒持ちこたえればこちらの航空魔導小隊が追いつく。必ず生還しろ。武運を祈る。オーバー」
「ピクシー05了解!オーバー」
ターニャ、必ず、助けて見せる。
いた。ターニャが、たった一人で戦っている。
敵影は...
20、30...それ以上!?
「ピクシー05よりCP!敵は大隊規模の模様!繰り返す!敵は大隊規模!」
連絡を入れたことによって、敵魔導士がこちらに気づく。
当たり前だが、攻撃してくる。
「アレクシアッ!?なぜ来た、今からでも戻れ!」
「バカなのターニャは!?たった一人で、この人数相手に生き残れるはずがないでしょう!一人よりも二人、私達なら大丈夫!」
「...そうだなアレクシア。すまない、私としたことが妹に心配されるとはな。」
あまり話している暇もない。戦闘開始です。
「...Töte alle!(皆殺しだ!)」
CPも、むやみに兵士を損耗させたくないのです。
まだそこまで継続していませんが、感想など。
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良い
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まあまあ
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イマイチ