二人の銀翼   作:アレクシア少佐

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みんな、百合に飢えているのですか...?


読んで下さり、ありがとうございます!!

読者の皆様、私は貴方達が大好きです!!


38 呆気ない戦争終結

こんにちは、アレクシア・フォン・デグレチャフ少佐です。

 

今日はイルドア王国軍掃討作戦決行日です。

現在、朝の5:30です。6:00から作戦開始です。

 

「さて、大隊諸君。本日はイルドアの観光客を盛大にもてなす任務だ。まず第43戦術戦闘飛行隊が先行し、敵軍を爆撃する。生き残ってしまった哀れなイルドア兵を、優しくヴァルハラへ送ってあげるだけだが、な。」

 

「今回は我々、第203航空魔導大隊にとっては準備運動程度にしかならないと思いますが、万が一ですが、連合王国の介入があるかもしれません。油断せず、任務を達成しましょう。」

 

航空機と魔導師の、合同作戦です。

と言っても、撃ち漏らしを掃除するだけですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「CPよりフェアリー大隊へ。現時刻より、イルドア王国軍掃討作戦を開始する。第43戦術戦闘飛行隊は既に出撃した。また、第43戦術戦闘飛行隊のコールサインは、『ファントム』だ。オーバー」

 

「こちらフェアリー大隊、了解であります。...さて、大隊諸君。仕事の時間だ!」

 

「「「了解ッ!!」」」

 

まだか、まだかと待ち構えていた皆さん、やっと出撃です。

私も怪我をしてから鈍ってしまっているかもしれません、ここで勘を取り戻しておきましょう。

 

ファントム、ですか。

あれだけの性能の航空機の編隊、幽霊のように見えない場所からの攻撃。

ぴったり、ですかね。

 

「ファントム01へ、こちらフェアリー01。我々フェアリー大隊は、これより残敵掃討作戦へ参加する。」

 

「こちらファントム01、了解。こちらからは敵影は捕捉できず。塹壕内に隠れている可能性有、留意せよ。オーバー」

 

「こちらフェアリー01、了解だ。オーバー」

 

「隠れていなければ、例の航空機は相当な性能ですね。」

 

「そうだな、戦闘団編成にファントム隊編入も考えておこう。」

 

ファントム隊と共に戦えるのならば、相当有利に戦えそうですね。

 

「さて、目的地周辺だ。大隊各位、中隊規模で掃討を開始せよ。塹壕内に隠れている敵からの攻撃があるかもしれん、留意せよ。」

 

「私達は、どうしますか?」

 

「そうだな...第2、第3、第4中隊だけで掃除は終わるだろう。我々は、不測の事態に備えて周辺を警戒するとしよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...結局、敵魔導師の影さえも見ず、イルドア王国軍は全滅しました。

その後は、簡単に元々の帝国-イルドア国境を越境。

 

イルドア王国軍掃討作戦成功から、3日。

一応、イルドア国防軍がこれ以上帝国が進まないよう抵抗して来ましたが、圧倒的戦力の前に投降。

首都へ至るまでもなく、主力軍を全滅させられたイルドア王国は降伏。

 

...開戦から、6日。

...実際に戦闘をした日だけならば、4日ですね。

 

 

 

 

 

 

「さて...戦闘団、各大隊隊長諸君。私達の誘いに乗ってくれて、ありがとう。」

 

「...デグレチャフ中佐殿!なぜ、なぜ私が第203航空魔導大隊の大隊長なのでありましょうか!」

 

私達は、戦闘団を編成するにあたり、ゼートゥーア閣下に聞いていましたが、戦闘団隊長に昇進。

階級も、少佐から中佐へ昇進です。

 

私達が昇進する為、元々大隊長を勤めていた第203航空魔導大隊の大隊長に、ヴァイス中尉...いえ、今はヴァイス大尉ですね。彼を昇進させ、任命しました。

 

ヴィーシャには、彼のサポートをお願いしてあります。

 

「...なぜ、か。そうだな...ヴァイス大尉、貴様は大隊結成当初、教範通り、常識的すぎる思考をしていたな?」

 

「...はっ、お恥ずかしい限りです!」

 

「そんな貴方でしたが、帝国の為に尽くしてくれました。また、中隊長として、他の中隊長よりも常に冷静であったと、思います。...まあ、共和国戦では焦って死にかけていましたが、ね!」

 

「そ、その節は申し訳ありませんでしたッ!」

 

「まあ、そんな訳だ。私達が昇進する以上、誰かが大隊長を勤めなければならない。私達は、ヴァイス大尉。貴官が適任であると判断した。ああ、セレブリャコーフ中尉には、貴様の世話をしてやれと言いつけてある、安心しろ。」

 

「...はっ!」

 

ヴァイス大尉は、納得したみたいです。

危なっかしいところもありましたが、こうして生きているのです。

身に染みて、学習してくれたでしょう。

 

「...ルーデル大尉殿、ファントム隊結成直後で申し訳ない、参加してくれてありがとう。」

 

「いえいえ。うちの副官が私に、『どうしても戦闘団計画に参加してください!』と何度も何度も懇願してきてな...。まあ私も、この話が回ってきた時に、魔導師のエースオブエース、『白銀』『白百合』と共に、戦場を駆けまわりたいと思ったがな!」

 

...やっぱり、『ルーデル』ですね、この人。戦闘狂...の香りがします。

 

「機甲部隊隊長、エルマー・アーレンス大尉。砲兵隊隊長、ロルフ・メーベルト大尉。貴官らの部隊も、参加してくれて礼を言う。」

 

地上部隊の方々も、同様に挨拶をする。

 

 

 

 

各部隊の隊長達と挨拶を終え、戦闘団結成です。

参謀本部直属戦闘団、という名称で、名前の通り参謀本部直属です。

...ゼートゥーア閣下が、好き勝手に使いたかったのでしょうか。

 

...いえ、閣下の事を悪く言うものではありませんね。

あの人には、色々とお世話になっていますし。

 

...っと、ターニャが執務室に戻ってきました。

隊長達と挨拶した後、ターニャは隊員とも挨拶してくる、と言って行ってしまいました。

私は、戦闘団結成の報告書を書いていました。

 

...ターニャは、とても不機嫌そうですね。

 

「チッ...舐めやがって、歩兵の分際で!」

 

「どうしたのですか、ターニャ。落ち着いてください。...ちゅっ。」

 

「...んっ...。すまない、アレクシア。少し、イライラしていてな...。」

 

ターニャがここまで怒るなんて、珍しいですね。

 

「何があったのですか?」

 

「ああ、各隊の奴らにも挨拶しようと思ってな?機甲部隊内の歩兵部隊に挨拶へ行ったのだよ。そこで、『おや、お嬢さん、迷子かな?』と話しかけてきたのだ。それだけなら、まだ許せたのだが...。」

 

「...それで?」

 

「...『私は貴様らの上官になる者だ、宜しく。』と、いつも通りの挨拶をした。そうしたら奴ら、『あっはっは!お嬢さんが、俺たちの上官だって?こりゃまた、こわ~い上官だ!』などと言い、私の頭を撫でたのだ...。」

 

......。

 

「ええと、ターニャはその時も、いつも通り銀翼突撃章を身に着けていましたよね?」

 

「当たり前だろう、私とアレクシアの、二人一緒に、最初に頂いた勲章だぞ。」

 

そ、そうやって言われると、嬉しいのですが...少し恥ずかしいです。

 

「それでも、ダメだったのですか?」

 

「...もちろん、奴らも銀翼突撃章に気が付いたさ。これを見るなり、『よくできたレプリカだな~』だと。胸倉掴んで殺してやろうかと思ったが、アーレンス大尉に止められてな...。その後、大尉が説明してくれたが、歩兵のクソ共の雰囲気は変わらなかった。」

 

「......ターニャ。イルドア戦も終わりましたし...どうですか、新編した戦闘団を鍛え治す訓練、というのは?」

 

...私のターニャを、ここまでコケにしてくれたのです、お礼をしてあげませんと。

それに、どの程度動けるのかわからないですし、訓練がてら確認しましょうか。

 

「...採用だ。今すぐに、戦闘団全員に、203大隊を訓練してやった雪山へ来るよう通達してやろう。...ああ、もちろん203大隊も、一緒にな。」

 

「仲間はずれは、可愛そうですものね。ですが...ファントム隊はどうしますか?」

 

「...彼らにも訓練してもらおうか。まあ、地上を這いずる奴らを訓練用の弾で爆撃させる訓練だがな?」

 

あはは、効率的です。

皆さんは鍛えられ、ファントム隊は新戦闘機に少しでも慣れることができます。

 

「期間は、そうだな...明日から5日間、でいいだろう。」

 

「では私は、ゼートゥーア閣下にも知らせてきますね。『戦闘団結成祝いに、全員で雪山へピクニック』とでも。」

 

 

さて...きっと、帝国兵の皆さんが大好きな、雪山ピクニックです!

 

 




雪山ピクニック(48時間歩く)

ちなみに現在、1925年11月頃...ですかね。
原作よりも早く共和国戦が終わった世界線、イルドアを一週間で落とす。

この後は、少しズレますが南方大陸の共和国の裏切り者を叩き潰しますかね。

まだそこまで継続していませんが、感想など。

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