二人の銀翼   作:アレクシア少佐

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皆さん連邦のロリコン大好きですね...ですが、もう少し待って!


46 連合王国攻略作戦 1

「戦闘団諸君、傾聴せよ!」

 

こんにちは、アレクシア・フォン・デグレチャフ魔導中佐であります。

 

本日は、連合王国攻略作戦決行の日であります。

 

「さて、諸君。本日我々は、これまでの戦争の黒幕であろう憎き連合王国を攻略する作戦を決行する。だが、諸君も知っての通り奴らは海を隔てた向こうでふんぞり返っている。」

 

「ですから、地上部隊の皆様には申し訳ないですが...先鋒は、魔導大隊と飛行部隊のみで行います。ですが安心してください、作戦成功の暁には地上部隊の皆さんも連合王国本土へ上陸し、暴れることができますから。」

 

今回の作戦は、まず敵海軍主力を迅速に、可能な限り撃滅します。

あらかた敵艦を沈めたところで、敵首都へ強襲、敵の生産能力を叩き潰します。

この際、敵からの大規模な対空迎撃が行われるでしょう。

 

「諸君、今回の作戦は、今までは帝国と陸続きだったが...海を隔てた、完全な敵地だ。墜ちれば、助からないものと思え。」

 

「「「了解ッ!!」」」

 

では、作戦を開始しましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「CPへ、こちらサラマンダー02。参謀本部直轄飛行部隊と合流、これより、アルビオン連合王国攻略作戦を開始する。オーバー」

 

「こちらCP。作戦開始を確認、武運を祈る。オーバー」

 

...私達魔導師は、連合王国沿岸までは輸送機で行きます。

流石に、ずっと飛び続けて行くのは消耗が激しすぎますからね...。

 

敵海軍艦隊が、視認できました。

......動いていないようですね。

 

あれでは、飛行部隊の格好の的です。

 

「さて、魔導大隊諸君。私達と空を飛べて、嬉しいだろう?出撃ッ!!」

 

「「「最高に嬉しいです!!了解しましたッ!!」」」

 

...皆さん、ターニャの奴隷のように...。

 

 

 

 

 

 

「サラマンダーへ、こちらは参謀本部直轄飛行部隊、コールサインはイーグルだ。」

 

「こちらサラマンダー01、イーグル飛行隊、ようこそ戦場へ。各機、敵艦を撃滅せよ。対空砲などについては、各自の判断に任せる。オーバー」

 

「イーグル01了解。オーバー」

 

イーグル、ですか。良いネーミングですね。

 

 

 

 

 

爆撃開始から、30分程経ったでしょうか。

もっと時間が掛かると思っていましたが...概ね終わってしまいました。

 

理由は、敵艦が動いておらず、ずっと港で停泊していたようです...。

 

そういえば、この世界の艦船は釜炊き...だったような?

駆逐艦くらいならばまだしも、戦艦級、巡洋艦級は早い段階から準備しないと動き出すまでに間に合いません。

 

イルドアの一件があり、またもわざと情報を漏洩させましたが、成功のようですね。

 

「...なぁ、アレクシア。まさかこんなにも早く終わってしまうとは...。」

 

「はい、私も予想外です。早くても1時間くらいと思っていましたが...。」

 

「まぁいい。さっさと敵首都を落とし、帰るとしようか。」

 

「はい、隊長殿♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- - - - side 連合王国 参謀

 

何なのだ帝国は!

 

イルドアの時のように、嘘を通信で流し我々に傍受させたのではないのか!

 

なぜ、本当に奇襲してくるのだ!

 

......こちらの損害は、ドードーバード海峡周辺に待機していた艦艇の殆どが轟沈。

かなりの数が対帝国のために集まっていたこともあり、海軍は壊滅状態。

 

これでは、帝国軍の上陸を阻止できないだろう...。

 

さらに、こちらの沿岸付近の飛行場は壊滅、航空機もほぼ全てが撃ち落とされている。

 

魔導師は半分程がやられたものの、どうにか生き残り首都を防衛してはいるが...。

 

「敵がここまで来るのも、時間の問題だ...。」

 

とにかく、集められるだけの魔導師、航空機、対空砲などをかき集め、配備しているが...。

帝国の、最新鋭戦闘機、『ラインの悪魔』の大隊に、果たして勝利できるのか?

 

...南方大陸で、単純な戦力差が何十倍もある共和国軍を、打倒してみせた悪魔だぞ?

 

奴らの電撃的かつ有効な攻撃は、敵ながら褒めるしかない。

 

...我々は、帝国を侮っていたのかもしれんな。

 

かつての帝国ならば、ここまで迅速に対応し、各戦争を終結させるなど出来なかっただろう。

いや、我々でさえも、不可能だろう。

 

しかし帝国は、見事な手腕でそれを成して見せた。

 

一体どこで、そのような先進的な外交術を学んだのか...。

 

「で、伝令!!帝国軍先鋒と思しき、魔導師大隊規模、並びに戦闘機...中隊規模を確認致しましたッ!!」

 

「何だと!?先程、沿岸部が壊滅したとの報告を受けたばかりだが...ッ!?」

 

いくらなんでも、早すぎる!

 

「ええい、来てしまったのならば仕方あるまい!首都、首都周辺に存在する国防軍全てに、迎撃するよう伝えろッ!!」

 

「了解しました!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- - - - side アレクシア・フォン・デグレチャフ

 

沿岸の掃除をイーグル隊に任せ、終了次第こちらへ来る手筈に。

 

想定よりも、かなり早い進軍ですが、こちらの損耗は殆どありません。

...せいぜい、イーグル隊所属の何機かが、敵の対空砲火を少し受けたくらいです。

 

「さて...連合王国首都、だな。一応、避難勧告...降伏勧告すべきか?」

 

「そうですね、連合王国市民もいるようですし...。ああ、市民を盾にされても困りますし、『誤射』の可能性も伝えておくべきでは?」

 

「...そうだな、敵の対空砲などを狙い撃ちしたら、『偶然にも』近くにいた市民が吹き飛びかねん。そんなことで私達が悪人にされては...冤罪もいいところだ。」

 

...今回は砲兵もいませんし、市街戦などしませんが一応、ですね。

 

では今回は私が...。

できるだけ、冷たい声で。

 

「んんっ!『あー、こちらは帝国軍だ。諸君らご自慢の海軍は海の藻屑となり果てた。これより我々は此処...諸君の首都を攻撃する。投降し、何もせずに明け渡すと言うのならば、焼かずに済ませよう。...10分後、攻撃を開始する。賢い選択を期待している。』」

 

...ターニャを意識してみましたが...どうでしょうか。

 

「よくやった、アレクシア。...(まさかここまで、感情を感じさせない声を出せるとは...。)」

 

「はい、ありがとうございます。ターニャ...帰ったら、その...。」

 

「ああ、分かっている。沢山甘えていいから...今は、その話は。」

 

「...了解であります。」

 

油断して、共和国の時のようにやられてはいけません。

10分の猶予を与えましたが...敵が攻撃してきた場合、即刻反撃せねばなりませんから。

 

とりあえず、魔導大隊の第2中隊に首都の監視、敵の対空砲などの有無を確認させています。

攻撃されたら、ただちに報告、戦闘団本体と合流を目指しつつ、戦闘。

 

ファントム隊が威嚇するように、首都上空を高射砲でもない限り当たらない高度を旋回飛行しているのが良いですね。

 

帝国では、新型航空機の開発などに伴って、対空武器の見直しが行われ、75mm、88mmなどの高射砲が配備されています。

 

連合王国も、我々の航空機の情報を少なからず掴んでいるはずです、高射砲があってもおかしくありませんが。

 

「サラマンダー戦闘団へ、こちらイーグル01。沿岸に帝国軍陸軍、海軍が到着。また、増援の飛行部隊も到着。彼らに沿岸を任せ、そちらへ向かう。」

 

「こちらサラマンダー02、了解。あと数分で攻撃を開始します、間に合わなくてもいいですがなるべく急いでください。オーバー」

 

「イーグル隊了解。オーバー」

 

...敵の回答を待っていると、どうやらもう、帝国の援軍が到着したようですね。

こんなにも早く来るなんて、私達が戦闘開始した頃には既に向かっていましたね、絶対に...。

 

「ターニャ、良い意味での想定外ですね。」

 

「はぁ、まったく。参謀本部には足を向けて寝れんな。」

 

 

 




連合王国、大ピンチ!(勝手に騙されてただけ)

百合が少ないだって?私もそう思う。

まだそこまで継続していませんが、感想など。

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