二人の銀翼   作:アレクシア少佐

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こんにちは。
読んで下さっている方々、ありがたい限りであります。

ちなみにアレクシアの見た目は、双子なのでほぼターニャです。
アホ毛の向きなど細かいところが違う!...という妄想です。



5 再び最前線へ

こ、こんにちは、アレクシア・デグレチャフです...。

 

昨晩は、ターニャに少しだけ、ほんの少しだけ悪戯しただけなのに、何倍もの仕返しを受けてしまって眠れませんでした...。

 

至福のひと時でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、先日は『銀翼突撃章』を戴いた私達に、エースと呼ばれるに相応しい二つ名が付けられました。

 

ターニャは『白銀』。白銀のターニャ。

 

うんうん、よくわかっていますね。

 

私は、『白百合』だそうです。白百合のアレクシア。

 

なんだか少し、恥ずかしい気もしますね。

 

まあ、私達の見た目、双子故かほとんど同じなんですよね。

せっかく二つ名を戴きましたが、皆さんに間違われてばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私達は、よくわかりませんが何やら式典に出るそうです。

ターニャいわく、「私達をプロパガンダに使い、国民の士気を上げる」らしいです。

式典、式典かぁ。......ターニャのドレス!?

そう思考が至った矢先、

 

「ドレスは着んぞ!絶対にだ!」

 

「えー...せっかくの式典なのに?着ないの?」

 

「絶対に着ない!私は式典用の軍服で十分だ!」

 

どうもターニャは、自分が可愛いということを自覚していないらしいです。

 

「...まあ私がドレスを着れば、私達をよく知らない他の人たちからしたら、どっちがターニャかわからないし...」

 

「なっ...ダメだ!アレクシア、ドレスを着るな!」

 

「えー...どうしようかなー」

 

ターニャが泣きそうな目で、どうしてもドレスはダメだ、と訴えてきます。

......ズルイですよ、可愛すぎです。反則なのです!

 

「わかりました、わかりましたから、そんな目で私を見ないでターニャ!」

 

謝罪の気持ちを込めて、抱きしめます。

 

 

少し前まで抱きしめたりのスキンシップには若干抵抗されていましたが、最近は無抵抗で抱きしめられてくれます。

可愛いです。癒しです。

 

「アレクシアも、軍服でいいな?頼むぞ?」

 

「わかりました、ターニャ。ターニャのお願いを、私が断るはずがありません。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つつがなく、式典は終わりました。

 

貴族の人たちに揉みくちゃに...質問攻めにされました。

 

 

 

どうして軍人なんかに?

 

こんなに小さな子が...

 

軍服なのが残念ね、ドレスを着せてあげたいわ。

 

 

 

などなどたくさん。

ドレスに関しては、とても同意です。

 

質問攻めの中でターニャが、私たちの母は病気で亡くなったのだ、と。

 

そうだったんですね...

 

ターニャはすごく気を張って、慣れない対応をがんばっていました。

 

今夜も、慰めてあげないと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

式典から何日か、何週間か経ったでありましょうか。

 

私とターニャは現在、『銀翼突撃章』を久々に生きて獲得した英雄、エース。

ということで最前線へ行くことになりました。

 

飛んで。

 

 

現在の高度はおよそ4000、予定の航程の半分を過ぎたあたりであります。

混成魔導襲撃大隊は、順調に戦線へ向かっています。

 

私達は最前線へ駆り出されるとともに、帝国軍北方方面司令部直轄第17混成魔道襲撃大隊、通称アフター5所属となりました。

 

また北方です。お世話になります。

 

協商連合国について、ターニャに教えてもらいました。

 

 

少数の精鋭魔導士を、試験的に投入している、らしいです。

であるならば、質的には敵の方が多少上かもしれませんが、数では帝国が勝っています。

圧倒的に。

 

故に航空戦においては帝国の圧倒的有利です。

地上戦は地形や気候もありますが、制空さえ取れれば爆撃でどうとでもなるでしょう。

 

ただ基本的には、魔導士は魔導士、戦闘機は戦闘機同士で戦います。

一般的には魔導士の攻撃で戦闘機を堕とすには火力が足りず、戦闘機で魔導士を堕とそうにも機動力が足りない。

それ故に、暗黙のルール、ではありませんが基本は戦いません。

 

ですが、私とターニャならば戦闘機でも堕とせるでしょう。

 

なぜかって?言わせないでくださいよ、愛の力、ですよ!

 

 

 

話が逸れました。

 

ターニャは大隊付きの遊撃参謀、らしいです。

私はターニャの副官、のような立ち位置です。いつもと何も変わりませんが。

 

要は大隊に所属はしていますが、行動は自由にしていい、ということです。

私とターニャだけでも十分ではあると思いますが、弾除けにはなるでしょうか。

 

 

 

「ホテル1より、アフター5。貴隊を確認。帰還を歓迎する。」

 

「ブラボーリーダーより、ホテル1。貴様のツケを回収するまでは、死ねんよ。」

 

私達の大隊長は、鬼のようにカードが強く、基地中の人はみんな彼に毟られているらしい。

演算宝珠のバックアップを大隊長の個人資産で大隊全体に用意できるほどなので、部下としては何も不満はないです。

カモられるとわかっていて、勝負をする人はいません。

故に、何も知らないマヌケか、変態か、復讐者と大隊長殿は戯れる毎日だそうです。

 

戦争さえなければ、ギャンブラーの世界で覇者になれたかもしれない人です。

 

「ホテル1より。ブラボーリーダー。貴官の武運長久を祈る我が誠意の表れだ。戦争が終わるまで、待ちたまえ。」

 

「ブラボーリーダー了解。ならば、もう一度むしり取られてくれ。ランディングに入る。オーバー」

 

「ホテル1、ランディング了解。わざと負けるのも大変なんだが。オーバー」

 

あはは、また毟られる被害者が。

ホテル1も腕は良いみたいですが、まったくもって運に見放されている...。

 

 

 

 

地上にて、いつものように報告をし、解散を待っていると、大隊長殿がなんだか胡乱な顔をなさった。

どうされたのだろう?と思っていると。

 

「ターニャ・デグレチャフ少尉!並びに、アレクシア・デグレチャフ少尉!召還だ。ただちに司令部へ出頭せよ、とのことだ。」

 

「はっ、了解致しました。」

 

「了解であります!」

 

 

うーん、何か呼ばれるような失態を犯したっけ...。

 

「何だろうな、アレクシア。まるで呼ばれる心当たりが無いのだが。」

 

「私もですよターニャ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ターニャ・デグレチャフ魔導少尉、入室いたします!」

「同じくアレクシア・デグレチャフ魔導少尉、入室いたします!」

 

どんよりしていては、印象が悪くなってしまうので、空元気で頑張る。

 

「きたか、白銀の、白百合の。」

 

「「...はっ。」」

 

どうにも二つ名には慣れませんね。

 

 

「流石は双子、息がぴったりだな。...そう固くなるな、吉報だ。」

 

なんでしょうか...。

 

「拝見いたします。」

 

ターニャが読む。

 

 

「喜べ。本国戦技教導隊付きの内示と、総監部付き技術検証要員としての出向要請だ。」

 

ということは、内地へ、安全なところへ?

 

本国の後方、それなりの地位、安全性。

本国戦技教導隊は、装備面でも最優遇されている上に、一番自分を鍛えるにも適した環境です。

私には他者の指導は難しいかもしれませんが、ベテランの方々から技を盗むことには最高の場所でしょう。

 

ですが私は、ターニャさえ居ればどこでもいいので、ターニャ次第ですね。

 

「可能な限り貴官らの意向を尊重するつもりだが、異議を申し立てるかね?」

 

ターニャはどうするのだろう?

 

「はい、いいえ。」

 

「小官も異議はありません。」

 

「よろしい。兵站総監部で、新型のテストだ。形としては教導隊からの出向になる。」

 

司令はそう言うなり、先ほどの書類にサインし始めた。

 

「とはいえ、聞きたいこともあろう。質問を許可する。」

 

優しい司令ですね。このような上官になりたいです。

 

「ありがとうございます。では、まずわざわざ教導隊所属とするのは?」

 

「そうですね、テストだけならば、必要なさそうですが。」

 

「エースとはいえ、子供を前線に送ることは、対外的によろしくない印象をばら撒く。」

 

...。

 

......。

 

今更!?

 

ま、まあ、気づいてくれたのであれば...。

 

「...だから、エースは、後方のお飾りになれと言うことでありましょうか。」

 

ターニャ...。

 

かっこいい...流石、私のお姉様。

惚れてしまいます。

やはりターニャは、最前線で暴れまわりたいのですね。

 

「斬新な見解だな、少尉。私には、思いつかないような見解だ。」

 

司令は何か、とてつもない衝撃を受けたような表情を一瞬ですが、しておられました。

ターニャのすばらしさに、気づけたのでしょうか。

すばらしいことです!

 

 

「失礼いたしました。」

 

「上は、貴様らを評価している。新型の開発功労者という地位を用意したのもそれだ。」

 

なるほど。

 

「その新型について、お伺いすることはできますでしょうか?」

 

「ふむ、演算宝珠の試作機としか、知らされてはおらんな。」

 

「わかりました。ありがとうございます。」

 

 

試作宝珠、ですか。危なくないといいですが。

 

 

 

 




かなり飛ばし飛ばしになってしまっております。

また、ターニャの思考は原作通りですので、アレクシアも勘違いしています。


まだそこまで継続していませんが、感想など。

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