二人の銀翼   作:アレクシア少佐

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アルビオン連合王国の存続を賭けた戦闘が始まる...!

原作には無かったので都市名など出すのも忍びないので、西暦世界情報で具体的な場所を...。

ウェールズ、イングランドは帝国軍占領下
臨時首都はエディンバラであり、前線への補給路としての最重要拠点はグラスコー

まあ...南部工業地帯を占領されているので、本当に...。


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「戦闘団諸君ッ!これより我々は、我が帝国とアルビオン連合王国との戦争を終わらせる。敵は殆ど虫の息だが...油断して撃墜されるようなことがあれば...。分かっているな?」

 

今日は、連合王国戦を終わらせます。

 

「「「了解でありますッ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

司令部と作戦開始の連絡を入れ、これよりアルビオン連合王国の臨時首都へ襲撃します。

 

「...アレクシア。この戦争...どう見る?」

 

どういう意図なのかは分かりませんが、ターニャがそう聞いてきます。

ともかく、私の予想を話しておきましょうか。

 

「そうですね...。工業地帯を失い、じわじわと後退し続けているとはいえ、ここまで持ちこたえていることを考慮すると...。合衆国の援助、ですかね。」

 

「...やはりそう思うか。戦闘に関与など、直接介入はしてこないだろうが...。厄介だな。」

 

合衆国は、物量にモノを言わせて世界の警察とでも呼べるほど強力になった国です。

これまでは、欧州には関与しない主義だったはずですが、トップが変わった影響でしょうか。

 

「合衆国にとって、帝国の規格化された高品質低価格な工業製品は癪に障るのでしょうね。...しかし、私達のやることは変わりません。連合王国を倒す、任務を遂行しましょう。」

 

「...そうだな。すまない、こんな時に。」

 

「いえ、いいのですよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちらサラマンダー01、ファントム隊へ!攻撃を開始せよ!」

 

「ファントム01了解!攻撃開始!」

 

国際条約に則り、避難勧告...もとい降伏勧告をしました。

流石にアレーヌ市のことを知っている連合王国は、既に一般市民を避難させていたようですね。

 

勧告終了と同時に攻撃してきました。

 

「フェアリー大隊!貴様らも攻撃開始だ!」

 

「「「了解であります!!」」」

 

今回は、空爆と魔導師による攻撃を織り交ぜて敵を撃滅します。

私達は、落下中の爆弾や敵味方の入り乱れる射撃に当たらない訓練を何度も行いました。

故に、何も気にすることなく攻撃しています。

 

...ッ、強力な魔導反応...まだ、エース級魔導師が残っていたのですか。

 

「サラマンダー01へ、こちらサラマンダー02!西方より強力な魔導反応!エース級魔導師だと思われます!」

 

「こちらサラマンダー01了解。直ちにそちらへ向かう、180だけ耐えろ!」

 

バラバラに散開して攻撃していましたが、エース級ともなると私だけでは...。

ターニャが来てくれるそうですが、それまで持ちこたえられるでしょうか。

 

「っ、エンゲージ、エンゲージ!」

 

充分に、高度12000ですが...敵は12000まで上がってきました。驚きです。

...演算宝珠だけでも改良したのでしょうか。

 

「ラインの悪魔め!せめて貴様だけでも地獄に送ってやるッ!!」

 

は、速い!?

ターニャ同等、それほどの練度です!

 

特に強力なエース級は一人ですが...彼の部下でしょうか、一個大隊規模の魔導師も攻撃してきます...。

彼らもまた、私や、敵の最も強いであろうエースに比べると劣りますが、エース級の魔導反応...。

 

そして彼らが一斉に、貫通術式?と爆裂術式をランダムに放ってきます、避けるので精一杯...!

 

「クソッ!なぜ当たらん!」

 

当たって怪我、最悪死んでしまえば...ターニャに怒られてしまいますね。

私は、ターニャにとって大切な存在ですから...死ぬ訳にはいきません。

 

「...あと60ッ...。ぐっ...!?」

 

猛烈な弾幕、激しい戦闘の中...貫通術式が一発、左脚を掠めていきました...。

即座に、回復術式によって応急的に止血しますが...痛みは消えません。

 

「さっさとくたばれ!悪魔め!」

 

「そ、そういうわけには、いきません、よっ!」

 

痛いとかなんとか言っている場合ではありませんね...。

...また、ターニャに心配させてしまいそうです。

 

「...うっ...。」

 

必死で攻撃を避け続けていますが...右脇腹、腕、膝など...次々に、被弾してしまいます。

デコイで攪乱しての戦闘は基本なのですが、これに対抗してか敵は、私一人に対して飽和攻撃を続けていますから...。

 

「...アレクシアッ!」

 

...ターニャの声が聞こえます。ああ...助かった、のでしょうか。

 

「チッ...よく一人でここまで持ちこたえてくれた。......とにかく、回復に専念しろ。...私から離れるな。」

 

「...はい。ターニャ...ごめんなさい。奴らを...お願いします。」

 

「...ああ。」

 

ターニャの、私に掛けてくれた言葉は、すごく優しくて...同時に、怖かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- - - - side ターニャ・フォン・デグレチャフ

 

ああ、忌々しい。

 

帝国を煩わせ、私達の手も煩わせ...私の妹が単騎になったところで強襲?

成程、敵ながら見事な作戦だ。私が彼らだったならば、同じことをするだろう。

 

だが...戦争だから仕方ないかもしれないが、私の妹に傷をつけてくれたな。

その礼をしてやらねばなるまい。

 

「チッ、もう一人の悪魔が来ちまった!だがこの数の差だ、このまま撃ち落とすぞ!」

 

「神よ、我らに勝利を!」

 

神?神だと?

...ああ、長らく忘れていたが、存在Xのことか。最近は夢にも出てこなくなったな。

 

「ククク、笑わせてくれる!神は死んだ!神など存在しないッ!」

 

ふざけた事を。面白い事を言う連中だ。

 

ああ...この95式演算宝珠だが、最初こそ忌々しい存在Xの呪いがついていたが...。

...アレクシアと想いを共有した時から、その力を感じなくなった。

何を考えているか知らんが、気持ち悪いな、存在Xは。

 

故に安心して、四核同調という革命的な力を行使することができる!

 

「あぁ...。私が信ずるは、我らが帝国、我が戦闘団、私の妹のみ!すべてが健在である以上...敗北はありえないッ!!」

 

「ひっ...あ、悪魔より高エネルギー反応...測定不能!ブレイク!ブレイク!」

 

「退避!退避!」

 

「あ、悪魔...。」

 

...一人たりとも、逃がすはずが無いだろう?

帝国に、妹に仇なした存在は何であろうと、許しはしない。

 

「...では、な。良き来世を。」

 

皮肉を言い、敵を殲滅。

...アレクシアは、大丈夫だろうか...。

 

...私のすぐ後ろでどうにか飛んでいるが...。

 

「アレクシア、大丈夫かっ!?」

 

「...はい...と言いたいところですが...消耗が思ったよりも激しかったみたいで...。飛んでいるだけで、やっとです...。」

 

「...仕方ないな。...こちらサラマンダー01、戦闘団各位へ。脅威は排除したが、サラマンダー02が負傷。隊長権限を第203航空魔導大隊隊長、ヴァイス大尉に引き継ぐ。各位、任務を続行せよ。」

 

「ターニャっ...わ、私は一人で戻れますから...。」

 

...心配させまいと、しているのだろうか。

本当に、優しくて私にはもったいないくらいだ。

 

「馬鹿。そのような状態で、万が一、また敵に襲われたらどうする?...私が守ってやるから...私の前でくらい、意地を張らなくていい。」

 

「...ごめんなさい、ターニャ。また...怪我をしてしまいました。」

 

生きていただけで、十分だというのに、何を心配しているのだろうか。

 

「...お前が生きていてくれれば、...それでいい。私こそすまない...もっと早く、助けに来ることができれば...。」

 

180秒も待たせた結果が、これだ。

もっと早く、来ることができれば...。後悔してもしきれない。

 

「...戻るまでの辛抱だが、飛べるか?」

 

「...ごめんなさい、もちそうにないです...って、ターニャ!?」

 

何を慌てているんだ?ただ、抱っこしてやっただけなのだが。

所謂、お姫様抱っこだが。

この身体でも抱っこできるように術式で軽量化しているため、重さは感じない。

 

「は、恥ずかしいですよ...。」

 

「何を今更...。...ちゅっ。」

 




名もなきエース魔導師。

まだそこまで継続していませんが、感想など。

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