武器はまさかのビームサーベル。
戦闘スタイルが若葉様に似ているとの事。
二十連でお迎えできたよ。やったぜ!
「かぐやちゃん!?」
突然現れた何者かに、かぐやちゃんが吹っ飛ばされた。
風先輩と樹ちゃんには見えなかったみたいだけど、とにかく追いかけなくちゃ!
「友奈!危ない!!」
「後ろです!!」
え?
かぐやちゃんを追いかけようと飛び出した私は、二人の声に後ろを振り向く。
私目掛けて、針の雨が襲ってきていた。
「うわっ!?わ!わ!わ!わぁ!!」
拳で全弾弾いて、なんとか回避。危なかったぁ~・・・
なんて一息ついた次の瞬間、地面から何かが飛び出して、私の身体は空中に投げ出されていた。
「っ!?」
そして、空中で身動きの取れない私は、何か長いものによって叩き落とされてしまった。
一瞬だけ見えたのは、前にいた二体のバーテックスの内、エビっぽい形の方のしっぽ。
「かはっ・・・・・!?」
成す術もなく墜落した私に向かって、更にしっぽの先の針を何度も何度も突き立ててくるバーテックス。
牛鬼がバリアを張ってくれているけど・・・・これもいつまでも持たないよね・・・・
「うぅ・・・・・どう、したら─────」
ズガンッ!!!
「・・・・え?」
何かが爆発するみたいな音がした、と思ったらバーテックスがよろめいていた。今がチャンス!
「勇者パンチ!!」
今までのおかえし!ってつもりでバーテックスの針を勇者パンチで叩き折った。
「・・・・さっきの、いったい誰が?」
「ナイスパンチ!お見事です」
少し離れた場所に、金髪の男の子がいた。誰だろう?知らない子だけど・・・・・
「結城友奈さん、ですね?美森から貴方を援護するよう言付かっています」
「東郷さんから?」
この子は東郷さんの知り合いみたい。でもなんで樹海の中に・・・・
「ああ、申し遅れました。僕の名は
「晴乃くんかあ・・・・東郷さんにこんな知り合いがいたとは、知らなかったなぁ」
なんて会話してる場合じゃなかった!?
慌ててバーテックスの方を見れば、もう既に私が壊した針は治っている。
「・・・・発芽せよ『
パチンッ♪
私が戦おうとするよりも先に、晴乃くんが指を鳴らした。
すると、バーテックスの身体から、にょきにょきと蔦が伸びてバーテックスの身体を縛り付けてしまった!?
「僕の能力『萌植生轍』は、掌サイズの無機物を種子に変える能力。その種子は一定以上のエネルギーを感知すると、それを吸い上げて急成長する」
「な・・・・なるほど」
「ちなみに、その種子は切り裂かれようが、バラバラに砕かれようが、エネルギーを感知すれば全て成長するから、避ける以外に回避する術はない」
うーん・・・・なんだかよくわかんないけど、とりあえず、晴乃くんはスッゴい技を持ってるってことで良いのかな?
「さあ、今のうちにバーテックスを!僕では奴を倒すことはできないんです!」
「うんっ!任せて!!」
―――――――――――†――――――――――
身動きの取れないバーテックスを掴んで投げ飛ばすと、私はそこに飛び乗った。
一回やってみたかったんだよね~♪
「そろそろかな・・・・」
見れば、風先輩と樹ちゃんは遠くからちくちく針を飛ばしているバーテックスともう一体の連携攻撃に圧されていて、身動きが取れないでいた。
なら、私のするべき事は────
「てえい!!」
遠くのバーテックスの針を反射しているもう一体に向かってエビをぶつける。
「な・・・何事!?」
「風先輩!樹ちゃん!そのエビ、連れてきたよ~!」
「友奈さん!」
「いや、エビってかサソリでしょ!?」
「どっちでもいいよ・・・・」
よーし!このまま封印の儀、いっくよー!!
・・・・・・・あれ?なんか忘れてる気がする。