今月中にもSSR実装か・・・・楽しみだぜ・・・・!
勇者部というのは、風さんが去年設立した部活だ。
『世のため人のためになることを勇んで行う部活動』
だから"勇者部"なのだそうな。
基本的に、掲示板等から依頼を受けて、他の部活の助っ人をしたり、河川敷のゴミ拾いをしたり………
要するにボランティア部だ。
「さて!今日は珍しく煌月もいるから~、ちょっと厄介な依頼をドンドンこなしていくわよ~!!」
「どんな依頼が来てるの?お姉ちゃん」
「えっと・・・・『鶏小屋の屋根修理』に、『職員室の戸棚修理』、『バスケ部の備品庫の扉修理』に───」
「待てや大食い王」
「ちょっ!?失礼ね!せめて"うどん王"と呼びなさい!!」
「そっちなんだ・・・・」
「ンなもんどうでもいいんだよ。なぁ、風さんや。その修理依頼、全部俺にやらせようって、そういう腹積もりな訳じゃあ無いよな?」
「そういう腹積もりだけど?」
「ざっけんなよお前ェェェェェェ!!!!!」
この横暴に流石の俺もキレた。
だが、風さんは動じない。
「しょうがないでしょ!?あんたここ最近ずっと来ないんだもの!煌月宛ての依頼とか、かなり溜まってんだから!!」
「ぐっ・・・・!それこそ仕方ないだろ・・・俺にだって用事はあるんだ。こっちばかりにかまけてられないんだよ」
「あーあ、昔の煌月はあんなにかわいかったのになー。どうしてこんなワガママな子に育ってしまったのか・・・・」
「オメーは俺の母親か」
よよよ・・・と泣き崩れる(嘘泣き)風さんに突っ込みつつ、黒板に貼られた依頼に目を通す。
他にも『生徒会室の扇風機の修理』やら『資料室の書類整理』等々盛りだくさんだ。
「・・・・・はぁ、わーったよ。修理系の依頼は俺がやる」
「ホント!?いやあ、助かるわー♪じゃ、そういう事で」
即座に笑顔になった風さんから工具箱と依頼書を手渡され、俺はもう一度ため息を吐いた。
―――――――――――†――――――――――
昔取った杵柄でDIYはそこそこ得意。
なんて言ったのが運の尽きだったのだろうか・・・・
修理系の依頼を一通り終えた俺は、足取り重たく部室へとやって来た。
「修理依頼終わったぞー・・・・あ?」
「お・・・・・・お疲れ様です・・・・・・・」
部室には樹一人しか居らず、風さんどころか東郷の姿も無かった。
「樹だけ?他は?」
「えっと・・・・・・・い、依頼で・・・・」
「ふむ・・・・そうか。なら、戻って来るまで待つか・・・・」
工具箱を棚に戻し、ただ待つのもつまらないので新規に依頼が来ていないか、PCを確認しながら待つことにした。
あ、マジで来てた。
えーと、何々・・・・・・・・迷子の猫探し、か・・・
あ、住所近いじゃん。
「よし」
「?」
風さんに連絡・・・・っと。
輝夜>風さん、猫探しの依頼来てた。住所近いし樹連れて片付けてくるわ。
風>はーい、了解。樹に変な事したら承知しない
輝夜>ねーよ
風>なにおう!樹がかわいくないとでも言うつもりかぁ!!!
輝夜>なんでさ・・・・
「─────まあ、とりあえずこれでOK。樹ー、行くぞー」
「ふぇ!?え?ど・・・どこへ?」
「ネコ探し。二人がかりならサクっと片付けられるだろ。ほら準備しろー」
樹を引き摺りながら、依頼主の下へ向かう。
「ふぇ・・・・ふええええええええええ!?!?」