契約者達への鎮魂歌 -Re.birth-   作:渚のグレイズ

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きになること

自分でも最低だとは思うのだが、山伏と枢木の家の事について、少し、調べさせてもらった。

 

どうやら山伏は─────彼女の両親から、虐待を受けていた、らしい。

そんな彼女に手を差し伸べたのが、枢木だった。

 

「だから、あんなに────」

 

ずっと、気になっていた。二人の関係について………

 

「──────データだけでは、判断が着かないな」

 

おれは意を決し、直接二人・・・・否、()()に聞いてみる事にした。

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

翌日────

 

「すみません。山伏はいますか?」

 

昼休み。隣の教室へ山伏を訪ねる。

 

「おん?カズヤじゃんー。ずっくに何の用事?」

「・・・・・おれは一正だ。呼んでもいないのに、何故出てきた?」

 

山伏を呼んだはずが、枢木が現れた。と、良く見れば枢木の後ろに山伏がいた。

 

「・・・・・・・・・なに?」

「いや、大した用事では無いのだが・・・・・放課後、時間あるか?」

「え?・・・・・・うん」

「そうか。少し、誰にも聞かれたく無い話がしたい。放課後に屋上で待ってる」

 

要件だけ告げると、おれは早々に立ち去った。

 

 

───────view,change:園子───────

 

 

それは、私がお昼寝を堪能している最中のこと・・・・

 

「須美!園子!大変だ、カズマがしずくを屋上に呼び出したぞ!!」

「ふぇ・・・・?ミノさんどうしたの~?」

「はぁ・・・・一正くんが?」

 

ミノさんに叩き起こされて真っ先に聞かされたのは、かずくんがしずしずを屋上に呼び出したという話。

 

「それがどうかしたの~?」

「園子お前なぁ・・・・・あのカズマがだぞ?きっとこれは、何かあるに違いない!」

「はぁ・・・・例えばどんな?」

「例えば・・・・・そう!()()()()とか!!」

 

─────────────────え

 

「あ・・・・あああああああ愛ぃ!?何故そこで愛!?」

「そりゃ、屋上に呼び出して誰にも聞かれたく無い話をするって言うんだから、愛の告白でしょ」

「そうなの?」

「そーなの!」

 

二人の会話が遠くに感じる。

かずくんが・・・・告白?

なんで?

どうしてしずしずなの?

ああいう娘が・・・・かずくんの好みなの?

 

「──────園子ー?」

 

相手がミノさんやわっしーならまだ分かる。

けれど、しずしずとはこの前会ったばっかりだよね?

 

「──────そのっち?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・確かめなくちゃ」

「え?あ、おい園子!?」

「そのっち!?何処へ行くの!もうお昼休みは終わってしまうわよ!!」

 

二人の静止を振り切って、私はかずくんのところへと駆け出して行った。

 

 

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