性転換系異世界勇者配信者が性転換して異世界の勇者になった話 作:たま
「みんな今回はみてくれてありがとー!それじゃあまたねー!」
『またね』
僕の初配信が終わった、性転換系異世界勇者ミルキー・スターとしての。
もちろん性転換系異世界勇者やミルキー・スターは現実のことではなく、僕が配信するときにつかう、僕がつくったキャラクターのこと。僕は男だし、名前は
「よし、初配信に1人来てくれた。」
初配信をする前に自己紹介動画を投稿していたけど、その動画が人に再生された回数は1回、つまり1人僕にファンがついてくれたと思っても過言ではないと思う、思いたい。
「ん......ふぁぁ......」
椅子に座りながらのびをしたらあくびが出た。
初配信を終えた達成感とファンがついてくれたかもという喜びからか、今まで忘れていた眠気が一気に襲ってきた。今が深夜というのもあるかも知れない。
「今日はもう寝ようかな...おやすみだけつぶやいてから寝よ」
SNSで『初配信来てくれてありがとう!みんなおやすみ!』そうつぶやいてから寝ることにした。ちゃんとお風呂にも入ったし、歯磨きもした、布団も整えた。もう寝る準備は完璧。
「よし、寝よう」
電気を消して、布団に入り、目を閉じたそのとき、スマホの通知音がなった。
「ん...?...なんだろう...」
目には良くないだろうけど、スマホを起動して何の通知かを見ることにした。通知音の正体はさっきのおやすみのつぶやきに誰かが返事をくれたみたいだ。
『初配信よかったぞ、おやすみ。』
と返信してくれた。
それが嬉しくて、こちらもすぐに返信する。
『ラブスターさん!初配信来てくれてありがとう!また来てね!おやすみ!』
と返した。
ラブスターさんは返信してくれた人の名前。
「ラブスターさんはきっと僕のファンになってくれたんだよね...そうだと嬉しいな。」
今日はいい夢が見られそうだ。そう思いながら寝ることにした。
その日は、とてもいい夢を見た。なんとその内容は、僕がミルキ・スターとして、その世界を冒険するというもの。自分が別の人になる系統の夢を見ることは好きなので、とてもいい夢だった。
意識はもう現実に戻ってきてしまったけど、まだまぶたは開けていない。このまま閉じておけばもう一度あの夢を見ることができるかもしれないとおもってしまったから。
でも、このまま寝ていても仕方ない、ちゃんと起きることにした夢なら叶えればいいだけだ。そして僕は目を開く。
「.........」
何も言葉が出なかった。
目の前にはどこまでも緑な草原が広がっていたから。
サブタイトルは何か思い付いたら変えるかもです。