調教したいといっていたけどその調教じゃねぇ!! 作:先詠む人
授業の時間が近いため、大学に行こうと靴を履き、家を出る。
「超天変地異みたいな狂騒にも慣れて………と言いたいところだが……」
真っ青に晴れている空の色が目に染みて辛いと思いながらも俺はそう言いつつイヤホンジャックを差し込んだ端末を見た。
「まさか8月15日でもないのにカゲプロ気分を味わう羽目になるなんて思ってもみなかったぜ……」
『ん~?πr2乗して出した公式と青春と本能と欲望が溢れちゃう?』
「うっせぇそこは煩悩にしとけ。しかも一個多いし。」
勝手に起動した端末の画面の中にまさかエネよろしく初音でミクかつ変態になり果てた友人がいるとか数日前の俺に言ったところで何を言ってるんだお前はという顔しかできないだろう。
きっかけは今朝、あんまりにもしつこく強引に胸を押し付けてくるこいつに対して叫びながらストレスを爆発させた俺が友人のPCの横に置いてあったスマホをストラップのネギよろしく全力で投げつけたら某世界的人気の携帯獣ゲームよろしく友人が端末に吸い込まれていったことから始まる。
「は?」
『出して~!!出して~!!』
俺の目の前でそんな意味の分からない現象を引き起こした後、板張りの床に落ちて鈍い音を立てたGAFAの内の半分を占めるGとAのうちの林檎のマークの端末は、その画面一杯を占めるかのように顔を押し付けた初音ミク(その中身はそうと化した友人)のスピーカー越しの悲鳴を鳴らしていた。
「………これこのまま電源切ったらどうなる?」
さっきまでとんでもなくウザいことをし続けてきた相手が現在無防備であるという事実に気付いた俺はちょっとのSッ気と少しばかりの復讐心からそうポツリとつぶやいた。
『や~め~て~!!』
スピーカーをガンガン鳴らしながら必死に抵抗しようとする友人の様子になんか呆れたというか満足したというかそんな気分になった俺はそのまま端末を友人の部屋のベッドの方に放り投げ、自分のスマホの時計を確認する。
「あ……」
そして気づいた。
「今日授業やん……」
現時刻は9時23分。今日のタイムスケジュールは俺も友人も共通講義が2限と3限。その内容としては授業を受けてレポートを書いて提出することで単位をつけていくスタイル。
2限の開始時刻は10時45分。今俺がいる友人宅から大学までは自転車の場合20分ちょい。まだまだ時間はあるとはいえ、ぼちぼちでないと授業が行われる教室のいい席(電源タップがある)が取れなくなる。
「行かねばならねば……」
昔親父が持っていたCDプレーヤーでエンドレスで流れていたせいでなんか所々覚えてしまった曲の歌詞をいじったような言葉でふらつきながらも椅子から立ち上がり、背中を伸ばしているとふと気づいた。
「そう言えばおまえ大学どうすんの?幸いなことにうちの大学はそれほど真面目に出席してなくてもレポートとかでいい成績を出せば単位はもらえるけど。」
そう俺が端末の方に問いかけると
『あ…………』
何も考えていなかったかのように呟いた声が聞こえ、それから続けるように
『ごめん、この端末持って行ってくれない?』
そう言って頼んできた。
そんなこんなでどうにか大学まで友人の端末を自分の鞄に放り込んで自転車こいできたわけだが、なんか周りの視線が痛い奴を見るような目で見られている感じがする。
「………つか、なんか前になかなか進まねぇし後輪になんか重いもん載せるか、パンクしてたっけ…?」
そう思ってふと後ろを向いてすぐ後悔し、能面のような顔になったと自分でも確信できる感覚に襲われた。
「ニヒヒ」
端末の中に居たはずの友人が俺から……というかかなりの人が見慣れているであろうあの肩だしの格好で俺の後輪につけた荷物置き横向きに俺のカバンを抱いて座っていたのだ。
「冗談じゃねぇよお前何してんの!!」
俺の悲鳴がキャンパスに鳴り響いた。
続いたというかそんなにはっきりと思いつかんかったから短い。というか、ここ連日仕事ラストまで残されて家帰るの暇タグ寸前なんだからそんないいネタ思いつかんくても仕方ないのかもね。これも帰ってから徹夜で書いてるようなもんだし。今から風呂入って寝るけど。(明日、というか今日は久々に土曜日に休み)
あと、こけしの奴JASRACのコード打とうとしたら検索で出てこんかったからどうすればいいのかわからんし、シュガーソングとビターステップの分もやり方あってるのかわかんないから怖い。
誰かいいやり方教えて…