主人公とヒロインが、両方好みのタイプである事って重要だと思う。
特にアニメ版EDテーマのCMで?
ハジメとユエが並んで歩くシーンが、果てし無く好きです。
魔王と愛妻にしか見えない貫禄!実に好い☆
「マスターは、日本に還るのよね?」
「………どうした?突然」
今日も奈落の探索を終えての休息。
夜と決めた時間に休みを取って、
水晶手製の栄養補給飲料を飲んで、水晶の用意した寝床で寝る。
そんなサイクルを繰り返していた訳だが、今日は少し違った。
「そう言えばマスターは日本に還るんだなぁって、
やっぱり生まれ故郷は特別?
それとも、会いたい人でも居るの?」
「生まれ故郷、か。
こう言った異世界転移モノで、日本に還りたい!
と言い出すヤツは、リア充だと思う」
「マ、マスター?」
「日本に今まで自分を養ってくれた家族は居る。
会いたいか?と訊かれれば、まぁ会いたいと答えよう。
だが命を賭けてまで会いたいか?と言われれば、答えは無い!だ。
数少ないクラスの友人は、
同じく異世界に転移したから?これも無い。
勿論日本に恋人を残して来た!と言う展開も無い」
そう、自分には日本に還る大きな理由が無い。
優花に偉そうな事を語った気もするが?実際はこんな処だ。
まぁ、態々文明Lvで劣るファンタジーで永住したく無い!
と言うのも本音だが?
「結局?
平和な日本でぐだぐだゲームをプレイして、ラノベを読みたい程度だ。
何処まで行っても、特別は無い」
「………それって詰り、平穏に暮らしたいって事でしょう?
別におかしい事じゃないわ。人が求め続けた願いの一つよ?
マスターはテンプレだ!って言うかもしれないけど☆」
そう応える水晶は優し気で、
そっと寄り添って来る夜の水晶を覗かせていて、
事実水晶は、いつの間にか?そっと腕に抱き付いていた。
「水晶は、日本に還りたいとは思わないのか?」
「私は、一人じゃ大迷宮の外にも出られ無い。
かよわい精霊さんだから☆
マスターの居る場所が、私の居場所。
………重かった?迷惑?」
「いや、構わない」
過酷な大迷宮の奈落で、ふたりだけ。
他に誰も居ない。他に頼れる者も居ない。
きっとそれは大きな要因だっただろう。
だが構わない。自分の中で水晶の存在は、それだけ大きくなっていた。
「マスターは、優花と日本に還る約束をしたでしょう?
………いいの?」
確かに優花と日本に還る約束。
日本に還ろう!的な話はした。
だが何と言うか、もっと上位互換的な事になっていないか?
「なら歌姫は?
初対面なのに、相当入れ込んでた。
ちょっと抱き付かれて朝帰りまでしたでしょ☆
マスターの銀髪スキー♪」
「ぐはっっ!!!
好みまですっかり把握されてる!」
「コネクトの間、やる事が無いから☆」
歌姫の銀髪は本当に綺麗だと思った。
勿論あの歌声は素晴らしかったし、金の瞳も綺麗だと思った。
だが銀髪だろう。あの銀髪が一番綺麗だと思う。
その歌姫と一夜を共にした事は、☆5ですら霞む程。
「………コネクトの間、記憶が読めるのか?」
「凄いでしょ☆」
自分の記憶が読まれると言うのは、極めて大事だろう。
だが水晶を攻める気にはなら無かった。
「マスター、怒ってないの?」
「コッチの信頼度も上がってるって事だ。
きっと逆コネクトが出来る。やる必要は無いだろうがな?」
「そうね?
でも、それはそれで面白そう☆」
その時また、見た事の無い水晶の笑顔を見る。
月のような笑顔だと、そう思った。
「それで、歌姫の事。どうするの?」
「………また会って、まず名前を訊く。
知りたい。と思っている」
銀髪の歌姫。
彼女の事をもっと知りたい。そう思っている。
あの夜の事が、大きな要因である事は間違い無いだろう。
ただの一夜の劣情かもしれない。そう悩む事も有る。
だがそれでも!と思っている。
八重樫の奴は?そう思わせる狙いだった。と言っていた。
だがそれでも、この想いは変わら無かった。
「そこで私一人を選んで欲しい処だけど?
解ったわ」
今日は水晶が上になる。
自分と水晶の重さで、ウォーターベッドが沈む。
「マスターが何度他のルートに行っても、
私のルートに堕としてアゲル☆」
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技能:
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■■■■■■■■真名看破・世界の裁定・コネクト・永劫の誓い・言語理解
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世界の裁定(弱体化)
例え偉大なる真の魔術師が、
魔法を否定しようとも、世界はそれを望まない。
効果/
マギアコナトスの裁定者(ルーラー)の固有クラス技能。
水晶は自らの意思で、この技能を弱体化させている。
×対象の全てを世界に捧げる。
○対象の指定した技能を封印する。
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†
「………パンドラの匣って処か?」
目の前に扉が在る。
天然の洞窟系ダンジョンが続く中、久々の人工物だ。
奈落に墜ちてから丁度50階層目。
この辺りで何か在ってもおかしくは無い。と期待を持つ。
此処に外への出口が有れば一番良い。
「如何にも、と言った感じだ。
これは重要イベントの予感!」
久々にアイツの幻聴を聞いた気がする。
アイツは、清水は無事なのか?
止めろ。考えても仕方無い。
オレは必ず此処を脱出する!アイツも何処かでそうしている筈だ。
そして還るんだ。日本に!
「鬼が出るか蛇が出るか、敵ならただ潰すだけ!」
門番から抉り取った魔石で、扉を開く。
扉を開いて一歩進む度に、照明が灯される。
もっとマシな場所なら、このファンタジー展開を楽しめたかもな?
「………誰?」
そこにいたのは、鬼でも蛇でも無かった。
いや、鬼には違い無いか?
そこにいたのは、黄金の吸血鬼(封印中)だったからな?
「ジャマしたな?」
出口じゃないなら用は無い。
どうやら封印を解いて欲しいようだが?
こんな大迷宮の奈落の底で、
どう見ても封印されてるような奴を、解放する謂れは無い。
此処はスルー一択だろう。無視だ。無視!
「オィオィ。どう考えても重要イベントだろ?
無視してどうする?」
アイツの幻聴がオレを止める。
この怪しいのを助けろと言う。
あぁもう!確かにアイツならそう言うかもな?
「………気が変わった。助けてやる」
黄金の吸血鬼を封印する、
やはり黄金の立方体に両手で触れる。
錬成。
オレの数少ない。チッポケな力だ。だが!
「オレはコイツを助けると決めた!
立方体如きが!それをジャマするなっっ!!!」
中々の抵抗だった。
だが黄金の吸血鬼を封印していた、立方体の解除に成功する。
黄金の吸血鬼(全裸)は?何処か驚いた顔でオレを見ていた。
「………私の事、怪しいと思った。見捨てようとした。
どうして助けたの?」
「オレには友達何て居ないに等しいんだが、それでも居てな?
ソイツが居たら、お前を助けると思った。それだけだ」
「………名前は?
それに友達の名前、知りたい」
「オレはハジメ。南雲ハジメ。
アイツの名前は幸利。清水幸利だ」
「ハジメ。それにユキトシ。
うん、覚えた」
「………で、そう言うお前の名前は?」
「名前。
ハジメに付けて欲しい。新しい名前」
オィオィ名前付けイベントか!?
清水の奴が知ったら、羨ましがるかね?良し!
良い名前を付けて、驚かす処だな?
「ユエ。
お前の名前はユエだ」
†
「如何にも、と言った感じだ。
だが開放済か」
いつも通り探索を続けて、
数えて奈落の50階層まで来た処で、それに遭遇した。
如何にも怪しい人工物の門。但し開放済。
誰かが開けたのか?それとも開いたままだったのか?
どうやら答えは前者らしい。中から誰かがやって来る。
「マスター」
「解っている」
こんな奈落の底で何とも怪しい展開だ。
しかも足音の感じからして人間。いや、人型だろう。
ハッキリ言って先制攻撃がしたい。
だが止めて置く。ある種の予感が在ったからだ。
そして姿を現した者を見て、賭けに勝った事を知る。
「よぅ。厨二病が再発したか、南雲?」
「清水。なのか?」
姿を現したのは、南雲だった。
白髪と紅眼と言う厨二病ルックだったが?間違い無く南雲だ。
一緒に居る金髪の不思議ちゃんも気になるが?仕方無い。
南雲がガシッと、両手で仕掛けるシェイクハンドを受け入れる。
「お互い無事で何より。
しかもこの奈落で無傷とか!強くなったな、南雲?」
「そんな事は無い。お前のおかげだ。
コレが無かったら、腕の一本や二本処か?ガチで死んでた」
そう言って南雲が取り出したのは?刃の無いナイフだった。
スペツナズナイフ。
いつか二人で作ったロマン武器の一つだ。
「コイツであの爪熊の野郎の目を潰して、
その間に錬成で逃げた。
アレは本当にクリティカルヒットだった。あんな幸運はもう無い」
コッチも色々在ったが?南雲も色々だったようだ。
互いに空白を埋め合う。
「で、そっちの金髪の不思議ちゃんは?紹介しろ!」
「そっちこそ何だ?その結晶精霊とか言うチートは!」
水晶がチートである事は否定しない。
だがそれとは別の話!不思議ちゃんは好物です☆
世界の裁定
原作のグランベルムで、
九音やアンナが辿った結末をイメージした技能。
スペツナズナイフ
本作03で作ったロマン武器の一つ。
ボタンを押すと、ナイフの刃が射出されて突き刺さる。
コレのおかげでハジメは両腕健在です。