探索時は基本コネクトしています。
水晶の声は、清水(挫折)にしか聞えません。
コネクト時の水晶の声は『』となります。
「どれだけ快適にダンジョン攻略してるんだ!?」
何を言いたいかは解る。
解るが、何の不満が有る?
「汗を流した後の風呂に何の不満が?
それとも混浴では無い事か?
自分で頼め!ユエなら案外OKしてくれるかも?」
「誰が混浴の話をした!風呂の話だ!!
いや、風呂に不満は無い。久々で気持ち良いしな?」
南雲達と合流した翌日の夜。
今日も水晶の用意した風呂に入ると、南雲に驚かれた。
まぁ気持ちは解る。何と言ってもダンジョン攻略中に風呂だ。
確かに初めの頃は驚いたモノだ。
だがしかし!この風呂の気持ち良さの前には、全てがどうでも良くなった。
と言う訳で?只今絶賛男同士の入浴中。
女二人は既に入浴済。水晶の結界が有るとは言え?今は見張り中だ。
「しかし水晶はスゲェな?強いだけじゃない処がスゲェ。
お前が飲んでる栄養ドリンクも、だろ?」
「あぁ、もう何でもアリだ。最初は心が折れる程だった。
と言うかそれを言うなら、南雲も凄い根性だと思うが?」
「何がだ?」
「もう魔物肉を食べなくても良いのに、今も一人で魔物肉だろ?
良く食う気になるな?」
コチラはずっと水晶手製の栄養補給飲料。
水晶自身は結晶精霊なので飲食不要。食べようと思えば食べれるらしい。
ユエは吸血メイン。やはり食事は嗜好品扱いだ。
「………ステータスと固有魔法ゲットの為だ。それにもう慣れた。
今じゃ、初見の魔物は?肉を食わなきゃ気が済まない」
「水晶が居るから、神水は有る。だがなぁ?」
「………必ず生き残れる保証は無い。
まぁお勧めはしない。とにかくマズイぞ?」
「固有魔法のコンプリートとか?夢は在るが!」
暫く会話が途切れる。
互いに風呂を堪能していた。だが!
「なぁ南雲?
ハジメ、と呼んでも構わないか?」
「………構わないが、突然どうした?」
「いや、このままだと混乱するだろう?
南雲!と呼んだら?お前とユエが振り返りそうだ」
「ブフォッッ!!!
何を言いやがるっ!!」
「いや、ユエの懐き具合は凄いぞ?
アレは既に好感度MAXだ。何をしてあぁなった?」
「………居場所が無いと言っていた。
だから日本に来るか?と言ったな」
「完全にプロポーズです。
本当にありがとうございます!いや、オメデトウ☆」
「ってオィ!?」
「少なくともユエはそう思ったシーンだと思う。
お前は違ったか?」
「………幸利。オレもそう呼ぶが、
お前の方はどう何だ?」
「何が?」
「水晶の事だ。
アレは絶対お前に惚れてる。何が在っても離れないLvだ。
日本に連れて還るのか?」
「そう言う話はした。
水晶は、もう離れるとか考えられない程のヤツだ」
「そうか、お前の問題だからな?どうこう言う気はない。
………言う気は無いが」
「何が言いたい?」
「オレとユエも居るからな?
急に始めてくれるなよ?」
「大丈夫だ、問題無い。
水晶は防音結界と、光学迷彩もイケるらしい」
「オィ、やる気満々か?
始める気か?始める気だな!?ダンジョン攻略中だぞ!!」
「今更だな?」
因みにその日の夜も、しっかり始めた。
宣言通り、防音結界と光学迷彩もしっかり張った。
だと言うのに?翌朝、ハジメはお疲れ気味だった。
「何が在った?
いや、訊くのは止めよう」
「あぁ、助かる」
詳細を訊こうとしたが、断念する。
ユエと水晶が、仲良く上機嫌なのに気付いたからだ。
†
「ファッション?」
「アレが本当にただのファッションなら、シュールだな?
で、済むんだが?」
『まぁ頭に生えてる時点で、もっと別の可能性を考慮すべきでしょうね?』
「寄生植物。問題はやはり頭に生えている点だろう」
その日の探索での出来事。
遭遇する某レックス的な恐竜が?全個体、頭に花を咲かしていた。
ただの寄生植物ならまだ良いが、頭!と言う点が気に掛る。
そして実験。試しに花を先に摘んで見た。
すると恐竜型の魔物は?周囲を確認するような動作を取り、
花を見つけると?親の仇のように何度も踏み続けて、
その後にようやくコチラに威嚇行動を取った。当然瞬殺。
「宿主を操るタイプの寄生植物か。面倒だな」
『魔法的なアンテナ。では無いわね?
モノが花だし毒って処でしょう』
「何にしても精神支配無効が有る。
花の毒なら、ハジメも毒耐性で凌げるだろう。だが」
「………」
「対抗手段が無いのが、ユエ一人。と言う事になるな?」
『私とマスターには、洗脳系は効かないし?』
「うぅ………」
「お前等の対抗技能が規格外なだけだからな?」
花に洗脳効果が在っても、
コチラには精神支配無効が、水晶には永劫の誓いが有る。
水晶の推測が正しければ、ハジメも毒耐性で対応出来るだろう。
だがユエには?その類の対抗スキルは無い。
「まぁ寄生されるのを防ぐしかないな?
モノが花なら、種か胞子だろう」
「それしかないか」
その後も花恐竜の群を蹴散らしながら進み、
奥の開けた場所で、それらしき人型の植物魔物を発見する。
「【凶風】(マガツカゼ)」
人型は、初手から緑の風を放って来たので?
これ胞子だワ!と思い、コチラも闇の風魔法で対抗した。
【凶風】(マガツカゼ)
本来なら首を落す目的の、闇のカマイタチを放つ魔法だが?
風を拡散して放って、胞子らしき緑の風を押し返した。
「タネが解ってりゃ、こんなモノか」
「止めは無しで、
アレにはまだ用が有る」
ハジメのドンナーが、情け容赦無く人型を貫く。
両腕両足を貫かれてダルマになり、
【凶風】の強風で動きも封じられる。さて、始めよう。
「従属目録、登録」
「ギッギッギッ!!!」
動きを封じられたままの人型に、従属目録を起動させる。
実は水晶を初登録してから、コツはつかんでいた。
人型は既にボロ雑巾で、コチラの方が圧倒的に有利!
予想通り強制的に、人型の登録に成功した。
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従属目録
効果/
従属下に有る者を管理。
目録/
清水水晶
アリア
該当2件
目録管理/←
目録終了/
====================================
そしてササッと目録管理を実行。
アルラウネだかアリアドネーだかだったので、
名前はアリアに変更。更に圧縮管理を実行した。
圧縮管理とは?
そもそも従属目録では、登録した従属下の者。
従魔を術者の記憶領域で飼う事になるのだが?
これではモノによって、術者の負担が超増大する事になる。
従魔の容量は、従魔の実力通りに増大するからだ。
そこで登場するのが、圧縮管理となる。
従魔を本当に必要最低限まで圧縮して、術者の負担を0に等しくする。
この0に等しい程度とは?従魔の名前を覚える程度の記憶容量だ。
だがたかが名前程度!と考えるのは甘い。
仮に六万の軍勢を組織するとなると?
六万体全ての従魔の名前を覚える事になる。
こうなるとマッドドクターでなくとも、相手を番号で呼びたくもなる。
だがそうなると、今度は圧縮解凍が上手く行かなくなる。
圧縮した従魔を記憶領域で管理し、必要に応じて解凍して運用する。
この解凍の際、従魔の容量に応じた魔力を消費する訳だが?
これは魔法を使う時と同じ、従魔再構築のイメージがいる。
此処で従魔を番号呼びなどして居ると、イメージが上手く行かない。
番号呼びはNG!と言う好例である。←抜け穴は有る。
こうして考えると、この圧縮解凍は面倒そうだが?
何しろ術者の記憶領域に従魔を飼うのだから、
どうしても安全策は必要になる。記憶領域の圧迫は、そこまで危険なのだ。
これにも裏技は存在するが?外道手段だ。デメリットもある。
因みに従属目録に登録した水晶は?
登録はしたモノの、圧縮はしていない。出来ないし意味が無い。
圧倒的格上の水晶を解凍する魔力は、流石に保有していない。
水晶はそもそも自分の意思で登録して、
自分の意思でコチラについて来ているだけだ。
元より記憶領域で飼っていない。
召喚して出しっぱなし状態!と言う展開である。
正に反則の領域。
登録だけなら魔力の消費は無いからだ。
「成功!これでアリアはコチラの手札だ」
「エゲツナイな、従属目録とやらは」
「うん、エゲツナイ」
『マスターも充分リスクは負ってるけどね?
そう言うモノよ?従属目録は』
「アリアの花洗脳は有益。
役に立つ時も来るだろう」
†
その後も探索の日々は続き、とうとう奈落の最下層に到達。
奈落100階層の最奥で、如何にもらしい場所を発見。
大型の魔物が余裕で動ける石柱の広間と、その奥に巨大な扉。
扉は神話に出て来そうな立派な代物で、神殿にでも通じていそうだ。
これに比べると、ユエが居た封印部屋は隠し倉庫か何か?と言うLv!
扉が気になる処では在るが、まずは広間だろう。
「どう考えても、ラスボスが出ます!って感じだ」
「うん、お約束は守られる」
「事前に魔法陣とかを破壊したい処だが」
『近づくと起動。広間全てを破壊して見る?
崩落するかもよ?』
「………結局やるしか無いか」
結局在る程度広間に侵入すると、召喚魔法陣が起動。
デカイ。魔法陣がまずデカイ。
これは当然!召喚される魔物が巨大である事の証左となる。
「多頭竜か」
現れたのは多頭竜(ヒュドラ)だ。
首が一つ一つ色が違い、何ともカラフルな奴である。
そして今までで一番デカイ。
「このデカブツ野郎を始末してゴールだ!
行くぞ!!」
「頑張る」
『マスター』
「あぁ、終りにしよう」
従属目録のシステムは?
FFⅧのGFの召喚システムをモデルにしました。
アレの安全Verです。