第二章ライセン大迷宮編完結となります。
サブタイトルは階(きざはし)と読みます。
直訳は階段ですが?今回の場合は、道標や道程と同じ意味で使用。
今まで歩んで来た道。と言う意味です。
【界境の歌姫】
本来大多数の観客に歌を聴かせる事を生業とする歌姫が、
ただ一人の相手に歌を届ける為のスキル。
それが【界境の歌姫】だ。
詰りこのユキナの歌を聴いているのは自分一人。
ユキナが呼んでいる。
自分を呼ぶ、自分だけに聴こえるユキナの歌を頼りに町を探索。
予想通り問題無くユキナを見つける。
ユキナは町の高台に居た。
黄昏の高台には他に誰も居ない。全てが始りを喚起させる。
「シアには、悪い事をしたわ」
一曲歌い終るまで隣で待つと、やがて何が有ったのか話してくれる。
ツマラナイ嫉妬だと、そうユキナは答えた。
ユキナは西の海人族の町。エリセンの出身だ。
そこは亜人の町であり遠く離れた場所だが、
シアの故郷フェアベルゲンと同じ掟が有る。
即ち固有魔法を発現した銀髪の民は、故郷より追放する!と言うモノ。
シアの家族はシアを追放する事無く、掟に背いた。
その報いでハウリア族全てが、
フェアベルゲンを追われる事になったが、後悔は無かったと。
そう言う事らしい。何とも残念ウサギらしいエピソードだと思う。
だがユキナは違った。
通例通りに、当たり前のように故郷を追放された。
銀髪だから!固有魔法を発現したから!魔物に近づいたからだ。
ユキナの家族は、ユキナを護ら無かった。
護れ無かったのか、或いは?
既に歌姫として成功していたユキナなら、外の世界でも生きて行ける。
そんな温い算段も在ったのかもしれない。
だがユキナが捨てられた事に変わりは無い。
「それなりの苦労もしたわ。
今更苦労話をする気も無いけれど」
ただ生きるのに精一杯の日々を過ごす内に王都に流れ着いて、
そこからは既に知っているユキナの物語だ。
「私は、本当は自分の銀髪が嫌いなの。
この銀髪の所為で故郷を追われた、苦労もした。
誰も私の歌を聴いてくれなくなったわ」
ユキナが嫌いだと言う銀髪が、風に靡く。
ユキナは嫌いだと言うが、
ユキナの銀髪はやはり美しかった。綺麗だと思う。
出来る事なら、嫌いにならないで欲しい。
「それでもユキナの銀髪は綺麗だと思う。
好きだ。それでもダメか?」
「バカね、本当にバカ///」
そのまま抱き締めて髪を撫でる。
暫くそうしていると、黄昏は終り夜の帳が下りる。
その頃にはユキナも顔を上げて、高台を下る。
いつかのように手を繋いでいた。
「ねぇ、いつから?」
「初めから、だな。
勿論歌も凄いと思った。だが、
美しい銀髪だと、そう思った」
繋いだ手が強くなり、腕繋ぎに移行。距離が近くなる。
そのまま夜の町を暫く楽しんだ後、宿に戻る。
既に宿に戻っていた他のメンバーには心配を掛けたらしい。
その日の夜は、ユキナを抱き締めたまま就寝。
綺麗な銀髪をじっくり愛でる。恋人の特権と言うヤツだ。
翌朝には、一応シアと仲直りするユキナ。
喧嘩何てしていないと、ユキナは最後までそう言っていた。
一方ハジメは?新型の通信機を作ったらしい。
ライセン大迷宮を攻略したらミレディとやらから!
鉱石を巻き上げ尽して、通信衛星を造る!と息巻いていた。
花通信用のアクセサリーは、結局ユエに渡した。
これで新型通信機の圏外でもフォローは可能だ。
行く先が異なるハジメ達と別れた処で、ケトバスを解凍召喚!
ケトバスに乗り込み、次の目的地フューレンへ向かう。
「ユキナ、良いのか?」
「えぇ、良いの」
前回ケトバスに乗り込んだ際には、
限界値越えの猫トリップをさらしたユキナだが、
今回はずっとコチラに抱き付いたまま。
これは何と言うか、本当にただの恋人同士(リア充とも言う)のようだ。
「嫌?」
「まさか、それは無い」
†
次章予告。
原作で言う処の第二章ライセン大迷宮編完結!
ハジメパーティーは原作通り、
このままハルツィナ樹海→ライセン大峡谷を巡り、ウルの殲滅戦へ!
そこで異常事態を察知する事に!
対する清水(挫折)パーティーは、
一足早くグリューエン大火山→メルジーネ海底遺跡と巡り、
舞台は再び動乱の王都へ!第三&四章王都侵攻編、開幕です。
「ドライツェーンッッッ!!!!!!」
「さようなら、ノイント姉さん」
グリューエン大迷宮編で、新規ヒロイン登場!
名前はドライツェーン(仮)。その名の通り、使徒のヒロインです。
神の遊戯に疑問を抱き、その掌から逃れます。
それを追うのはノイント率いる使徒の追撃部隊!
グリューエン大火山を舞台に、使徒VS使徒の戦いが始る。
ドライツェーンは半クロスキャラです。
かなり旧い作品からの登場ですが、作品自体は有名の筈。
当時としては斬新なヒロインのラインナップ!
幼馴染。委員長。帰国子女。格闘少女(後輩)。辺りは普通ですが、
魔法使い。超能力者。メイドなどが居たりします。
特にメイドヒロインの人気が凄かったようです。
ドライツェーンは、このメイドヒロインの優秀な妹の方。
シナリオ無しのチョイ役のサブキャラです。
ですが私は!このキャラが好きだったりします。
使徒ヒロインなので、選考理由は無口or無表情系ヒロインである事。
同じ顔が同時に出て来ても、おかしく無い事!となります。
ドライツェーンは、ドイツ語で13と言う意味。
当然!13に由来の有るキャラです。
原作を知っている方は、もう誰なのか気付いたでしょうか?
「仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル
仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル
仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル」
「醜いな。
もうお前を抱こうと言う男は居ない」
グリューエンとメルジーネが終った辺りで発生するのが、
ホルアドのカトレア戦!
リアルファンタジー御用達の展開。
変成魔法なら、こう言う展開も有るよね?と言う感じです。
先輩冒険者としてチョコチョコ好感度を稼いだガライが、
カトレア戦で雫に良い処を見せる回☆
ガライ&ウータイの全力戦闘回でもあります。
↑の台詞は?
ブーメラン&掌返しになる予定です。
「………○○って、誰?」
「オイ、冗談だろ?」
ウルの殲滅戦の後、異常事態を知るハジメの図。
○○には、あのヒロインの名前が入ります。
出番が無いだけだと思っていたら、もう異常事態が!と言う展開。
あのヒロインが超強化されて、
パーティーに加わる処が想像出来無かったので、
囚われのヒロインルートに入って貰いました。
もう最後まで狙われます。ガチで囚われのヒロイン枠です。
と言うかティオをどうするか?
清水(挫折)が味方で、ユキナもヒロインやってるから?
暴走=変態化フラグが折れる!?
ガチで暴走させるか?と構想中。
シリアス真面目ティオって、需要有ります?
「私の手が必要ですか?」
「(この女に借りは作りたく無かったが、仕方無い)
あぁ、鍵は王都に有る」
神隠しに遭った○○を捜索する為、聖女に救援を求める。
清水(挫折)は確信する。〇〇が消えたのは、王都だと!
そして動乱の王都に集う!
「捜したよ、アレーティア。
キミを殺しに来た」
「アイルマンカー」
結界は破られ、王都は侵攻を受ける。
魔物の軍勢に向かう、ユエの前に立ち塞がるのは宿敵!
かつての師匠であり婚約者だったアイルマンカー。
ユエの封印処置を決定した叔父とは異なり、
ユエの完全滅殺を提案した男。
あの可愛いアレーティアが、永劫を独りで過ごせる筈も無い。
完全なる滅びこそアレーティアの救い。そう信じて襲い掛る。
全てはアレーティアの為!
叔父が出て来るより、
元婚約者が出て来る方が面白いかな?と言う配役。
師匠ポジも貰っているオリキャラ。ユエの事情も把握しています。
「お前が〇〇を!」
「あぁ、残念だ。
あの娘は神に選ばれた」
○○を拉致した異端審問官!ハルシオン。
聖女と共にバーン大迷宮を調査したメンバーの一人であり、
信仰を喪い、我欲を満たす為だけに行動する。
魂魄魔法を悪用して、記憶改竄を行い証拠を隠滅。
犠牲者を居なかった事にする。と言う外道の所業の常習犯!
長生き不要の拷問快楽者。オリキャラ枠。
「私の名前はユエ!ハジメの月。
貴方の温もりは、もう要らないっ!!」
最後は原作ヒロインの貫禄で、ユエが魅せてくれる展開!
もう此処がクライマックスで良いのでは?と言う盛り上がり。
神との戦いが消化試合にならない?と言う勢い。
私は帝国のテロイベントとか好きだし、
シュネー雪原のイベントとかも概ね構想済ですが?
王都侵攻編が構想内で盛り上がっている真っ最中です。
清水(挫折)は銀髪スキー設定なのですが?
一度もユキナの銀髪を褒めるシーン無かったな?と思って追加。
ケトバス乗車時に?
もっと酷い方法で猫トリップを抑える予定でしたが、
ユキナの好感度が爆上りしたので、至ってマトモな方法に☆
今回は予告編を載せる事にしました。
暫くお待ち下さい。