ありふれた英雄願望(挫折)で世界最強   作:LW

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今回で原作の、
第二章ライセン大迷宮編完結となります。

サブタイトルは階(きざはし)と読みます。
直訳は階段ですが?今回の場合は、道標や道程と同じ意味で使用。
今まで歩んで来た道。と言う意味です。


27 銀の階Ⅱ

【界境の歌姫】

本来大多数の観客に歌を聴かせる事を生業とする歌姫が、

ただ一人の相手に歌を届ける為のスキル。

それが【界境の歌姫】だ。

詰りこのユキナの歌を聴いているのは自分一人。

ユキナが呼んでいる。

 

自分を呼ぶ、自分だけに聴こえるユキナの歌を頼りに町を探索。

予想通り問題無くユキナを見つける。

ユキナは町の高台に居た。

黄昏の高台には他に誰も居ない。全てが始りを喚起させる。

 

「シアには、悪い事をしたわ」

 

一曲歌い終るまで隣で待つと、やがて何が有ったのか話してくれる。

ツマラナイ嫉妬だと、そうユキナは答えた。

 

ユキナは西の海人族の町。エリセンの出身だ。

そこは亜人の町であり遠く離れた場所だが、

シアの故郷フェアベルゲンと同じ掟が有る。

即ち固有魔法を発現した銀髪の民は、故郷より追放する!と言うモノ。

 

シアの家族はシアを追放する事無く、掟に背いた。

その報いでハウリア族全てが、

フェアベルゲンを追われる事になったが、後悔は無かったと。

そう言う事らしい。何とも残念ウサギらしいエピソードだと思う。

 

だがユキナは違った。

通例通りに、当たり前のように故郷を追放された。

銀髪だから!固有魔法を発現したから!魔物に近づいたからだ。

ユキナの家族は、ユキナを護ら無かった。

 

護れ無かったのか、或いは?

既に歌姫として成功していたユキナなら、外の世界でも生きて行ける。

そんな温い算段も在ったのかもしれない。

だがユキナが捨てられた事に変わりは無い。

 

「それなりの苦労もしたわ。

 今更苦労話をする気も無いけれど」

 

ただ生きるのに精一杯の日々を過ごす内に王都に流れ着いて、

そこからは既に知っているユキナの物語だ。

 

「私は、本当は自分の銀髪が嫌いなの。

 この銀髪の所為で故郷を追われた、苦労もした。

 誰も私の歌を聴いてくれなくなったわ」

 

ユキナが嫌いだと言う銀髪が、風に靡く。

ユキナは嫌いだと言うが、

ユキナの銀髪はやはり美しかった。綺麗だと思う。

出来る事なら、嫌いにならないで欲しい。

 

「それでもユキナの銀髪は綺麗だと思う。

 好きだ。それでもダメか?」

 

「バカね、本当にバカ///」

 

そのまま抱き締めて髪を撫でる。

暫くそうしていると、黄昏は終り夜の帳が下りる。

その頃にはユキナも顔を上げて、高台を下る。

いつかのように手を繋いでいた。

 

「ねぇ、いつから?」

 

「初めから、だな。

 勿論歌も凄いと思った。だが、

 美しい銀髪だと、そう思った」

 

繋いだ手が強くなり、腕繋ぎに移行。距離が近くなる。

そのまま夜の町を暫く楽しんだ後、宿に戻る。

既に宿に戻っていた他のメンバーには心配を掛けたらしい。

 

その日の夜は、ユキナを抱き締めたまま就寝。

綺麗な銀髪をじっくり愛でる。恋人の特権と言うヤツだ。

翌朝には、一応シアと仲直りするユキナ。

喧嘩何てしていないと、ユキナは最後までそう言っていた。

 

一方ハジメは?新型の通信機を作ったらしい。

ライセン大迷宮を攻略したらミレディとやらから!

鉱石を巻き上げ尽して、通信衛星を造る!と息巻いていた。

 

花通信用のアクセサリーは、結局ユエに渡した。

これで新型通信機の圏外でもフォローは可能だ。

 

行く先が異なるハジメ達と別れた処で、ケトバスを解凍召喚!

ケトバスに乗り込み、次の目的地フューレンへ向かう。

 

「ユキナ、良いのか?」

 

「えぇ、良いの」

 

前回ケトバスに乗り込んだ際には、

限界値越えの猫トリップをさらしたユキナだが、

今回はずっとコチラに抱き付いたまま。

これは何と言うか、本当にただの恋人同士(リア充とも言う)のようだ。

 

「嫌?」

 

「まさか、それは無い」

 

 

次章予告。

原作で言う処の第二章ライセン大迷宮編完結!

ハジメパーティーは原作通り、

このままハルツィナ樹海→ライセン大峡谷を巡り、ウルの殲滅戦へ!

そこで異常事態を察知する事に!

 

対する清水(挫折)パーティーは、

一足早くグリューエン大火山→メルジーネ海底遺跡と巡り、

舞台は再び動乱の王都へ!第三&四章王都侵攻編、開幕です。

 

「ドライツェーンッッッ!!!!!!」

 

「さようなら、ノイント姉さん」

 

グリューエン大迷宮編で、新規ヒロイン登場!

名前はドライツェーン(仮)。その名の通り、使徒のヒロインです。

神の遊戯に疑問を抱き、その掌から逃れます。

それを追うのはノイント率いる使徒の追撃部隊!

グリューエン大火山を舞台に、使徒VS使徒の戦いが始る。

 

ドライツェーンは半クロスキャラです。

かなり旧い作品からの登場ですが、作品自体は有名の筈。

当時としては斬新なヒロインのラインナップ!

幼馴染。委員長。帰国子女。格闘少女(後輩)。辺りは普通ですが、

魔法使い。超能力者。メイドなどが居たりします。

特にメイドヒロインの人気が凄かったようです。

 

ドライツェーンは、このメイドヒロインの優秀な妹の方。

シナリオ無しのチョイ役のサブキャラです。

ですが私は!このキャラが好きだったりします。

使徒ヒロインなので、選考理由は無口or無表情系ヒロインである事。

同じ顔が同時に出て来ても、おかしく無い事!となります。

 

ドライツェーンは、ドイツ語で13と言う意味。

当然!13に由来の有るキャラです。

原作を知っている方は、もう誰なのか気付いたでしょうか?

 

「仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル

 仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル

 仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル仇殺すミハイル」

 

「醜いな。

 もうお前を抱こうと言う男は居ない」

 

グリューエンとメルジーネが終った辺りで発生するのが、

ホルアドのカトレア戦!

リアルファンタジー御用達の展開。

変成魔法なら、こう言う展開も有るよね?と言う感じです。

 

先輩冒険者としてチョコチョコ好感度を稼いだガライが、

カトレア戦で雫に良い処を見せる回☆

ガライ&ウータイの全力戦闘回でもあります。

 

↑の台詞は?

ブーメラン&掌返しになる予定です。

 

「………○○って、誰?」

 

「オイ、冗談だろ?」

 

ウルの殲滅戦の後、異常事態を知るハジメの図。

○○には、あのヒロインの名前が入ります。

出番が無いだけだと思っていたら、もう異常事態が!と言う展開。

 

あのヒロインが超強化されて、

パーティーに加わる処が想像出来無かったので、

囚われのヒロインルートに入って貰いました。

もう最後まで狙われます。ガチで囚われのヒロイン枠です。

 

と言うかティオをどうするか?

清水(挫折)が味方で、ユキナもヒロインやってるから?

暴走=変態化フラグが折れる!?

ガチで暴走させるか?と構想中。

シリアス真面目ティオって、需要有ります?

 

「私の手が必要ですか?」

 

「(この女に借りは作りたく無かったが、仕方無い)

 あぁ、鍵は王都に有る」

 

神隠しに遭った○○を捜索する為、聖女に救援を求める。

清水(挫折)は確信する。〇〇が消えたのは、王都だと!

そして動乱の王都に集う!

 

「捜したよ、アレーティア。

 キミを殺しに来た」

 

「アイルマンカー」

 

結界は破られ、王都は侵攻を受ける。

魔物の軍勢に向かう、ユエの前に立ち塞がるのは宿敵!

かつての師匠であり婚約者だったアイルマンカー。

ユエの封印処置を決定した叔父とは異なり、

ユエの完全滅殺を提案した男。

 

あの可愛いアレーティアが、永劫を独りで過ごせる筈も無い。

完全なる滅びこそアレーティアの救い。そう信じて襲い掛る。

全てはアレーティアの為!

 

叔父が出て来るより、

元婚約者が出て来る方が面白いかな?と言う配役。

師匠ポジも貰っているオリキャラ。ユエの事情も把握しています。

 

「お前が〇〇を!」

 

「あぁ、残念だ。

 あの娘は神に選ばれた」

 

○○を拉致した異端審問官!ハルシオン。

聖女と共にバーン大迷宮を調査したメンバーの一人であり、

信仰を喪い、我欲を満たす為だけに行動する。

魂魄魔法を悪用して、記憶改竄を行い証拠を隠滅。

犠牲者を居なかった事にする。と言う外道の所業の常習犯!

長生き不要の拷問快楽者。オリキャラ枠。

 

「私の名前はユエ!ハジメの月。

 貴方の温もりは、もう要らないっ!!」

 

最後は原作ヒロインの貫禄で、ユエが魅せてくれる展開!

もう此処がクライマックスで良いのでは?と言う盛り上がり。

神との戦いが消化試合にならない?と言う勢い。

 

私は帝国のテロイベントとか好きだし、

シュネー雪原のイベントとかも概ね構想済ですが?

王都侵攻編が構想内で盛り上がっている真っ最中です。




清水(挫折)は銀髪スキー設定なのですが?
一度もユキナの銀髪を褒めるシーン無かったな?と思って追加。

ケトバス乗車時に?
もっと酷い方法で猫トリップを抑える予定でしたが、
ユキナの好感度が爆上りしたので、至ってマトモな方法に☆

今回は予告編を載せる事にしました。
暫くお待ち下さい。
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